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バガヴァッド・ギーター第4章第36節

2012.05.12 Saturday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अपि चेद् असि पापेभ्यः
api ced asi pāpebhyaḥ
アピ チェード アシ パーペービャハ
もしあなたが悪人の中であっても


api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお
ced【接続詞】そして、;時に;~もまた、さえも;もし~ならば
asi【二人称・単数・パラスマイパダ・現在 √as】[あなたは~する]ある、存在する;起こる;発する;住する
pāpebhyas【男性・複数・属格 pāpa】[~から、~より]邪悪な男、悪党、罪人

सर्वेभ्यः पापकृत्तमः ।
sarvebhyaḥ pāpakṛttamaḥ |
サルヴェービャハ パーパクリッタマハ
すべての(悪人の中)で、最悪の罪人(であっても)


sarvebhyas【男性・複数・従格 sarva】すべての、一切の、各々の;全体の
pāpakṛttamas【男性・単数・主格 pāpakṛtの最上級】[~は、~が][最高の]悪行者、悪漢、犯罪者;罪人

सर्वं ज्ञानप्लवेनैव
sarvaṁ jñānaplavenaiva
サルヴァン ジュニャーナプラヴェーナイヴァ
知識の舟によって、すべての


sarvam【中性・単数・主格 sarva】すべての、一切の、各々の;全体の
jñāna【中性】知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官
plavena【男性・中性・単数・具格 plava】[~によって、~をもって]船、小舟 【男性名詞】泳ぐこと;沐浴すること;(河の)氾濫、洪水;跳ねること、跳ね返ること
→jñānaplavena【男性・単数・具格、限定複合語】[~によって、~をもって]知識の舟
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)

वृजिनं संतरिष्यसि ॥
vṛjinaṁ saṁtariṣyasi ||
ヴリジナン サンタリッシャシ
罪悪を渡るだろう


vṛjinam【中性・単数・対格 vṛjina】[~に、~を]欺瞞、狡猾;邪悪、罪;不運
saṁtariṣyasi【二人称・単数・パラスマイパダ・未来 saṃ√tṝ】[あなたは~だろう](対格)へ横切る、渡る;(路)を共に横断する、~より救われる

अपि चेदसि पापेभ्यः सर्वेभ्यः पापकृत्तमः ।
सर्वं ज्ञानप्लवेनैव वृजिनं संतरिष्यसि ॥३६॥

api cedasi pāpebhyaḥ sarvebhyaḥ pāpakṛttamaḥ |
sarvaṁ jñānaplavenaiva vṛjinaṁ saṁtariṣyasi ||36||
もしあなたがすべての悪人の中で、最悪の罪人であっても、
知識の舟によって、すべての罪悪を乗り越えるだろう。

バガヴァッド・ギーター第4章第35節

2012.05.11 Friday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

यज् ज्ञात्वा न पुनर् मोहम्
yaj jñātvā na punar moham
ヤジュ ジュニャートヴァー ナ プナル モーハム
それを知れば、再び迷妄にない


yad【中性・単数・対格、関係代名詞 yad】[~に、~を]~であるもの、~である人、~であるとき
jñātvā【絶対分詞 √jñā】[~して、~してから]知る;~を察知する、~の知識を有する、(具格)によって認識する;悟る;覚える、経験する、確かめる、調べる;是認する;~と考える、~と仮定する、~と推測する;認める、証す、許す
na【否定辞】~でない
punar【副詞】後方へ、家へ;再び、新たに;更に、これ以上、なお、まだ;更にまた、かつまた、その他;それに反して、一方において、しかしながら、それにもかかわらず
moham【男性・単数・対格 moha】[~に、~を]意識の喪失、当惑;迷妄、惑溺;愚行、誤謬

एवं यास्यसि पाण्डव ।
evaṁ yāsyasi pāṇḍava |
エーヴァン ヤースヤシ パーンダヴァ
このように陥ら(ない)だろう、アルジュナよ


evam【副詞】このように、こんなふうに、そんなふうに
yāsyasi【二人称・単数・パラスマイパダ・未来 √yā】[あなたは~だろう]動く、行く、歩く、赴く;~に帰する、~に陥る、~を招く、~を経験する、~に到達する
pāṇḍava【男性・単数・呼格 pāṇḍava】[~よ]パーンドゥの息子。ここではアルジュナのこと

येन भूतान्य् अशेषेण
yena bhūtāny aśeṣeṇa
それにより、万物を隈無く


yena【中性・単数・具格、関係代名詞 yad】[~によって、~をもって]~であるもの、~である人、~であるとき
bhūtāni【中性・複数・対格 bhūta】[~らに、~らを]存在物[神・人・動物および植物を含む];被創造物;万物;世界
aśeṣeṇa【男性・単数・具格 aśeṣa】[~によって、~をもって]残余なきこと 【形容詞】全部の、すべての、完全な

द्रक्ष्यस्य् आत्मन्य् अथो मयि ॥
drakṣyasy ātmany atho mayi ||
ドラクシャッシ アートマニ アトー マイ
あなたは見るだろう、自己の中に、さらに私の中に


drakṣyasi【二人称・単数・パラスマイパダ・未来 √dṛś】[あなたは~だろう]見る、注目する、観察する;訪ねる、仕える;視る;見なす、考量する;(具格)によって認める;確かめる;発見する;審査する;~に気をつける、試験する;心眼で見る(天啓を享ける)
ātmani【男性・単数・処格 ātman】[~において、~のなかで]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
atho【副詞】その時に、その場合;さて;さらに、同様に;次に;そのため、従って;しかしながら
mayi【単数・処格、一人称代名詞 mad】[~において、~のなかで]私

यज्ज्ञात्वा न पुनर्मोहमेवं यास्यसि पाण्डव ।
येन भूतान्यशेषेण द्रक्ष्यस्यात्मन्यथो मयि ॥३५॥

yajjñātvā na punarmohamevaṁ yāsyasi pāṇḍava |
yena bhūtānyaśeṣeṇa drakṣyasyātmanyatho mayi ||35||
それを知れば、再びこのような迷妄に陥ることはないだろう、アルジュナよ。
それにより、あなたは万物を隈無く、自己の中に、さらに私の中に見るだろう。

自己の学習

2012.05.10 Thursday

この神聖な空気に包まれる生活の中では、書物を読むこともヨーガの行いの一つです。ニヤマに記される自己の学習や教育を意味する「スワディヤーヤ」がそれにあたり、自分自身の精神向上のために、聖典を読むことやマントラを唱えることが日々の生活で欠かすことができません。

それは、ここでの自身の生活を見ても明確なものです。例えば、日常の中でふと手に取るバガヴァッド・ギーターにはいつの時もその瞬間に必要な答えを与えられるように、聖典から得る確かな言葉を通して自分自身の求める見えない何かが見えてくることがあります。

今、あるスワミジの話を思い出しています。「『直観』を意味する『intuition』という単語は、『tuition=教え』が『in=内』の状態にあります。直観を得るのは、自分自身の内に元来備わる絶対的な智慧に気づく時に他ありません。」と。

ふとした時にピンとくる感覚は、真実のみに向き合いそして近づいている時に得られるものだと、この時理解したことを覚えています。余計なものを可能な限り捨て、本当に必要なものと共にあるここでの生活がこれほどまでに多くの気づきに満ちているのは、何でもない、ただ在るがままの自分自身であるからなのだとここにいて確かに感じます。直観とも言える気づきに出会うのは、どんなものにも限定されない本来の姿に落ち着き、そして心が静かに定まる時の他ありません。

聖典を読むことやマントラを唱えること、そこにあるのはただ自分自身を研ぎ澄まし、磨いていくものです。私たちのあるがままの姿、生きることや愛すること、感謝をすること、ただそれだけのことが見えない今、古くから伝わる神聖な書物や真言を学ぶことは、その聖典や真言が真実として永遠であるように、自分自身の真実に出会う行いなのかもしれません。

残りがわずかになったこの度の滞在の中で、聖典に触れ心を神に定める、その精神向上のためのヨーガに時間が流れて行くことに喜びを感じ、心から感謝をしながら今過ごしています。

(文章:ひるま)

バガヴァッド・ギーター第4章第34節

2012.05.10 Thursday

तद् विद्धि प्रणिपातेन
tad viddhi praṇipātena
タッド ヴィッディ プラニパーテーナ
それを知りなさい、心服によって


tat【中性・単数・対格、指示代名詞 tad】[~に、~を]それ、あれ
viddhi【二人称・単数・パラスマイパダ・命令法 √vid】[あなたは~せよ]知る、理解する、気付く、学ぶ
praṇipātena【男性・単数・具格 praṇipāta】[~によって、~をもって]平伏、恭しい挨拶;(属格)につつましく服従すること

परिप्रश्नेन सेवया ।
paripraśnena sevayā |
パリプラシュネーナ セーヴァヤー
質問によって、奉仕によって


paripraśnena【男性・単数・具格 paripraśna】[~によって、~をもって]~に関する質問、尋問
sevayā【女性・単数・具格 sevā】[~によって、~をもって]~へしばしば通うこと;訪問;奉仕;敬礼、崇拝;~に対する敬意;~に対する溺愛、専念、実践、使用、慣れ親しむこと、頻繁に楽しむこと

उपदेक्ष्यन्ति ते ज्ञानं
upadekṣyanti te jñānaṁ
ウパデークシャンティ テー ジュニャーナン
あなたに知識を教示するだろう


upadekṣyanti【三人称・複数・パラスマイパダ・未来 upa√diś】[彼らは~だろう、それらは~だろう](対格)を指示する;説明する、指摘する、指す;教える、教育する;忠告する;勤める;規定する;~について言う、話す;命令する、支配する;名付ける、呼ぶ
te【単数・為格、二人称代名詞 tvad(tubhyamの附帯形)】[~に、~のために]あなた
jñānam【中性・単数・対格 jñāna】[~に、~を]知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官

ज्ञानिनस् तत्त्वदर्शिनः ॥
jñāninas tattvadarśinaḥ ||
ジュニャーニナス タットヴァダルシナハ
真理を観る知者たちは


jñāninas【男性・複数・主格 jñānin】[~らは、~らが]知識あるもの;占術家、占星家
tattva【中性】(それなること)、真の本質、真実の本性、真理、実在
darśinas【男性・複数・主格 darśin】見る、視る、注意する、見放す;知る、理解する;経験する;示す、教える
→tattvadarśinas【男性・複数・主格、限定複合語】真理を見る、本質を示す

तद्विद्धि प्रणिपातेन परिप्रश्नेन सेवया ।
उपदेक्ष्यन्ति ते ज्ञानं ज्ञानिनस्तत्त्वदर्शिनः ॥३४॥

tadviddhi praṇipātena paripraśnena sevayā |
upadekṣyanti te jñānaṁ jñāninastattvadarśinaḥ ||34||
心服によって、質問によって、奉仕によって、それを知りなさい。
真理を観る知者たちは、あなたに知識を教示するだろう。

バガヴァッド・ギーター第4章第33節

2012.05.09 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

श्रेयान् द्रव्यमयाद् यज्ञाज्
śreyān dravyamayād yajñāj
シュレーヤーン ドラヴィヤマヤード ヤジュニャージュ
物質的な祭祀よりも優れている


śreyān【男性・単数・主格・比較級 śreyas】よりよき状態(または)幸運;安寧、幸福
dravyamayāt【中性・単数・従格 dravyamaya】実体的な、物質的な、財物の
yajñāt【男性・単数・従格 yajña】[~から、~より](祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式

ज्ञानयज्ञः परंतप ।
jñānayajñaḥ paraṁtapa |
ジュニャーナヤジュニャハ パランタパ
知識の祭祀は、アルジュナよ


jñāna【中性】知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官
yajñās【男性・単数・主格 yajña】[~は、~が](祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式
→jñānayajñas【男性・単数・主格 限定複合語】[~は、~が]知識の祭祀
paraṁtapa【男性・単数・呼格 paraṁtapa】[~よ]敵を悩ます者。アルジュナのこと。

सर्वं कर्माखिलं पार्थ
sarvaṁ karmākhilaṁ pārtha
サルヴァン カルマーキラン パールタ
アルジュナよ、すべての行為は、総じて


sarvam【中性・単数・主格 sarva】すべての、一切の、各々の;全体の
karma【中性・単数・主格 karman】[~は、~が]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業
akhilam【中性・単数・主格 akhila】亀裂のない、全体の、すべての 【副詞】全然、全く
pārtha【男性・単数・呼格】[~よ]プリターの息子。アルジュナのこと。

ज्ञाने परिसमाप्यते ॥
jñāne parisamāpyate ||
ジュニャーネー パリサマープヤテー
知識において完結する


jñāne【中性・単数・処格 jñāna】[~において、~のなかで]知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官
parisamāpyate【三人称・単数・現在・受動活用 pari-sam√āp】[彼は~される、それは~される](処格)に含まれる、(処格)に属す;完結する、完成する

श्रेयान्द्रव्यमयाद्यज्ञाज्ज्ञानयज्ञः परंतप ।
सर्वं कर्माखिलं पार्थ ज्ञाने परिसमाप्यते ॥३३॥

śreyāndravyamayādyajñājjñānayajñaḥ paraṁtapa |
sarvaṁ karmākhilaṁ pārtha jñāne parisamāpyate ||33||
知識の祭祀は、物質的な祭祀よりも優れている。
アルジュナよ、すべての行為は、総じて知識において完結する。
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