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強い熱情

2012.12.10 Monday

ヨーガの修練に集中した日々を過ごしています。座法や呼吸法だけでなく、日々の行いが全て、自分と崇高なものとを繋ぐヨーガとなるここでの生活において、丁寧に生きる日々の中で見える美しさにただただ心は引き込まれていくように感じます。

ヨーガの経典「ヨーガ・スートラ」は述べています。

「ヨーガ行者たちの無想三昧は、堅信、努力、念想、三昧、真智を手段として得ることができる」(ヨーガ・スートラ第1章20節)

深い三昧の境地である無想三昧は、まず根本に堅信がなければなりません。堅信から努力が生まれ、努力から念想が生まれ、三昧の境地にたどり着きます。そしてそこに、真実を見極める光である叡智が輝いていることを人は理解します。

覆い隠すことなくこの極端に聖と俗、富と貧、そして生と死をも見せる世界の中では、真実の光なくして歩みを進めることはできません。そうでなくとも、出来る限りの物を排除した中で見える真実の光は、その美しさや永遠に変化することのない揺るがない安定さ故に、それを少しでも感じる瞬間があれば心は必然的に頑なな信念を抱いていきます。

堅信があれば努力は確実に、そして容易く生み出されていきます。その努力によって、心には常に真智を想う念が生じること、その過程を痛いほどに理解するのがここでの生活のように感じます。

自然への畏敬、神が至る所に存在し、人々が祈る。そんな生活が見せる究極の至福が、今日もこの心に確かな想いを生じさせます。何かを信じ、身を任せることによって生まれる日々の流れは、否応なしに人々を解放へと導くに違いありません。

スートラは続きます。

「強い熱情を持つ行者たちの無想三昧は速やかに完成する」(1章21節)

ヨーガに没頭し過ぎ去る日々は、ただ生きることに強い熱情を生み出すように思います。それは気づくべく真実への道を歩んでいるからに違いなく、幸もあり苦もあるこの生すらも、こうして受けたことに喜びを感じ、そして生きることに日々感謝をせずにはいられません。

(文章:ひるま)

インドで温泉

2012.12.10 Monday

年末年始は、帰郷したり、旅行に行ったりして温泉に浸かる方も多いのではないでしょうか?
20年来のヴェジタリアンである私は、自炊施設のある湯治場ならともかく、豪華な料理の出てくる温泉旅館に泊まることは、かなり難しい環境にあります。
(このコラムをお読みの方の中にもヴェジタリアンの方はおられると思いますが、おそらく同じような経験をお持ちだと思います。)

実は温泉というイメージと結びつきにくいインドにも温泉はあります。
ヒマラヤがそびえる北インドでは、温泉がよく湧くのです。チャールダーム(ヒマラヤ4大聖地)の近くには全て温泉がありました。

第一の聖地ヤムノートリーは、礼拝所のすぐ横に、第二の聖地ガンゴートリーでは、車で登る山道の途中に、第三の聖地ケダールナートは、登山道の入り口の街に、第四の聖地バドリナートは、寺院のすぐ近くに温泉がありました。

私は全ての温泉に浸かりましたが、それぞれ趣が違っていて旅の疲れが癒せ、楽しかった記憶があります。

これらの温泉のうち第三のガンゴートリーの温泉(ガングナーニ)は、ヨーガの師のヒマラヤ修行に同行する際、何度も入りましたが、最高のお湯でした。「打たせ湯」のような設備もあるので、異国の旅の疲れも癒せます。
また温泉場は、男女は厳密に区切られているので、女性も安心して入ることができます。

そして鄙びた温泉街のような風情も、日本人には合うかもしれません。

さらにガングナーニの神官を務めるのは、ヒマラヤのナーガババ(インドでもっとも古い歴史を持つ宗派)の長老なので、チャンスがあれば、含蓄に富んだ素晴らしい話を聞けるかもしれません。

インドの場合、一般的に温泉は癒されにいくのではなく、神々にまみえる前の沐浴場という意味があるのですが、寒いヒマラヤの場合、温泉は日本人には最高の環境になります。
インドに行く機会がありましたら、ヒマラヤまで足を延ばして温泉に浸かる、そんな旅を選択してみるのも面白いと思います。

インドにいく機会のない方は、日本でも手に入るガンジス川やナルマダー川の水を、少し湯船にいれて浸かる、それもいいとお勧めできます。
年末にそうして旧年中のカルマを落とすと、素晴らしい新年が迎えられると思います。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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[ ガネーシャ・ギリ 同行] クンブメーラとガンガー聖地巡りの旅
http://www.tairikuryoyu.co.jp/special/ganesh-giri/2013-kumbhmela/


「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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真の輝きを求めて

2012.12.03 Monday

インドに戻り始まった生活もあっという間に2週間が過ぎ、日々の小さな出来事ひとつひとつの中に、多くの気づきを得ながら神聖な日々を過ごしています。可能な限りの物を捨て、ただ必要なものだけと過ごすこの生活は、最も大切なものに心を定め、何よりも代えがたい気づきを与えてくれるように思います。

ここに古くから語り継がれるある言い伝えがあります。

「それぞれの宮殿を何かでいっぱいに満たしなさい」という王からの命令を受けた三人の王子たちがいました。そのうちの一人の王子は、宮殿からあらゆるものを取り払い可能な限りに磨き上げ、光を灯し王を出迎えたと言います。何もないその宮殿をしばらく見つめ、王は気がつきます。そこに眩いばかりの光がいっぱいに満ちていることを。

その真の美しさに王が受けた衝撃は、どんなものよりも大きなものであったに違いありません。事実、このシンプルな生活において、自分自身を磨きあげる生活を努める中で見えるありとあらゆる物事の美しさには、時に言葉を失うほどにはっとさせられ呑みこまれることがあります。それは、神と言う真実の光を見るからだと、この神聖な世界が物語っているのだと思います。

余計なものを排除した生活の中で、静かに耳を傾ける時、そこには常に神の声があります。心を静め、自分自身を小さくしていく時、そこには常に神の存在が満ちていることに気がつきます。その時に知る至福には、どんな物にも満たすことができない限りのない充足を感じてなりません。

神の声を聞き、その存在をはっきりと感じる瞬間に、自分自身に降りかかるありとあらゆる物事に深い意味が存在していることを理解します。そしてそれらは確実に、私たちを真実へと導こうとしているのだと実感し、その道を歩む道中だからこそ、たとえ一瞬であっても疎かに生きることはできないのだと気づかされます。

そして光が満ちる宮殿のように、真の美しさをこの生においてこの身をもって証明したいとそう願っています。

(文章:ひるま)

行いの意味

2012.11.27 Tuesday

ありとあらゆるものが溢れ混在するインドの世界は、必然的にこの心をその中心へと定めてくれるように感じます。美しいものもそうでないものも、容赦なく飛び込んでくる日々の生活が、その瞬間に見るべくものを提示してくれているからかもしれません。

そんなインドにも、物質主義の波はそれまで以上にしっかりと押し寄せ、訪れる度に生活は便利になり、物事は容易く進むようになりました。しかし、富は一方に溢れ、貧はそのままに存在しています。俗の物が蔓延りながら、聖は変わらずに在り続け、物質と精神の境目がくっきりと目に入りこんできます。しかし、そんな世界の中に不思議なほどに測られた均衡を感じることがあります。

この極端な世界の中で過ごす日々が自分自身の心の波をくっきりと映し出す時、その波を宥めるように中心の存在を想いながら過ごす瞬間が、驚くほどに寂静を与えてくれるのです。静けさの中でその揺るがない安定を得た時、起こりうるあらゆる物事が気づきを得るための糧となることを実感し、日々の生活を丁寧に過ごさせてくれるのだと強く思います。クリシュナ神は述べています。

誰であっても 信愛によって
一枚の葉 一輪の花 一つの果物 あるいは水を捧げるならば
清い心によって為されたその供物を わたしは喜んで受けよう

何をしても 何を食べても 何を供え 何を施しても 
またどのような苦行を行っても
アルジュナよ 全てはわたしへの捧げものとするのだ
(バガヴァッド・ギーター9章26-27節)

この究極の世界の中での暮らしは、ただ、自分とこの世界全体である至上者との繋がりを深く認識させていきます。その気づきの中では、どんな行いも雑にすることはできません。「あらゆる行いをヨーガとしなさい」そう述べた師の言葉のように、一つ一つの行いが自分と至上者を繋ぐ大切な術となることを、ここでは片時も忘れることができないのです。

生きることは真実を理解するための行いに他ならないのだとこの世界での暮らしが教えてくれるように思います。ここでまたその行いに集中する日々を過ごすことができることに、ただただ感謝をし、日々の行いを努めています。

(文章:ひるま)

永遠の至福

2012.11.19 Monday

再びインドに足を踏み入れたのは、ディーワーリーのまさにその夜でした。光に包まれた美しい夜は、祝祭に沸く人々の喧騒によってさらに熱をおび、半年ぶりに戻った私をいつもにも増して温かく迎え入れてくれたように感じています。

喜びに溢れた世界は、そこにいるだけで大きな至福を感じます。訪れる度に急速に成長を遂げているこの世界も、根本にあるものはやはり変わることがありません。家族が集い祝福するその夜は、どんなものにも代えがたい温かさを与えてくれたように思います。

これから始まるここでの生活は、ヨーガの行いに集中した日々となり、すべての行いは、自分と崇高な存在とを繋ぐためのものとなります。ヨーガという一瞬一瞬に存在するあらゆるものに究極的に気づく行いを努める中で、その世界は実に美しいものとなり変わります。

この世の全てである崇高な存在をただ思う時、その瞬間は身震いをするほどに愛おしく美しく感じるのです。至福そのものである時を超えたその存在を、ただ想いながら一瞬一瞬を過ごすことができれば、それは永遠に至福の中に留まれることを意味するのだと強く実感します。

大切なものを温めるように一瞬一瞬を生きながら見える世界は、温めた以上の美しさと幸せを見せてくれるようです。それは、その行いの中で得る気づきが究極の至福であるからに違いありません。生きるという行いを通じて、人はただそこに存在する最も大切なものに気づかねばならないのだと、そしてそれが唯一、私たちが達成すべくものなのだと実感し、その行いに専念すべく今またこの地にいるのだと理解しています。

ただ生きることに集中するこの世界は、在るべく場所へと私を引き込み、まだまだこの心を魅了し続けています。光に包まれながら、人々の優しさと温かさを感じながら始まったこの滞在で何を見るのか、今ここにいられることがただ幸せで、これからの日々が楽しみでなりません。

(文章:ひるま)
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