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叡智の実践

2013.09.02 Monday

再びこの神聖なインドの世界に身を置いています。何度も足を踏み入れたこの世界であっても、訪れる度に新たな生き生きとしたエネルギーに満たされ、確かな守りに包まれていくことを改めて実感しています。道端にたたずむ神々の姿が、変わらずにそこにあるからかもしれません。

これほどまでに物質が世界を覆いつくす現代の中で、精神性を深めるさまざまな術が日常に溢れ、そして実践されている生活には、習うべくことが多くあります。何よりもまず、永遠の幸福に至る術が明確に刻まれた叡智の数々が、どんな時においても人々の内に輝き、そして実践されるべきであるということがあるように思います。

限りがあり、移ろいやすい物質は、人間の欲を一時的に満たすことはあっても、苦悩を増す唯一のものであると、古代の聖人たちは繰り返し述べてきました。人々の精神には、物質ではない確固たる支柱が必要であり、現代において多くの困難が渦巻いて見えるのは、その支柱が見失われていることを個々の心が切に訴えている現れに他ありません。

そんな物質の波は、ここインドにももちろん、押し寄せています。しかし、古代より決して変わらない神々の姿が、その波にのまれることなく変わらずに存在し、変わらずに生活の中心で在り続けています。

インドの世界に身を置く時、こうしてあらゆるところに見える神々の姿が、意識の奥深くに静かに働きかけていることを、どんな時も感じています。それが何よりも強く、自分自身を中心へと位置付けていくものに他ありません。両極端なものが強烈に入り混じるこの世界だからこそ、叡智を通じその中心を探る心がひと際強く動き出すことも事実です。

精神の確固たる支柱となる偉大な叡智が自身の内に実践される時、どんな小さな困難も見えることはありません。日々を生きながら、その一つ一つを丁寧に努め、常に中心で在れるよう実践する日々が続いています。更なる学びをここで深め、叡智の偉大さを自身の存在を通じ、輝かせていきたいと感じています。

(文章:ひるま)

クリシュナ降誕祭

2013.08.26 Monday

2013年8月28日は、クリシュナ神の降誕祭です。

クリシュナ降誕祭には、クリシュナ・ジャヤンティ、クリシュナ・ジャンマーシュタミー、ゴークラーシュタミー、クリシュナーシュタミーなどさまざまな名称があります。

伝統的なインド占星術によると、クリシュナ神の誕生日は、シュラヴァナ月の2回目の満月から新月に向かう8日目(アシュタミー)で、月の星座(ラーシ)がヴリシャバ(牡牛座)、ナクシャトラがローヒニーであるといわれます。

クリシュナ降誕祭の日に、もっとも重要とされるマントラは、「オーム ナモー バガヴァテー ヴァースデーヴァーヤ」といわれます[1]。この日は、バジャンやキールタン、また瞑想や断食を行い、クリシュナを念想しながら神聖な1日を過ごします。

またこの日にできるもっとも簡単で偉大なクリシュナ神への礼拝は、バガヴァッド・ギーターを読むことであるといわれます。
バガヴァッド・ギーターを読むことは、クリシュナの偉大な教えを私たちに思い起こし、クリシュナを讃える最高の礼拝方法であるとされています。

また以下のような簡潔なクリシュナ・プージャーを行う事もできます[2]。

1.身体を洗い清め、静かで清浄な場所を用意します。
2.クリシュナ神とガネーシャ神の像や絵画を設置します。
3.ランプと花・果物・お菓子をお皿に用意します。
4.ガネーシャ神に祈りを捧げます。
5.心を落ち着かせるために、数分間瞑想します。
6.ランプに火を灯します。
7.クリシュナ神への瞑想または祈りを捧げます。
8.花を捧げ、お香を焚きます。トゥラシーの葉があればベストです。また花を捧げるときに、ベルを鳴らしても良いでしょう。
9.「オーム・ナモー・バガヴァテー・ヴァースデーヴァーヤ」あるいは「オーム・ナモー・ヴァースデーヴァーヤ・ナマハ」のマントラを唱えます。
10.このとき、用意した果物やお菓子、食物を捧げます。その後、聖水をふり撒いても良いでしょう。
11.この後、数分間瞑想するか、バガヴァッド・ギーターを読んだりして、神聖な時を過ごします。

プージャーの後は、果物やお菓子は、プラサード(神のお下がり)として、皆でいただくことができます。

クリシュナは、ギーターの中で、行為のすべてを彼に捧げ、彼を信愛することの大切さを説いています。魅力溢れる彼の人生を学び、クリシュナへの想いで、この神聖な1日を過ごすことができれば、クリシュナはきっとその想いに応えてくれるに違いありません。

皆さまにクリシュナ神の祝福がありますように。

[1]"Significance of Sri Krishna Jayanti", http://www.hindu-blog.com/2007/09/significance-of-sri-krishna-jayanti.html
[2]"How to do a Simple Shri Krishna Puja?", http://www.hindu-blog.com/2008/08/how-to-do-simple-shri-krishna-puja.html

喜びの誕生

2013.08.26 Monday

また、大好きな祝祭の一つが近づいています。ヨーガに触れるようになって以来、どんな時も心の支えとして持ち続けた、神の詩―バガヴァッド・ギーターで真理を説く、クリシュナ神の降誕祭です。その神の詩の中に溢れる愛に満ちたひと言ひと言が、今ここでぐっと深く心に入りこみ、これから迎える祝祭を特別なものとしています。

ギーターの言葉は、どんな暗闇にも確かな光を与え、喜びをもたらします。その言葉の主であるクリシュナ神の存在が、喜びそのものであるからかもしれません。心が揺れ動く時、求めるクリシュナ神の言葉は、定まるべく場所へと確実に、自身を導いていくことを強く感じていました。その言葉が、自分自身の本質に違いないからです。

クリシュナ神は、いたずら好きな愛らしい子どもから、ギーターで教えを説く偉大な師まで、さまざまな姿を見せています。それはまるで、社会生活を営みながらさまざまな役割をもつ私たちに重なります。しかし、どんな姿にあっても、どんな役割にあっても、クリシュナ神の喜びという中心が揺らぐことはありませんでした。その不変の喜びが、こうして世界中の人々を現代においても強く惹きつけ、魅了し続けている理由に他ありません。

そんなクリシュナ神が誕生したのは、真夜中であったと言われます。それは、私たちが日々を生きながらさまざまに経験する闇の中に、喜びという光を与えるように現れることを象徴するのだと言います。

人々は常に、愛や守り、幸福を欲しいと願います。「私はあなたを愛している」ギーターの中でそう繰り返される神の言葉を心に定めるならば、私たちは決して、不変の喜びからはぐれることはありません。

ギーターの中で説かれるものは、行為のすべてをクリシュナ神に捧げ、そして信愛することの大切さです。それは私たちが自らの内に喜びを見出すとてもシンプルな方法だからに違いなく、そこには、本質と深く繋がった限りのない喜びが待ち受けています。

この祝祭を迎え、今改めて、崇高な言葉の数々を心の奥深くに据え、光を灯し続けたいと感じています。そこに生まれる喜びこそが、クリシュナ神の誕生なのだと、この祝祭が教えてくれているように思います。

(文章:ひるま)

ラクシャ・バンダン

2013.08.19 Monday

2013年8月21日は、ラクシャ・バンダンの祝日です。ラクシャ・バンダンについての簡単な解説を、以下Raksha-Bandan.comよりご紹介させていただきます。

ラキ:愛の紐

ラキは、兄弟・姉妹の愛情で彩られた神聖な紐のお守りです。ラクシャ・バンダン(守護を結ぶの意味)として知られるこの日は、ヒンドゥー暦におけるシュラヴァナ月の満月の日に祝われます。一筋の紐に過ぎないラキは、 愛と信頼の固い絆の中でもっとも美しい関係を結ぶとき、鉄の鎖より強いとみなされます。 また、誰もが助け合い、仲良くするべきという概念を広めるために、ラキの祝日は社会的な意義があります。

伝統と習慣

ラクシャ・バンダンの祝日は、兄弟・姉妹間で分かち合う愛情に捧げられます。 この日、姉妹たちは、兄弟の長寿と祝福を神に祈ります。 兄弟たちは、姉妹に美しいラキを贈り、この世界の悪から姉妹を守ることを約束します。 この習慣は古くからあり、ここで行われる儀式は地域によって異なりますが、その美しい意義はどこにおいても変わることはありません。

ラキの意味

調和をもたらし、家族をひとつにまとめるために、ラキの祝日には大きな意味があります。ラキは、兄弟・姉妹間の愛、すなわち彼らが子供の頃から共有している愛の絆を表しています。 ラクシャ・バンダンを祝う習慣は遙か昔に遡り、今なお、人々は伝統的な方法でその愛情を表現しようとしています。ラキは、古い時代から、兄弟・姉妹間の愛の絆を強く結びつけてきたのです。

ラキのお祝い

ラクシャ・バンダンのお祝いは、兄弟・姉妹間の穢れのない愛を表す祝日です。 古くから、この祝日は歓喜をもって祝福されてきました。ラキは兄弟・姉妹間の無条件の愛の証です。 女性たちは、少なくとも祝日の2週間前から準備を始めます。その一日を特別な日にするために、人々はラキや贈り物、ラキ・プージャーのプレート、お菓子などを買います。 これはまた、この神聖な祝日を祝うために家族が集まるという一つの機会にもなります。愛する人々の間での贈り物は、この特別な日を心に残る美しい思い出にしてくれます。

出典:Raksha Bhandan, http://www.raksha-bandhan.com/
より翻訳転載

愛の守り

2013.08.19 Monday

インドでは伝統に基づく多くの祝祭が現代においても生活の中心を成し、そして深い意味を与え、人々の心を崇高なものへと結び付けています。そんな中で、「ラクシャ:守り」「バンダン:結ぶ」を意味するラクシャ・バンダンもまた、神聖さを深める大好きな祝祭の一つでした。家族愛を深めるこの祝祭により、薄れつつある人々の絆がぐっと強まり、その中の揺るがない安心感を深く感じたからかもしれません。

家族を愛することは、精神性を育み崇高なものとの結合に至るための第一歩であるとも言われたことがあります。事実、この祝祭において生み出されるものは、全体との結合です。見返りを求めることのない愛が自我を静める中で、そこにある信頼が乱されることない調和を心の内に生み出し、個々を平安に留まらせます。そしてそれが社会へと広まるとき、個から全体への繋がりが深まり、大きな平安が築き上げられていきます。

このラクシャ・バンダンにおいて欠かすことのできないものが、手首に結ばれる「ラキ」という「守り」を象徴する神聖な紐です。家族によって結ばれるその純粋な愛の絆は、個々を全体へと繋ぎ、自我にまみれる中で生じるさまざまな困難から人々を守ります。家族を通じ、守り、守られる中で見出される純粋な愛は、道徳に基づいた正義を際立て、それを個々が守るべきであるということを気づかせていきます。

人々の心が道徳に基づくとき、いかなる悪も近寄ることはありません。自分自身を純粋な愛に満たすことは、精神性を育む道において、自身を成長させるシンプルな術であるということを示しているかのようです。その愛は、どんなものよりも強く深く、自身の側に存在しています。その事実を祝祭の数々が人々に気づかせ、純粋な愛に満ちた心を育んでいます。

もっとも吉兆な時とされるシュラヴァナ月を終えようとしても、終わることのない祝祭が人々を正しい道へと導いていきます。この祝祭と共に、皆さまの最愛の存在が幸せにあり、そして多くの愛が世界を満たし平安に留まることを心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)
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