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プージャーの効果

2012.07.14 Saturday

プージャーとは供養のこと。神に祈る儀式のことです。日本の仏教の「護摩」もプージャーと同根である「ホーマ」が日本に伝わったものです。
インドでは、専門の僧侶にプージャーをしてもらったり、各家庭で簡易的なプージャーをするということが一般的に行われています。

様々なプージャーが存在するのですが、大まかな流れとしては、神を招聘し、足をあらったり沐浴させたり、花や食べ物を差し上げたりといった人間をもてなすように、お世話をして(気持良くなっていただいて)、その代わりに願いをかなえてください、という方式が多いかと思います。

本質的には神に捧げるのは、物やサービスではなく自己(エゴ)なのでしょうけれど、形としてはそうなります。

私はプージャーの専門家ではないのですが、自分でもよくプージャーを行います。現在ヴィクネシュワラー(ガネーシャ)、シヴァ、ドゥルガー、ラクシュミー、ナヴァグラハ(9惑星)などのプージャーをやっています。正式な指導者に学びましたが、もちろんそれぞれ20分程度の短い簡易バージョンです。

たいていは自分の祈りとして行うのですが、まれには他人様のためにやる場合もあります。しかしアマチュアなので料金はいただきませんし、頼まれても必要がないと思う場合はお断りをさせていただいくこともあります。
そして当たり前ですが、基本的に私がやるプージャー効果はそれほど高くないと感じています。私はあくまでヨーガの専門家であって、プージャー専門家ではないからです。

しかし、インドの専門の僧侶がやるプージャーは非常に効果的です。幼いころから専門の技術の訓練を受けてきたプロの凄さを感じます。
自分でもやるラクシュミープージャー(富と幸福のプージャー)を専門の僧侶に頼むことがよくありますが、自分でやっても効果は少ししか感じられないのですが、専門家に頼むと、突然大きな収入があったりして驚かされます。
私のように収入の不安定な小さなヨーガ教室の経営を生業にしている人間には、欠くことのできないものになっています。

プージャーは上記のように現生利益的な目的で行われることも多いのですが、実は同時に意識を進化させる方法でもあります。

離れた場所でプージャーをやっていても、その波動は空間を超えて届きます。
感性のいい方は頭痛を感じたり、酔ったようになることもありますが、肯定的な波動を受け取っているために起こる現象です。

効果にはもちろん個人差がありますが、少なくともプージャーの効果がマイナスに働くことはないと思います。
一時的にカルマ(行為)の収支を取るために、取るに足らない小さなアクシデントがあることもありますが、それはその後大きな幸福が訪れる予兆です。

プージャーの種類は様々なものがあり、人生で遭遇する様々な問題に対応できます。
現世での生活で、努力で解決できない苦悩苦難のある方には、ぜひプージャーをお勧めします。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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グル・プールニマー

2012.07.02 Monday

ヴェーダ聖典を編纂し、プラーナを記述した聖仙ヴィヤーサは、人々に霊的な叡智を広めた偉大なグルとして、インドでは広く知られています。そんな聖仙ヴィヤーサの誕生を祝福する日がグル・プールニマーとなり、グルの存在に感謝をし祈りを捧げる大切な日となりました。

インドにおいて、グルの存在は人々が日々を過ごす中で神の化身とも捉えられるほど欠かすことができないものです。グルとは叡智を自らのものとし、この世界の束縛から解放を得た存在であり、そんなグルから発せられる言葉は神の言葉に変わらないと、人々は口にします。無知と言う暗闇から人々を救い出し光へと導く、唯一の存在がグルに他ないのです。

インドで過ごす生活においては、ヨーガの修練の前にも、後にも、いつの時もグルを思い慕い、そして自分自身を捧げることが何よりも大切な行いでした。欠かさずに唱えていたマントラがそのすべてを示しています。

Dhyana – mulam guror murti (ディヤーナ ムーラン グル ムールティ)
puja- mulam guroh padam (プージャー ムーラン グル パーダム)
Mantra – mulam guror vakyam (マントラ ムーラン グル ヴァーキャム)
moksha – mulam guroh krpa. (モークシャ ムーラン グル クリパ)

「瞑想するのはグルの御姿、礼拝するのはグルの御足。マントラとはグルの御言葉、モークシャ(解脱)とはグルの恩恵。」

そしてそれは、バガヴァッド・ギーターの中でも説かれています。「寄り添い、謙虚に問い、仕え、学びなさい。真実を知る者は、あなたに知識を教示する。(4章34節)」

グルの言葉を聞きたく近づいて問うても、姿を見たく礼拝しても、グルがただそこにいるだけで、迷いや疑いが心の奥から消えていくのを感じたことがあります。それは、グルのその存在が真実を示しているからに違いなく、その存在の前では全てが無用であるかのようにただ平穏だけがそこにあるようでした。

真のグルから授けられる恩恵は、あらゆるものを捨て全てをグルへと捧げる時に始めて生じるものだと伝えられます。満月のように自らの存在が満ちたものであることを証明するグルの前では、その愛ゆえに、自我さえも消えうせていきます。その絆にみられる一体こそが真実であり、私たちが求める問いの答えに違いありません。

そんなグルの存在に感謝をし、祈りを捧げる大切な日が、このプールニマーです。今年は7月3日がその満月にあたります。

(文章:ひるま)

幼子の願い

2012.06.27 Wednesday

厳しい自然と共にあるインドの生活には、さまざまな所に人々の神を想う畏敬の念が現れています。道を歩いていても、空を眺めていても、あらゆる所に神の姿が見え隠れし、そしてその神の背景に存在する伝承を紐解いていくと、この世界の神秘さにぐっと惹きこまれることが何度もありました。

例えば、インドでは北極星も神の恩寵によって神格化された存在です。北極星を意味する「ドゥルヴァ」という言葉は、もともと、ある幼い子どもの名前を表すものでした。そこにはこんな美しい話が存在します。

ドゥルヴァの父には二人の妻がおり、一人は傲慢で、一人は優しいドゥルヴァの母でした。傲慢なもう一人の妻によって、幼いドゥルヴァは父の膝の上に座ることすら許されず、母に泣きつきます。母はドゥルヴァに言います。「他人を悪く思わず、ヴィシュヌ神の御足を拝みなさい。」と。

そして、ヴィシュヌ神の恩寵を求めドゥルヴァの苦行が始まります。一人になり森へ入り、片足で立ちながら仙人に伝えられたマントラを繰り返し唱え続けます。幼いドゥルヴァのそんな姿を知ったヴィシュヌ神は、ドゥルヴァに他の星が中心として回る最も大切な場所を与えます。ドゥルヴァが北極星となったのです。

インドの聖典、「シュリーマド・バーガヴァタム」に記された話です。耐えがたい苦痛や困難にあっても、信じる者が救われるその事実を一つ一つの物語が美しく証明しています。そして、あらゆるものの存在は、神の具現として神聖なものであるということを私たちに気づかせます。

インドに身を置き感じる神聖さは、至る所に神の姿があるからです。例えば空を見上げ北極星が見える時、ヴィシュヌ神を想い信じ続けたドゥルヴァの悲しくも美しい話を思い出しながら、神との絆を目にします。あらゆるものの存在の意味、そしてそこにある真実を知る時、私たちはきっと自分自身の存在の意味を理解し、大いなるものと繋がることができるように思います。

日常に見える小さな物事が最も大切なものとの繋がりを見せ、そして私たちはその存在とどんな時も一体であるということ、忘れがちなそんな真実に気づかせる生活がインドには今も存在しています。

(文章:ひるま)

コラム上ヨーガ講座・ムーラバンダ

2012.06.27 Wednesday

ヨーガには、体の一部を締め付ける行法があります。それを「バンダ」と呼びます。サンスクリット語は英語と発生において近い言語といわれています。
「バンダ」は英語の「バンド」と近い意味になります。バンダはハタヨーガにおいて非常に重要な行法であるにも関わらず、わりとおざなりにされがちです。
ムーラバンダとは、「基底」「根」の「締め付け」という意味で、つまり肛門の締め付けのことです。バンダのなかで最も重要になるのがこのムーラバンダなのです。
ムーラバンダは、やり方に秘伝的な技術もあるのですが、それと同じくらい強くかけられるということが重要です。
私の経験では、ハタヨーガを相当長年やりこんでおられる方でも、ムーラバンダに十分な強さがある方は稀です。
一般的には、実際は10~30%位のかかり具合で、100%のバンダをかけていると思っておられるケースが多いと感じます。

また一見ムーラバンダが強いように感じられる方でも、実際は上半身や腹部の力を使っておられる方も多いです。
ムーラバンダは肛門の締め付けなので、なるべく他の部分は使わないのが正しいやり方です。

私のところでは、師の教えに従い、ムーラバンダの締め付け420万回を目標にしています。
その位やりこまないと十分な強さが得られないのです。

なぜここまでムーラバンダを重要視しするかといいますと、クンダリニーエネルギーの覚醒に使用するためです。
クンダリニーエネルギーの覚醒技法(クンダリニー・ヨーガ)には様々な技法がありますが、大きなエネルギーを起こすため、危険性が伴うことが多いです。もしくは安全な技法の場合は、効果があまりに少ないということもあり得ます。

ヨーガの師から受け継いだ、このムーラバンダを使用した行法は、もっとも安全かつ、効果的なシステムだと私は実感しています。
しかし、そのためには、相当強力なムーラバンダが必要になります。

このようにクンダリニーエネルギーの覚醒技法にも使用されるムーラバンダですが、別の見方をすれば、たとえ回数は少なくてもやればやっただけの効果があるのも事実です。
専門家の指導を受けなくても、肛門を締め付けるだけですので、すぐに実践できるというメリットもあります。
さらに仕事中でも家事しているときでも、いつでも実践できます。
また、生命力を上げますので、健康面においても卓効があります。

ハタヨーガなどの精神世界に興味のある方も無い方も、今までムーラバンダのご経験のある方もない方もよろしければ、回数を積む実践してはいかがでしょうか?

ムーラバンダは全ての方の方に恩恵をもたらす技術です。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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雨の季節

2012.06.21 Thursday

変化に富みそれぞれの地が異なる姿を見せる広大なインドにも、日本の梅雨のような雨の季節がゆっくりと南から訪れます。6月にもなれば南部はモンスーンの季節を迎え、7月には北インドにも激しい雨が降り始めます。2か月は続くこの雨にうんざりすることがあっても、このモンスーンの始まりはとても好きな瞬間でした。

モンスーンの雨は突如としてやってきます。突風が吹き荒れ始めると途端にかんかんと照っていた太陽が顔を隠し、辺りが一瞬の内に暗闇に包まれると、次の瞬間にはまさにバケツをひっくり返したような大雨が降り出します。

45℃の酷暑を過ごしてきた人々にとって、そんなモンスーンは恵の雨として欠かすことができません。乾ききった大地は潤いを取り戻し、気温も少しですが下がり始めます。ほこりにまみれた大地は大量の雨によって洗い流され、辺りの風景も見違えるほどに輝きを増します。

暴風雨はまさに荒れ狂う自然の姿です。全てを洗い流し風水害を引き起こしながらも、その雨と風は大地に恵みをもたらし、豊穣と安寧をもとに人々の生活をしっかりと支えています。そんなところにも、インドではしっかりと神の姿が佇んでいます。暴風雨神として知られるルドラー神はモンスーンの神格化であり、破壊と共に豊穣をもたらすとして、人々は祈りを捧げることを欠かしません。

身がすくむほど恐ろしい雨風であっても、その後に訪れる静けさと澄み渡った空気の美しさ、その幻想的な空間にいつの時もぐっと引き込まれていったのを覚えています。暴風雨に電気は止まり、灯すろうそくの灯りに映し出される神像の姿、濃い霧に色とりどりの寺院が取り込まれていく風景、あらゆるものが言葉にならないほど美しいものでした。

なぜかインドでは、どんな瞬間にもそこに存在する神の姿を見るように思います。厳しい自然と共に生きる時、自らが生かされている存在だと気づく瞬間に恵まれているからなのかもしれません。そこに偉大な存在がなければ、私たちは決して営みを続けられないのだとそう気づかされているのだと感じます。そんなインドの世界を想い、今日も惹かれながら過ごしています。

(文章:ひるま)
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