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ヴァタ・サヴィトリー・ヴラタ

2014.05.26 Monday

次の新月、主に北インドではヴァタ・サヴィトリー・ヴラタを迎えます。夫の健康と幸せを願う、既婚の女性たちによる祈りです。このヴラタ(誓願)は、死の危機にあった夫のために、妻であるサヴィトリーが大変な苦行を行い、死の神から夫を取り戻したことを祝福するものとして知られています。

この祝福において、女性たちは夫のために祈り、断食をし、プージャーを執り行い、そしてバニヤンの木の下に集います。バニヤンの木はクリシュナが休む神聖な木として崇められる一方、アーユルヴェーダでは薬木ともされ、長寿を授けると信じられる聖木です。

ヴァタ・サヴィトリー・ヴラタが広まるようになった夫を想うサヴィトリーの行いには、その献身的な愛に、死の神すらもひれ伏すという神聖さが象徴されています。家族が何よりも大切な存在であるインドでは、その繋がりの中でまず、自己を捧げる献身愛を深く学ぶことを教えられました。そうして全体と自分自身を強く結び、苦難を生み出す自己中心的な心を滅していきます。

そして、この祝祭にバニヤンの木が欠かせないように、こうしたインドの数々の祝祭は、そのどれもが大自然のサイクルと密接に繋がっています。変化を続けながらも、あるがままに存在する大自然を崇めることは、自分自身を本質へと繋げていきます。インドで過ごす日々において、太陽や月、山や川、その悠々と生き続ける存在に崇高さを見出す時、自分とは何と小さなものなのだろうと、自我が静まり、謙虚さを抱く瞬間が幾度となくありました。そこで得るものは、大きな平安であり至福であるように思います。

家族、そして自然。私たちは常に、多くのものに支えられ、そして生かされているということ、それを決して忘れてはならないのだと気づかされます。全体に育まれていることを意識し生きることは、あらゆる物事一つ一つに感謝の念を抱き、日々をより良いものとしてくれるものです。

物が豊かになり、精神面での繋がりを見失いがちな時だからこそ、自分自身を取り巻く存在をどんな時も忘れずに過ごすことを努めています。そうして自身のあるところを常に胸に抱き、大切な存在に気づいていたいと感じています。

(文章:ひるま)

インドの地

2014.05.19 Monday

日々をより良く生きる術を学ばせてくれるインドの地は、どんな時も多くの魅力に溢れています。鳴り響く寺院の鐘や、漂うお香の香り、きらびやかな神々の姿が、決して寂れることなく聖なる世界を生み出し、人々を惹きつけ続けます。

しかしその地は、決して美しいだけのものではありません。食べるものを欠くほどの貧困、差別、死、それらが迫り来るように自身の目に前に現れることもあります。それでも、混沌とあらゆるものが入り混じるインドの地に、心が落ち着く瞬間が多くありました。

この地に姿を見せる神々は、時に、痩せ衰え、髪を振り乱し、血を滴らせています。墓場に座り、骸骨を身につける姿もあります。それはまるで、人々の内に潜むさまざまな苦悩を象徴しているかのように存在しています。仏陀もそんなこの地で悟りを開きました。

生きる日々において、誰もが経験するそれらの苦悩を見せる神々だからこそ、その存在をより近くに感じることがあります。喜びや憂い、生や死が入り混じるあるがままの姿は、神が人間のなかにあるということを、何よりも強く気づかせてくれるものでした。どこか遠くにあるものではなく、常に自分の内にあり、共にあるものです。

美しいものだけが聖なるものではないということも、インドの地は教えてくれます。この地は、あらゆるものを受け入れています。貧しさや豊かさ、憎しみや慈しみ、不浄も清浄も、あらゆるものをあるがままに受け入れ、存在しています。その存在は、姿形にとらわれることなく、一瞬一瞬をただひたすらに生きることの神聖さを気づかせ、日々をより良く生きる術を与えてくれるものです。

どんな姿形であっても、私たちの内には、聖なるものが存在しています。多くの苦悩を経て仏陀が悟りを開いたように、喜びも苦しみもあるがままに受け入れ、ただ懸命に生きることを努めたいと感じています。その中で得る数々の気づきは、確実に私たちを聖なるものとして定めてくれるに違いありません。

(文章:ひるま)

悪い時期を乗り越える

2014.05.19 Monday

世の中には、稀に一生運が良い方もおられます。また残念ながら、ごく稀に一生運が悪い方もおられます(もちろん、処方である程度の運気の改善は可能です)。
しかし、大部分の方は、良い時もあれば悪い時もあるという人生を過ごされるのではないでしょうか?

そして、そういう私達にとって、悪い時期の影響はなるべく避けたいものです。

プージャーなどに様々な神格の助けを借りたり、占星術的な処方をすることによって、悪い時期の影響を最小限にすることは可能です。
しかし、切り口を変えてみると、そのような処方と併用可能でかつ、効果がある運命改善の秘訣もあります。

当たり前といえば当たり前なのですが、それは良い時期に努力を怠らない、ということなのです。

たとえば、将来貧困に苦しむ運命が待っている方は、良い時期にこつこつとお金を貯めておけば、あるいは、自分のために効果的な投資をしておけば、そうでない場合に比べて、その時期が来た時に貧困に苦しむ度合いは減ると思います。

もちろん占星術のことは知らなくて、将来どういう運命が来るかわからない方がほとんどでしょう。

そういう方も、よい運気にいるときには、色々なことが上手くいくので、よく観察すれば実感があると思います。
その時期だと思ったら努力を開始する、あるいは今まで以上に努力をするといいでしょう。

これは、たいへんシンプルな考え方ですが、簡単なようで実は難しいのかもしれません。

よい時期は、(星の種類にもよりますが)楽しい誘惑なども多く、こつこつと積む努力には、向かない部分も含む時期だからです。
また悪い時期とは違った意味で、ついつい無駄な浪費をしてしまうなどということも多くなるのかもしれません。

それこそが私達人間のもつ「業」だとも言えるわけですが、何とかしたいものです。

ヨーガや瞑想にを実践するということは、自己洞察力を高めるということにつながります。
占星術の知識がなくとも、今自分がどんな運気にいるか気付くことがより容易になるでしょうし、今自分がしなければならないことにも気付くことができます。そしてその実践自体が悪い時期のためのカヴァチャ(防御)になっているのです。

悪い時期にヨーガや瞑想に打ち込んだり、ヤントラなどを通して神々に礼拝をすることは素晴らしいことです。
しかし、良い時期から打ち込むことはもっと素晴らしいことです。

素晴らしい人生を歩みましょう。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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ブッダ・プールニマ(ウエサク祭)

2014.05.12 Monday

2014年5月14日(日本時間では15日未明)は、ブッダ・プールニマです。ブッダ・プールニマは、仏陀降誕の日として世界中で祝われている盛大なお祭りです。
以下に、Wikipediaよりブッダ・プールニマ(ヴェーサーカ)の記事をご紹介します[1]。

ヴェーサーカ(パーリ語;サンスクリット語ではヴァイシャーカ)は、ネパール、シンガポール、ベトナム、タイ、カンボジア、スリランカ、ミャンマー、バングラデシュ、インドネシア、インドなどの南アジア、東南アジアの仏教徒による伝統的な年間行事です。
通常は、仏陀の降誕日とされていますが、実際には仏陀の降誕日、悟りの日(ニルヴァーナ)、成仏を包括する日とされています。

ヴェーサーカの正確な日にちは、各国に伝統的な太陰暦によって変化します。テーラワーダ(上座部仏教)の国々では、満月のウポーサタ日(仏教徒の安息日;不浄な心を清める日)に行われます。中国のヴェーサーカ日は、中国の太陰暦における第4月の8日目に行われます。西洋のグレゴリオ暦では、年によって異なりますが、毎年4月か5月に行われます。

●歴史
ヴェーサーカを仏陀の降誕会とする決議は、1950年にスリランカで行われた第一回世界仏教徒連盟(WFB)の会議で採択されましたが、仏教国における当時の祭典は、各国の古い伝統に基づいて行われていました。
ヴェーサーカにおいては、世界中の仏教徒は、仏陀の誕生日、悟りの日、成仏日を含む重要な行事として祝します。インドから仏教が伝来して、多くの外国文化に同化したように、ヴェーサーカは世界各国において独自の方法で祝されています。

●ヴェーサーカの祭典
ヴェーサーカにおいては、敬虔な仏教徒や信奉者たちは、祝典のために夜明け前に各地の寺院に集合し、仏旗を掲げ、仏・法・僧の三宝を讃える讃歌を歌います。帰依者たちは、師の御御足に捧げるための花、ろうそくや線香を持参します。これらの象徴的な捧げ物は、美しい花はすぐに萎れ、ろうそくや線香はすぐに燃え尽きるように、人生は儚く短いことを意味しています。帰依者たちは、あらゆるものの殺傷を避けるために、特別な努力を行い、この日は精進料理(ベジタリアン・フード)を摂ることが勧められています。特にスリランカなどのいくつかの国では、ヴェーサーカを祝するための2日間は、酒屋や食肉処理施設は、閉店するように政府の法令によって定められています。また、意に反して捕らわれていたおびただしい数の鳥、昆虫、動物が自由の象徴として放たれます。敬虔な仏教徒の中には、簡素な白装束をまとい、八正道に対する新たな決意を胸に、一日中寺院で過ごす人もいます。

敬虔な仏教徒は、教えに基づく五戒を遵守する誓約をし、高潔な日々を過ごしていますが、特に新月と満月の特別な日には、道徳、簡素、謙虚を実践するために八正道を遵守します。

またある寺院では、小さな幼児の仏陀像を祭壇の前にまつり、花で飾りつけられた小さなたらいに水を張り、帰依者が像に水をそそぐことができるようにしています。これは、悪い業(カルマ)を洗い清め、神々や精霊の祝福のもと、仏陀の降誕を再現する象徴的な行為になります。

帰依者たちは、僧侶による説法を聴きます。この日は、国や国民の繁栄と平和を願い、僧侶たちは仏陀によって語られた詩句を詠唱します。仏教徒たちは、仏陀が説いたように、他人を信頼し、他人の信条を尊敬し、調和を持って生活することを思い起こされます。

●他の人々に幸せを運ぶ
ヴェーサーカの祝日は、高齢者、障がい者、病人のような人々に幸せを運ぶ特別な努力をする日を意味します。この日には、仏教徒は贈り物を贈ったり、奉仕活動をしたりします。ヴェーサーカは、大きな幸せや喜びの時であり、自分の欲望を満たすのではなく、寺院での奉仕活動や、仏陀の教えを世間に示すために専念する時でもあります。また、敬虔な仏教徒たちは、仏陀を礼拝するために寺院に足を運んだ信奉者たちに、軽食や精進料理(ベジタリアン・フード)を提供する腕を競い合います。

ブッダ・プールニマ(ヴェーサーカ)は、日本ではウエサク祭(または花祭り、降誕会など)として親しまれています。京都の鞍馬寺では、5月14日にウエサク祭の行事が行われます。

興味ある人は、足を運んで、仏陀の教えを学び、瞑想する良い機会にするとよいでしょう。

[1]Ves?kha, http://en.wikipedia.org/wiki/Vesak

他を想うこと

2014.05.12 Monday

古くから伝わる数々の叡智は、心の働きと向き合う術を多様に伝えています。ヨーガにおいても、その目的は心の止滅であると先ず説かれます。そして仏陀も、苦しみが生み出されるところ、それが心であると、その働きを滅する術を説きました。

私たちの心には、無明という苦しみの生まれるところがあると言われます。それは、苦しみのもとである煩悩が生まれるところです。煩悩は心の働きでもあり、それさえなければ苦しみも生まれることはないと、心の働きから自由になることが時を超えて求められてきました。「涅槃」の字義が、「ニルヴァーナ=吹き消すこと」をあらわすように、心が静まり煩悩が吹き消された寂静こそが、最高の境地であることは明確です。

煩悩を吹き消すこと、その一つにトンレンという手法がチベット仏教に伝わります。トンレンは「受け取ること」そして「与えること」を意味し、他者の苦しみを自分が受け取り、自分の幸せを他者に与える瞑想法として知られています。その手法は一つに、瞑想の中で家族や愛する人の苦悩を呼吸と共に吸い取り、そして自分の幸せを与えるように息を吐き出すものです。

実際に、苦悩を抱く人々の苦しみが和らぐ事実も報告される中で、これは何よりも、自分自身への執着をなくすと言われています。煩悩は自己への執着心から生まれるとも言われます。他を想う過程でその執着心が減り、自身の内をかき乱す煩悩は消え、心には静寂が生まれます。家族や愛する人、身近にいる人、そして見知らぬ人、それから世界のあらゆるもの、そうしてその慈悲を拡大する中で、個が生み出す苦悩は消え失せ、自分自身と世界にも大きな平安をもたらします。

この世は苦であると仏教は伝えます。自分自身が苦悩を持つように、誰しもが心の内に苦悩を持つということ。他との繋がりの中でその苦を受け止めることで、個としての煩悩を吹き消し、絶対の大きな平安に落ち着くことができるに違いありません。

仏陀の降誕祭を控え、その叡智が多くの人々の胸に響き、無明が明るく照らされることをお祈りしております。皆さまもどうぞ吉兆なブッダ・プールニマをお迎えください。

(文章:ひるま)
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