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天の気、地の気

2014.07.21 Monday

天の気、地の気という概念は、あまりインド的ではありませんが、実際に存在します。人間は食物だけからエネルギーを得ているわけではなく、呼吸などのように外部とつながり、エネルギーを取り入れるという行為もして生きているのです。その外部のエネルギーの概念の一部としてとして天の気、地の気という考え方があります。

瞑想をすると(瞑想の技法の種類にもよりますが)一般的に天の気が入ってきます。
体が軽くなるのはそのためだです。そしてヨーガのヴリクシャ・アーサナ(立木のポーズ)を始めととして、脚でバランスを取るポーズは基本的に地の気を取り入れる技法になります。

話が少し飛びますが、足を地面に打ちつけるように踏むバラタナティヤム(インド舞踊)の基本ステップも、そして日本の相撲の四股なども、地の気を取り入れる要素をもつ技法と考えて差し支えないでしょう。

インド人が第三の目(アージュニャーチャクラ)を重要視するのは、天の気を重要視しているとも受け取れます。
それにくらべ、日本(の特に民衆が)が丹田(下腹部のエネルギーポイント)を重要視してきた文化から、インド人に比べ、より地の気の充実が重要視されているとも、推察できます。(もちろんこのようなことは、職能集団や個人個人によっての違いは大きいと思います。あくまで最大公約数的な考え方だとご理解ください。)

以前足首回しのことを書かせていただいた時、「(足首を)繊細に回すことにより意識が下に集まり、気が下がり、血流が改善し、より日本に住む私たちの心身に良い影響を与えます。」という1文を入れたのですが、これはいい方を変えれば、意識が下に集まることにより、地の気を取り入れやすくなったことを表現しています。

人種や民族や気候や文化の違いにより多少の差はありますが、人間は、天の気そして地の気をバランスよくうまく取り入れらるようになるとと、心身の健康によい影響を与えると言えます。そしてそれは霊的進化とも密接につながっています。バランスよく天地のエネルギーとつながり、素晴らしい日々を過ごせるようになりたいものです。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「[ガネーシャ・ギリ 同行] バガラームキー女神巡礼とチベット仏教・シク教の聖地探訪の旅」
http://www.tairikuryoyu.co.jp/special/ganesh-giri/2014-bagalamukhi/

「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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聴聞の時

2014.07.14 Monday

神聖な4ヶ月間であるチャトゥルマース、なかでもとりわけ神聖とされる始めのひと月であるシュラヴァナ月が始まりました。人々は菜食となり、瞑想を行い、シヴァ神を崇め、自身の浄化と共に神聖な行いを努めます。モンスーンと共に始まるこのシュラヴァナ月は、酷暑期が終わり、恵みの雨がもたらされる吉兆な時でもあります。

こうして移り変わるインドの暦と季節、そしてそれに伴う祝祭の数々は、私たちの心と身体に深い関わりを持ち合わせています。このチャトゥルマースの始まりは太陽が南に回帰を始めるダクシナーヤナにあたり、陽射しは弱まると共に、夜は長くなり、冷たい月の影響が大きく出てくる時と言われます。恵みの雨の一方で、人々の心に影響を与えるとされる月が大きく作用することで、私たちの心は、落ち着かないものとなると言われたことがありました。

そうして迎えるシュラヴァナ月の「シュラヴァナ」は「聴聞」を意味します。師を讃えるグル・プールニマーに始まるこのひと月は、まず師の教えを拝聴することに始まり、その教えによって自身の心の安定が生み出す修練の時です。

さまざまに沸き起こる感情や思考の中で、神とも言われるグルの言葉を耳にする時、それがとても身近なものであるからこそ、心は落ち着き、大きな平安がもたらされる感覚がより明確に伝わります。師の教えにただ耳を傾け、そして静かに心を定め、何度も何度もその教えを反芻しながら、自身の内を神聖なものに満たす歩みのようなものかもしれません。季節の大きな変化の時、落ち着かない心身だからこそ、そこで得る安定をより強く感じることもありました。

インドに溢れる数多くの祝祭は、その多くが、自分自身を浄化し、清めることに深い意味を持ち合わせています。大きな祝祭が続くこれからの時、まずは偉大な叡智に耳を傾け、自身の内を神聖さで満たす時を迎えています。

自分自身を育むあらゆるもの一つ一つに意識を集中させ、それが何を語るのか、深い気づきと共に向き合うことで、心身は落ち着き、その静寂の中で本質へと近づくことができるに違いありません。このシュラヴァナのひと月を、今年も大切に過ごしたいと感じています。

(文章:ひるま)

シュラヴァナ月

2014.07.14 Monday

シュラヴァナ月がとりわけ神聖な月とされるのには、ヒンドゥー教の天地創造神話である「乳海撹拌」が起こったからであると一説に信じられています。

この乳海撹拌には、シヴァ神が別名「ニーラカンタ:青い喉」と呼ばれるようになった理由が存在しています。

大昔、不死の霊薬アムリタを得るため、神々と悪魔たちが協力し海を撹拌したという話がインドには伝わります。これが乳海撹拌です。

この創造神話において、さまざまな財宝が生み出されます。後にヴィシュヌ神の妻となるラクシュミー女神、またアーユルヴェーダの神であるダンヴァンタリ神は、この時に霊薬アムリタを持って登場します。

このような財宝が生み出されながらも、同時に、世界を焼き尽くす猛毒ハーラーハラも吐き出されてしまいます。その猛毒が世界に広まらないよう全て飲み干したのが、シヴァ神でした。

猛毒がシヴァ神の喉へと流れ込むも、妻のパールヴァティー女神がシヴァの首を絞めたため、猛毒はシヴァの身体に入ることはありませんでした。しかし、猛毒が喉に留まったために、シヴァ神は青くなってしまったと伝えられています。シヴァ神が別名ニーラカンタ(青い喉)と呼ばれる理由です。

そして、シュラヴァナ月に熱心に行われるのが、シヴァリンガムへのアビシェーカ(神像に聖水を浴びせる供養)です。

シヴァリンガムは、シヴァとシャクティの結合を示す神聖なシンボルです。太古の昔からシヴァ神はリンガ、またはリンガムとして崇拝されてきました。

このシヴァリンガムの最も一般的な供養が、神聖な沐浴(アビシェーカ)です。牛乳や水、また、ヨーグルト、蜂蜜、澄ましバターなどを、シヴァリンガムへと降り注ぎます。

ここには、乳海撹拌において猛毒を飲み干したシヴァ神の熱を下げるためという一説があります。

リンガムが祀られる寺院などでは、リンガムの真上に吊るされた壺から絶え間なく聖水が降りかけられている光景も目にします。

リンガムは、家庭に置くこともとても吉兆な行いとして広く行われています。シヴァとシャクティの結合をリンガムが象徴するように、夫婦の繋がりを深め、家族の団結と調和をもたらし、いずれは霊的な道へと導くと信じられています。

シヴァ神は破壊神として知られますが、非常に慈悲深い神でもあります。そんなシヴァ神を讃える神聖なひと月が始まっています。この神聖な時、シヴァ神の偉大なる姿を賛美し、吉兆な時をお過ごしください。

参照:http://en.wikipedia.org/wiki/Shiva_Puja
http://en.wikipedia.org/wiki/Samudra_manthan

グル・プールニマー2014

2014.07.07 Monday

インドでは、グル(師)に対しては、とても大きな尊敬が払われます。家庭にあっては親、学校にあっては先生、会社にあっては上司など、グルの指導のもと、人は大きく成長していくことができます。インドでは、グルは神と同一のものと見なしなさいといわれています。それは、太陽の光が反射して月が輝いて見えるように、グルの英知に照らされて、人々が輝きだすといわれるからです。

2014年7月12日は、グルに感謝の意を捧げるグル・プールニマー(師への満月祭)です。

グル・プールニマーの起源は、聖仙ヴィヤーサの誕生日にあたります。
聖仙ヴィヤーサは、ヴェーダ・ヴィヤーサ(ヴィヤーサは編者の意味)とも呼ばれ、ヴェーダ聖典を編纂したことで知られています。彼は、後の時代に、人々の心が醜くなり、すべてのヴェーダを学ぶ能力がなくなることを見通して、莫大なヴェーダを現在の4部(リグ、ヤジュル、サーマ、アタルヴァ)に編纂したといわれています。

さらに、彼はプラーナを記述し、物語や寓話を通じてヴェーダと同様の霊的英知をやさしく説き、それによって多くの人々がヴェーダの英知に触れることができるようになりました。また彼は、ヴェーダンタの本質をなすブラフマー・スートラの作者としても知られています。このような偉業を残したグル・ヴィヤーサを祝福するため、彼の誕生日がグル・プールニマーとして祝われることになりました[1]。

グル・プールニマーの日には、新しい誓いを立て、それを実行することが慣例的に行われています。
例えば、霊的な師がいれば、師からマントラを授かり、それを毎日唱える誓願を立てます。
あるいは毎日瞑想をする、肉食をしないなど、その他の霊的な誓願を立て、実行するのもよいでしょう。

グルの役割について、スワミ・シヴァーナンダは次のように語っています[2]
「人が成長するために、あなたはグルの重要さと神聖な意義について理解していますか。インドがいままでグルを大切にし、グルの意識の光の中で生き続けているのには理由があります。理由もなく、毎年この古くからの伝統を祝い、度々グルへ敬意を払い、信義と忠誠を再確認しているのではありません。グルは、悲しみと死の束縛から脱却させ、真理を体験させる、人々にとっての唯一の保証人なのです。」

またスワミ・シヴァーナンダは、グル・プールニマーの日に行うべきことについて次のように語っています。
「このもっとも神聖な日は、ブラフマームフルタ(午前4時)に起床しなさい。そして、グルの蓮華の御足を瞑想するのです。心の中で、彼の恩寵を祈りなさい。こうしてはじめて、あなたは成就に至ることができます。早朝には、熱心にジャパや瞑想を行いなさい。」

「沐浴したあと、グルの蓮華の御足を礼拝しなさい。また彼の絵や写真に、花やフルーツを供え、お香や樟脳を焚くのもよいでしょう。この日は、断食をするか、食べても牛乳やフルーツだけにするべきです。午後は、あなたのグルの信奉者たちと一緒になり、彼の栄光や教えについて話し合うとよいでしょう。」

「夜は、信奉者たちが集まり、神の御名やグルの栄光を歌いなさい。グルを礼拝するもっともよい方法は、彼の教えに従うことです。彼の教えの顕現としてあなた自身が輝き、彼の栄光とメッセージを伝えなさい。」

グル・プールニマーの日からは、チャトルマースとよばれる神聖な時期が4ヶ月間続き、インドではこの期間に多くのお祭りが行われます。特に2014年7月13日から2014年8月10日までの期間は、シュラヴァナと呼ばれ、チャトルマースの中でも特に神聖な期間とされています。(地域によって異なります)
この時期は、シュラヴァナ(聞くこと)と呼ばれるように、聴聞等による学習に適した期間です。師の教えを聞き、それを実行に移せるよう努力すれば、きっと大きな実りがあることでしょう。

[1]"Guru Purnima", http://www.amritapuri.org/cultural/guru/purnima.php
[2]Subhamoy Das, "The Guru Purnima", http://hinduism.about.com/od/festivalsholidays/a/gurupurnima.htm

グルの探求

2014.07.07 Monday

精神性を深め、そして高める道を歩む中で、自分自身の内の暗闇である無知を取り払い、光へと導くグルの存在は、何よりも欠かすことのできないものです。神の化身とも言われるその存在は、インドでは日常生活においても必要不可欠のものであり、一瞬一瞬の出来事の中において、必要な時に必要な答えを与えてくれるものだと伝えられてきました。

インドでは家族から受け継がれるグルの存在を崇める人々が多くあります。一方で、自分自身を解脱へと導くその存在を求め、多くの人々が探求を続けています。それは、自分自身を見つけるための歩みでもあると、ある時言われたことがありました。

グルとの関係には、何よりも強い信念や誠実さを必要とします。自身の内に僅かでもその質が欠けていれば、その関係は成り立つものではないと説かれたこともありました。グルの存在だけが、私たちを解脱に導くのではないこと、その存在との間に生じる、信頼や献身を通じ、私たちは多くの気づきを得て成長していくということを学ばなければなりません。

グルは、その姿が見えなくても、常に私たちを見ているのだと言います。だからこそ、自身を取り巻く、あらゆるものに敬意を払い、真摯に生きる姿勢を貫かなくてはならないことを感じます。それは、一つ一つの物事に大切な教えがあり、それが自分自身を成長させる糧となること、そしてそれらに育まれていることに気づくことでもあり、そうして精神性はより深められていくようにも思います。

その過程で自分自身の質が純粋なものとなる時、グルとの結びつきは更に深まるに違いありません。目的地ではなく、そこに至るまでの過程において、グルはさまざまな術を通じ私たちに気づきを与えるとともに、常に側で見守っていることを実感します。

日々の行いを通じ、大切なものを見つけるための歩みを続けています。グル・プールニマーが近づく今、自身を取り巻く一つ一つに敬意を払うとともに、自分自身の存在を育む全てに感謝を捧げたいと感じています。

(文章:ひるま)
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