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バガヴァッド・ギーター第7章第24節

2014.01.31 Friday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अव्यक्तं व्यक्तिम् आपन्नं
avyaktaṁ vyaktim āpannaṁ
アヴィヤクタン ヴィヤクティム アーパンナン
非顕現のものを、顕現を得たものと


avyaktas【男性・単数・対格 avyakta(a-vi√añjの過去受動分詞)】[~に、~を]非顕現の、現れない、認めがたい;不明瞭な、目に見えない、感知できない
vyaktim【女性・単数・対格 vyakti】[~に、~を]示現、出現;明瞭、明晰;区別、差異;差別された物、個物;文法上の性
āpannam【男性・単数・対格 āpannaāpadの過去受動分詞)】(対格、―゜)に陥った・入った;不運な、苦悩した、悲惨な;得られた

मन्यन्ते माम् अबुद्धयः ।
manyante mām abuddhayaḥ |
マンニャンテー マーム アブッダヤハ
無知な人々は、私を考える


manyate【三人称・複数・アートマネーパダ・現在 √man】[彼らは~、それらは~]考える、信じる、想像する
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[~を、~に]私
abuddhayas【女性・複数・主格 abuddhi】[~らは、~らが]愚鈍、愚かな行為;志向を欠くこと;偶然 【形容詞】愚かな、無知な

परं भावम् अजानन्तो
paraṁ bhāvam ajānanto
パラン バーヴァム アジャーナントー
最高の状態を知らずに


param【男性・単数・対格 para】最高の;より優れた、より高い、より良い、より悪い;最上の、卓越した、最善の;最大の
bhāvam【男性・単数・対格 bhāva】[~に、~を]生成すること、生起すること、起こること;(―゜)に変わること、(処格)に変化すること;在ること、存在;永続、存続;~である状態;あること・成ること;振る舞い、行状;状態、状況;階級、地位
ajānantas【男性・複数・主格 ajānat(a√jñāの現在分詞)】知らない、無知な、気づかない

ममाव्ययम् अनुत्तमम् ॥
mamāvyayam anuttamam ||
ママーヴィヤヤム アヌッタマム
不滅にして至高である私の


mama【単数・属格、一人称代名詞 mad】[~の、~にとって]私
avyayam【男性・単数・対格 avyaya】不滅の、不変の;慳貪の
anuttamam【男性・単数・対格 anuttama】(それ以上高位のもののない)、最高の、最優の;最強の

अव्यक्तं व्यक्तिमापन्नं मन्यन्ते मामबुद्धयः ।
परं भावमजानन्तो ममाव्ययमनुत्तमम् ॥२४॥

avyaktaṁ vyaktimāpannaṁ manyante māmabuddhayaḥ |
paraṁ bhāvamajānanto mamāvyayamanuttamam ||24||
無知な人々は、非顕現の私を、顕現したものと考える。
不滅にして至高である、私の最高の状態を知らずに。

バガヴァッド・ギーター第7章第23節

2014.01.30 Thursday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अन्तवत् तु फलं तेषां
antavat tu phalaṁ teṣāṁ
アンタヴァット トゥ パラン テーシャーン
しかし、彼らにとって、果報は有限である


antavat【中性・単数・主格 antavat】際限を有する、有限の、最終の、無常の、消滅すべき
tu【接続詞】しかし、一方(虚辞としても使用)
phalam【中性・単数・主格 phala】[~は、~が]果実;(果実の)核;結果;報い、報酬、利益、果報;報復、罰、損失、不利益;利得、享受;代償
teṣām【男性・複数・属格、指示代名詞 tad】[~らの、~らにとって]それ、あれ、これ

तद् भवत्य् अल्पमेधसाम् ।
tad bhavaty alpamedhasām |
タッド バヴァティ アルパメーダサーム
知識のない(彼ら)にとって、それは(有限)となる


tad【中性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]それ、あれ、これ
bhavati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √bhū】[それは~、彼は~]ある、存在する、~となる;生じる
alpamedhasām【男性・複数・属格 alpamedhas】[~の、~にとって]小知の、無知な、愚かな、分別のない

देवान् देवयजो यान्ति
devān devayajo yānti
デーヴァーン デーヴァヤジョー ヤーンティ
神々を崇める者たちは、神々に至り


devān【男性・複数・対格 deva】[~らに、~らを]天上の者、神格者、神、神聖な者;祭官、婆羅門;王、王侯;長
devayajas【男性・複数・主格 devayaj】[~らは、~らが]諸神に供える、諸神を崇拝する
yānti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √yā】[彼らは~、それらは~]動く、いく、歩く、赴く;前進する、行進する;従う

मद्भक्ता यान्ति माम् अपि ॥
madbhaktā yānti mām api ||
マドバクター ヤーンティ マーム アピ
私を信愛する者たちは、疑いなく私に至る


madbhaktās【男性・複数・主格 madbhakta】[~らは、~らが]私に献身した
yānti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √yā】[彼らは~、それらは~]動く、いく、歩く、赴く;前進する、行進する;従う
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[~を、~に]私
api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお;疑いなく、確実に、必ず、間違いなく

अन्तवत्तु फलं तेषां तद्भवत्यल्पमेधसाम् ।
देवान्देवयजो यान्ति मद्भक्ता यान्ति मामपि ॥२३॥

antavattu phalaṁ teṣāṁ tadbhavatyalpamedhasām |
devāndevayajo yānti madbhaktā yānti māmapi ||23||
しかし、小知の人々にとって、果報は有限である。
神々の信者たちは神々に至り、私の信者たちは、この私に至る。

バガヴァッド・ギーター第7章第22節

2014.01.29 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

स तया श्रद्धया युक्तस्
sa tayā śraddhayā yuktas
サ タヤー シュラッダヤー ユクタス
彼は、その信仰によって結ばれ


sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
tayā【女性・単数・具格、指示代名詞 tad】[~によって、~をもって]彼女、それ、あれ
śraddhayā【女性・単数・具格 śraddhā】[~によって、~をもって]~に対する信用・信頼・信仰・信念;忠実、真摯、~に対する欲望・願望;好奇心 【形容詞】(為格)を信仰する、~を信頼する
yuktas【男性・単数・主格 yukta√yujの過去受動分詞)】くびき(軛)につながれた、(処格)に従事した、~に専心した;(具格)に忙殺された、~に専念した;(処格)に熱中した;集中した;~に適した・相当する・ふさわしい;正しい、正確な;~に適応した

तस्याराधनम् ईहते ।
tasyārādhanam īhate |
タッスヤーラーダナム イーハテー
それにとって、満足させようと努める


tasya【男性・単数・属格、指示代名詞 tad】[~の、~にとって]彼、それ、あれ
ārādhanam【中性・単数・対格 ārādhanaā√rādhの過去受動分詞)】懐柔する、好意を得る、人心を得る 【中性名詞】繁栄、成功;完成;宥めること、満足させること;崇拝
īhate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √īh】[彼は~、それは~](対格)を得ようと努める、~を窺う、(不定詞)しようと希う;企てる;努力する

लभते च ततः कामान्
labhate ca tataḥ kāmān
ラバテー チャ タタハ カーマーン
そしてそれから、彼は願望を獲得する


labhate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √labh】[彼は~、それは~]捕らえる、遭遇する、発見する;看取する;取得する、獲得する、受け取る
ca【接続詞】そして、また、~と
tatas【副詞】そこで、それから、その後、すると、その時
kāmān【男性・複数・対格 kāma】[~らを、~らに]~に対する願望、欲望;愛、快楽;利益;性愛;愛の神

मयैव विहितान् हि तान् ॥
mayaiva vihitān hi tān ||
マヤイヴァ ヴィヒターン ヒ ターン
実に、私によってこれらを与えられた


mayā【単数・具格、一人称代名詞 mad】[~によって、~をもって]私
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
vihitān【男性・複数・対格 vihitavi√dhāの過去受動分詞)】分与された;得られた、許された、与えられた、(欲を)満たされた
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
tān【男性・複数・対格、指示代名詞 tad】[~らに、~らを]これ、あれ、彼

स तया श्रद्धया युक्तस्तस्याराधनमीहते ।
लभते च ततः कामान्मयैव विहितान्हि तान् ॥२२॥

sa tayā śraddhayā yuktastasyārādhanamīhate |
labhate ca tataḥ kāmānmayaiva vihitānhi tān ||22||
彼は、その信仰と結ばれ、その神格を満足させようと努める。
それから、諸々の願望が叶えられる。それらは実に、私自身によって叶えられるのである。

バガヴァッド・ギーター第7章第21節

2014.01.28 Tuesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

यो यो यां यां तनुं भक्तः
yo yo yāṁ yāṁ tanuṁ bhaktaḥ
ヨー ヨー ヤーン ヤーン タヌン バクタハ
どのような信者が、どのような形体を


yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】[~は、~が]~であるもの、~である人
→yas yas【男性・単数・主格】whoever, whatever, whichever
yām【女性・単数・対格、関係代名詞 yad】[~に、~を]~であるもの、~である人
→yām yām【女性・単数・対格】whoever, whatever, whichever
tanum【女性・単数・対格 tanu(またはtanū】[~に、~を]身体、容貌、形体;ある人自身
bhaktas【男性・単数・主格 bhakta√bhajの過去受動分詞)】[~は、~が]分配された;割り当てられた;~に心服した、~を崇める、~を崇拝する 【名詞】信者、礼拝者、帰依者

श्रद्धयार्चितुम् इच्छति ।
śraddhayārcitum icchati |
シュラッダヤールチトゥム イッチャティ
信仰をもって、礼拝しようとも


śraddhayā【女性・単数・具格 śraddhā】[~によって、~をもって]~に対する信用・信頼・信仰・信念;忠実、真摯、~に対する欲望・願望;好奇心 【形容詞】(為格)を信仰する、~を信頼する
arcitum【√arcの不定詞】[~するため、~すべく、~すること](光を)放つ、輝く;歌う;称讃する;尊敬する、礼拝する;飾る
icchati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √iṣ】[彼は~、それは~] 探る、捜査する;欲する、願う、希望する、乞う、~に期待する;(不定詞)しようと考える、~しようとする;(対格)を選ぶ;認める、承認する

तस्य तस्याचलां श्रद्धां
tasya tasyācalāṁ śraddhāṁ
タッスヤ タッスヤーチャラーン シュラッダーン
それぞれにとって不動の信仰を


tasya【男性・単数・属格、指示代名詞 tad】[~の、~にとって]彼、それ、あれ
→tasya tasya【男性・単数・属格】[~の、~にとって]各々、それぞれ
acalām【女性・単数・対格 acala】不動の、動じない、動かない
śraddhām【女性・単数・対格 śraddhā】[~に、~を]~に対する信用・信頼・信仰・信念;忠実、真摯、~に対する欲望・願望;好奇心 【形容詞】(為格)を信仰する、~を信頼する

ताम् एव विदधाम्य् अहम् ॥
tām eva vidadhāmy aham ||
ターム エーヴァ ヴィダダーミ アハム
私はそれを与える


tām【女性・単数・対格、指示代名詞 tad】[~に、~を]彼女、それ、あれ
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
vidadhāmi【一人称・単数・パラスマイパダ・現在 vi√dhā】[私は~]分与する;得る、許す、与える、(欲を)満たす;安全にする;想像する、形作る、形成する;組み立てる、建築する、結構する;置く
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[~は、~が]私

यो यो यां यां तनुं भक्तः श्रद्धयार्चितुमिच्छति ।
तस्य तस्याचलां श्रद्धां तामेव विदधाम्यहम् ॥२१॥

yo yo yāṁ yāṁ tanuṁ bhaktaḥ śraddhayārcitumicchati |
tasya tasyācalāṁ śraddhāṁ tāmeva vidadhāmyaham ||21||
どのような信者が、信仰をもってどのような神格を礼拝しようと、
私は、各々の信仰を不動のものにする。

エーカーダシの吉日

2014.01.27 Monday

自然のサイクルによって巧妙に生み出されたインドの暦、その中でも特に欠かすことのできないものに、エーカーダシの存在があります。満月・新月からそれぞれ11日目にあたるこのエーカーダシは、広く断食をする日として捉えられ、また一般に、ヴィシュヌ神へと捧げられる吉兆な時として、瞑想やジャパなどが熱心に執り行われます。

インドの暦は、こうした月のサイクルに深く結びついています。その月は人々の心に関連すると信じられ、この月のサイクルに従った行いは、自身の心を整えるより良い機会であると、さまざまな行いが月の様相に通じて古くから伝えられてきました。特に、この満月・新月からの11日目は、月の満ち欠けから生じる引力の影響から、感覚器官や心の働きが落ち着き、体に感じる空腹の影響も少なく、断食も行いやすいものであると伝えられます。

そしてこのエーカーダシは、あらゆる罪を清める吉兆な時であると信じられ、古くから多くの人々によって崇められてきました。ヴィシュヌ神に捧げられる瞑想やジャパ、聖典を読むことなどが勧められるのは、心を神聖なものに固く定めることによって、感覚器官が静まり、断食という行いも更に容易いものとなり得るからです。こうした神々や自然のサイクルの繋がりの中で、体が完全に浄化され、心もまた完全に静まる時、いかなる罪深い行いも生じることはありません。

古くから実践されてきたこうした行いは、大自然と私たち人間の個々の繋がりを見出し、どんな時も調和を生み出すものとして存在しています。それらを実践し日々の中に活かすことは、毎日をより豊かなものとすることをここでの日々に繰り返し教えられました。そしてその心から生み出されるこの世界もまた、平和なものとなるに違いありません。自分自身が、なりたいと思う世界の変化になりなさいと、そう教えるインドの叡智をここでも改めて理解するように思います。

本日27日は、その吉兆なエーカーダシにあたります。エーカーダシでは、断食とまで言わずも、一日一食、果物のみ、菜食のみなど、食の節制が実践され、現代においても取り入れやすいものとして存在しています。古くからの叡智と共に、皆様の日々もまた、より豊かなものとなりますようお祈りしております。

(文章:ひるま)
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