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心の拠り所

2012.08.14 Tuesday

インドを独立に向け人々を導いたガンジーは、かのバガヴァッド・ギーターを最高の指針として片時も離すことがなかったと言われています。思想や宗教という欠くことのできない根本が入り混じる大国を背負い、人々の愛を受け継いだガンジーを支えたもの、それがギーターの詩句であったと言います。

クリシュナ神がギーターの中で主として語る究極の信愛は、「行いのすべてを私に捧げ、そして私を愛しなさい」と時に語気を強めて記されます。しかし、その言葉の奥にある深すぎる愛に、私自身、息が止まるほどに引き込まれたことが何度もあったことを思い出します。大国を背負ったガンジーの苦難がどれだけのものであったか計り知れなくとも、その心を支えたものは、やはり真実である神の詩であったのは疑う余地がありません。

あらゆるものに私を見るもの
私にあらゆるものを見るもの
あなたは私から離れることはなく、
私もあなたから離れることはない
(バガヴァッド・ギーター6章30節)

その言葉は揺れ動いて止まらぬ心をしっかりと一点に結びつけ、どんな場面においても、心を平安に包みこみます。クリシュナ神はただ身を捧げることのみを語るのではありません。あなたは既に平穏の中にあるからと、そして、その事実からあなたを引き離す自我は献身によって消えうせるものであるからと、私たちを優しく導いています。

信じるものさえ見えないほどの暗闇にあっても、多くの月日を越え古代から今に受け継がれるこの神の詩だけは、そこに光を灯し続けるに違いありません。心を拠り所とする場があるのは、どんなものにも代えがたい強みとなること、そしてそれだけで人の生は平安に落ち着くことを、ギーターを通してはっきりと理解します。

クリシュナ神の深い愛、そして行いの全てその愛のもとへ捧げるのだと思うと、全ての行いを清く正しく全うせねばと思うのです。そこに、心が揺れる余地はもうありません。

バガヴァッド・ギーターに記される詩句は、揺れる大国を、そして人々の心を支え続けています。色あせることのない美しい言葉に心を預け、ただ成すべく行いにまずは全てを捧げたいと感じています。

(文章:ひるま)

クリシュナ降誕祭

2012.08.08 Wednesday

2012年8月9日(地域によっては10日)は、クリシュナ神の降誕祭です。

クリシュナ降誕祭には、クリシュナ・ジャヤンティ、クリシュナ・ジャンマーシュタミー、ゴークラーシュタミー、クリシュナーシュタミーなどさまざまな名称があります。

クリシュナ降誕祭は、南インドやインド西部、インド東部では8月9日に、北インドの多くでは8月10日に行われるなど、地域や教派によって行われる日程が異なります。

これは、伝統的なインド占星術によると、クリシュナ神の誕生日が、シュラヴァナ月の2回目の満月から新月に向かう8日目(アシュタミー)で、月の星座(ラーシ)がヴリシャバ(牡牛座)、ナクシャトラがローヒニーであることに由来します。

クリシュナ降誕祭は、上記すべての条件が揃う必要がありますが、多くのヒンドゥー教派の暦では、すべてが一致することがほとんどありません。

教派によっては、満月から新月に向かう8日目(アシュタミー)を重視するところもあれば、ナクシャトラがローヒニーであることを重要視する教派もあります。そのため、ヒンドゥー教派ごとに、独自の基準を設けて、クリシュナ神の降誕祭を祝うため、地域や教派によって、日程に違いが生じるようです[1]。

ところで、クリシュナ降誕祭の日に、もっとも重要とされるマントラは、「オーム ナモー バガヴァテー ヴァースデーヴァーヤ」といわれます[2]。この日は、バジャンやキールタン、また瞑想や断食を行い、クリシュナを念想しながら神聖な1日を過ごします。

またこの日にできるもっとも簡単で偉大なクリシュナ神への礼拝は、バガヴァッド・ギーターを読むことであるといわれます。
バガヴァッド・ギーターを読むことは、クリシュナの偉大な教えを私たちに思い起こし、クリシュナを讃える最高の礼拝方法であるとされています。

また以下のような簡潔なクリシュナ・プージャーを行う事もできます[3]。

1.身体を洗い清め、静かで清浄な場所を用意します。
2.クリシュナ神とガネーシャ神の像や絵画を設置します。
3.ランプと花・果物・お菓子をお皿に用意します。
4.ガネーシャ神に祈りを捧げます。
5.心を落ち着かせるために、数分間瞑想します。
6.ランプに火を灯します。
7.クリシュナ神への瞑想または祈りを捧げます。
8.花を捧げ、お香を焚きます。トゥラシーの葉があればベストです。また花を捧げるときに、ベルを鳴らしても良いでしょう。
9.「オーム・ナモー・バガヴァテー・ヴァースデーヴァーヤ」あるいは「オーム・ナモー・ヴァースデーヴァーヤ・ナマハ」のマントラを唱えます。
10.このとき、用意した果物やお菓子、食物を捧げます。その後、聖水をふり撒いても良いでしょう。
11.この後、数分間瞑想するか、バガヴァッド・ギーターを読んだりして、神聖な時を過ごします。

プージャーの後は、果物やお菓子は、プラサード(神のお下がり)として、皆でいただくことができます。

クリシュナは、ギーターの中で、行為のすべてを彼に捧げ、彼を信愛することの大切さを説いています。魅力溢れる彼の人生を学び、クリシュナへの想いで、この神聖な1日を過ごすことができれば、クリシュナはきっとその想いに応えてくれるに違いありません。

皆さまにクリシュナ神の祝福がありますように。

[1]"Why is Sri Krishna Jayanti celebrated on two different days?", http://www.hindu-blog.com/2007/08/why-is-sri-krishna-jayanti-celebrated.html
[2]"Significance of Sri Krishna Jayanti", http://www.hindu-blog.com/2007/09/significance-of-sri-krishna-jayanti.html
[3]"How to do a Simple Shri Krishna Puja?", http://www.hindu-blog.com/2008/08/how-to-do-simple-shri-krishna-puja.html

喜びと共に

2012.08.08 Wednesday

クリシュナ神を想う時、そこには常に神の詩・バガヴァッド・ギーターがあるように思います。戦いという究極の場で苦しむアルジュナに、優しく、そして勇ましく説くギーターの言葉は、まさにクリシュナ神の全てを表しているようです。

バガヴァッド・ギーターの18章に記された言葉は、迷いや疑い、苦しみの中でもがくアルジュナを、真実と言う一つのものへ真っ直ぐに導いていきます。そしてそれは、今のこの社会を生きる私たちの胸にもしっかりと響くものであり、決して変わることがない、絶対的な叡智が綴られていることに気づかされます。

思えば、人は常に戦いの場にいるようなものなのかもしれません。アルジュナが戦場で大きく揺れ動くように、心が生み出す善と悪、幸と不幸、損と得、愛と憎しみの狭間で、私たちは戦い続けています。人生という場で喜び、そして苦しむ私たちの姿と、アルジュナは静かに重なります。

そんなアルジュナを教え導くクリシュナ神は、ギーターの中では偉大な師でありながら、ブリンダーヴァンの森で過ごす幼少時はいたずら好きな愛らしい一人の子どもでした。フルートを吹き、数え切れないほどの牛飼いの娘たちに愛され、そして多くの人々を愛しました。

様々な姿や役割を持つそんなクリシュナ神も私たちと重なります。しかし、クリシュナ神が誰もに愛されるのは、どんな姿にあっても、どんな場にあっても、その瞬間に喜びそのものであったからに違いありません。

悲しむ理由は何もないと、そうアルジュナに語るクリシュナ神は、存在の喜びを自身の生を通して凛と示しています。「私を愛し、そして信じる者を、心から愛する」とクリシュナ神が述べるように、疑いを捨てその言葉に従うならば、真の喜びが見えてくるのだと思います。

心が揺れ動く時、クリシュナ神の言葉にゆっくりと浸る時間を過ごします。心の動きが止まるとまでは言わずも、真実にそっと安住する時の心地よさはあらゆるものから自分自身を解放してくれるように感じます。

今年もクリシュナ神を想う聖なる日を迎えようとしています。ただそのことだけが嬉しく、クリシュナ神の愛を胸に喜びに浸りたいと感じています。

(文章:ひるま)

シヴァの聖地、ヴィシュヌの聖地

2012.08.08 Wednesday

インドで、サドゥに会った場合、その人の所属する宗派によって性格的なものに違いがあるように見受けられます。
シヴァ派系のサドゥは、性格が荒々しい方が多い気がしますし、逆にヴィシュヌ派系の人は穏やかな方が多い気がします。
(同じシヴァ派などでも、その中の宗派によって、さらに性格的なものに違いがあるように感じます。)

もちろん、個々人の性格の違いは大きく、一概には言えませんが、ざっくり言うとそのような違いを感じます。

聖地にも似たような違いを感じます。

チャ―ルダーム(ヒマラヤの四大聖地)のケダールナート(シヴァ系の聖地)に行った時のこと。
ガウリークンド(麓の沐浴場)から登っていくと、だんだん体調が悪くなってきたました。
何といいますか、「荒々しく強力な気」が満ちているのです。
ケダールナートに到着する頃には、すっかり体調を崩してしましました。頭もぼーっとして正確に物事を考えられなくなっていました。
酸素が薄い高地のせいだけではない、と思いました。

ケダールナート寺院の中の「ご神体(地面から突きでた黒い石)」に額を着ける許可(とても幸運なことです)を僧侶からいただいたにも関わらず、額をつけることができませんでした。あまりに強烈だったからです。仕方なく両手だけを着きました。

一方、その隣のバドリナート(ヴィシュヌ系の聖地)に行った時のこと。あいにくの悪天候でひどく寒かったのですが、眠たくなるような非常に穏やかなエネルギーに満ちていたのを体験しました。
ヒマラヤの四大聖地の沐浴場は全て温泉なのですが、浸かっていると意識が飛びそうなくらい気持ち良かったことを覚えています。

ヒマラヤの四大聖地でも、シヴァ系かヴィシュヌ系かによって上記のような違いがあるように感じます。
シヴァ系の聖地は、もちろん内側には繊細な波動を秘めています。
しかし、表面的には荒々しさを感じるように思います。
逆にヴィシュヌ系の聖地はとても穏やかさを感じます。

私個人が今までやってきた修行は、シヴァ派的なものだと思います。またインド占星術的に見てもシヴァや息子のガネーシャが恩恵を与えてくれる神です。
でも個人的には、ヴィシュヌ的な聖地も大好きです。

破壊神シヴァと維持神ヴィシュヌの性格の違いは、その聖地もにダイレクトに表れるように感じます。
日本の神道などに通ずる興味深い現象だと思います。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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ラクシャ・バンダン

2012.08.01 Wednesday

2012年8月2日は、ラクシャ・バンダンの祝日です。ラクシャ・バンダンについての簡単な解説を、以下Raksha-Bandan.comよりご紹介させていただきます。

ラキ:愛の紐

ラキは、兄弟・姉妹の愛情で彩られた神聖な紐のお守りです。ラクシャ・バンダン(守護を結ぶの意味)として知られるこの日は、ヒンドゥー暦におけるシュラヴァナ月の満月の日に祝われます。一筋の紐に過ぎないラキは、 愛と信頼の固い絆の中でもっとも美しい関係を結ぶとき、鉄の鎖より強いとみなされます。 また、誰もが助け合い、仲良くするべきという概念を広めるために、ラキの祝日は社会的な意義があります。

伝統と習慣

ラクシャ・バンダンの祝日は、兄弟・姉妹間で分かち合う愛情に捧げられます。 この日、姉妹たちは、兄弟の長寿と祝福を神に祈ります。 兄弟たちは、姉妹に美しいラキを贈り、この世界の悪から姉妹を守ることを約束します。 この習慣は古くからあり、ここで行われる儀式は地域によって異なりますが、その美しい意義はどこにおいても変わることはありません。

ラキの意味

調和をもたらし、家族をひとつにまとめるために、ラキの祝日には大きな意味があります。ラキは、兄弟・姉妹間の愛、すなわち彼らが子供の頃から共有している愛の絆を表しています。 ラクシャ・バンダンを祝う習慣は遙か昔に遡り、今なお、人々は伝統的な方法でその愛情を表現しようとしています。ラキは、古い時代から、兄弟・姉妹間の愛の絆を強く結びつけてきたのです。

ラキのお祝い

ラクシャ・バンダンのお祝いは、兄弟・姉妹間の穢れのない愛を表す祝日です。 古くから、この祝日は歓喜をもって祝福されてきました。ラキは兄弟・姉妹間の無条件の愛の証です。 女性たちは、少なくとも祝日の2週間前から準備を始めます。その一日を特別な日にするために、人々はラキや贈り物、ラキ・プージャーのプレート、お菓子などを買います。 これはまた、この神聖な祝日を祝うために家族が集まるという一つの機会にもなります。愛する人々の間での贈り物は、この特別な日を心に残る美しい思い出にしてくれます。

出典:Raksha Bhandan, http://www.raksha-bandhan.com/
より翻訳転載
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