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バガヴァッド・ギーター第5章第16節

2013.02.11 Monday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

ज्ञानेन तु तद् अज्ञानं
jñānena tu tad ajñānaṁ
ジュニャーネーナ トゥ タッド アジュニャーナン
しかし、知識によってその無知が


jñānena【中性・単数・具格 jñāna】[~によって、~をもって]知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官
tu【接続詞】しかし、一方(虚辞としても使用)
tad【中性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]それ、あれ、これ
ajñānam【中性・単数・主格 ajñāna】[~は、~が]無知、不注意;無智

येषां नाशितम् आत्मनः ।
yeṣāṁ nāśitam ātmanaḥ |
イェーシャーン ナーシタム アートマナハ
自己の(無知が)消滅した人々にとって


yeṣām【男性・複数・属格、関係代名詞 yad】[~の、~にとって]その人々、あの人々、彼ら
nāśitam【中性・単数・主格 nāśita√naśの過去受動分詞・使役活用)】失われた、消滅した、没した、消えた
ātmanas【男性・単数・属格 ātman】[~の、~にとって]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我

तेषाम् आदित्यवज् ज्ञानं
teṣām ādityavaj jñānaṁ
テーシャームーディティヤヴァジュ ジュニャーナン
彼らの知識は太陽のように


teṣām【男性・複数・属格、指示代名詞 tad】[~の、~にとって]それら、あれら、これら
ādityavat【副詞】太陽のように
jñānam【中性・単数・主格 jñāna】[~は、~が]知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官

प्रकाशयति तत् परम् ॥
prakāśayati tat param ||
プラカーシャヤティ タット パラム
かの最高の存在を輝かせる


prakāśayati【三人称・単数・現在・使役 pra√kas】[彼は~、それは~]輝かせる;開かせる、開花させる
tat【中性・単数・対格、指示代名詞 tad】[~に、~を]それ、あれ
param【中性・単数・対格 para】最高の;より優れた、より高い、より良い、より悪い;最上の、卓越した、最善の;最大の

ज्ञानेन तु तदज्ञानं येषां नाशितम् आत्मनः ।
तेषाम् आदित्यवज्ज्ञानं प्रकाशयति तत् परम् ॥१६॥

jñānena tu tadajñānaṁ yeṣāṁ nāśitam ātmanaḥ |
teṣām ādityavajjñānaṁ prakāśayati tat param ||16||
しかし、知識によって自己の無知が消滅した人々にとって、
彼らの知識は太陽のように、かの最高の存在を輝かせる。

バガヴァッド・ギーター第5章第15節

2013.02.10 Sunday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

नादत्ते कस्यचित् पापं
nādatte kasyacit pāpaṁ
ナーダッテー カスヤチット パーパン
彼は何人の罪悪を受け取らない


na【否定辞】~でない
ādatte【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 ā√dā】[彼は~、それは~]取る、受け取る、獲得する;専有する;(従格)より奪取する、~より取り去る;(勇気を)損なう;捕らえる、握る、掴む
kasyacit【男性・単数・属格、不定代名詞 kim + cit】[~の、~にとって]誰か、誰かある人
pāpam【中性・単数・対格 pāpa】[~に、~を]罪、悪、不正、悪事

न चैव सुकृतं विभुः ।
na caiva sukṛtaṁ vibhuḥ |
ナ チャイヴァ スクリタン ヴィブフ
主は、善行をも(受け取らない)


na【否定辞】~でない
ca【接続詞】そして、また、~と
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
sukṛtam【中性・単数・対格 sukṛta】[~に、~を]善行、功徳ある行為、正義、徳行、道徳的功徳
vibhus【男性・単数・主格 vibhu】[~は、~が](―゜)の主・支配者・主権者・長;全能の神(ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ) 【形容詞】遠くに広がる、行き渡る、遍在する;豊富な、永続する;威力ある、強力な

अज्ञानेनावृतं ज्ञानं
ajñānenāvṛtaṁ jñānaṁ
アジュニャーネーナーヴリタン ジュニャーナン
知識は無知により覆われ


ajñānena【中性・単数・具格 ajñāna】[~によって、~をもって]無知、不注意;無智
āvṛtam【中性・単数・主格 āvṛtaā√vṛの過去受動分詞 )】覆われた、隠された、囲まれた;広げられた
jñānam【中性・単数・主格 jñāna】[~は、~が]知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官

तेन मुह्यन्ति जन्तवः ॥
tena muhyanti jantavaḥ ||
テーナ ムッヒヤンティ ジャンタヴァハ
それにより生類は迷う


tena【中性・単数・具格、指示代名詞 tad】[~によって、~をもって]それ、あれ
muhyanti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √muh】[彼らは~、それらは~]迷う、困惑する、混乱する;誤る、欺かれる、惑わされる
jantavas【男性・複数・主格 jantu】[~らは、~らが]児、子孫;生物、実在するもの;人;人物;召使い、侍者

नादत्ते कस्यचित् पापं न चैव सुकृतं विभुः ।
अज्ञानेनावृतं ज्ञानं तेन मुह्यन्ति जन्तवः ॥१५॥

nādatte kasyacit pāpaṁ na caiva sukṛtaṁ vibhuḥ |
ajñānenāvṛtaṁ jñānaṁ tena muhyanti jantavaḥ ||15||
主(自我)は、何人の罪悪も、善行も受け取らない。
しかし、知識は無知により覆われ、それにより生類は迷う。

バガヴァッド・ギーター第5章第14節

2013.02.09 Saturday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

न कर्तृत्वं न कर्माणि
na kartṛtvaṁ na karmāṇi
ナ カルトリトヴァン ナ カルマーニ
行為者であることを(創出し)ない、行為を(創出し)ない


na【否定辞】~でない
kartṛtvam【中性・単数・対格 kartṛtva】[~に、~を]作者・行為者であること;能動力
na【否定辞】~でない
karmāṇi【中性・複数・対格 karman】[~らに、~らを]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業

लोकस्य सृजति प्रभुः ।
lokasya sṛjati prabhuḥ |
ローカッスヤ スリジャティ プラブフ
主は創出し(ない)、世人の


lokasya 【男性・単数・属格 loka】[~の、~にとって]空間、余地、場所;地方、地帯、国;世界、宇宙の区分;天;地;人類、一般の人民、国民;男子(複数);(複)団体、仲間;日常生活、慣例、世事、俗事;視ること
sṛjatii【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √sṛj】[彼は~、それは~]創造する、造る、生む;授ける、与える、支給する
prabhus【男性・単数・主格 prabhu】[~は、~が]主人、支配者、王;夫 【形容詞】優れた;力の強い;(従格)より力の強い、(属格)を支配する;~に匹敵した

न कर्मफलसंयोगं
na karmaphalasaṁyogaṁ
ナ カルマパラサンヨーガン
行為と結果の結合を(創出し)ない


na【否定辞】~でない
karmaphala【中性 karmaphala】行為の果実、行為の結果
saṁyogam【男性・単数・対格 saṁyoga】~との接続・連合・結合・接触;~への専心;~との友好関係・縁故
→karmaphalasaṁyogam【男性・単数・対格、限定複合語】[~に、~を]行為の結果との結合、行為と結果の連鎖

स्वभावस् तु प्रवर्तते ॥
svabhāvas tu pravartate ||
スヴァバーヴァス トゥ プラヴァルタテー
ただ、本性のみが活動する


svabhāvas【男性・単数・主格 svabhāva】固有のあり方、生まれつきの性質、素質、本性
tu【接続詞】しかし、一方(虚辞としても使用)
pravartate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 pra√vṛt】[彼は~、それは~]動かされる、行かされる;出発する、去る、行く;~を進む;(従格)から生じる、発する、起こる、発生する;(不定)しはじめる;~に着手する・に献身する・に取りかかる・に従事する;(処格)を提訴する・を相手どる・に害をなす

न कर्तृत्वं न कर्माणि लोकस्य सृजति प्रभुः ।
न कर्मफलसंयोगं स्वभावस्तु प्रवर्तते ॥१४॥

na kartṛtvaṁ na karmāṇi lokasya sṛjati prabhuḥ |
na karmaphalasaṁyogaṁ svabhāvastu pravartate ||14||
主(自我)は、世人の行為者である状態も、行為も創出しない。
行為と結果の結合も創出しない。ただ、本性のみが活動する。

大地に繋がる

2013.02.04 Monday

移動が続いた日々からここに戻り、今また改めてヨーガの修練に集中しています。移り変わる生活の中で見えるものの後で、この立ち止まる瞬間に、また新たなものを見つけることを深く実感しています。

動き続ける世界の中では、全てのものが目まぐるしく飛び込んでくるように、新たな気づきを次々に与えられていました。そんな日々を過ごした今、再びしっかりと留まり大地の感覚をつかむことは、心身ともに確かな落ち着きを取り戻していくように感じています

ヨーガのアーサナにおいても、深く地の感覚をつかもうと意識を集中させる中で、大地からの揺るがない安定を得ていくことを体全体で実感します。特にどっしりと腰を据え、エネルギーの源である脊椎基底部周辺を地につけながら意識をその接点に移していくと、下半身は大地に繋がり、上半身は自由に空間を伸び動く感覚を得ていきます。

エネルギーの源でもあるとされる脊椎基底部は、土の要素を持つ一番目のチャクラが存在する場でもあります。大地に繋がるアーサナを修練することで、散漫であったエネルギーは落ちつきを取り戻し、様々に広がっていた感覚は静まり、ざわついていた心を最も大切な部分へと引き戻していくようです。

この座りながらのアーサナの修練は、背筋をぐっと伸ばす一方で、股関節や膝、くるぶし等の関節に柔軟性を与え、長時間座り続ける深い瞑想に至るために大切な役割を果たします。また、落ち着いて座す中で心は静まり、感覚は制御され、瞑想という精神的な深いレベルへと繋がっていきます。

動き続ける中で学ぶことが多くあっても、時に体と心が離れてしまったように、思うことと手の動きが別のことをしていることもありました。今、こうしてそれを見つめ直す時間が、その奥にある更なる気づきを見せてくれるようです。私自身にとってのヨーガとは何か、それを今、とても新鮮な気持ちで学んでいるように感じています。

行いは決して気づきを与えることを止めません。動いた後、そして座している今、その繰り返しの中で、意識を最大限に全ての行いへ集中させることは、その瞬間に必要なものを確かに与えてくれることを実感しています。

(文章:ひるま)

全体と個の調和

2013.01.28 Monday

ここで過ごす行いに集中した日々は、多くの大切なものを気づかせてくれるように常々感じています。この度の移動の中でも、まるで一瞬一瞬が勉学の場にあるように、非常に多くのことを学び、様々なものを見せられました。

行いの大切さは、インドの聖典「バガヴァッド・ギーター」の中でも、特に強く説かれるものです。そして今、とりわけ強く感じるのは、この動き続ける生活の中で見える自分自身と全体との、その深い繋がりです。

日々の様々な行いの中で、感謝や祈り、そして様々な想いが、時や形は異なっても、確実に自分のもとへと返ってくることに驚きを感じることがあります。その中で、私はこの世界に生かされているのだということを強く実感し、そして必要なものが与えられることに、ただただ謙虚さと感謝の念を抱いています。

バガヴァッド・ギーターは述べています。

祭祀とともに生類を創造し 
かつて造物主は言った
「これによって 成長せよ。
願望はすべて叶えられるであろう」

祭祀により 神々は豊かになり
神々もまた 人を豊かにする
互いを想い 養いあって
人は 最高の境地を得るのだ
(3章10-11節)

私たちが生きる日々の生活においては、全ての行いを神々への捧げ物とすることが、祭祀のための行為ともなり得ます。事実、ここにいて神々に全てが定まった時ほど、自分自身の内に平安と至福を見つけることはありません。そして、私たちはその全体と個の繋がり中で生かされ、調和を生み出しているのだと実感します。生きる日々を通じ、その繋がりを深め堅く結びつける行いの中で、人はどんな時も最高の境地へと達することが可能なのだと感じています。

それを思えば、この日々を生きることはどんなものよりも美しく、そして感謝に満ちたものとなり変わります。陽の光を浴びること、大地を踏みしめること、呼吸をし、そしてこの空間に存在すること。それが何よりもの至福であることに個々が気づき、そして感謝を捧げる中で、全体である世界はただ平安に落ち着くのだと確信します。

一つ一つの行いを丁寧に、そして大切に全うする今、自分自身に起こりうるあらゆる物事を通じ、全体と個は常に一体であること、それを何よりも強くこの瞬間に見ているように思います。

(文章:ひるま)
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