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バガヴァッド・ギーター第6章第5節

2013.06.06 Thursday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

उद्धरेद् आत्मना ऽत्मानं
uddhared ātmanā 'tmānaṁ
ウッダレード アートマナー トマーナン
自身によって、自己を向上させるべき


uddharet【三人称・単数・パラスマイパダ・願望 ud√dhṛ】[彼は~だろう、彼は~するべき]引き出す;上げる、崇める
ātmanā【男性・単数・具格 ātman】[~によって、~をもって]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
ātmānam【男性・単数・対格 ātman】[~に、~を]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我

नात्मानम् अवसादयेत् ।
nātmānam avasādayet |
ナートマーナム アヴァサーダイェート
自己を沈めるべきでない


na【否定辞】~でない
ātmānam【男性・単数・対格 ātman】[~に、~を]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
avasādayet【三人称・単数・パラスマイパダ・願望 ava√sad】[彼は~だろう、彼は~するべき]沈む、つぶれる;疲れきる、やせ衰える;困っている、頼りない;落胆する、力を落とす;終わる、滅する

आत्मैव ह्यात्मनो बन्धुर्
ātmaiva hyātmano bandhur
アートマイヴァ ヒヤートマノー バンドゥル
なぜなら、心は、実に自己の朋友である


ātmā【男性・単数・主格 ātman】[~は、~が]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
ātmanas【男性・単数・属格 ātman】[~の、~にとって]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
bandhus【男性・単数・主格 bandhu】[~は、~が]結合、関係;親戚であること、親戚関係;(母方の)血族;親族;朋友;夫

आत्मैव रिपुर् आत्मनः ॥
ātmaiva ripur ātmanaḥ ||
アートマイヴァ リプル アートマナハ
心は、実に自己の敵である


ātmā【男性・単数・主格 ātman】[~は、~が]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
ripus【男性・単数・主格 ripu】[~は、~が]悪漢、詐欺師;敵対者、敵 【形容詞】惑わす、背信的な
ātmanas【男性・単数・属格 ātman】[~の、~にとって]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我

उद्धरेदात्मनाऽत्मानं नात्मानमवसादयेत् ।
आत्मैव ह्यात्मनो बन्धुरात्मैव रिपुरात्मनः ॥५॥

uddharedātmanā'tmānaṁ nātmānamavasādayet |
ātmaiva hyātmano bandhurātmaiva ripurātmanaḥ ||5||
人は心によって自己を向上させるべきであり、自己を沈めてはならない。
なぜなら、心こそ自己の朋友であり、心こそ自己の敵であるから。

叡智と生きる

2013.06.03 Monday

ジェーシュタ月(5月から6月)の新月を迎える前の3日間、主に北インドでは、夫の健康と幸せを願って、既婚の女性たちによる祈りが行われます。ヴァタ・サヴィトリー・ヴラタとして知られるこの行いは、サヴィトリーが献身的な行いによって死の神から夫を取り戻したことを祝福するものです。この間、女性たちはバニヤンの木を訪れ、夫のために祈り、断食を行います。バニヤンの木は、長寿を授けるとも信じられています。

インドの生活の中で見られるこうした行いは、日々をより神聖なものに、そして、自分自身を育む大きな自然へと近づけてくれるように感じます。山や川、木や草にも神々が宿り、そして生活の中で人々が崇拝することを欠かさず、共に生きています。そこで得る「生かされている」感覚は、常に謙虚の念を生み出し、神々と大自然との一体を経験させてくれることを今でも思い返します。

生類の全ては、あまねく存在するブラフマン(至上者)でもあります。その全体であるブラフマンとの一体は最高の境地として、「梵我一如」に示されています。自然を通じあらゆるものへ崇拝を行う心が、普遍の存在を色濃く際立たせていくことを、インドの生活に学んでいました。好きも嫌いも、損も得もない幸せな世界を感じたのは、そういった判断を下す自我が穏やかに静まり、全てが普遍の存在において平等で平安にあるということに気づいた瞬間だったのかもしれません。

古くから伝わる叡智が、これほどまでに日々を豊かなものとしてくれることに、ただ感服するばかりです。物質主義の波がおとずれながらも、精神性を育むその叡智が今でもしっかりと生き、そして人々によって実践されています。次の新月は6月8日、ヴァタ・サヴィトリー・ヴラタは6日、7日、8日と続きます。

叡智はただそこに存在しています。それを理解し、そしてどう生かすかは、自身の行いが鍵となるのかもしれません。多くの人々が、今日においても変わることのない、真実を伝える叡智と共にあることを、心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

バガヴァッド・ギーター第6章第4節

2013.06.03 Monday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

यदा हि नेन्द्रियार्थेषु
yadā hi nendriyārtheṣu
ヤダー ヒ ネーンドリヤールテーシュ
実に、感官の対象に(執着し)ないとき


yadā【接続詞】~である時、~する時
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
na【否定辞】~でない
indriyārtheṣu【中性・複数・処格 indriyārtha】[~らにおいて、~らのなかで]感覚の対象、感覚を刺激するもの

न कर्मस्व् अनुसज्जते ।
na karmasv anusajjate |
ナ カルマスヴ アヌサッジャテー
行為に執着し(ないとき)


na【否定辞】~でない
karmasu【中性・複数・処格 karman】[~らにおいて、~らのなかで]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業
anusajjate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 anu√sañj】[彼は~、それは~](処格)に執着する・専念する

सर्वसंकल्पसंन्यासी
sarvasaṁkalpasaṁnyāsī
サルヴァサンカルパサンニャーシー
一切の意図を放擲した(とき)


sarva【形容詞】すべての、一切の、各々の;全体の
saṁkalpa【男性】(意manasの)決心・意志・目的・はっきりした意図・決定・欲望;(合成語として)=単に望むだけで、欲望に従って、特定の目的のために
saṁnyāsī【男性・単数・主格 saṁnyāsin】(―゜)を放棄する、断念する;(世を)棄てた(第四生活期にある婆羅門)
→sarvasaṁkalpasaṁnyāsī【男性・単数・主格、限定複合語 sarva-saṁkalpa-saṁnyāsin】[~は、~が]すべての意図を放棄した、一切の欲望を棄てた

योगारूढस् तदोच्यते ॥
yogārūḍhas tadocyate ||
ヨーガールーダス タドーチャテー
そのとき、彼はヨーガに登った人といわれる


yogārūḍhas【男性・単数・主格 yogārūḍhayoga-ā√ruhの過去受動分詞)】[~は、~が]深い瞑想に没入した;ヨーガに登った
tadā【副詞】そのとき、それから 【相関】yadā ~ tadā
ucyate【三人称・単数・現在・受動活用 √vac】[彼は~される、それは~される]言う、話す

यदा हि नेन्द्रियार्थेषु न कर्मस्वनुसज्जते ।
सर्वसंकल्पसंन्यासी योगारूढस्तदोच्यते ॥४॥

yadā hi nendriyārtheṣu na karmasvanusajjate |
sarvasaṁkalpasaṁnyāsī yogārūḍhastadocyate ||4||
実に、感官の対象と行為に執着せず、
一切の意図を放擲したとき、その人はヨーガに登った人といわれる。

バガヴァッド・ギーター第6章第3節

2013.05.30 Thursday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

आरुरुक्षोर् मुनेर् योगं
ārurukṣor muner yogaṁ
アールルクショール ムネール ヨーガン
ヨーガに登ろうとする賢者にとって


ārurukṣos【男性・単数・属格 ārurukṣuā√ruhの意欲活用から派生)】(対格)に登らんと欲する、(対格)に進まんと欲する
munes【男性・単数・属格 muni】[~の、~にとって]霊感を得た人;賢人、予言者、苦行者、隠者、沈黙の誓約をした者
yogam【男性・単数・対格 yoga】[~に、~を]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一

कर्म कारणम् उच्यते ।
karma kāraṇam ucyate |
カルマ カーラナム ウッチャテー
行為が手段であると言われる


karma【中性・単数・主格 karman】[~は、~が]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業
kāraṇam【中性・単数・対格 kāraṇa】[~に、~を]~の原因、機会、動機;第一原因、原素;根底;論証、証明;方法、器具;感官
ucyate【三人称・単数・現在・受動活用 √vac】[彼は~される、それは~される]言う、話す

योगारूढस्य तस्यैव
yogārūḍhasya tasyaiva
ヨーガールーダスヤ タスヤイヴァ
ヨーガに登った人にとって


yogārūḍhasya【男性・単数・属格 yogārūḍhayoga-ā√ruhの過去受動分詞)】[~の、~にとって]深い瞑想に没入した;ヨーガに登った
tasya【男性・単数・属格、指示代名詞 tad】[~の、~にとって]彼、それ、あれ
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)

शमः कारणम् उच्यते ॥
śamaḥ kāraṇam ucyate ||
シャマハ カーラナム ウッチャテー
寂静が手段であると言われる


śamas【男性・単数・主格 śama】[~は、~が](心の)平静・静穏、沈着、寂静;~との平和;冷淡;鎮静、平穏、鎮定、緩和、休止、消滅
kāraṇam【中性・単数・対格 kāraṇa】[~に、~を]~の原因、機会、動機;第一原因、原素;根底;論証、証明;方法、器具;感官
ucyate【三人称・単数・現在・受動活用 √vac】[彼は~される、それは~される]言う、話す

आरुरुक्षोर्मुनेर्योगं कर्म कारणमुच्यते ।
योगारूढस्य तस्यैव शमः कारणमुच्यते ॥३॥

ārurukṣormuneryogaṁ karma kāraṇamucyate |
yogārūḍhasya tasyaiva śamaḥ kāraṇamucyate ||3||
ヨーガに登ろうとする賢者にとっては、行為が手段であると言われる。
ヨーガに登った人にとっては、寂静が手段であると言われる。

バガヴァッド・ギーター第6章第2節

2013.05.29 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

यं संन्यासम् इति प्राहुर्
yaṁ saṁnyāsam iti prāhur
ヤン サンニャーサム イティ プラーフル
彼らが放擲と呼ぶものを


yam【男性・単数・対格、関係代名詞 yad】[~に、~を]~であるもの、~である人
saṁnyāsam【男性・単数・対格 saṁnyāsa】[~に、~を](世を)棄てること;(行為の)遠離、放擲
iti【副詞】~と、~ということ、以上(しばしば引用句の後に置かれる)
prāhus【三人称・複数・パラスマイパダ・完了 pra√ah】[彼らは~した、それらは~した]言明する、宣示する、言う;呼ぶ

योगं तं विद्धि पाण्डव ।
yogaṁ taṁ viddhi pāṇḍava |
ヨーガン タン ヴィッディ パーンダヴァ
それをヨーガと知れ、アルジュナよ


yogam【男性・単数・対格 yoga】[~に、~を]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
tam【男性・単数・対格、指示代名詞 tad】[~に、~を]これ、あれ、彼
viddhi【二人称・単数・パラスマイパダ・命令法 √vid】[あなたは~せよ]知る、理解する、気付く、学ぶ
pāṇḍava【男性・単数・呼格 pāṇḍava】[~よ]パーンドゥの息子。ここではアルジュナのこと

न ह्य् असंन्यस्तसंकल्पो
na hy asaṁnyastasaṁkalpo
ナ ヒ アサンニャスタサンカルポー
なぜなら、意図を放擲しないものはいない


na【否定辞】~でない
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
asaṁnyasta【過去受動分詞 a-saṃ-ni-√as】投げ捨てられず、放棄されず、廃されず、捨てられず、見棄てられず;野営せず;預けられず、まかせられず、引き渡されず
saṁkalpas【男性・単数・主格 saṁkalpa】[~は、~が](意manasの)決心・意志・目的・はっきりした意図・決定・欲望;(合成語として)=単に望むだけで、欲望に従って、特定の目的のために
→asaṁnyastasaṁkalpas【男性・単数・主格】意図を捨てない、欲望を放棄しない

योगी भवति कश्चन ॥
yogī bhavati kaścana ||
ヨーギー バヴァティ カシュチャナ
ヨーガ行者は誰も(いない)


yogī【男性・単数・主格 yogin】[~は、~が]ヨーガ行者、修行者、実践者
bhavati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在、√bhū】[それは~、彼は~]ある、存在する、~となる;生じる
kaścana【男性・単数・主格、不定代名詞、kim + cana】[~は、~が]誰か、誰かある人、何か、何かあるもの

यं संन्यासमिति प्राहुर्योगं तं विद्धि पाण्डव ।
न ह्यसंन्यस्तसंकल्पो योगी भवति कश्चन ॥२॥

yaṁ saṁnyāsamiti prāhuryogaṁ taṁ viddhi pāṇḍava |
na hyasaṁnyastasaṁkalpo yogī bhavati kaścana ||2||
アルジュナよ、放擲と呼ぶもの、それをヨーガと知りなさい。
なぜなら、意図を放擲しないヨーギンは誰もいないから。
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