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グル・プールニマー2013

2013.07.22 Monday

インドでは、グル(師)に対しては、とても大きな尊敬が払われます。家庭にあっては親、学校にあっては先生、会社にあっては上司など、グルの指導のもと、人は大きく成長していくことができます。インドでは、グルは神と同一のものと見なしなさいといわれています。それは、太陽の光が反射して月が輝いて見えるように、グルの英知に照らされて、人々が輝きだすといわれるからです。

本日22日(月)は、グルに感謝の意を捧げるグル・プールニマー(師への満月祭)です。(日本時間では23日(火)となります。)

グル・プールニマーの起源は、聖仙ヴィヤーサの誕生日にあたります。
聖仙ヴィヤーサは、ヴェーダ・ヴィヤーサ(ヴィヤーサは編者の意味)とも呼ばれ、ヴェーダ聖典を編纂したことで知られています。彼は、後の時代に、人々の心が醜くなり、すべてのヴェーダを学ぶ能力がなくなることを見通して、莫大なヴェーダを現在の4部(リグ、ヤジュル、サーマ、アタルヴァ)に編纂したといわれています。

さらに、彼はプラーナを記述し、物語や寓話を通じてヴェーダと同様の霊的英知をやさしく説き、それによって多くの人々がヴェーダの英知に触れることができるようになりました。また彼は、ヴェーダンタの本質をなすブラフマー・スートラの作者としても知られています。このような偉業を残したグル・ヴィヤーサを祝福するため、彼の誕生日がグル・プールニマーとして祝われることになりました[1]。

グル・プールニマーの日には、新しい誓いを立て、それを実行することが慣例的に行われています。
例えば、霊的な師がいれば、師からマントラを授かり、それを毎日唱える誓願を立てます。
あるいは毎日瞑想をする、肉食をしないなど、その他の霊的な誓願を立て、実行するのもよいでしょう。

グルの役割について、スワミ・シヴァーナンダは次のように語っています[2]
「人が成長するために、あなたはグルの重要さと神聖な意義について理解していますか。インドがいままでグルを大切にし、グルの意識の光の中で生き続けているのには理由があります。理由もなく、毎年この古くからの伝統を祝い、度々グルへ敬意を払い、信義と忠誠を再確認しているのではありません。グルは、悲しみと死の束縛から脱却させ、真理を体験させる、人々にとっての唯一の保証人なのです。」

またスワミ・シヴァーナンダは、グル・プールニマーの日に行うべきことについて次のように語っています。
「このもっとも神聖な日は、ブラフマームフルタ(午前4時)に起床しなさい。そして、グルの蓮華の御足を瞑想するのです。心の中で、彼の恩寵を祈りなさい。こうしてはじめて、あなたは成就に至ることができます。早朝には、熱心にジャパや瞑想を行いなさい。」

「沐浴したあと、グルの蓮華の御足を礼拝しなさい。また彼の絵や写真に、花やフルーツを供え、お香や樟脳を焚くのもよいでしょう。この日は、断食をするか、食べても牛乳やフルーツだけにするべきです。午後は、あなたのグルの信奉者たちと一緒になり、彼の栄光や教えについて話し合うとよいでしょう。」

「夜は、信奉者たちが集まり、神の御名やグルの栄光を歌いなさい。グルを礼拝するもっともよい方法は、彼の教えに従うことです。彼の教えの顕現としてあなた自身が輝き、彼の栄光とメッセージを伝えなさい。」

グル・プールニマーの日からは、チャトルマースとよばれる神聖な時期が4ヶ月間続き、インドではこの期間に多くのお祭りが行われます。特に2013年7月23日から2013年8月21日までの期間は、シュラヴァナと呼ばれ、チャトルマースの中でも特に神聖な期間とされています。(地域によって異なります)
この時期は、シュラヴァナ(聞くこと)と呼ばれるように、聴聞等による学習に適した期間です。師の教えを聞き、それを実行に移せるよう努力すれば、きっと大きな実りがあることでしょう。

[1]"Guru Purnima", http://www.amritapuri.org/cultural/guru/purnima.php
[2]Subhamoy Das, "The Guru Purnima", http://hinduism.about.com/od/festivalsholidays/a/gurupurnima.htm

聴聞の行い

2013.07.22 Monday

グルを讃えるこの吉兆な日を迎え、そして始まるのがシュラヴァナ月(シュラヴァナ・マース)です。これからの約4ヶ月間は、ヒンドゥー暦においてチャトゥル・マースと呼ばれる1年の内で最も神聖な時期となり、シュラヴァナ月はその最初に訪れる、シヴァ神を讃える吉兆なひと月にあたります。

シュラヴァナが意味するものは「聴聞」です。ヴェーダンタ哲学において、「聴聞」は精神性を深める道を行く第一歩として、そして最も重要な行いとして位置づけられるものであり、私たちのその歩みは、真実であるグルの言葉を聴くことに始まります。

グルの言葉は真実であり、神の言葉に変わりありません。その言葉に心を傾け、信じ、歩む道の中で生じるものは、真実との一体です。グルの息づかいが聞こえるからこそ、遠く掴みがたい崇高な存在にもたやすく心は定まり、自我が消滅したその世界の中では、全ての中心である本質に繋がることが容易となります。

夢中になるものと向かいあう時、その中に吸い込まれるように一つになる瞬間があります。インドで過ごす日々においては、その対象が常に、崇高な存在でした。それはやはり、日々が神々を讃える祝祭に溢れているからに違いありません。グルの言葉を聴きながら、心が静まっていく神聖な世界の中では、耳にする神秘的で奇蹟的な神々のリーラー(戯れ)が、心身の奥深くまで入り込み、崇高な域へと人々を連れていきます。

私たちは忙しい生活の中で、さまざまに抱く感情や思考を言葉にしながら、本質とは異なるその現象に、自分自身を重ね合わせ時に自己を見失っていきます。だからこそ、崇高で神聖な存在に耳を傾けることは、自分自身を中心である本質へと戻す大切な瞬間ともなり変わります。

シュラヴァナが習慣となる時、そしてその対象が崇高な存在ともなれば、人はどんな時も本質と共にあることが可能となります。現代においても、そうした行いに捧げられるひと月が存在するのが、インドの姿です。これからの4ヶ月間は、多くの祝祭に満ちる神聖な時となります。皆さまにとっても、その始まりが吉兆な時となりますよう心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

マントラをどのくらいの数となえるか

2013.07.22 Monday

マントラの数をどのくらい唱えたらいいのか、というご質問をお受けすることがよくあります。
私はマントラの専門家ではないものの、20年以上唱え続けておりますので、その経験と、ヒマラヤの行者さん達から得た(断片的ではありますが)知識から私なりにお答えさせていただきます。
ひとつの意見として参考になさってください。

マントラを何回唱えればいいかという、共通した数は実はない、というのが私の結論です。

その方のカルマによっても変わるでしょうし、マントラの種類によっても変わります。
(とても短いマントラもありますし、非常に長いマントラもありますので・・)「たくさん唱えればいいよ。」というマントラがある半面、数秘術との関連で、唱える数が厳密に決められているものもあります。

なかには「1日10回以上唱えてはいけない。」「日が沈んだら唱えてはいけない。」というマントラもあります。

とても奥が深いですよね。

しかし私達が一般的に聞くことができるマントラに関しては、たくさん唱えた方がいい、という結論になるでしょう。
その際、9の倍数とか108の倍数がいいと推奨されることが多いです。

私自身は、普段毎朝26種類のマントラを唱えており、一番回数が多いものに関しては1回に864回唱えています。
このマントラに関してはもう600万回以上唱えたことになります。

ただ修行に入った時は、グルからもらったマントラと、そこで唱えられていたマントラをだけを唱えていました。
12年間はそうしていたのです。

この1つあるいは2つのマントラを唱え続けるという行為は潜在意識に、そのエネルギーを定着させる行為として非常に優れています。
これからマントラを唱えたいと思う方は、ぜひお好きなマントラをひとつかふたつ選んで、唱えるようにしてみてください。

(蛇足ですが、ある神様の1000の名前を唱えるというのは、非常に強力な効果がありますが、エネルギーの方向性としては、その神様のひとつのマントラを唱えるのに近いのだと、個人的には思います。)

以前にも書きましたが、パーソナルなマントラはグルにもらうのが一番です。

しかし同時にマントラ自体が人類共通の財産ともいえます。
グルのおられない方は、お好きなマントラを選んで唱えて差し支えないでしょう。

皆様にマントラを通じて神々の恩寵が降り注ぎますようお祈りしております。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「ガネーシャ・ギリによる特別ゼミ インド占星術基礎と運命改善技法」
http://www.uranai-school.jp/h_kaikou/toku_vedic_girii.html

「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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グルの存在

2013.07.16 Tuesday

巡礼や瞑想など、精神性を育む道には多くの術が示され、その歩みの中で人々はさまざまな経験を通じ、自らと向き合い、真理を探求します。そこには、複雑な動きを見せる心や肉体の働きと究極的に向き合う瞬間が溢れ、さまざまな疑問が浮かび上がる時があります。

そんな道において欠かすことのできないものが、グル(導師)の存在です。グルとは、「闇を追い払う者」を意味します。真っ暗な道を進む時、道を照らす灯りが必要であるように、グルはまさに、心に生じる疑いや迷いといった暗闇を追い払う、明るい光そのものです。

言葉を通じ、存在を通じ、欲する時に欲する答えを授けるグルの偉大さは、形容しがたいほどに大きなものであることを、どんな時も思い出します。その存在は、一瞬一瞬に息吹を与えるようなものでした。身を委ねる強さと優しさに溢れ、ただその側にありたいと、感じたことも事実です。

「グルを心から信じること―それが唯一のサーダナ(修行)である。」と、今でも多くの帰依者を導くシルディ・サイ・ババは述べています。

そこにあるのは、自我の消滅です。真実へと導く偉大な存在に従い自分自身を捧げる時、人々は自身の肉体や心、時間や空間までもを容易く超越していきます。だからこそ、普段は聞こえず、見えず、感じられない崇高な存在が際立ち、その存在との一体を得ることができるのかもしれません。

自我が消え、崇高な存在に自分自身の存在が完全に委ねられる時、「私」は崇高な存在へと帰ります。全体と一つとなる簡単な術をグルの存在は示しているかのようです。御足に触れ、御言葉を聴き、その存在を迫真的に得られるからこそ、より明確に心を定めることができるのだと感じます。

インドでは、日常においても人々はグルを心の拠り所としています。日々を生きることが、精神性を深める一歩一歩に他ないことに、やはり惹かれてなりません。そんなグルの恩恵は、そこに帰依する強い心がある時に生じるものだと言われます。次の満月にあたる7月22日は、グルに捧げられる最も吉兆な日「グル・プールニマー」です。人々の心とグルの恩寵が生み出す平安に満ちた時となりますよう、心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

ラタ・ヤートラー

2013.07.08 Monday

神聖な存在をより身近に感じる瞬間が、インドで過ごす日常には溢れています。偉大すぎて掴みがたいその存在も、インドの世界の中では不思議と親しみやすいものとして際立ち、人々を優しく迎え入れます。そんな神様の一人が、これから盛大な祝祭を迎えようとしているジャガンナータ神でした。

極彩色に彩られた姿、真ん丸とした大きな目、そして愛らしい表情が、一目見ただけで心の奥深くまでぐっと入り込み、大きな存在感を放っていたことを思い出します。ジャガンナータ神は、主に東インドで崇拝される、ヴィシュヌ神、もしくはクリシュナ神の化身とされる神様であり、最も盛大な祝祭が、7月10日に迎える「ラタ・ヤートラー」です。

ラタ・ヤートラーは、東インドに位置するオリッサ州の聖地プリーにて、豪華な山車が街を練り歩くお祭りとして知られています。一説に、悪行を働いていたカンサを打ち破ったクリシュナ神が、兄のバララーム神と妹のスバドラー神と共に山車に乗り帰還したことを祝福するお祭りであるといわれ、豪華絢爛な山車と共に進むジャガンナータ神の姿が多くの人々を惹きつけます。

そんな山車は馬車とも捉えられ、精神性を学ぶ上で多くの例えに用いられるものです。カタ・ウパニシャッドにおいては、「真我(アートマン)は車主であり、肉体は馬車、理性が御者、そして意思が手綱である。」(カタ・ウパニシャッド第3章3~4節)と、人の体、心、そして精神のあり方が述べられています。

苦楽を生み出す感覚器官に操られる肉体を、意志と言う手綱を持って導くことは、精神性を向上させるための道において、最も強調される努めるべく行いの一つです。その先にあるものは、体、心、そして精神の統一であり、乱れのないその小さな世界の中において、誰もが偉大な存在に気づくに違いありません。

ジャガンナータ神を乗せた一つの大きな山車が、集まった個々の手によって真っ直ぐに導かれる様子こそ、一人一人が偉大な存在の下に一つであることを物語っています。心が主に定まる時、そこにはいつの時も平安があることを私たち自身が証明しているかのように映ります。

祝祭を通じ、そうした精神性を向上させる教えが、一瞬一瞬に溢れているのがインドでの生活です。ラタ・ヤートラーは9日間に渡る祝祭です。インドの各地から、また世界の多くの場所で、この愛らしい神の下に人々が歩み寄り一体となります。そのエネルギーが生み出す平安が、世界を包み込むことを心から願っています。

(文章:ひるま)

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Ratha-Yatra
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