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続・菜食のススメ

2013.11.11 Monday

前回に引き続き菜食のお話ですが、実際問題でこの日本でどの程度菜食の実践ができるかといことに関しての内容にです。

インドのヴェジタリアン(シャカハリ)は基本的に卵も食べないのが普通ですが、それは日本では少し難しいです。
(日本ではパンなどにも卵が使われているからです。)

でも肉・魚は食べない、乳製品と卵は食べるラクト・オボヴェジタリアンになる場合、比較的実践は容易です。
ご自分で料理を作る場合以外でも、コンビニエンス・ストアでも食べられるものはたくさんあります。
また、ファミリーレストランなどでも、ピザのマルゲリータがあれば大丈夫です。
(私自身は飲酒はしませんが)居酒屋などはもっと選択肢が多く、枝豆、卵焼き、ポテトフライ、漬物、冷ややっこ(おかか抜き)などちょっと考えても豊富な選択肢があります。
さらに近年は、首都圏にはたくさんのインド料理店がありますので、住んでおられる方は、外食の時選択すれば卵も食べないヴェジタリアンも実践可能です。
インド料理店の場合、ヴェジタリアンだと告げるとなぜか対応が良くなる店も多いです。

また、魚は食べるペスコ・ベジタリアンの場合、選択肢はほぼ無限になるでしょう。
私が20年以上ヴェジタリアンを続けて来られたのは、日本がヴェジタリアンにとって、実践がそれほど難しい国ではないからだと思います。

ただし、気をつけなければならないのは、想定外のものに肉や魚が入っている場合があります。
レストランで食事をするとき、不明な場合は、店員に尋ねるといいでしょう。コンビニエンス・ストアで買い物をする場合は、裏の表示を確かめるといいと思います。
(慣れれば、大した手間ではありません。)

そして日本の食生活がそうなので、仕方がありませんがビタミンB1の摂取だけは意識するといいでしょう。玄米や雑穀を食べる、海藻を食べる、ビール酵母を摂る、インド料理を食べることなどで解消できます。

もしヴェジタリアンになれば、常に春の日差しの中に入るような、肉食をしていた時に比べて優しく柔らかい感覚が降り注ぐようになります。
そして瞑想に深く入れるようになります。ヨーガの実践でも集中が容易になるでしょう。

また、前回選択肢として提案させていただいたような、1日1食だけヴェジタリアンをしようと思う方も、以前にはない体調の良さを感じるかもしれません。

そしてヨーガや瞑想などの実践によりご自分の中に、動物を殺して食べることを避けたい感覚が湧きおこって来たら、ヴェジタリアンであることを生涯続けるようになるでしょう。

そしてそれは自分自身のみならず、地球全体のためにもなるのだと思います。

ヴェジタリアンにご興味のない方も、前回と今回の文章を読まれて、インドの長年の文化であるシャカハリ(ヴェジタリアン)の文化に、ほんの少しだけでも関心を持っていただければ幸いです。


(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「ガネーシャ・ギリによる特別ゼミ インド占星術基礎と運命改善技法」
http://www.uranai-school.jp/h_kaikou/toku_vedic_girii.html

「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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光のあるところ

2013.11.05 Tuesday

ディーワーリーの祝祭に欠かすことのできないもの、それは「光」です。この祝祭は、新月の夜、月の無い真っ暗な夜に祝福されます。季節は冬へと向かい、日の入りも早まり、暗闇が辺りを覆い尽くすこの時だからこそ、「光」の存在はいつも以上に際立ち、暗闇を打ち消すかのように放つその光と、人々の喜びが街中を満たしていきます。

ディーワーリーを通じては、神々を迎え入れるために、家じゅうをきれいに磨き整え、灯りを灯す行いが欠かせません。その過程においては心もまた浄化がなされ、清らかな心によって、美しい光と共に人々は真の喜びを見出していきます。神々のために行われるその行いを通じる経験は、何よりもの大きな気づきを生み出すことをここの生活で深く学んできました。

精神性の道を歩む中で、光は、私たちの「無知」という暗闇を破るものとして重要視されます。バガヴァッド・ギーターにおいても、クリシュナ神は述べています。

ブラフマンは、光の源であり、自ら光り輝いている。
それは、無知の闇を超えて、全てを照らす光である。
知識であり、その目的であるブラフマンは、
あらゆるものの心に住み、光り輝いている。
(バガヴァッド・ギーター13章17節)

光が存在しなければ、私たちは何も見ることはできません。そしてその光は、自分自身の存在がなければ見ることができないものです。それ故、自己の認識が究極の真実に至る道であると、古くから切に伝えられてきました。

心という物質の働きによって生み出される迷いや疑いに、私たちは自己の本質を見失う暗闇を度々経験せねばなりません。そんな中で、真実である神の言葉を繰り返し、そこに定まる献身的な行いは、私たちに真実を経験させ、気づきと共に無知を破っていきます。

個々のすべての心に住む究極の真実は、常にそこに光り輝いています。その内なる光を認識することが、私たちの最も重要な目的に他ありません。神々と共に生きる意味を、このディーワーリーの喜びが、再び気づかせてくれるように思います。

(文章:ひるま)

光の祭典-ディーワーリー(ディーパーヴァリー)

2013.10.28 Monday

2013年11月3日は、ヒンドゥー教の三大祭のひとつであるディーワーリーの祝日です。このお祭りは、別名ディーパーヴァリーともよばれ、サンスクリット語では「光の列、夜のイルミネーション」を意味します。
この祭典期間中は、ろうそくや煌びやかな照明がインド全国の街中で灯され、その美しさはおおくの人々を魅了します。

このお祭りは、以下のように解説されています[1]。

「ディーパーヴァリーは「光の祭典」として知られ、正義が悪に打ち勝った象徴である。ランプには、その勝利の祝福と人類の希望の記として、灯が点される。ディーワーリーまたはディーパーヴァリー(陶器製のランプの列)を祝う理由は、ラーマが宮殿から追放され14年間を森で暮らす間に、シーターを奪った羅刹王ラーヴァナを殺し、凱旋したラーマを祝福するためである。ラーヴァナを殺した日は、ダシャラー(ディーワーリーの19~21日前日)として祝われる。祭典は、光とランプに焦点がおかれ、地域によっては、花火が打ち上げられるところもある。

ディーパーヴァリーは、ヒンドゥー暦のアーシュヴィン月に6日間連続で祝われる。おおよそ10月あるいは11月に行われるが、インドでは、もっとも人気があり、待ち望まれている祭典のひとつである。ヒンドゥー教徒、ジャイナ教徒、シーク教徒は、この祭典を、人生の祝福、そして家族と社会の絆を深めるために祝う。ジャイナ教徒にとっては、もっとも重要な祭典であり、ジャイナ教暦では新年にあたる。またシーク教徒にとっても、信仰上重要な祭典である。

・ヒンドゥー教における意義
祭典は、悪に対する正義の勝利を象徴する。サンスクリット語のディーパーヴァリーは、光が暗闇に勝利したことをあらわす光の列を意味する。サンスクリット語の知識が廃れるにしたがい、特に北インドでは、名称が一般にディーワーリーと変化した。

ディーワーリーの日は、多くの人は新しい服を身につけ、お菓子を分け合い、爆竹を鳴らす。北インドの経済界では、事業年度はディーワーリーの日に開始され、新しい商業帳簿はこの日から付けられる。

ヒンドゥーでは、この祭典を祝う理由を、次のようにいくつか挙げている。

・スカンダ・プラーナによると、女神シャクティは、シヴァ神の半身を手に入れるために、シュクラ・パクシャのアシュタミー(月が満ちる時)から21日間の苦行を行った。この誓願(ヴラタ)は、ケーダラ・ヴラタとして知られる。ディーパーヴァリーは、この苦行が完了した日である。この日、シヴァ神は左半身にシャクティを受け入れ、アルダナーリーシュヴァラとして顕現した。熱心な帰依者は、空間を意味するカラシャと呼ばれる容器に21本の紐を入れ、35日間21種類の供養を行う。最終日はケーダラ・ガウリー・ヴラタとして祝われる。

・ディーワーリーは、アヨーディヤの王ラーマが羅刹王ラーヴァナを殺し、シーターと弟のラクシュマナとともに、アヨーディヤへと凱旋した祝いでもある。道に沿ってオイルランプに灯りを点すことで、暗闇にある人々の道を照らすと信じられている。北インドでは、祭典はヴィクラム暦の最終日に行われる。次の日は北インドの新年にあたり、アンナクットと呼ばれる。

・クリシュナの妻のひとりであるサティヤバーマーによって、大破壊をもたらした悪鬼ナラカースラ(地獄のアスラの意味)が倒された祝日。クリシュナのアヴァターの時代であるドゥヴァーパラ・ユガにもたらされた。別の解釈では、悪鬼はクリシュナ自身に倒されたともいわれる。南インドでは、シャリヴァハナ暦にしたがうため、ディーワーリーの新年は一致しない。
(以下略)」

地方によっては、女神ラクシュミーをお祀りするところなどもあるようです。この日はインドの習慣にならって、ランプに灯を点し正義の復興を願ったり、日頃お世話になっている人々に贈り物をしてみるのもよいかもしれませんね。

出典
[1] Wikipedia "Diwali", http://en.wikipedia.org/wiki/Diwali

社会生活と精神性

2013.10.28 Monday

祝祭が続く広大なインドを旅しています。これから束の間の秋と冬を迎える北インドを離れ、ココナッツの木が生い茂る南へと移動すると、まるで異国に来てしまったかのように変わる風景や食事に、この国の多様性を改めて実感したように思います。

滞在していた南インドのケーララ州はセカンド・モンスーンにあり、毎日、時折激しい大雨が降る日々が続いていました。10年を通じ訪れているこのケーララ州にも、やはり、さまざまな所に大きな変化が生じています。しかし、田舎ではいつものようにゆったりとした時間が流れ、慣れ親しんだ人々が変わらずに温かく出迎えてくれることに、心からほっとする瞬間を享受していました。

こうした人々の絆は、社会に身を置き生活を営む日々において、多くの気づきを生み出すことを実感します。特に、インフラや福祉が整わない生活の中では、この絆こそが人々の日常を支えるものの他になく、心のどこかにその存在があることは、日々の生活をより豊かに、そして生きる意味を際立たせていきます。

物が溢れ、人々との関係やその絆の重要さが薄れる今、物を欠きながらも、こうしてインドの地で人々が繋ぐ絆に、この社会を共に生きる意味を学んでいます。愛すること、時には嫌悪すること、心を持つ者の間で経験することは数知れません。しかし、それらすべてが自分自身の内を育んでいることに、多くの瞬間の中で気づかされていました。

こうして何度もここを訪れるのは、自身に喜びをもたらす、心から会いたいと願う人々がいるからです。そしてその繋がりが生み出す個と全体の喜びが、世界にシンプルな平和をもたらすのだと再び強く実感していました。

何事も、他との間に生じるものはないということ、それらは全て、自身と内なる神との間のことであることを、ここで生きる人々と自身の繋がりを見てはっきりと理解したように思います。

それぞれの人がさまざまな変化を経験しながらも、心の内には必ず、変わらずに在るものが存在しています。精神性を高める術は社会生活の中にも満ちるものであり、日々の中で、どんな瞬間においても自身の内を磨く行いを努め、内なる神性さに気づいていたいと実感しています。

(文章:ひるま)

静寂の中に

2013.10.21 Monday

ダシャラー祭を終えたインドは、次のディーワーリー祭に向け、新たに祝祭の準備が始まっています。歓喜に満ちる瞬間のために、どこか忙しない祝祭と祝祭の間でも、少しだけある落ち着いた静寂に、日々を見つめ直す瞬間を過ごしています。

数多くの祝祭や聖地が存在するインドの地に身を置く今、そこで得る神聖なエネルギーが、言葉には出来ないほどの力を持つものであることに改めて気づかされます。自身の存在の至福をここまで感じる瞬間は他にありません。しかしそれは、決して祝祭や聖地を通じてだけではなく、祝祭の後、こうして訪れる静寂もまた、自身の存在の至福を際立てていくことを実感しています。

特に、自身の内を見つめる術が生み出す静寂は、どんなものにも勝る力となり、限りのない至福を与えると古くから聖者たちによって伝えられてきました。そしてその術である瞑想やジャパは、それが成されるのが常に私たちの内であり、何も必要としないとてもシンプルでありながら、もっとも強くその恩恵を見てとれるものだと言われます。自身の内に全てがあるからこそ、外ではなく、その内を探ることが、何よりもの大きな力を与えるのは疑いの無い事実です。

私たちは日々を過ごす瞬間の中で、幾度となく、外界を通じて沸き起こる思考のさまざまな雑音に「気づき」を失い、無意識となる瞬間を経験せねばなりません。思考を止める瞑想やジャパは、自身の内に限りの無い静寂をもたらし、気づきそのものである「意識」を際立てて行きます。

無意識を開花し、究極的な気づきの状態を得ることは、永遠の至福に留まる術の一つであると言われます。それは、自身が内なる静寂を獲得し、雑音に惑わされない純粋な意識の状態で在るからにありません。

住まうこの場がアシュラムであり、この体が祭壇であり、この心が導師であること。そして自身の存在こそが最も崇高なものであること。祝祭と祝祭の静寂の間でその事実に改めて気づき、内なる世界の探求に励みながら、その気づきと共に日々を豊かに過ごしていきたいと感じています。

(文章:ひるま)
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