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バガヴァッド・ギーター第10章第7節

2015.04.13 Monday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

एतां विभूतिं योगं च
etāṁ vibhūtiṁ yogaṁ ca
エーターン ヴィブーティン ヨーガン チャ
この示現(ヴィブーティ)とヨーガを


etām【女性・単数・対格、指示代名詞 etad】[~に、~を]これ
vibhūtim【女性・単数・対格 vibhūti】[~に、~を]発達、増加;豊富;力の顕現、力(普通の意味);最高権力、偉大なこと;(祭式の)首尾よき結果;壮大、光輝;繁栄、幸運;富、財(普通の意味);富の女神ラクシュミー;灰(まれ) 【形容詞】広い、豊富な;威力ある、力強い
yogam【男性・単数・対格 yoga】[~に、~を]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
ca【接続詞】そして、また、~と

मम यो वेत्ति तत्त्वतः ।
mama yo vetti tattvataḥ |
ママ ヨー ヴェーティ タットヴァタハ
私の(示現とヨーガを)、真に知る人は


mama【単数・属格、一人称代名詞 mad】[~の、~にとって]私
yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】[~は、~が]~であるもの、~である人
vetti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √vid】[彼は~、それは~]知る、理解する、思う
tattvatas(=tattvena)【副詞】実際は;真実に、正確に;全く

सो ऽविकम्पेन योगेन
so 'vikampena yogena
ソー ヴィカムペーナ ヨーゲーナ
彼は、揺るぎないヨーガによって


sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
avikampena【男性・単数・具格 a-vikampa】[~によって、~をもって]震えない、動かない;揺るぎない、確固とした;不動の、しっかりした
yogena【男性・単数・具格 yoga】[~に、~を]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一

युज्यते नात्र संशयः ॥
yujyate nātra saṁśayaḥ ||
ユッジャテー ナートラ サンシャヤハ
彼は結合する。この点について、疑いはない


yujyate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √yuj】[彼は~、それは~]~に繋ぐ;接合する、結合する;(祭式を)行う;~に(精神・思考)を集中する;精神を統一する、深く瞑想する;想起する、回想する
na【否定辞】~でない
atra【副詞】ここに、この場所に、この点において;その際、その時に
saṁśayas【男性・単数・主格 saṁśaya】[~は、~が]~に関する疑い、疑わしさ、不確実さ、懸念、ためらい;疑わしい事柄;~に対する危険、冒険

एतां विभूतिं योगं च मम यो वेत्ति तत्त्वतः ।
सोऽविकम्पेन योगेन युज्यते नात्र संशयः ॥७॥

etāṁ vibhūtiṁ yogaṁ ca mama yo vetti tattvataḥ |
so'vikampena yogena yujyate nātra saṁśayaḥ ||7||
私のこの示現(ヴィブーティ)とヨーガを真に知る人は、
揺るぎないヨーガに結ばれる。この点について、疑いはない。

神々の乗り物

2015.04.13 Monday

ヒンドゥー教の神々の多くは、動物を乗り物として描かれることが少なくありません。その乗り物は「ヴァーハナ」と呼ばれ、それぞれの神々が示す性質や象徴をあらわす重要な存在でもあり、独立して人々から崇められることも多くあります。

例えば、ガネーシャ神は小さなねずみ、シヴァ神は牡牛、ヴィシュヌ神はガルーダ(鷲)、ラクシュミー女神はふくろう、サラスワティー女神やブラフマー神は白鳥、ドゥルガー女神はライオン、カールッティケーヤ神は孔雀など、それぞれの神々には、それぞれの動物が常に寄り添って描かれます。

これらの動物は、本質である神々と、その神々の象徴を示す現象が深く結び付き描かれていると言われることがあります。また、神々が乗り物としてそれらを操ることから、私たちの制御されるべき傾向や性質がそこにあらわされていると言われることもあります。

例えばガネーシャが乗る小さなねずみは、暗闇をすばやく動き回り捉えることが困難であることから、私たちの感覚器官を象徴しているといわれ、それは欲望や無知という暗闇そのものを意味すると言われます。それを乗り物として操ることは、知識によって無知という暗闇を克服することを象徴し、実際にガネーシャ神は多くの場面で、学びの神として崇められています。

こうした神々とその乗り物との繋がりを見つめると、自分自身の克服したい傾向や性質を正す術が見えてきます。神々は私たちの内にエネルギーとして生きていると伝えられることから、自分自身の正したい傾向や性質に繋がる神々を礼拝したり、そのマントラを唱えたりすることで、内なる世界にはより良い変化が現れてきます。

私たちがこうして生きる日々の中では、この肉体を通じ、さまざまな欲望や感情が生み出されます。それらをうまくコントロールし、穏やかで幸せな日々を過ごすためには、本質である神々を知ることがシンプルな術の一つとなるかもしれません。何よりもまず、崇高な魂を運ぶこの身体を、感覚ではなく神々の制御下に置くことができるよう、日々の行いを努めたいと感じています。

(文章:ひるま)

アクシャヤ・トリティヤ

2015.04.13 Monday

4月21日(火)は、アクシャヤ・トリティヤと呼ばれる、価値ある品を身につけ始めるのにもっとも適した吉日といわれています。(トリティヤは新月から3日目を意味しています。月齢をもとに決められるインドの祝祭日は、年毎に日にちが変わります。)

アクシャヤは、「不朽の、不滅の」という意味のサンスクリット語です。したがって、この吉日に身につけた貴重品は、朽ち果てることなく、幸運や成功を運び続けてくれると信じられています。またこの吉日は、何らかの寄付や贈与などの善行を行った場合は、それが決して廃れることのない点で、重要な意味を持つとされます。

アクシャヤ・トリティヤは、トレーター・ユガ(悪が世界の4分の1を支配する時代)の開始日にあたるとされ、ヴィシュヌの第6の化身であるパラシュラーマの誕生日ともいわれます。ヒンドゥー暦によると、この日は1年でもっとも吉兆な日のひとつにあたるため、インドでは、新しいベンチャーを始めたり、高価な買い物をするのに適した吉日とされています。

アクシャヤ・トリティヤに行うとよいこと
・グル(師)に対して、施し物という形で、寄付金を忍ばせた品物を与える。
・富の女神であるマハーラクシュミーに対する苦行を行う事で、1年を通じての祝福と繁栄を祈願する。
・マハーラクシュミー寺院に行き、4つの方位に4枚のコインを投げることで、富の開運を祈願する。
・アナンガ(愛の神カーマの別名)のマントラ「オーム・フロウン・フルーム・アーナンガーヤ・パット」を唱える事で、身体的な問題の解消を祈願する。
・既婚女性は、クムクム等の赤い色粉をつけた赤い紐を首回りに身につけて、夫の長寿をシヴァ寺院で祈願する。また未婚女性は、それを足首につけて、よい相手に巡り会えるようにシヴァ寺院で祈願する。
・ニームの葉を持ってシヴァ寺院に参拝に行き、シヴァ神にそれを捧げた後、病気平癒を祈願して、それを病人の枕の下に置く。
・その他、永続する繁栄のため、新事業の開始、金製品などの高価な貴重品の購入、病気等の治療に適した吉日とされる。

どうぞ良い吉日をお迎えください。

バガヴァッド・ギーター第10章第6節

2015.04.11 Saturday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

महर्षयः सप्त पूर्वे
maharṣayaḥ sapta pūrve
マハルシャヤハ サプタ プールヴェー
太古の七名の大仙らは


maharṣayas【男性・複数・主格 maharṣi】[~らは、~らが]大聖者;[シヴァ神の称];[仏陀の称]
sapta【男性・複数・主格、基数詞 saptan】七
pūrve【男性・単数・処格 pūrva】[~によって、~をもって]前にある、前の;前面の、東の;(従格)の東にある;先行する;先の、以前の;昔の、伝統の、往時の

चत्वारो मनवस् तथा ।
catvāro manavas tathā |
チャットヴァーロー マナヴァス タター
そして四名のマヌ(人類の祖)らは


catvāras【男性・複数・主格、基数詞 catur】四
manavas【男性・複数・主格 manu】[~らは、~らが]人、人類;人類の始祖;思想;祈祷、呪文
tathā【副詞】そのように、同様に;そして、また

मद्भावा मानसा जाता
madbhāvā mānasā jātā
マドバーヴァー マーナサー ジャーター
私の存在(の一部)であり、(私の)心から生じた


madbhāvās【男性・複数・主格 madbhāva】[~らは、~らが]私の本性;私の状態;私の存在
mānasās【男性・複数・主格 mānasa】心に関する、心から生ずる、心の、精神的の;(心中でなされた(祈祷等)、意中に抱いた、考えられる;mānasa湖に住する、mānasa湖に関する
jātās【男性・複数・主格 jāta√janの過去受動分詞)】(処格)によって生まれた;(具格、従格)によって生じた;出現した、新生した;成長した;(従格)より湧き出た・起こった;(属格)に属する;手近にある;(具格)を所有する;存在する;~となる;惹起した;明らかな、判然たる;(為格)に資する;~を有する

येषां लोक इमाः प्रजाः ॥
yeṣāṁ loka imāḥ prajāḥ ||
イェーシャーン ローカ イマーハ プラジャーハ
これらの生類が、世界に(生じた)


yeṣām【男性・複数・属格、関係代名詞 yad】[~らの、~らにとって]~であるもの、~である人
loke[e+iの連声]【男性・単数・処格 loka】[~において、~のなかで]空間、余地、場所;地方、地帯、国;世界、宇宙の区分;天;地;人類、一般の人民、国民;男子(複数);(複)団体、仲間;日常生活、慣例、世事、俗事;視ること
imās【女性・複数・主格、指示代名詞 idam】[~らは、~らが]この、これ
prajās【女性・複数・主格 prajā】[~らは、~らが]生殖、繁殖、生誕;子孫、子女、家族、後裔;創造物、生きとし生けるもの;人々、民、(王の)臣

महर्षयः सप्त पूर्वे चत्वारो मनवस्तथा ।
मद्भावा मानसा जाता येषां लोक इमाः प्रजाः ॥६॥

maharṣayaḥ sapta pūrve catvāro manavastathā |
madbhāvā mānasā jātā yeṣāṁ loka imāḥ prajāḥ ||6||
太古の七名の大仙と四名のマヌ(人類の祖)は、私の存在の一部であり、
私の心から生じた。それから、彼らの子孫が、世界に生じた。

バガヴァッド・ギーター第10章第5節

2015.04.08 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अहिंसा समता तुष्टिस्
ahiṁsā samatā tuṣṭis
アヒンサー サマター トゥシュティス
不殺生、平等、満足


ahiṁsā【女性・単数・主格 ahiṁsā】[~は、~が]不害;不殺生;柔和;不背反
samatā【女性・単数・主格 samatā】[~は、~が](具格、属格、―゜)との平等性・同一性;同一水平面または水準にあること;(処格、―゜)に対して平等であること・公平であること;均等性、正常性;平凡
tuṣṭis【女性・単数・主格 tuṣṭi】[~は、~が]満足、充足;[満足の擬人化]

तपो दानं यशो ऽयशः ।
tapo dānaṁ yaśo 'yaśaḥ |
タポー ダーナン ヤショー ヤシャハ
苦行、布施、名誉、不名誉


tapas【中性・単数・主格 tapas】[~は、~が]熱;火;苦悩;苦行、自責、抑制、宗教的苦行、敬虔
dānam【中性・単数・主格 dāna】[~は、~が]与えること、(娘を)嫁がせること、贈ること、(供物を)捧げること、教えること;(生命を)棄てること;(負債を)支払うこと;施物;喜捨;贈賄;付加;捧物、供物
yaśas【中性・単数・主格 yaśas】[~は、~が]美麗、威厳、壮麗、華麗;令名、称讃、名声、栄誉、著名;尊敬の対象
ayaśas【中性・単数・主格 ayaśas】[~は、~が]不名誉;侮辱

भवन्ति भावा भूतानां
bhavanti bhāvā bhūtānāṁ
バヴァンティ バーヴァー ブーターナーン
万物の状態は生じる


bhavanti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √bhū】[彼らは~、それらは~]ある、存在する、~となる;生じる
bhāvā【男性・複数・主格 bhāva】[~らは、~らが]生成すること、生起すること、起こること;(―゜)に変わること、(処格)に変化すること;在ること、存在;永続、存続;~である状態;あること・成ること;振る舞い、行状;状態、状況;階級、地位
bhūtānām【男性・複数・属格 bhūta】[~らの、~らにとって]存在物[神・人・動物および植物を含む];被創造物;万物;世界

मत्त एव पृथग्विधाः ॥
matta eva pṛthagvidhāḥ ||
マッタ エーヴァ プリタグヴィダーハ
私のみから多様に


mattas【単数・従格、一人称代名詞 mad】[~から、~より]私
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
pṛthagvidhās【女性・複数・主格 pṛthagvidha】種々の、多様の、様々の;(具格)より異なる

अहिंसा समता तुष्टिस्तपो दानं यशोऽयशः ।
भवन्ति भावा भूतानां मत्त एव पृथग्विधाः ॥५॥

ahiṁsā samatā tuṣṭistapo dānaṁ yaśo'yaśaḥ |
bhavanti bhāvā bhūtānāṁ matta eva pṛthagvidhāḥ ||5||
不殺生、平等、満足、苦行、布施、名誉、不名誉、
これら万物の多様な状態は、私のみから生じる。
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