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内なるエネルギーへの気づき

2014.03.31 Monday

ドゥルガーやラクシュミー、サラスワティーなど、女神たちはさまざまな姿形をとってこの世界に現れます。しかし、宇宙の根本的なエネルギーである「シャクティ」として大本は変わりません。そしてそのエネルギーは、万物を創造する動的で活発なものであり、生命の源として、私たち個々の内にも存在しています。

シャクティはムーラダーラ(第1チャクラ)に眠り、シヴァはサハスラーラ(第7チャクラ)でその目覚めを待っていると言われます。プラクリティ(物質:女性原理)であるシャクティと、プルシャ(精神:男性原理)であるシヴァの結合が最高の境地であるとして、シャクティの目覚めがない限り、その境地へ達することはできないと、多くの探求者が古くからその覚醒に努めてきました。

季節の変わり目に祝福されるナヴァラートリは、シャクティと向き合うとりわけ吉兆な時にあたります。シャクティは物質であり、変化そのものです。世界を生み出す大自然と繋がり、その変化の中で自分自身を浄化する時、その内にある力強いエネルギーに気づく瞬間が多くあります。欲を制御する断食は特に、精神と肉体を浄化し、そのエネルギーを強く深く感じさせてくれるものです。

シャクティは根源的なエネルギーとして誰しもの内に存在していること、その生命エネルギーにまず気づくことは、何よりもの目覚めに他ありません。自分自身の浄化が第一に成されなければならないということを、ここでも改めて気づかされます。そうして一歩一歩、シヴァに至るための修行が始まります。

シャクティ(プラクリティ)を通じ、世界の展開が生じるのは、永遠の意識への目覚めを得るためであるとも言われます。私たちがこの世界に生じたこと、その目的は、永遠の意識となることであり、目覚めを得るために他ありません。

生きる日々を通じ、自分自身の存在の意味を改めて見直すとともに、こうして与えられる吉兆な時を大切に過ごしたいと感じています。皆さまもどうぞ祝福に満ちたナヴァラートリをお迎えください。

(文章:ひるま)

ナヴァラートリ祭

2014.03.31 Monday

ナヴァラートリとは、ドゥルガー、ラクシュミー、サラスワティー女神をお奉りするヒンドゥー教の三大祭典のひとつです。「ナヴァ」はサンスクリット語で9をあらわし、「ラートリ」は夜を意味します。したがって、ナヴァラートリとは、9日間の夜となります。この祭典は、春と秋の年2回、9日間にわたって行われます。ヒンドゥー教のカレンダーでは、月齢にしたがっているために毎年開催時期が多少前後しますが、2014年は3月31日から4月8日まで行われます。(日本時間では4月1日に始まり、4月9日に終わります。)

ナヴァラートリの9日間は、礼拝する神さまに応じて、3日間ずつに分けられます。はじめの3日間は、わたしたちの心の中に潜む不純物や悪徳、欠点を破壊するため、強力な戦士でもあるドゥルガー女神を礼拝します。次の3日間は、すべての帰依者に尽きることのない富と幸福を授けるといわれるラクシュミー女神を礼拝します。そして、最後の3日間は、創造主ブラフマーの妻であり、学問と芸術、そして叡智を授ける女神であるサラスワティー女神を礼拝します。わたしたちは人生のさまざまな局面で、神々からの祝福を求めて、3つの側面をもつそれぞれの女神さまにお祈りを捧げます。そのために、この祭典には9日間が費やされます。

ナヴァラートリの期間中、真摯な帰依者の中には、断食をしながら、健康や繁栄を願って祈りを捧げる人々もいます。じぶん自身の日々の生活を見つめ直して、人生の向上につながる新しい習慣をはじめるには、昔からナヴァラートリはこの上ない吉祥の日であるといわれています。

9日間を通じ、女神の様々な姿を見つめ自身の心と向き合った後、訪れるのがラーマ・ナヴァミ、ラーマ神の降誕祭です。ヴィシュヌ神の化身でもあるラーマ神は、正義や美徳の象徴であり、悪を倒す為に弓を持ち戦いに赴きます。9日間の夜を通し自身の内に気づきという光を灯すことによって、人は無知である暗闇、悪を倒します。そして、この正義の誕生という日に盛大なる祝福を捧げます。

ナヴァラートリは、自身の内面に潜む不浄な傾向を克服するために、非常に重要な期間とされています。この神聖な期間を活かして、かつてラーマが悪鬼ラーヴァナに勝利したように、わたしたちの内面に潜む悪魔を討ち滅ぼすことができるよう日々を過ごされてみるとよいでしょう。

参照
[1] "Navaratri" from Wikipedia, Free encyclopedia, http://en.wikipedia.org/wiki/Navratri

バガヴァッド・ギーター第8章第26節

2014.03.28 Friday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

शुक्लकृष्णे गती ह्येते
śuklakṛṣṇe gatī hyete
シュクラクリシュネー ガティー ヒイェーテー
実に、この白月と黒月の二道は


śuklakṛṣṇe【中性・両数・主格 śuklakṛṣṇa】[~は、~が]明暗、白黒;白月と黒月
gatī【女性・両数・主格 gati】[~は、~が]行くこと、前進、動作、行動、飛行;退去、出発;行進、進行;成功;~の獲得;路、進路;出口;根源、根底;手段、方法、可能性;策略;避難所;状態、状況、条件、位置;性質;幸福;輪廻、人間の運命;風習
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
ete【女性・両数・主格、指示代名詞 etad】[~は、~が]これ

जगतः शाश्वते मते ।
jagataḥ śāśvate mate |
ジャガタハ シャーシュヴァテー マテー
世界にとって、不変のものと見なされた


jagatas【中性・単数・属格 jagat】[~の、~にとって]すべての動くもの;動物;人;世界、この世;大地;(両数)天上と下界;(複数)諸世界
śāśvate【女性・両数・主格 śāśvata】永遠の、不変の、不断の、恒久の、永久の
matas【女性・両数・主格 mata√manの過去受動分詞)】~と考えられた、見なされた、思われた、評価された;承認された、認可された、十分に考慮された;~によって尊重された、尊敬された、好遇された;意図された;憶測された;知られた

एकया यात्य् अनावृत्तिम्
ekayā yāty anāvṛttim
エーカヤー ヤーティ アナーヴリッティム
一つによって、不退転に赴き


ekayā【女性・単数・具格 eka】[~によって、~をもって]一の;単独の、唯一の;一個の;同一の、共通の
yāti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √yā】[彼は~、それは~]動く、行く、歩く、赴く;前進する、行進する、敵に向かって前進する;旅行する;出立する、去る、立ち去る、離れる;遠ざかる;逃げる、逃れる;(道が)通ずる;通過する、過ぎ去る;消滅する、消失する;生起する、継起する;振舞う;~に達する;邂逅する;~に到着する
anāvṛttim【女性・単数・対格 anāvṛtti】[~に、~を]再帰しないこと、不退転;最後の解脱

अन्ययावर्तते पुनः ॥
anyayāvartate punaḥ ||
アニヤヤーヴァルタテー プナハ
他によって、退転に至る


anyayā【女性・単数・具格 anya】[~によって、~をもって]他の、別の
āvartate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 ā√vṛt】[彼は~、それは~]~に転じる・に向ける・に至る;通り過ぎる
punar【副詞】後方へ、家へ;再び、新たに;更に、これ以上、なお、まだ;更にまた、かつまた、その他;それに反して、一方において、しかしながら、それにもかかわらず

शुक्लकृष्णे गती ह्येते जगतः शाश्वते मते ।
एकया यात्यनावृत्तिमन्ययावर्तते पुनः ॥२६॥

śuklakṛṣṇe gatī hyete jagataḥ śāśvate mate |
ekayā yātyanāvṛttimanyayāvartate punaḥ ||26||
この黒白二道は、世界にとって、不変のものと見なされる。
一方の道では解脱に赴き、他方の道では再生に至る。

思考の浄化

2014.03.24 Monday

ハタ・ヨーガの修練において何よりも欠かすことのできないものに、身体の浄化があります。その重要性は、6つの浄化法「シャット・カルマ」として、経典であるハタ・ヨーガ・プラディーピカーに、またゲーランダ・サンヒターにおいては、その一番初めに記されています。

この6つの浄化法の一つに、トラータカがあります。一点を凝視するこの方法は、外的なバヒランガと内的なアンタランガの2つがあり、外的なトラータカでは、まばたきをせずに目を開けたまま、涙が出るまで鼻の先やろうそく、神像などの対象物をじっと見つめます。アンタランガでは目をつぶり、自身の内側に神聖なものを対象物として据え見つめ続けます。どちらを行う時も、ゆったりとした姿勢で座り、体は決して動かしません。

少し長い間、そうして自身を対象物に定めることにより、まず余分な思考が排除されます。私たちのエネルギーの多くは、生み出される余分な思考に乱され消耗するとも言われます。対象物を定めじっと見つめることにより、心は容易く静まり思考も落ち着いてきます。そうしてエネルギーは浄化され、体にもより良い生気が巡りはじめます。明瞭な思考は直観力を磨き、日々の生活においても自分自身の本質を濃く浮かび上がらせていきます。

トラータカにおいては、対象物があることで見つめる焦点がはっきりとし、より分かりやすくその修練を続けることができます。深い瞑想に入るためのステップとも成りえるこの技法が、浄化法として位置付けられていること、修練の始まりから終わりに至るまで、自分自身の浄化がとりわけ重要であるということが伺えます。

清らかでより良いエネルギーを自分自身の内に満たすことは、何よりもの浄化となり、その行いによって、続く日々も豊かなものとなるに違いありません。マントラ・ジャパのように、トラータカはとてもシンプルな技法でありながら、少しの時間があれば実践できるものの一つです。季節の変わり目も、こうした意識的な行いを取り入れ、より良く過ごしていきたいと感じています。

(文章:ひるま)

ヤントラを設置し祈る

2014.03.24 Monday

前回は神像を設置し、祈ることについて書かせていただきましたが、今回はヤントラです。
前回のおさらいで恐縮ですが、基本的に神像は神々を人間の形で(もしくは人間的な形で)表現したものであるのに対して、ヤントラは、神々のエネルギーとしての側面を形で表したものと考えることができます。
実際、ヤントラは神像に比べて、シャクティ(根源的な生命エネルギー)を感じることができやすいです。そしてヤントラ自体の働きもシステマチックに機能します。

プージャーによって生命力注入を行わないとヤントラは機能しないのですが、今は日本でもプージャー済みのヤントラは入手可能です。
また生命力を注入していないものでも、ご自分で簡単な儀式によって生命力の入れることも不可能ではありません。

そのようなヤントラは、寺院で専門僧によって1ヶ月以上生命力注入の儀式(プラーナ・プラティシュタ)を行った本格的なヤントラに比べれば、効果は落ちるかもしれませんが、日本の一般家庭でお祀りするのには十分なパワーだと思います。
(ヤントラは、神像と違い一旦設置したら動かせないという規定はありませんが、あまりに強大なエネルギーを封入したご神体というものは、ご利益と同時に危険性もあるのです。)

実際問題としてみても、ほとんどのヤントラは壁に設置することができます。神像のようにわざわざ家の一角を空けてお祀りするスペースをつくらなくていいのは、より日本の住宅事情に合ったものであるとも言えます。
そして神像よりも抽象的ですので、神像などが好きでない方、あるいはそういう家族を持つ方や訪問者がいたとしても、受け入れてもらえると思います。
そして何より、極限まで抽象化されたヤントラには、アブストラクト・アートのような美しさがあります。
生命力注入をしなければ、オブジェとしても使えそうですし、神像の美しさとは対照的ですが、シンプルさを好む人には合うでしょう。
そして廉価なのも魅力です。

実はヤントラにはもっともっと深い世界があり、書ける時がきましたら書かせていただきますが、たいへん魅力的なものなのです。

新年度の機会に、お好きなヤントラをお祀りしてみてはいかがでしょうか。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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