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逆さまの行い

2014.05.05 Monday

ヨーガの修練には、その行いの一つ一つに賢人たちが見出した深い意義が込められています。座法や呼吸法においても、それが秘める意味を紐解いていく中で、自分自身や世界の存在の意味を知ることが多くあります。

その中に、ヴィパリータ・カラニー・ムドラーというものがあります。身体を使ったムドラーとも呼ばれ、座法に更なる深い要素が取り入れられたヨーガの修練法として知られています。

「ヴィパリータ」は逆さまになること、「カラニー」は行いを意味し、その名の通り、頭を支えとしながら足を空中に高く上げ、逆さまになります。そして喉、腹部、会陰部の3つのバンダ(締め付けること)を取り入れることにより、この行いがムドラーとして心身に大きな働きを生み出します。

私たち個々の肉体が小宇宙と捉えられる中で、そこには、月と太陽も同じように存在しています。経典によれば、喉の上方に月が、下腹部に太陽があり、そして月は毎日、私たちに命をもたらす霊液を生み出していると言います。(シヴァ・サンヒター第2章)

しかし、喉にある月から生み出されるこの霊液は、下方の腹部にある太陽へと滴り落ちて燃えつき、いつしか老いや衰えが生じます。滴り落ちるその霊液が太陽の炎に焼かれないよう、上方へと留めるべく行われるのが、この逆さになったヴィパリータ・カラニー・ムドラーだと言われます。

霊液が生み出される喉元は、清浄を意味する「ヴィシュッダ・チャクラ」としても知られています。生命のもととなる霊液が清浄な場に留まることにより、そのエネルギーは私たちを純粋なものに満たすに違いありません。

この行いは、逆さまになることで血液循環が良くなり、内臓機能を活発化、慢性疲労を和らげると言われます。老化を防ぎ、若返り効果のあるポーズと言われ実践されることにも、古くから伝わるその意味が含まれていることが分かります。

一日の終わり、横になって足を上げるだけでも、疲れや緊張が解け、心も体も落ち着き、生き生きとしたエネルギーが体を巡ることを実感します。叡智の秘める意義を大切に実践しながら、日々をより豊かに過ごしていきたいと感じています。

(文章:ひるま)

相性は合わないようにできている?

2014.05.05 Monday

占星術の鑑定をさせていただく時、パートナーとの相性診断を希望される方がよくおられます。
(私のところでは、特別なケースを除いて、独身のカップルの相性診断だけ承ってります。そして特別なケースを除いて、その場合もお互いの了承があることを条件とさせていただいております。)
私自身は相性診断にそれほど興味を持っていなかったので、最初のころはその多さには驚かされました。
やはり相性は重要なのだと考えされた次第です。
一方「占い」ということで、気軽に相性診断をされる方も多いのですが、実は相性は結構正確にでます。
相性は非常に重要で、相性が良くない場合、それを愛情で埋めるには相当な努力が必要になります(もちろん努力すれば埋められます)。
ですから、(すでに結婚されているカップルは、もちろん別として)スタートの時点で相性のいい人を選ぶことが重要だと思います。

インドでは、現在でも(都市の一部を除いて)大多数の人々が、親が結婚相手を探してきます。その場合たいてい自分の子供と相手になる人のホロスコープを突き合わせて、相性をみます。相性が良くない場合は、別の人を探すのが一般的です。

日本は基本的に自由恋愛でカップルになることが多いと思いますが、その場合、相性を診断させていただくと、理想的な相性のカップルは、少ないことに気付かされます。
基本的に相性が良くても、何か問題を抱えていることが多いのです。

しかしこれは、霊的に見た場合、決して悪いことではありません。結婚をして家庭を持ち、またはさらに子供を育てるとということは、(一概には比べられませんが一般的に)ヒマラヤに籠って修行するのに負けない位、霊的修行になるのです。

神様は、人間にたくさん修行してもらうと思い、相性が100%でない相手と組み合わせるのでしょう。これは冗談ではなく、私は本当だと思っております。

しかしながら独身の方は、なるべく相性のいいパートナーと出会いたいと思うのも、人情でしょう。
現在、パートナーがおらず、かつパートナーが欲しいと持っておられる方は、結婚のプージャーを受けるか、あるいは理想の人を惹きつけるための霊的アイテム(ヤントラなど)を持つことをお勧めいたします。
このようなものから発せられる霊的なエネルギーは、自動的に神に懇願し、霊的修行が進む相手で、かつなるべく相性のいい相手を探してきてくれる助けをします。

生涯独身を貫き修行するのは尊いことです。しかし家庭を持ち霊的修行がしたいと望む方が世の中の大多数でしょう。
そういう方でパートナーとの出会いがまだない方は、プージャーや霊的アイテムを検討してはいかがでしょうか。


(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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パラシュラーマの心

2014.04.28 Monday

アクシャヤ・トリティヤはパラシュラーマの生誕日であると伝えられています。パラシュラーマはヴィシュヌ神の6番目の化身として、ブラーフミンの家系に生まれました。パラシュは斧を意味し、斧を持つラーマをあらわします。

このパラシュラーマにまつわるさまざまな神話の中に、奢り高ぶった数多くのクシャトリヤを殺害したという言い伝えがあります。武士階級であるクシャトリヤによる尊大さや横柄さが、世の中を混乱に陥れていた時代のことであったと言います。これは、純質なサットヴァであるパラシュラーマが、ラジャス(激質)やタマス(惰質)によって生じた混乱を破壊することを物語っているのだと伝えられます。

この物語は、自分自身の内なる世界においても常に起きていることに変わりありません。ラジャスとタマスによって生み出される怒りや憎しみ、悲しみや憂いといった様々な感情は、自身の内を戦場のように作り上げ、その混乱によって、私たちは自身の本質を見失います。混乱を打ち破り、輝く純粋な質へと自分自身を導くこと、それがこの社会を生きる私たちの日々における修練に他ありません。

より良い作物を育て上げるためには、雑草を引き抜かなければならないように、自身の成長を遂げる中で、破壊は誰もが経験せねばならないということが、このパラシュラーマの歩みに象徴されていると言われます。

そして何より、このパラシュラーマには強い信仰心がありました。手にする斧は、パラシュラーマの苦行に喜んだシヴァ神が授けたものだとも伝えられます。信じる心、それが正しい道を歩むための最大の強みとなることを忘れてはなりません。

維持や保護の神として知られるヴィシュヌ神は、世界が混乱に陥った時、人々を正しい道へと導くためにさまざまに姿を変え現れると信じられています。太陽と月の輝きが最も満ちる時となるアクシャヤ・トリティヤにおいて、こうした神々の象徴を見つめることは、自分自身の内の純質を磨きあげる大切な行いとなることでしょう。皆さまもどうぞこの吉兆な時を大きな喜びと共にお迎えください。

(文章:ひるま)

アクシャヤ・トリティヤ

2014.04.28 Monday

2014年5月2日はアクシャヤ・トリティヤの吉日です。サンスクリット語でアクシャヤは「不朽の、不滅の」を、トリティヤは「3日目」を意味し、新月から3日目がこの時にあたります。

アクシャヤ・トリティヤは、毎年4月~5月にかけて迎える、太陽と月の明るさがピークに達する日であると伝えられます。その明るさのように、物事の輝きと成功を願って、人々は事業や建設、ビジネスなど、ありとあらゆる物事をこの時に始めます。また、アクシャヤが「不滅の」という意味を持ち合わせるように、この日に願われ祈られた物事は終わることなく永遠に続いていくと言われ、多くの結婚式も執り行われます。

また、この吉日に身につけた貴重品は、朽ち果てることなく、幸運や成功を運び続けてくれると信じられ、多くの人々が金や銀を買い求めます。ヒンドゥー暦によると、この日は1年でもっとも吉兆な日のひとつにあたるため、新しい事業を始めたり、高価な買い物をする人々でインド中が溢れます。

アクシャヤ・トリティヤにおいては、何らかの寄付や贈与などの善行を行った場合、それが決して廃れることのない点で、重要な意味を持つとされます。そして、この大吉日にも神々との深い繋がりが多く存在しています。

アクシャヤ・トリティはトレーター・ユガ(悪が世界の4分の1を支配する時代)の開始日にあたるとされ、ヴィシュヌの第6の化身であるパラシュラーマの誕生日ともいわれます。

この日はヴィシュヌ神の崇拝がとりわけ熱心に行われます。ヴィシュヌ神のマントラを唱えること、プージャーを執り行うこと、これらによって、妃である富を授ける女神ラクシュミーが喜び、その恩恵が多くもたらされると強く信じられています。

また、富の神であるクベーラは、ラクシュミー女神と共にこの日、富と財を守る者としての地位をシヴァ神より授けられたとも言われます。

あらゆる障害を取り除き多くの恵みをもたらす神であるガネーシャ神は、叙事詩マハーバーラタをこの日に書き始めました。

この最も吉兆な時、神々からの多くの祝福が皆さまのもとにも注がれますことを心よりお祈りしております。

アーラティ-火の儀式

2014.04.21 Monday

スピリチュアリティ溢れるインドの世界、中でも、ガンジス河のほとりで行われる壮大なアーラティは、多くの人々を魅了し、その深い世界を見せてくれるもののひとつです。夕暮れ時にアーラティの中で燃え上がる炎と神々への賛歌には、そこにいるだけで、心身が浄化され純粋になる感覚を覚えるほどでした。

アーラティは、夜に神々の前で揺れる光、または夜を取り払うものを意味し、ヴェーダの儀式から生じた「火の儀式」として、現代でも広く執り行われています。その方法は地域や慣習によってさまざまに異なりながらも、賛歌が響き渡る中で、神々を中心とし円を描くように炎を捧げることが、このアーラティの大切な要素として伝えられます。

神々は、明るい炎によってより一層その存在を際立たせ、自身の内に存在感を増していきます。私たちのあらゆる行いの中心にあるもの、それが神であるということをこの行いを通じ気づくようにも思います。

このアーラティは、寺院や聖所で行われる壮大なものだけでなく、一般家庭でも頻繁に行われる儀式の一つであり、小さなランプなどを用いて、毎日欠かさず、または一日の内に何度も行われるものです。こうして神々を中心とする神聖な行いに自分自身を繋ぎとめることによって、苦難を引き起こす欲望や自我を引き離すとも言われています。

インドの日常には、こうした儀式のための賛歌や、吹かれるシャンカの音、家々から鳴り響く小さな鈴の音が溢れています。だからこそ、神々をより強く感じ、その繋がりの中で心が容易く落ち着くのかもしれません。その平安な空間に、多くの人々を強く惹きつけるスピリチュアリティの源があるようにも思います。

アーラティは、神への最高の愛を意味するとも伝えられます。炎は、自身の無知を照らし、その内の不純なもの浄化することが古くから伝えられてきました。神々が宿る自身の内を清め、光を通じた繋がりによって平安の内にあることは、最高の愛に変わりありません。自身の内に光を灯すこの行いを、どんな時も忘れずに心がけていたいと感じています。

(文章:ひるま)
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