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バガヴァッド・ギーター第5章第25節

2013.05.18 Saturday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

लभन्ते ब्रह्मनिर्वाणम्
labhante brahmanirvāṇam
ラバンテー ブラフマニルヴァーナム
彼らはブラフマンにおける涅槃に達する


labhante【三人称・複数・アートマネーパダ・現在 √labh】[彼らは~、それらは~]捕らえる、遭遇する、発見する;看取する;取得する、獲得する、受け取る
brahmanirvāṇam【中性・単数・対格 brahmanirvāṇa】[~に、~を]ブラフマン(梵)の中に帰入すること、ブラフマンにおける涅槃、梵涅槃

ऋषयः क्षीणकल्मषाः ।
ṛṣayaḥ kṣīṇakalmaṣāḥ |
リシャヤハ クシーナカルマシャーハ
罪障を滅した聖仙たちは


ṛṣayas【男性・複数・主格 ṛṣi】[~らは、~らが](聖讃歌の)詩人・作者、詩人、詩人の祭官;聖人、賢人、聖仙;隠者
kṣīṇa√kṣiの過去受動分詞】減った、欠けた(月);失われた、尽きた、終わった;微かな;弱い、薄い、痩せた;貧弱な;哀れな;破られた、傷つけられた
kalmaṣās【中性・複数・主格 kalmaṣa】汚物;汚点;屑、廃物、沈殿物;道徳的汚点;犯罪、罪過;暗黒
→kṣīṇakalmaṣās【中性・複数・主格、所有複合語】[~らは、~らが]罪悪を滅した、罪障が消滅した

छिन्नद्वैधा यतात्मानः
chinnadvaidhā yatātmānaḥ
チンナドヴァイダー ヤタートマーナハ
疑惑を断ち、心を制御し


chinna√chidの過去受動分詞】切られた、切り取られた、切断された;刻目を付けられた;束縛された;失われた
dvaidhās【中性・複数・主格 dvaidha】二元性;二重;相違、分離;論争、論議、反駁;疑惑、不安、不確実;予備の陣列;軍隊の分割 【形容詞】二つに分けられた;二重の、二倍の 
→chinnadvaidhās【男性・複数・主格、所有複合語】[~らは、~らが]疑を去った、疑惑を断ち切った
yata√yamの過去受動分詞】抑制された、制御された、阻止された
ātmānas【男性・複数・主格 ātman】気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
→yatātmānas【男性・複数・主格、所有複合語】[~らは、~らが]自己を抑制した、心を制御した

सर्वभूतहिते रताः ॥
sarvabhūtahite ratāḥ ||
サルヴァブータヒテー ラターハ
一切衆生の幸福を喜ぶ(聖仙たちは)


sarvabhūta【中性】一切の存在物、万物、一切衆生
hite【中性・単数・処格 hita√dhāの過去受動分詞)】ためになること、利益、有利、安寧、善;よい忠告 【形容詞】~のなかへ置かれた、横たえられた;~に位置した・横たわっている・含まれている;建てられた、用意された、並べられた;~に対して有益な・ためになる・有利な・好都合な・適した;好意ある;好意を有する、友好的な、親切な
→sarvabhūtahite【中性・単数・処格】[~において、~のなかで]一切衆生の利益、すべての生類の幸福
ratās【男性・複数・主格 rata√ramの過去受動分詞)】[~らは、~らが]喜んだ、満足した、喜ばしい

लभन्ते ब्रह्मनिर्वाणमृषयः क्षीणकल्मषाः ।
छिन्नद्वैधा यतात्मानः सर्वभूतहिते रताः ॥२५॥

labhante brahmanirvāṇamṛṣayaḥ kṣīṇakalmaṣāḥ |
chinnadvaidhā yatātmānaḥ sarvabhūtahite ratāḥ ||25||
罪障を滅し、疑惑を断ち、心を制御し、一切衆生の幸福を喜ぶ
聖仙たちは、ブラフマンにおける涅槃に達する。

バガヴァッド・ギーター第5章第24節

2013.05.16 Thursday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

यो ऽन्तःसुखो ऽन्तरारामस्
yo 'ntaḥsukho 'ntarārāmas
ヨー ンタハスコー ンタラーラーマス
内に幸福あり、内に喜びある人


yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】[~は、~が]~であるもの、~である人
antaḥsukhas【男性・単数・主格 antaḥsukha】内に幸福がある
antarārāmas【男性・単数・主格 antarārāma】内に歓喜がある、内に喜びをもつ

तथान्तर्ज्योतिर् एव यः ।
tathāntarjyotir eva yaḥ |
タターンタルジョーティル ヤハ
また、内に光明ある人


tathā【副詞】そのように、同様に;そして、また
antarjyotis【中性・単数・主格 antarjyotis】内に光明がある、内に光輝をもつ
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】[~は、~が]~であるもの、~である人

स योगी ब्रह्मनिर्वाणं
sa yogī brahmanirvāṇaṁ
サ ヨーギー ブラフマニルヴァーナン
かのヨーガ行者は、ブラフマンにおける涅槃に


sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
yogī【男性・単数・主格 yogin】[~は、~が]ヨーガ行者、修行者、実践者
brahmanirvāṇam【中性・単数・対格 brahmanirvāṇa】[~に、~を]ブラフマン(梵)の中に帰入すること、ブラフマンにおける涅槃、梵涅槃
※バラモン教におけるbrahmanと仏教におけるnirvāṇaとの合成語、梵への没入。(辻直四郎注)
※生前に解脱してもなお身体が残っている。死後に完全に解脱し、輪廻から脱すると考えられたようである。(上村勝彦注)

ब्रह्मभूतो ऽधिगच्छति ॥
brahmabhūto 'dhigacchati ||
ブラフマブートー ディガッチャティ
ブラフマンと一体化し、彼は達する


brahmabhūtas【男性・単数・主格 brahmabhūta】ブラフマンとなる、ブラフマンに帰入する、ブラフマンと一体化する
adhigacchati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 adhi√gam】[彼は~、それは~]~に行く、近づく、達する;入手する、獲得する;娶る、結婚する;見出す、発見する;完成する

योऽन्तःसुखोऽन्तरारामस् तथान्तर्ज्योतिरेव यः ।
स योगी ब्रह्मनिर्वाणं ब्रह्मभूतोऽधिगच्छति ॥२४॥

yo'ntaḥsukho'ntarārāmas tathāntarjyotireva yaḥ |
sa yogī brahmanirvāṇaṁ brahmabhūto'dhigacchati ||24||
内に幸福あり、内に喜びあり、そして内に光明あるヨーガ行者は、
ブラフマンと一体化し、ブラフマンにおける涅槃に達する。

バガヴァッド・ギーター第5章第23節

2013.05.15 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

शक्नोतीहैव यः सोढुं
śaknotīhaiva yaḥ soḍhuṁ
シャクノーティーハイヴァ ヤハ ソードゥン
この世において、克服できる人は


śaknoti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √śak】[彼は~、それは~]することができる・する能力を有する・する力をもつ;遂行する
iha【副詞】ここで[へ・に];この世で、地上で
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】[~は、~が]~であるもの、~である人
soḍhum【不定詞 √sah】[~すること](敵など)を征服する、(戦闘など)に勝つ;勝利を得る;力を有する;(くびき)を負う;(感情)を克服する、抑制する;許容する、忍ぶ、忍耐強く耐える、静かに耳を傾ける、見逃す;(人を)我慢する

प्राक् शरीरविमोक्षणात् ।
prāk śarīravimokṣaṇāt |
プラーク シャリーラヴィモークシャナートゥ
身体から解放される前に


prāk【中性・単数・主格 prāñc】前方に向けられた;前面にある、面した;東の、東方の;(従格)の東方にある;~したがる、欲する;前の、先だった、~より以前の
śarīravimokṣaṇāt【中性・単数・従格 śarīra-vimokṣaṇa】[~から、~より]身体からの解放、死

कामक्रोधोद्भवं वेगं
kāmakrodhodbhavaṁ vegaṁ
カーマクロードードゥバヴァン ヴェーガン
欲望と怒りから生じる衝動を


kāma【男性】~に対する願望、欲望;愛、快楽;利益;性愛;愛の神
krodha【男性】怒り、激怒、憤怒、激情
udbhavam【男性・単数・対格 udbhava】[~に、~を]起源、出生、出現;成長;誕生地 【形容詞】~より生じた、~より造られた
→kāmakrodhodbhavam【男性・単数・対格、限定複合語 kāma-krodha-udbhava】欲望と怒りから生じた
vegam【男性・単数・対格 vega】[~に、~を]激突、衝撃;突進、衝突、洪水、激流;推進力、力、速力、速度;驀進、激烈、急ぎ、突然の衝動;突発、勃発、興奮;(病気の)襲来;(毒の)循環、作用;衝動

स युक्तः स सुखी नरः ॥
sa yuktaḥ sa sukhī naraḥ ||
サ ユクタハ サ スキー ナラハ
彼は専心した幸福な人である


sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
yuktas【男性・単数・主格 yukta√yujの過去受動分詞)】[~は、~が]くびき(軛)につながれた、(処格)に従事した、~に専心した;(具格)に忙殺された、~に専念した;(処格)に熱中した;集中した
sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
sukhī【男性・単数・主格 sukhin】幸福な、楽しい、嬉しい、快適な、愉快な;繁栄する
naras【男性・単数・主格 nara】[~は、~が]人;男;人物;夫;勇士

शक्नोतीहैव यः सोढुं प्राक्षरीरविमोक्षणात् ।
कामक्रोधोद्भवं वेगं स युक्तः स सुखी नरः ॥२३॥

śaknotīhaiva yaḥ soḍhuṁ prākṣarīravimokṣaṇāt |
kāmakrodhodbhavaṁ vegaṁ sa yuktaḥ sa sukhī naraḥ ||23||
この世において、身体から解放される前に、欲望と怒りから生じる
衝動を克服できる人は、専心した幸福な人である。

ヨーガ・スートラ第1章第2節

2013.05.14 Tuesday

योगश्चित्तवृत्तिनिरोधः ॥२॥
yogaś-citta-vṛtti-nirodhaḥ ||2||
ヨーガシュチッタヴリッティニローダハ
ヨーガは、心の働きを止滅することである


yogas【男性・単数・主格 yoga】[~は、~が]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
citta【中性】注意;思考、思想;目的、意志;精神、心、知性、理性
vṛtti【女性】転がること;行為の過程、生活の方式、品行;方法、過程;一般的習慣、規則;あり方、性質、種類;生存、生計、生活、職業;活動、作業、機能;気質、(心の)状態
nirodhas【男性・単数・主格 nirodha】[~は、~が]監禁、拘禁;包囲;強制、抑圧、征服;阻止;破壊;失望
→citta-vṛtti-nirodhas【男性・単数・主格、限定複合語】[~は、~が]心の状態の抑制、心の働きの止滅

アクシャヤ・トリティヤ

2013.05.13 Monday

本日、5月13日はアクシャヤ・トリティヤの吉日です。サンスクリット語でアクシャヤは「不朽の、不滅の」を、トリティヤは「3日目」を意味し、新月から3日目がこの時にあたります。

アクシャヤ・トリティヤは、毎年4月~5月にかけて迎える、太陽と月の明るさがピークに達する日であると伝えられます。その明るさのように、物事の輝きと成功を願って、人々は事業や建設、ビジネスなど、ありとあらゆる物事をこの時に始めます。また、アクシャヤが「不滅の」という意味を持ち合わせるように、この日に願われ祈られた物事は終わることなく永遠に続いていくと言われ、多くの結婚式も執り行われます。

また、この吉日に身につけた貴重品は、朽ち果てることなく、幸運や成功を運び続けてくれると信じられ、多くの人々が金や銀を買い求めます。ヒンドゥー暦によると、この日は1年でもっとも吉兆な日のひとつにあたるため、新しい事業を始めたり、高価な買い物をする人々でインド中が溢れます。

アクシャヤ・トリティヤにおいては、何らかの寄付や贈与などの善行を行った場合、それが決して廃れることのない点で、重要な意味を持つとされます。そして、この大吉日にも神々との深い繋がりが多く存在しています。

アクシャヤ・トリティはトレーター・ユガ(悪が世界の4分の1を支配する時代)の開始日にあたるとされ、ヴィシュヌの第6の化身であるパラシュラーマの誕生日ともいわれます。

この日はヴィシュヌ神の崇拝がとりわけ熱心に行われます。ヴィシュヌ神のマントラを唱えること、プージャーを執り行うこと、これらによって、妃である富を授ける女神ラクシュミーが喜び、その恩恵が多くもたらされると強く信じられています。

また、富の神であるクベーラは、ラクシュミー女神と共にこの日、富と財を守る者としての地位をシヴァ神より授けられたとも言われます。

あらゆる障害を取り除き多くの恵みをもたらす神であるガネーシャ神は、叙事詩マハーバーラタをこの日に書き始めました。

本日は、一年の内でも最も吉兆な時にあたります。神々からの多くの祝福が皆さまのもとにも注がれますことを心よりお祈りしております。どうぞ吉兆な一日をお過ごしください。
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