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バガヴァッド・ギーター第8章第27節

2014.08.22 Friday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

ती पार्थ जानन्
naite sṛtī pārtha jānan
ナイテー スリティー パールタ ジャーナン
この二つの道を知り、アルジュナよ


na【否定辞】~でない
ete【女性・両数・主格、指示代名詞 etad】[~は、~が]これ
sṛtī【女性・両数・主格 sṛti】[~は、~が]道路、道;徘徊すること、輪廻
pārtha【男性・単数・呼格 pārtha】[~よ]プリターの息子。アルジュナのこと。
jānan【男性・単数・主格・現在分詞 √jñā】[~している]知る;~を察知する、~の知識を有する、(具格)によって認識する;悟る;覚える、経験する、確かめる、調べる;是認する;~と考える、~と仮定する、~と推測する;認める、証す、許す

योगी मुह्यति कश्चन ।
yogī muhyati kaścana |
ヨーギー ムッヒャティ カシュチャナ
ヨーガ行者は誰も迷わ(ない)


yogī【男性・単数・主格 yogin】[~は、~が]ヨーガ行者、修行者、実践者
muhyati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √muh】[彼は~、それは~]迷う、困惑する、混乱する;誤る、欺かれる、惑わされる
kaścana【男性・単数・主格、不定代名詞、kim + cana】[~は、~が]誰か、誰かある人、何か、何かあるもの)

तस्मात् सर्वेषु कालेषु
tasmāt sarveṣu kāleṣu
タスマート サルヴェーシュ カーレーシュ
したがって、あらゆる時において


tasmāt【男性・単数・従格、指示代名詞 tad】それ故に、そのために、したがって、だから、その結果
sarveṣu【男性・複数・処格 sarva】[~らにおいて、~らのなかで]すべての、一切の、各々の;全体の
kāleṣu【男性・複数・処格 kāla】[~らにおいて、~らのなかで]時;機会;季節;食事;時間;年、時代;音律;運命;死;死の神

योगयुक्तो भवार्जुन ॥
yogayukto bhavārjuna ||
ヨーガユクトー バヴァールジュナ
ヨーガに専心した者であれ、アルジュナよ


yogayuktas【男性・単数・主格、限定複合語 yogayukta】[~は、~が]瞑想に専心した、ヨーガを行ずる
bhavati【三人称・単数・パラスマイパダ・命令法 √bhū】[それは~せよ、彼は~せよ]ある、存在する、~となる;生じる
arjuna【男性・単数・呼格 arjuna】[~よ]アルジュナ

नैते सृती पार्थ जानन्योगी मुह्यति कश्चन ।
तस्मात्सर्वेषु कालेषु योगयुक्तो भवार्जुन ॥२७॥

naite sṛtī pārtha jānanyogī muhyati kaścana |
tasmātsarveṣu kāleṣu yogayukto bhavārjuna ||27||
アルジュナよ、この二つの道を知れば、ヨーガ行者は決して迷うことはない。
したがって、あらゆる時において、ヨーガに専心した者でありなさい。

クリシュナ降誕祭

2014.08.18 Monday

2014年8月17日、18日はクリシュナ神の降誕祭です。

クリシュナ降誕祭には、クリシュナ・ジャヤンティ、クリシュナ・ジャンマーシュタミー、ゴークラーシュタミー、クリシュナーシュタミーなどさまざまな名称があります。

クリシュナ降誕祭は、南インドやインド西部、インド東部では8月17日に、北インドの多くでは8月18日に行われるなど、地域や教派によって行われる日程が異なります。

これは、伝統的なインド占星術によると、クリシュナ神の誕生日が、シュラヴァナ月の2回目の満月から新月に向かう8日目(アシュタミー)で、月の星座(ラーシ)がヴリシャバ(牡牛座)、ナクシャトラがローヒニーであることに由来します。

クリシュナ降誕祭は、上記すべての条件が揃う必要がありますが、多くのヒンドゥー教派の暦では、すべてが一致することがほとんどありません。

教派によっては、満月から新月に向かう8日目(アシュタミー)を重視するところもあれば、ナクシャトラがローヒニーであることを重要視する教派もあります。そのため、ヒンドゥー教派ごとに、独自の基準を設けて、クリシュナ神の降誕祭を祝うため、地域や教派によって、日程に違いが生じるようです[1]。

ところで、クリシュナ降誕祭の日に、もっとも重要とされるマントラは、「オーム ナモー バガヴァテー ヴァースデーヴァーヤ」といわれます[2]。この日は、バジャンやキールタン、また瞑想や断食を行い、クリシュナを念想しながら神聖な1日を過ごします。

またこの日にできるもっとも簡単で偉大なクリシュナ神への礼拝は、バガヴァッド・ギーターを読むことであるといわれます。
バガヴァッド・ギーターを読むことは、クリシュナの偉大な教えを私たちに思い起こし、クリシュナを讃える最高の礼拝方法であるとされています。

また以下のような簡潔なクリシュナ・プージャーを行う事もできます[3]。

1.身体を洗い清め、静かで清浄な場所を用意します。
2.クリシュナ神とガネーシャ神の像や絵画を設置します。
3.ランプと花・果物・お菓子をお皿に用意します。
4.ガネーシャ神に祈りを捧げます。
5.心を落ち着かせるために、数分間瞑想します。
6.ランプに火を灯します。
7.クリシュナ神への瞑想または祈りを捧げます。
8.花を捧げ、お香を焚きます。トゥラシーの葉があればベストです。また花を捧げるときに、ベルを鳴らしても良いでしょう。
9.「オーム・ナモー・バガヴァテー・ヴァースデーヴァーヤ」あるいは「オーム・ナモー・ヴァースデーヴァーヤ・ナマハ」のマントラを唱えます。
10.このとき、用意した果物やお菓子、食物を捧げます。その後、聖水をふり撒いても良いでしょう。
11.この後、数分間瞑想するか、バガヴァッド・ギーターを読んだりして、神聖な時を過ごします。

プージャーの後は、果物やお菓子は、プラサード(神のお下がり)として、皆でいただくことができます。

クリシュナは、ギーターの中で、行為のすべてを彼に捧げ、彼を信愛することの大切さを説いています。魅力溢れる彼の人生を学び、クリシュナへの想いで、この神聖な1日を過ごすことができれば、クリシュナはきっとその想いに応えてくれるに違いありません。

皆さまにクリシュナ神の祝福がありますように。

[1]"Why is Sri Krishna Jayanti celebrated on two different days?", http://www.hindu-blog.com/2007/08/why-is-sri-krishna-jayanti-celebrated.html
[2]"Significance of Sri Krishna Jayanti", http://www.hindu-blog.com/2007/09/significance-of-sri-krishna-jayanti.html
[3]"How to do a Simple Shri Krishna Puja?", http://www.hindu-blog.com/2008/08/how-to-do-simple-shri-krishna-puja.html

喜びで在ること

2014.08.18 Monday

美しさや穏やかさだけでなく、時に恐ろしさや荒々しさをみせる見せるインドの神々の中でも、クリシュナ神はとてもカラフルで喜びに満ち、その姿は常に人々を魅了し続けています。フルートを奏で、牛飼いの乙女たちと戯れ、その周りに絶えず喜びが溢れる姿は、苦行や禁欲だけではない、精神性を深める道をあらわしています。

クリシュナ神が世界中で崇拝され、そして深く愛されるのは、どんな時も大きな喜びがその姿に映し出されているからに他ありません。神々は人々の内に存在していると言われます。クリシュナ神も同じように、私たち一人一人の内に生き、その内で喜びとして存在しています。クリシュナ神の降誕祭は、自分自身の内のその存在を確かめる時でもあると言われます。

クリシュナ神が人々に広く愛される理由の一つに、何よりも、その言葉が綴られた東洋の聖書「バガヴァッド・ギーター」の存在があります。その中でもクリシュナ神は述べています。

あらゆるものに私を見る者
私にあらゆるものを見る者
その者は私から離れることはなく
私もその者から離れることはない
(バガヴァッド・ギーター第6章第30節)

クリシュナ神は、崇拝の対象としてどこか遠いところにいる存在ではなく、その存在を見る者の内に常に存在しているということが強く述べられています。喜びは、一人一人の内に既に在ることに、私たちはただ気づかねばなりません。

クリシュナ神がどんな姿にあっても変わらず喜びであったように、こうして社会を生きる日々において常に喜びとして在ることは、精神性を深めるための何よりもの修行となり得ます。自分自身の生きる日々の中で、どんな時も喜びを見出し、クリシュナ神の存在を証明していきたいと感じています。それは、常に自分自身の本質であることに他ありません。

移り変わる事象の中で、その本質を見失いそうになる時は、決して変わることのないクリシュナ神が述べる言葉に心を寄せたいと感じています。皆さまもどうぞ、喜びに満ちたクリシュナ降誕祭をお過ごしください。

(文章:ひるま)

平安の源

2014.08.11 Monday

8月15日が近づいています。日本では終戦の日として、またインドでは独立記念日として、共に深い祈りが捧げられる時です。この日を迎えるために、世界の多くで、そして多くの人々の心に、血と涙が流されました。

平安は誰しもが望むものです。何よりも、私たち一人一人の本質は平安そのものであると、精神性を探求する道で繰り返し教えられてきました。しかし、私たちの内は常に混乱が続き、苦しみや悲しみ、時には憎しみや恨みが渦巻いています。

その争いを生み出すのが、「エゴ」であると言われます。個人としての存在、価値、立場を強く証明するために、エゴはさまざまに働き、混乱や争いを生み出します。そして私たち一人一人のエゴが生み出す争いは、やがて世界に大きな波乱を引き起こします。

この負の連鎖を断ち切るために、一人一人がそのエゴの働きから解放され、そして平安に落ち着かねばならないことを、霊的叡智は伝えてきました。そこには、個人が全体と一つであるという真実への理解が何よりも欠かせません。

精神性を育む道において、全体である神々を瞑想し、心に強くその存在を留めることが、平安と至福の内に安住する方法として第一に実践されます。その修練を繰り返す中で、自分と全体との繋がりが強まる時、エゴはその働きを失うからに違いありません。そこには、誰しもの本質である平安のみが残ります。

自身の内が乱れる時、それはエゴが働いている証拠であるということ、そしてその気づきが何よりも大切であると言われます。そんな時は常に、全体を思い、その大きな安らぎの中に自分自身を見つけることで、個々の内は平安に留まります。自分と全体が一つのものであるという事実をどんな時も忘れずに思い続け、自分自身が大きな平安の源であれるよう実践を励みたいと感じています。

一人でも多くの人々と全体との繋がりが強まりますように。そして、世界中の争いが止み、誰しもが平安にありますよう心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

研ぎ澄まされたヴェーダ

2014.08.11 Monday

オーム ガナナーン トヴァ ガナパティ グン ハバマーへ カビンカビーナ ムパマシュラ ヴァスタマン・・・
ヴェーダのガネーシャの有名なマントラですが、このマントラの中には、鍵が隠されていると思います。
この中の「グン」という音は、マントラのエネルギーを対象物に送り込む作用をしているのです。ちょうど武術の達人が技を繰り出す時に、全身の力を効率よく1点に集めるような、ものです。
日本語でも勢いをつけるとき「ぐんぐん」といいます。また「背がグンと伸びた」などとも言いますが、言葉が表す現象・原理は同じなのです。
ですから、このマントラを唱えるとき、「グン」というところは気力を込めて唱える必要があります。

話は変わりますが、マントラの中に「ハラ」ということが時々出てくるのですが、これは、日本語の祓う(はらう)とか払うというとほぼ同じ作用をもちます。つまり浄化の言葉なのです。「ハラ」と言葉に出すと、何か余分なものが出て行く気がしませんか?

言葉は、エネルギーです。日本でも古来より「言霊(ことだま)」という表現をされてきましたが、これは言葉が生き物のように根源的な生命エネルギーを持っていると、昔の人が感じたから生まれた表現に違いありません。

現代に伝わるヴェーダのマントラは、長年の経験により、リシ(見者、賢者)が、深い瞑想中に感得したエネルギー(マントラ)に、長い歴史のなかで、さらに磨きこまれていると考えられます。
上記の「グン」という音はや「ハラ」という音は、(表面的なサンスクリット語の意味がどうあれ)リシが感得したエネルギー(マントラ)をさらに効率よく働かせるために、後世のリシがさらに感得して付け加えられた可能性があるのです。

歴史的なことに関しては、本当のところはよくわかりませんが、いずれにしても「ヴェーダ」がインドの精神文化のみならず、文化全体に大きな影響を及ぼしている理由がわかる気がします。ヴェーダは研ぎ澄まされているがゆえに美しく、効率的に現象界に働きかけます。研ぎ澄まされているからこそ「インド文化の根幹」になりえたのだと思います。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「[ガネーシャ・ギリ 同行] バガラームキー女神巡礼とチベット仏教・シク教の聖地探訪の旅」
http://www.tairikuryoyu.co.jp/special/ganesh-giri/2014-bagalamukhi/

「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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