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バガヴァッド・ギーター第6章第23節

2013.12.12 Thursday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

तं विद्याद् दुःखसंयोग-
taṁ vidyād duḥkhasaṁyoga-
タン ヴィディヤード ドゥフカサンヨーガ
これを知るべきである、苦との結合


tam【男性・単数・対格、指示代名詞 tad】[~に、~を]これ、あれ、彼
vidyāt【三人称・単数・パラスマイパダ・願望法 √vid】[彼は~だろう、彼は~するべき]知る、理解する、思う
duḥkha【中性】不安、心配、苦痛、悲しみ、悲哀、困難、苦しみ
saṁyoga【男性】~との接続・連合・結合・接触;~への専心;~との友好関係・縁故

वियोगं योगसंज्ञितम् ।
viyogaṁ yogasaṁjñitam |
ヴィヨーガン ヨーガサンジュニタム
からの分離を、ヨーガと呼ばれるものを


viyogam【男性・単数・対格 viyoga】[~に、~を]~からの分離、の喪失;出発;不在、不足;~の抑制
→duḥkha-saṁyoga-viyogam【男性・単数・対格、限定複合語】[~に、~を]苦との結合からの分離
yoga【男性】ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
saṁjñitam【男性・単数・対格 saṁjñita】知られた、伝えられた;合図された;呼ばれた、称せられた
→yoga-saṁjñitam【男性・単数・対格、限定複合語】[~に、~を]ヨーガと呼ばれた、ヨーガと知られた

स निश्चयेन योक्तव्यो
sa niścayena yoktavyo
サ ニシュチャイェーナ ヨークタヴィヨー
これは、決意をもって行われるべき


sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
niścayena【男性・単数・具格 niścaya】[~によって、~をもって]確認;確信;正確な知識、確定、確実;事件の実状;決定、決断、決定した意見;確定した目的、決意、決心
yoktavyas【男性・単数・主格 yoktavya√yujの未来受動分詞)】適用・実行されるべき;課せられるべき(刑罰);(具格)を供給・準備されるべき;集中されるべき(精神)

योगो ऽनिर्विण्णचेतसा ॥
yogo 'nirviṇṇacetasā ||
ヨーゴー ニルヴィンナチェータサー
ヨーガは、不屈の精神をもって


yogas【男性・単数・主格 yoga】[~は、~が]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
anirviṇṇaa-nir-√vidの過去受動分詞】落胆しない、落ち込まない、悲しまない、恐れない、心配しない、飽きない
cetasā【中性・単数・具格 cetas】[~によって、~をもって]様子;光輝;自覚;知能;感官;心、精神、意志
→anirviṇṇa-cetasā【男性・単数・具格、同格限定複合語】[~によって、~をもって]たゆまぬ心、不撓の精神

तं विद्याद् दुःखसंयोगवियोगं योगसंज्ञितम् ।
स निश्चयेन योक्तव्यो योगोऽनिर्विण्णचेतसा ॥२३॥

taṁ vidyād duḥkhasaṁyogaviyogaṁ yogasaṁjñitam |
sa niścayena yoktavyo yogo'nirviṇṇacetasā ||23||
苦との結合から離れることが、ヨーガであると知りなさい。
このヨーガを、不撓不屈の精神と決意をもって行いなさい。

バガヴァッド・ギーター第6章第22節

2013.12.11 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

यं लब्ध्वा चापरं लाभं
yaṁ labdhvā cāparaṁ lābhaṁ
ヤン ラブドヴァー チャーパラン ラーバン
それを得て、他の利得を


yam【男性・単数・対格、関係代名詞 yad】[~に、~を]~であるもの、~である人
labdhvā【絶対分詞 √labh】[~して、~してから]捕らえる、遭遇する、発見する;看取する;取得する、獲得する、受け取る
ca【接続詞】そして、また、~と
aparam【男性・単数・対格 apara】後方の、遙かな;後の、次の;西方の;劣る;他の;卑しい;反対の;奇異の、異常の
lābham【男性・単数・対格 lābha】[~に、~を]発見、会合;~の獲得、取得;所得、利得、利益;得られた物、獲得物;捕獲;理解、知識

मन्यते नाधिकं ततः ।
manyate nādhikaṁ tataḥ |
マンニャテー ナーディカン タタハ
優れたものと考えず、そこで


manyate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √man】[彼は~、それは~]考える、信じる、想像する
na【否定辞】~でない
adhikam【男性・単数・対格 adhika】過剰の;余分の;卓越した;主なる、最高の;過分を有する、なお一層多い;~において勝れた
tatas【副詞】そこで、それから、その後、すると、その時

यस्मिन् स्थितो न दुःखेन
yasmin sthito na duḥkhena
ヤスミン スティトー ナ ドゥフケーナ
安住する人は、苦しみによって、ない


yasmin【男性・単数・処格、関係代名詞 yad】[~において、~のなかで]~であるもの、~である人
sthitas【男性・単数・主格 sthita】立っている、立ち上がっている;~に留まる・残る・位置している;~に従事した・熱中した・耽った・献身した・実践する・に屈しない;着実な、守られた;定着した
na【否定辞】~でない
duḥkhena【中性・単数・具格 duḥkha】[~によって、~をもって]不安、心配、苦痛、悲しみ、悲哀、困難、苦しみ

गुरुणापि विचाल्यते ॥
guruṇāpi vicālyate ||
グルナーピ ヴィチャーリャテー
大きな、動揺させられ(ない)


guruṇā【中性・単数・具格 guru】重い;(従格)より重い;胃に重い、消化しがたい;大なる、広大な;激烈な、峻厳な、厳酷な;困難な、退屈させる、重苦しい;重大な、重要な、大切な;尊敬すべき;(音律上)長い(音節)
api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお
vicālyate【三人称・単数・現在・使役・受動活用 vi√cal】[彼は~させる、それは~させる]動揺させる;乱す、苦しませる;破壊する;(法を)犯す;疑う;廃止する

यं लब्ध्वा चापरं लाभं मन्यते नाधिकं ततः ।
यस्मिन्स्थितो न दुःखेन गुरुणापि विचाल्यते ॥२२॥

yaṁ labdhvā cāparaṁ lābhaṁ manyate nādhikaṁ tataḥ |
yasminsthito na duḥkhena guruṇāpi vicālyate ||22||
それを得れば、他の利得を劣るものと考え、
そこに安住する人は、大きな苦しみによっても、動揺させられない。

バガヴァッド・ギーター第6章第21節

2013.12.10 Tuesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

सुखम् आत्यन्तिकं यत् तद्
sukham ātyantikaṁ yat tad
スカム アーティヤンティカン ヤット タッド
永遠の幸福を


sukham【中性・単数・対格 sukha】[~に、~を]安楽、歓喜、幸福、享楽、繁栄、成功
ātyantikam【中性・単数・対格 ātyantika】終わりまで続く;不変の;絶対の
yat【中性・単数・対格、関係代名詞 yad】[~に、~を]~であるもの、~である人
tat【中性・単数・対格、指示代名詞 tad】[~に、~を]彼、それ、あれ

बुद्धिग्राह्यम् अतीन्द्रियम् ।
buddhigrāhyam atīndriyam |
ブッディグラーヒヤム アティーンドリヤム
叡知によって捉えられる、感覚を超越した


buddhigrāhyam【中性・単数・対格 buddhigrāhya】知能によって感知されるべき、理解できる
atīndriyam【中性・単数・対格 atīndriya】超感覚的、超越的

वेत्ति यत्र न चैवायं
vetti yatra na caivāyaṁ
ヴェーッティ ヤトラ ナ チャイヴァーヤン
そこに、彼は知り、そしてこれはなく


vetti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √vid】[彼は~、それは~]知る、理解する、思う
yatra【副詞】そこに、その場所に;そこへ;その場合に、もし~ならば;その時;それにつき;~するために;~とは
na【否定辞】~でない
ca【接続詞】そして、また、~と
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
ayam【男性・単数・主格、指示代名詞 idam】[~は、~が]これ

स्थितश्चलति तत्त्वतः ॥
sthitaścalati tattvataḥ ||
スティタシュチャラティ タットヴァタハ
安住し、真理から逸脱(せず)


sthitas【男性・単数・主格 sthita】立っている、立ち上がっている;~に留まる・残る・位置している;~に従事した・熱中した・耽った・献身した・実践する・に屈しない;着実な、守られた;定着した
calati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √cal】[彼は~、それは~]動く、揺れ動く、揺れる、震える、おののく;前進する、進行する;去る、出発する;(報道が)広まる;彷徨う
tattvatas(=tattvena)【副詞】実際は;真実に、正確に;全く

सुखमात्यन्तिकं यत्तद् बुद्धिग्राह्यम् अतीन्द्रियम् ।
वेत्ति यत्रनचैवायं स्थितश्चलति तत्त्वतः ॥२१॥

sukhamātyantikaṁ yattad buddhigrāhyam atīndriyam |
vetti yatranacaivāyaṁ sthitaścalati tattvataḥ ||21||
叡知によって捉えられる、感覚を超越した永遠の幸福を知り、
そこに安住し、真理から逸脱することなく、

ギーター・ジャヤンティ

2013.12.09 Monday

日常の一つ一つの行いを通じ、自分自身を本質に繋げることに努める日々の中で、その指針となるのは、やはり「神の詩―バガヴァッド・ギーター」の他にありません。今を生きること、自身の存在の至福に気づくこと、日々を通じて実践するその「行い」の精髄が、全てここに秘められているからです。

私たちは、生きる上で「行い」というものを放棄することは決してできません。食事や睡眠だけでなく、社会生活を営む中ではさまざまに「行い」が生じ、それは一瞬たりとも切り離すことはできないものとして日常に存在しています。

その中で、時に私たちは物事を混同し、自分のすべき事柄を、そして自分自身すらも見失う瞬間があります。「行い」の原動となるところには、「結果」への期待が含まれ、その期待に生じる強い執着が、自身の本質を遠ざけて行くからです。

バガヴァッド・ギーターの主題ともされるクリシュナ神の言葉があります。

あなたの関心を行為のみに向けなさい。
決して結果に向けてはならない。
行為の結果を動機としてはいけない。
また行為しないことに執着してもいけない。

アルジュナよ、ヨーガに立脚し、執着を捨て、
成功と失敗を等しく見て、行為をしなさい。
ヨーガは平等の境地であると言われる。
(バガヴァッド・ギーター第2章47~48節)

私たちには、結果をどうする権利はないということを、クリシュナ神は強く述べています。私たちができるのは、ただ、今を生きる行いを懸命に努めることだけであり、その瞬間に見つける絶対の存在は、あらゆる物事を平等に平安の内に留めて行きます。絶対の存在に定まった心から生まれるあらゆる行いは礼拝となり変わり、執着など生じる隙がないことを、ここでのシンプルな生活が、幾度となく気づかせてくれるように思います。

起こり得る結果ではなく、その瞬間にある行いに心を定め、自分自身のすべき行いを果たすこと。それは、今を生きることであり、崇高な存在である自身の至福に気づくことに他ありません。それが日々の中で成される何よりもの努めであることを、ギーターの詩句はいつも教えてくれます。

バガヴァッド・ギーターの生誕日は「ギーター・ジャヤンティ」としてインド国定暦マールガシールシャ月(11月から12月)のエーカーダシ(新月から11日目)の吉日に祝福されます。2013年は12月13日、皆様にも多くの祝福がありますことを心よりお祈り申し上げております。

(文章:ひるま)

本物のサドゥの凄さ

2013.12.09 Monday

ヒマラヤにはサドゥと言われる出家行者がたくさん住んでいます。
彼らはひげを伸ばし、ルドラークシャを首にかけ、半裸の体にオレンジの衣を纏ったりしているので、良く目につきます。
ヒマラヤでなく、普通の平地にもよくいますので、インドを旅した方は姿を見かけた方も多いのではないでしょうか。

サドゥの中には、明らかにあやしい人も相当な数存在しているのですが、ほんの少数の「本物のサドゥ」は生涯を神にまみえる修行に費やす、聖なる存在です。

個人的な経験から言えば、ヒマラヤの高地に住んでいるサドゥはまともな人であることが多いです。それは環境が苛酷であるために、きちんと修行していないと生きていけないからです。

私が1998年、初めてゴームクを訪ねた時の話です。
ゴームクは、ガンジス川のスタート地点であり、標高4000mのヒマラヤの奥地にあります。

そこで修行している、あるサドゥを訪ねました。
私のヨーガの師の友人でもあるそのサドゥは、私を笑顔で迎え大歓迎をしてくれました。

食べきれないほどのご馳走(ヴェジタリアンカレー)を出してくれ、さらに、たまたま秘境の特集番組取材で来ていた、フランスのTV局のスタッフに(取材を受ける代わりに)雑務をさせていてたのですが、私も手伝おうとすると、「君は、しなくていい。」という特別待遇でした。

大変有意義な時間を過ごし、暇乞いをする際、一緒に写真を撮ってもらいました。

2人で談笑しながら、何枚かの写真カメラのフィルムに収めたのです(当時はまだデジカメはほとんどありませんでした)。

日本に帰り、現像した写真を見たとき、私は青くなりました。

爆笑しながら撮ったはずでしたが、写真のなかのそのサドゥは深い瞑想状態に入っていたのです。
ゆるい表情をしているのは私だけでした。

私は「やられた。」と思いました。そしてこれはそのサドゥからの「お前、このくらい瞬間的に深い瞑想状態に入れるように修行しろよ。」というメッセージだということに気づいたのです。

そのサドゥとは2008年まで、事あるごとにヒマラヤでお会いさせていただきました。
そして、私のヨーガの師が立ち会いの元でという条件で、いくつかの高度な知識や技術などもお教えしてくれました。

今自分が、そのサドゥが納得するような瞑想レベルに達したどうかはわかりませんが、本物のサドゥは、かくも素晴らしい能力の持ち主なのだと、気付かされた経験は私の大きな財産になっています。

本物のサドゥは人間であるということの究極の達人なのです。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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