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心を定める所

2013.05.13 Monday

動き続ける生活の中で見る中心は、自分自身の心を最も大切なものが存在する現在と言う瞬間に強く定めてくれることをここでも確かに実感しています。それはやはり、古くから伝わるインドの叡智が根本にあるからであり、その学びの実践が日々続いています。

宇宙から始まり、この大きな世界の中で生きる私たちが抱く個人としての自我は、精神性を歩む道だけではなく、時に日常生活の中においても様々な課題を与えてくれます。全体の中で生かされているという謙虚さや感謝の念が、強い自我によって奪われた時、様々な苦悩や困難が始まることは、多くの聖典でも述べられていることです。

アーサナだけではない日々努めるヨーガの行いは、毎日の生活において全体との繋がりを強く見せ、その中心に自分自身を定めていきます。その過程において得られる、生かされているという感覚は、自分自身を常に平安と至福の内に留めます。特に、インドの叡智の一つであるバガヴァッド・ギーターに触れることは、私にとって大切なヨーガの行いの一つです。

ヴィシュヌ神の化身でもあるクリシュナ神とアルジュナの対話が記されたその神の詩の中で、クリシュナ神は全体であり、アルジュナが自我となり得ます。アルジュナの姿を通じ、自我にまみれた私たち人間の弱さや不安定な心が、全18章においてありのままに描写され、それを優しく、時に勇ましく諭すクリシュナ神の言葉が、まさに神の詩として響き渡ります。

二つの離れていたその存在が、全章を通じ最後に一つとなる時、全体と個の一体を見るように、私自身の心もまた、大切なものへと繋がります。中心から離れることにより生じる苦悩が、一体によって静かに消え去っていく中で、残るものは平安と至福のみです。それはインドの叡智が教えてくれる、この世界をより美しく生きるための術に他ありません。

見えるものや聞こえるもの、全てが大きく異なる世界を動き続ける生活の中で、揺れ動く心は常に存在します。それは単調な日々の生活の中でも、同じことです。しかし、こうして支えとなる神の言葉があること、そしてヨーガを努められることに、心から感謝をせずにはいられません。これからも、このインドの叡智を大切に抱き学びを深めながら、より清く一つ一つの行いを努め、豊かな日々を育んでいきたいと感じています。

(文章:ひるま)

ヨーガ・スートラ第1章第1節

2013.05.13 Monday

अथ योगानुशासनम् ॥१॥
atha yogānuśāsanam ||1||
アタ ヨーガーヌシャーサナム
さて、ヨーガの教義(を説く)


atha【接続詞】さて、また、そして、それから;もし
yoga【男性】ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
anuśāsanam【中性・単数・主格/対格 anuśāsana】教訓;律法、教理;命令
→yogānuśāsanam【中性・単数・主格/対格 yogānuśāsana】ヨーガの教義

バガヴァッド・ギーター第5章第22節

2013.05.13 Monday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

ये हि संस्पर्शजा भोगा
ye hi saṁsparśajā bhogā
イェー ヒ サンスパルシャジャー ボーガー
なぜなら、接触から生じる享楽は


ye【男性・複数・主格、関係代名詞 yad】~であるところの、~であるもの、~である人
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
saṁsparśajās【男性・複数・主格 saṁsparśaja】接触から生じる
bhogās【男性・複数・主格 bhoga】[~らは、~らが]食うこと、享受すること、消耗すること;享有、享受;使用、使役、適用;用益;性的享楽;支配、統括;感覚、知覚;功用、利益;快楽、歓喜;享楽の対象;財産、収益

दुःखयोनय एव ते ।
duḥkhayonaya eva te |
ドゥフカヨーナヤ エーヴァ テー
不幸の根源であり


duḥkha【中性】不安、心配、苦痛、悲しみ、悲哀、困難、苦しみ
yonayas【男性・複数・主格 yoni】子宮、陰門、母胎;膝;生地;家庭、住所、巣、獣穴;生産の場所、起源、出所;貯蔵所、容器、所在、場所;出生、血統、種族、家柄、種姓(階級)
→duḥkhayonayas【男性・複数・主格、限定複合語 duḥkha-yoni】悲しみの源、不幸の根源;苦を生むもの
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
te【男性・複数・主格、指示代名詞 tad】[~らは、~らが]それ、あれ、彼

आद्यन्तवन्तः कौन्तेय
ādyantavantaḥ kaunteya
はじめと終わりのあるもの、アルジュナよ


ādi【男性】始、初;最初、始め
antavantas【男性・複数・主格 antavat】際限を有する、有限の、最終の、無常の、消滅すべき
→ādyantavantas【男性・複数・主格 ādyantavat】始終を有する、始めと終わりのある
kaunteya【男性・単数・呼格】[~よ]クンティーの息子、アルジュナの別名

न तेषु रमते बुधः ॥
na teṣu ramate budhaḥ ||
ナ テーシュ ラマテー ブダハ
賢者はそれらにおいて楽しまない


na【否定辞】~でない
teṣu【男性・複数・処格、指示代名詞 tad】[~らにおいて、~らのなかで]それ、あれ、彼
ramate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √ram】[彼は~、それは~]とどめる、休息させる、固着させる;~を喜ばせる;静止する、休息する;とどまることを好む;喜ぶ、満足する;楽しむ、好む
budhas【男性・単数・主格 budha】[~は、~が]知者、賢人、聖者;神;[ソーマの子の名]水星;[諸神の名] 【形容詞】理解力のある、怜悧な、賢い

ये हि संस्पर्शजा भोगा दुःखयोनय एव ते ।
आद्यन्तवन्तः कौन्तेय न तेषु रमते बुधः ॥२२॥

ye hi saṁsparśajā bhogā duḥkhayonaya eva te |
ādyantavantaḥ kaunteya na teṣu ramate budhaḥ ||22||
なぜなら、接触から生じる享楽は、不幸の根源であり、
有限である。アルジュナよ、賢者はそれらにおいて楽しまない。

バガヴァッド・ギーター第5章第21節

2013.05.12 Sunday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

बाह्यस्पर्शेष्वसक्तात्मा
bāhyasparśeṣvasaktātmā
バーヒヤスパルシェーシュヴァサクタートマー
外界との接触に執心しない者は


bāhya【形容詞】外側にある、~の外側に位した;外の、外部の;他国の、外国の;種姓(階級)または共同社会から除外された、放逐された、~の外にある、~と接触する、~の範囲外の、~となんら関係のない
sparśeṣu【男性・複数・処格 sparśa√spṛśから派生)】[~において、~のなかで]接触、感触;感情、感覚;快感;触覚
asaktaā√sañjの過去受動分詞】~にしがみつかない・執着しない・固執しない;無執着の;世俗を超越した;束縛のない
ātmā【男性・単数・主格 ātman】[~は、~が]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
→bāhyasparśeṣvasaktātmā【男性・単数・主格、所有複合語】[~は、~が]外界との接触に執着しない自己、外界との接触に心が執着しないもの

विन्दत्यात्मनि यत् सुखम् ।
vindatyātmani yat sukham |
ヴィンダティヤートマニ ヤット スカム
自己の中に幸福を見出す


vindati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √vid】[彼は~、それは~]見出す、遭遇する、獲得する、取得する;所有する;探し出す、求める
ātmani【男性・単数・処格 ātman】[~において、~のなかで]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
yat【中性・単数・主格、関係代名詞 yad】~であるもの、~である人、~であるとき
sukham【中性・単数・対格 sukha】[~に、~を]安楽、歓喜、幸福、享楽、繁栄、成功


स ब्रह्मयोगयुक्तात्मा
sa brahmayogayuktātmā
サ ブラフマヨーガユクタートマー
彼は、ブラフマンのヨーガに専心し


sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
brahmayoga【男性】ブラフマンのヨーガ、ブラフマンとの合一;叡知を養うこと
yukta√yujの過去受動分詞)】くびき(軛)につながれた、(処格)に従事した、~に専心した;(具格)に忙殺された、~に専念した;(処格)に熱中した;集中した
ātmā【男性・単数・主格 ātman】[~は、~が]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我

सुखम् अक्षयम् अश्नुते ॥
sukham akṣayam aśnute ||
スカム アクシャヤム アシュヌテー
不滅の幸福を得る


sukham【中性・単数・対格 sukha】[~に、~を]安楽、歓喜、幸福、享楽、繁栄、成功
akṣayam【中性・単数・対格 akṣaya】不滅の、永遠の、破壊できない
aśnute【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √aś】[彼は~、それは~]到達する;達成する;遭遇する;捧げる;楽しむ

बाह्यस्पर्शेष्वसक्तात्मा विन्दत्यात्मनि यत्सुखम् ।
स ब्रह्मयोगयुक्तात्मा सुखमक्षयम् अश्नुते ॥२१॥

bāhyasparśeṣvasaktātmā vindatyātmani yatsukham |
sa brahmayogayuktātmā sukhamakṣayam aśnute ||21||
外界との接触に執心しない者は、自己の中に幸福を見出す。
彼は、ブラフマンのヨーガに専心し、不滅の幸福を得る。

バガヴァッド・ギーター第5章第20節

2013.05.11 Saturday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

न प्रहृष्येत् प्रियं प्राप्य
na prahṛṣyet priyaṁ prāpya
ナ プラフリシェート プリヤン プラープヤ
喜ばしいものを得ても喜ばず


na【否定辞】~でない
prahṛṣyet【三人称・単数・パラスマイパダ・願望 pra√hṛṣ】[彼は~だろう、彼は~するべき]喜ぶ、嬉しい、愉快である
priyam【男性・単数・対格 priya】~に親しい、~に愛された;寵愛を受ける、慈しまれた;喜ばしい、愉快な;高価な;~を好む、~に傾いた・執着した 【中性名詞】好意、親愛、親切、愛、楽しみ、喜び
prāpya【絶対分詞 pra√āp】[~して、~してから]到達する、会する、邂逅する、見出す;獲得する、娶る;蒙る

नोद्विजेत् प्राप्य चाप्रियम् ।
nodvijet prāpya cāpriyam |
ノードヴィジェート プラープヤ チャープリヤム
不快なものを得ても嫌悪しない


na【否定辞】~でない
udvijet【三人称・単数・パラスマイパダ・願望 ud√vij】[彼は~だろう、彼は~するべき]身震いする、(~から)尻込みする、~を恐れる;~を中止する・控える;~を嫌悪する;~することにあきる;恐れさす
prāpya【絶対分詞 pra√āp】[~して、~してから]到達する、会する、邂逅する、見出す;獲得する、娶る;蒙る
ca【接続詞】そして、また、~と
apriyam【男性・単数・対格 apriya】意に適わない、不快な、歓迎されない 【中性名詞】不愉快な事物、不愉快な報知

स्थिरबुद्धिर् असंमूढो
sthirabuddhir asaṁmūḍho
スティラブッディル アサンムードー
志操堅固で迷いなく


sthirabuddhis【女性・単数・主格 sthirabuddhi】志操堅固な、不動の、決然とした
asaṁmūḍhas【男性・単数・主格asaṁmūḍha(a-sam√muhの過去受動分詞)】当惑しない、明瞭な意識を有する

ब्रह्मविद् ब्रह्मणि स्थितः ॥
brahmavid brahmaṇi sthitaḥ ||
ブラフマヴィッド ブラフマニ スティタハ
ブラフマンを知り、ブラフマンに安住する者は


brahmavid【男性・単数・主格 brahmavid】ヴェーダ・ブラフマンを知っている、聖智ある;呪術に巧みな 【男性名詞】ヴェーダ学者、神学者、哲学者
brahmaṇi【中性・単数・処格 brahman】[~において、~のなかで]聖智に満ちた者、婆羅門;祭官とくにヴェーダ祭式を総監する祭官;ブラフマンを神格化した最高神、梵天、宇宙の創造者として保持者ヴィシュヌおよび破壊神シヴァとともにトリムルティを形成する神格;理性
sthitas【男性・単数・主格 sthita】立っている、立ち上がっている;~に留まる・残る・位置している;~に従事した・熱中した・耽った・献身した・実践する・に屈しない;着実な、守られた;定着した

न प्रहृष्येत्प्रियं प्राप्य नोद्विजेत्प्राप्य चाप्रियम् ।
स्थिरबुद्धिरसंमूढो ब्रह्मविद् ब्रह्मणि स्थितः ॥२०॥

na prahṛṣyetpriyaṁ prāpya nodvijetprāpya cāpriyam |
sthirabuddhirasaṁmūḍho brahmavid brahmaṇi sthitaḥ ||20||
志操堅固で迷いなく、ブラフマンを知り、ブラフマンに安住する者は、
喜ばしいものを得ても喜ばず、不快なものを得ても嫌悪しない。


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