カレンダー

<< April 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30
  

カテゴリー

コメント

記事一覧

Feed

バガヴァッド・ギーター第6章第35節

2013.12.24 Tuesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

श्रीभगवान् उवाच ।
śrībhagavān uvāca |
シュリーバガヴァーン ウヴァーチャ
クリシュナは語った


śrībhagavān【男性・単数・主格 śrī-bhagavat】栄光ある方、神聖な神、威厳ある尊者。ここではクリシュナのことを指す。
uvāca【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 √vac】[彼は~した]言う、語る

असंशयं महाबाहो
asaṁśayaṁ mahābāho
アサンシャヤン マハーバーホー
確かに、アルジュナよ


asaṁśayam【副詞】疑いなく、確かに
mahābāho【男性・単数・呼格 mahābāhu】[~よ]強大な腕力を持つ(者)、長い腕を持つ(者)、強い臂を持つ(者)。ここではアルジュナのこと。

मनो दुर्निग्रहं चलम् ।
mano durnigrahaṁ calam |
マノー ドゥルニグラハン チャラム
意(マナス)は揺れ動き、抑制し難い


manas【中性・単数・主格 manas】[~は、~が]心、内的器官、知性、理性、精神、良心、思考、意向、気分
durnigraham【中性・単数・主格 durnigraha】抑制し難い、征服し難い
calam【中性・単数・主格 cala】動く、震える;不安定の、揺れる;波打つ;ひらひらする;ざわめく、混乱する;変わりやすい

अभ्यासेन तु कौन्तेय
abhyāsena tu kaunteya
アッビャーセーナ トゥ カウンテーヤ
しかし、アルジュナよ、常習によって


abhyāsena【男性・単数・具格 abhyāsa】[~によって、~をもって]付加;反覆;実行;応用;常習、習慣;熟知;繰り返される読誦;研究
tu【接続詞】しかし、一方(虚辞としても使用)
kaunteya【男性・単数・呼格 kaunteya】[~よ]クンティーの息子、アルジュナの別名

वैराग्येण च गृह्यते ॥
vairāgyeṇa ca gṛhyate ||
ヴァイラーギェーナ チャ グリッヒャテー
そして離欲によって、それは捉えられる


vairāgyeṇa【中性・単数・具格 vairāgya】[~によって、~をもって]蒼白になること;~を嫌うこと、~の嫌悪;世俗的物事に対する無関心、厭生
ca【接続詞】そして、また、~と
gṛhyate【三人称・単数・現在・受動活用 √grah】[彼は~される、それは~される]掴む、摂る、付着する、捕らえる、止む;~を入手する;捕獲する;魅惑する;(病気が)襲う;浸蝕する;盗む、剥奪する;保つ、保留する;要求する;獲得する、受納する;(従格)より受け取る;受理する、採用する;発言する、発音する;知覚する、了解する、聞く、見る、観察する、認める;学ぶ、記憶する;従う、追随する;好む;専心する;意見を有する、考える

श्रीभगवान् उवाच।
असंशयं महाबाहो मनो दुर्निग्रहं चलम् ।
अभ्यासेन तु कौन्तेय वैराग्येण च गृह्यते ॥३५॥

śrībhagavān uvāca |
asaṁśayaṁ mahābāho mano durnigrahaṁ calam |
abhyāsena tu kaunteya vairāgyeṇa ca gṛhyate ||35||
クリシュナは語った。
「アルジュナよ。確かに意(マナス)は揺れ動き、抑制し難い。
しかしそれは、繰り返しの修練と離欲によって捉えられる。

聖典が繋ぐもの

2013.12.23 Monday

ヒンドゥー教が人口の大多数を占めるインドであっても、南部のケーララ州やゴアなどはキリスト教徒の割合も高く、美しい教会を目にすることが多くあります。大都市などでは、クリスマスもまた祝福される様子が見られるようになりました。さまざまな思想や宗教が多様に混在しながらも、均衡を見せるこのインドの社会には学ぶことが多くあります。

「神の詩-バガヴァッド・ギーター」において、またヨーガの経典「ヨーガ・スートラ」においても、私たちはさまざまに沸き起こる思慮を静止し、真実に心を定めることが大切であると説かれています。そうでなければ、真実から心が離れ、さ迷い出る際に生じるさまざまな思考によって、迷いや疑いを経験せねばなりません。

時を超えて古くから伝えられるこれらの聖典には、永遠に変わることのない真実が記されています。そしてこのインドの地でさまざまな聖典に触れながら、それが宗教という垣根を超えて存在していることに気づく瞬間があります。例えば聖書において、「神である主、今おられ、かつておられ、やがて来られる方、全能者がこう言われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」」(ヨハネの黙示録 / 1章8節)と記されています。

始まり(アルファ)であり、終わり(オメガ)である―時を超えたその領域を理解することは、ヨーガの修練においても必要不可欠のものに他ありません。それは、そこがまさに神の宿る場所であり、ただ「在る」という私たち個々が存在すべき住処でもあるからです。

過去や未来という存在しない瞬間へと向かう思考によって、私たちは神の宿る場所、その自らの住処を見失う瞬間に溢れています。思考を止め、自身をその神の宿る場所に結ぶことは、ただ「在る」ことであり、ここで悟りと呼ばれ、人々が求める究極の境地に他ありません。

思想や宗教を超え、古代の叡智には真実がただ一つ、述べられています。今こうして湧き出るさまざまな思考を超えて、個々の心がその真実のみに定まるならば、世界もまた一つに留まるに違いありません。聖なる時を迎えようとしている今、改めて、一瞬一瞬が神聖な瞬間であることに気づきながら、そこに自身を繋いでいたいと願っています。皆さまにとっても、祝福に満ちた時となりますことを心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

ハタヨーガの中の宝物

2013.12.23 Monday

ハタヨーガは(伝説はどうあれ、実際は)長い年月をかけたくさんの人たちによって作り上げられてきたものです。
そのため、一人の創始者によって創り上げられたものと違い、長い歴史の中で万人に合うように多くの技法に工夫がなされてしますし、様々な体質・心質の方に合う、多くの個別の技法が用意されています。

ヨーガの技法に熟達してくると、個々の技法の創始者の体質なようなものが感覚的にわかるようになってきます。
たとえば有名なスカプールヴァカ・プラーナヤーマ(左右の鼻の穴で交互にする呼吸法)は、あきらかに骨盤が閉まるように作用します。
この呼吸法は、おそらく骨盤が締まる方向に働くと、頭がすっきりし、体調が良くなるような体質の行者さん(太った行者さん?)が創始した可能性が考えられます。

さらに肛門を締め付けるムーラバンダアーサナというポーズは、生命力に満ちた行者さん、足の甲を下腹部で合掌のようにするカンダアーサナというポーズは、日本の武術家のようなハラの座った雰囲気の行者さんが創始したかもしれません。
そのようにして細かく技法の作用を観察していくと、より自分の体質に合う技法もわかるようになる可能性があります。

以前書いたことがありますが、私は偶然にも早い段階でそうした技法(プラーナーヤーマ=呼吸法)に出会うことができました。
その結果、ヨーガを始めて半年で、90kg近い体重が65kgまで落ちたのです。

このように、誰にでも大きな効果をもたらす技法(個々のより体質に合う技法)は、ハタヨーガの技法のどこかに必ず隠れていると私は考えています。
その技法の効果は劇的な場合もあるでしょうし、ゆっくりな場合もあるでしょう。しかしそれを探し出す作業は、まさに「宝探し」にほかなりません。

伝統的なハタヨーガの一部の流派では、ヴェーダのマントラの伝授のように、師が弟子に、ある一つのアーサナ(ポーズ)やプラーナーヤーマだけを与えて、実践するように指示すこともありますが、そうではなく色々な技法を行うスタイルのヨーガを実践している方も、もちろん実践を積みながら自分で探し出すことも可能でしょう。

いずれにせよ、ハタヨーガという宝は、様々な技法をバランス良く実践することで劇的な効果がをあげることができます。
しかしさらにその中には、さらに素晴らしい個人の宝が埋もれている可能性があるのです。楽しい宝探しをしてみませんか?

(文章:ガネーシャ・ギリ)

‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥

バガヴァッド・ギーター第6章第34節

2013.12.23 Monday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

चञ्चलं हि मनः कृष्ण
cañcalaṁ hi manaḥ kṛṣṇa
チャンチャラン ヒ マナハ クリシュナ
なぜなら、意(マナス)が動揺するから、クリシュナよ


cañcalam【中性・単数・主格 cañcala】あちこちに動く、動揺する、不安定になる、震える;軽薄な
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
manas【中性・単数・主格 manas】[~は、~が]心、内的器官、知性、理性、精神、良心、思考、意向、気分
kṛṣṇa【男性・単数・呼格 kṛṣṇa】[~よ]クリシュナ神;黒い羊飼い

प्रमाथि बलवद् दृढम् ।
pramāthi balavad dṛḍham |
プラマーティ バラヴァッド ドリダム
攪乱し、力強く、頑固な(意)


pramāthi【中性・単数・主格 pramāthin】切断する;攪乱する、扇動する、悩乱させる、苦しめる
balavat【中性・単数・主格 balavat】強い、力のある、力強い;烈しい(欲望等);濃い;肥満した、重い;広く行われる、主要な
dṛḍham【中性・単数・主格 dṛḍha√dṛṃhの過去受動分詞)】強固な、固い、堅固な、確固たる、強い、動揺しない;猛烈な、大きな、完全な、全体の

तस्याहं निग्रहं मन्ये
tasyāhaṁ nigrahaṁ manye
タッスヤーハン ニグラハン マンニェー
その抑制を、私は考える


tasya【男性・単数・属格、指示代名詞 tad】[~の、~にとって]彼、それ、あれ
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[~は、~が]私
nigraham【男性・単数・対格 nigraha】[~に、~を]捉えること;禁止、抑止;(従格)から抑留すること;抑制、拘束、強圧;折檻、処罰、譴責;論争に敗北する誘因・原因
manye【一人称・単数・アートマネーパダ・現在 √man】[私は~]考える、信じる、想像する

वायोर् इव सुदुष्करम् ॥
vāyor iva suduṣkaram ||
ヴァーヨール イヴァ スドゥシュカラム
風のように、非常に難しいと


vāyos【男性・単数・属格 vāyu】[~の、~にとって]風、空気;風の神
iva【副詞】~のように、~と同様に、言わば
suduṣkaram【中性・単数・対格 suduṣkara】非常に為しがたい、非常に支えがたい、非常に難しい

चञ्चलं हि मनः कृष्ण प्रमाथि बलवद् दृढम् ।
तस्याहं निग्रहं मन्ये वायोरिव सुदुष्करम् ॥३४॥

cañcalaṁ hi manaḥ kṛṣṇa pramāthi balavad dṛḍham |
tasyāhaṁ nigrahaṁ manye vāyoriva suduṣkaram ||34||
なぜなら、意(マナス)は動揺し、混乱し、力強く、頑固であるから。
それは、風を制御するように、とても難しいと思う。クリシュナよ。」

バガヴァッド・ギーター第6章第33節

2013.12.22 Sunday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अर्जुन उवाच ।
arjuna uvāca |
アルジュナ ウヴァーチャ
アルジュナは言った


arjunas【男性・単数・主格 arjuna】[~は、~が]アルジュナ
uvāca【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 √vac】[彼は~した]言う、話す

यो ऽयं योगस् त्वया प्रोक्तः
yo 'yaṁ yogas tvayā proktaḥ
ヨー ヤン ヨーガス トヴァヤー プロークタハ
このヨーガは、あなたによって説かれた


yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】[~は、~が]~であるもの、~である人
ayam【男性・単数・主格、指示代名詞 idam】[~は、~が]これ
yogas【男性・単数・主格 yoga】[~は、~が]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
tvayā【単数・具格、二人称代名詞 tvad】[~によって、~をもって]あなた
proktas【男性・単数・主格 proktapra√vacの過去受動分詞)】宣言された、教えられた、記述された;言われた、語られた;~であると宣言された、と称された、説かれた

साम्येन मधुसूदन ।
sāmyena madhusūdana |
サーミイェーナ マドゥスーダナ
平等をもって、クリシュナよ


sāmyena【中性・単数・具格 sāmya】[~によって、~をもって]均等、同一、類似;同等;平衡、正常の状態;正義
madhusūdana【男性・単数・呼格 madhusūdana】[~よ]マドゥスーダナ(クリシュナの別名。名前は「(悪魔)マドゥを殺す者」の意)

एतस्याहं न पश्यामि
etasyāhaṁ na paśyāmi
エータスヤーハン ナ パッシャーミ
私は見出せない、この


etasya【男性・単数・属格、指示代名詞 etad】[~の、~にとって]これ
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[~は、~が]私
na【否定辞】~でない
paśyāmi【一人称・単数・パラスマイパダ・現在 √paś】[私は~]見る;眺める;観察する、注意する;凝視する、傍観する;経験する、獲得する;見出す;考察する、思量する;心眼で見る、発見する;予知する、予見する

चञ्चलत्वात् स्थितिं स्थिराम् ॥
cañcalatvāt sthitiṁ sthirām ||
チャンチャラトヴァート スティティン スティラーム
不動の状態を、動揺から


cañcalatvāt【中性・単数・従格 cañcalatva(=cañcalatā)】[~から、~より]不安定、動揺;不規則
sthitim【女性・単数・対格 sthiti】[~に、~を]立つこと;滞在すること;休息の地、住所;地位、階級、高位、威厳;状態、条件;慣例、習慣、制度
sthirām【女性・単数・対格 sthira】堅固な、固い、固体の、硬直した、強い;定着した、不動の、動かない;ぐらつかない;恒久の、不断の、持続する、続く、変化のない;しっかりした、支持された、がまん強い;秘密にされた、内密の

अर्जुन उवाच ।
योऽयं योगस्त्वया प्रोक्तः साम्येन मधुसूदन ।
एतस्याहं न पश्यामि चञ्चलत्वात्स्थितिं स्थिराम् ॥३३॥

arjuna uvāca |
yo'yaṁ yogastvayā proktaḥ sāmyena madhusūdana |
etasyāhaṁ na paśyāmi cañcalatvātsthitiṁ sthirām ||33||
アルジュナは言った。
「クリシュナよ。あなたは平等のヨーガを説くが、
私は動揺から、この不動の状態を見出せない。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179 | 180 | 181 | 182 | 183 | 184 | 185 | 186 | 187 | 188 | 189 | 190 | 191 | 192 | 193 | 194 | 195 | 196 | 197 | 198 | 199 | 200 | 201 | 202 | 203 | 204 | 205 | 206 | 207 | 208 | 209 | 210 | 211 | 212 | 213 | 214 | 215 | 216 | 217 | 218 | 219 | 220 | 221 | 222 | 223 | 224 | 225 | 226 | 227