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真の豊かさ

2014.09.01 Monday

広大な地にさまざまな文化が入り混じるインドには、そこで行われる祝祭も多様に存在しています。オーナム祭を迎えようとしているケーララ州はインドの南端、ココナッツやバナナの木が生い茂る緑豊かな地の一つです。乾いた北の地から緑溢れる南まで、変化に富むこうしたインドの地を巡る瞬間には、たくさんの気づきが溢れています。

物が増え、あらゆるものが混沌と入り混じるインドの世界ではあっても、日々の中で必要だと感じる最低限の物すら欠くことがまだ多くあります。そこにあるのは、ただゆったりとした雄大な時間の流れ、そして変化の中で全てを受け入れる母なる大地です。快適さや利便性が追求される社会からその中に飛び込むと、自分自身の忍耐や、受容性を試される瞬間も多くありました。

しかしそこに見つかるものは、自分自身の本質と向き合う大切な時間と空間です。それは、あるがままに生きるという何よりも美しい経験を与えてくれるものでもあり、物には見出すことができない、もっと豊かな瞬間があることをここで学んだようにも思います。

ケーララ州の田舎、そのゆったりすぎるほどの時間の流れの中では、特に多くを学びました。電気が止まり、あらゆる物事が止まってしまったかのような瞬間の中で、家族が集まりろうそくを灯し始まる祈り、そしてあちらこちらから聞こえる美しい賛歌には、何よりもの豊かさを感じたことを覚えています。その瞬間に起こる出来事の中で、どう豊かに生きるかを、私たちは常に学び続けなければなりません。

こうしたインドの日常をより豊かなものとしているものが、人々が決して見失わずに続ける祝祭や祈りです。自分自身を本質に繋げる神々、その聖地も、寺院も、決して古代に存在したものではありません。祝祭や祈りを通じ、人々がそれらを今に生きるものとしています。

精神性を育むことは、物質社会から逃避することでは決してなく、目の前にある瞬間を、より美しく豊かに生きることの実践であることを実感しています。そしてその真の豊かさを、インドの地は今も魅せ続けています。

(文章:ひるま)

バガヴァッド・ギーター第9章第4節

2014.08.30 Saturday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

मया ततम् इदं सर्वं
mayā tatam idaṁ sarvaṁ
マヤー タタム イダン サルヴァン
このすべては、私によって満たされた


mayā【単数・具格、一人称代名詞 mad】[~によって、~をもって]私
tatam【中性・単数・主格 tata√tanの過去受動分詞)】広げられた、伸ばされた、拡張された;(具格)に覆われた;充満された、遍満された
idam【中性・単数・主格、指示代名詞 idam】[~は、~が]これ
sarvam【中性・単数・主格 sarva】すべての、一切の、各々の;全体の

जगद् अव्यक्तमूर्तिना ।
jagad avyaktamūrtinā |
ジャガド アヴィヤクタムールティナー
世界は、非顕現の姿をもつ(私によって)


jagat【中性・単数・主格 jagat】[~は、~が]すべての動くもの;動物;人;世界、この世;大地;(両数)天上と下界;(複数)諸世界
avyakta【a-vi√añjの過去受動分詞】非顕現の、現れない、認めがたい;不明瞭な、目に見えない、感知できない
mūrtinā【女性・単数・具格 mūrti】[~によって、~をもって]固体、物質的形態、体;顕現、権化、具体化;人体、形態、骨格、姿、外観;肖像、立像;美 ―゜【形容詞】~の形態をとった
→avyaktamūrtinā【女性・単数・具格、所有複合語】非顕現の姿をした

मत्स्थानि सर्वभूतानि
matsthāni sarvabhūtāni
マットスターニ サルヴァブーターニ
万物は私に存在している


mat【一人称・単数、人称代名詞 mad】私
sthāni【中性・複数・主格 stha】立っている、存在している、ある;に専念した、に従事した、~を実践する
→matsthāni【中性・複数・主格】私に存在している
sarvabhūtāni【中性・複数・主格 sarvabhūta】[~らは、~らが]一切の存在物、万物、一切衆生 【形容詞】至る処に存在する

न चाहं तेष्व् अवस्थितः ॥
na cāhaṁ teṣv avasthitaḥ ||
ナ チャーハン テーシュヴ アヴァスティタハ
しかし、それらの中に、私は存在しない


na【否定辞】~でない
ca【接続詞】そして、また、~と
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[~は、~が]私
teṣu【中性・複数・処格、指示代名詞 tad】[~らにおいて、~らのなかで]それ、あれ、彼
avasthitas【男性・単数・主格 avasthitaava√sthāの過去受動分詞)】~に存する・置かれた・配置された・含まれた;~に従事している・で忙しい・に献身した;確固とした;固く決心した;着実な、信頼するに足る

मया ततमिदं सर्वं जगदव्यक्तमूर्तिना ।
मत्स्थानि सर्वभूतानि न चाहं तेष्ववस्थितः ॥४॥

mayā tatamidaṁ sarvaṁ jagadavyaktamūrtinā |
matsthāni sarvabhūtāni na cāhaṁ teṣvavasthitaḥ ||4||
この全世界は、非顕現の姿をもつ私によって満たされている。
万物は私の中に存在しているが、それらの中に私は存在しない。

東京都内におけるプラーナプラティシュタのご案内

2014.08.29 Friday

このたび、修行を積んだネパール人僧侶シャーム・シュンダール師が来日し、各地でバクティヨガの講義、霊性についてのトークセッションなど、さまざまな活動を展開いたします。
その一環として、シータラーマさんのサイトでコラムを担当しておられるガネーシャ・ギリ先生のご協力のもと、皆様ご所有の神像、ヤントラなどへのヴェーダ聖典に基づいたプラーナプラティシュタ(入魂儀式)を執り行う運びとなりました。

プラーナプラティシュタにより浄化され、神のエネルギーを吹き込まれた神像、ヤントラなどは一生、所有者やその家族を守護し、祝福を与えます。
ご希望のかたは、下記の要領にてお申し込みください。

日時:10月2日(木)、3日(金) 午後2時~8時
場所:三ノ輪近辺
所要時間・代金:お一人様30分ほど。5千円

プラーナプラティシュタの対象となるもの:神像、ヤントラ、ルドラクシャ、シャリグラム、神様ペンダントトップ、ブレスレット、占星術宝石

*上記をお持ちでない方は、シータラーマさんにてご購入の上、当日持参なさってください。
*儀式に必要なものは、すべて主催者側で用意いたします。

お申し込みは以下のメールアドレスへお願いいたします。
※お陰さまで、定員となりましたので、締め切らせていただきました。

皆様が、この希有な機会を活用され、神々の祝福が皆様の上に慈雨の如く降り注がれますことを祈念いたします。

(文章:児童文学作家・さとうまきこ)

*Shaym Shundarjプロフィール

s_syamji.jpg

1986年、カトマンドゥに生まれる。
先祖代々、高貴なバラモンの家庭の5人兄弟の末息子。

8歳でカトマンドゥのアシュラムに入り、ブラフマチャーリー(学生期)としての修行を始める。
20人以上のグル、サドゥーに仕え、彼らの食事の支度、部屋の掃除、衣類の洗濯から一日が始まり、ヴェーダ、マントラ、サンスクリット語などの厳しい修行の年月を重ねる。

2002年以降、バラナシのアシュラムに移り、あるグルジの下、さらなる勉学・修行に打ち込む。
彼はすでにハタヨガを極めており、バクティヨガこそ自分の進むべき道と、この時期にすでに悟っていた。

2009年、23歳の折、このグルジが彼のバクティヨガへの熱烈な打ち込みよう、神への深い帰依心、さらに明晰な頭脳と、たぐいまれな人柄の良さを認め、ガンジス川のアラティを司る司祭に抜擢。

このガンガ-・アラティプージャというのは、雨期でも酷暑時でも、嵐の日でも、毎夕かかさず行われる儀式で、今ではバラナシ観光の大きな呼び物となっている。
しかし、決して観光客向けにショーアップされたものではなく、インド各地から大勢の巡礼が詰めかけ、皆でバジャンを歌い、彼らバラモン達の美しい挙措に酔う。
ガート(ガンジス川の石段)には無数のろうそくが灯され、火を使う儀式でもあり、ガート一帯は光の一大絵巻と化す。

現在、Shyamjはメインガートであるアハリヤーバイ・ガートにおいて、5人のバラモンの内、一番重要な中央のポジションについており、そこにはガンガー女神の像が安置されている。
また、バラナシにはラリター・テンプルという、典型的なネパーリー建築の寺があり、Shymjはインド在住のネパール人の為に、この寺院でしばしばプージャを司っている。

2012年には、ヨガの教師・インストラクターを対象に、バクティヨガを教えるため、リトアニアへ渡り、3ヶ月間滞在。彼のteaching,、workshopは参加者全員に大きな気づきと感銘を与えた。Shyamjの導くダラナ、ディヤーナにより、参加者はシャンティに浸り、サットサングの絆を深めることができた。

今回は初来日であるが、さまざまな活動を通して、Shyamjの祝福を参加者全員がシェアできるはずである。

*さとうまきこプロフィール
http://members3.jcom.home.ne.jp/maki-mizushina/profile.html

バガヴァッド・ギーター第9章第3節

2014.08.28 Thursday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अश्रद्दधानाः पुरुषा
aśraddadhānāḥ puruṣā
アシュラッダダーナーハ プルシャー
信じない人々は


aśraddadhāna【男性・複数・主格 aśraddadhāna】信じない、疑い深い、懐疑的な
puruṣās【男性・複数・主格 puruṣa】[~らは、~らが]人;人間;霊魂;個人の本体、普遍的霊魂、最高精神

धर्मस्यास्य परंतप ।
dharmasyāsya paraṁtapa |
ダルマスヤースヤ パランタパ
この正法(ダルマ)にとって、アルジュナよ


dharmasya【男性・単数・属格 dharma】[~の、~にとって]秩序、慣例、習慣、風習、法則、既定;規則;義務;得、美徳、善行;宗教;教説;正義;公正;法律;性質、性格、本質、属性
asya【男性・単数・属格 指示代名詞 idam】[~の、~にとって]これ、この、彼
paraṁtapa【男性・単数・呼格 paraṁtapa】[~よ]敵を悩ます者。アルジュナのこと。

अप्राप्य मां निवर्तन्ते
aprāpya māṁ nivartante
アプラープヤ マーン ニヴァルタンテー
私に到達されず、彼らは回帰する


aprāpya【a-pra√āpの未来受動分詞】得られない、到達されない
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[~を、~に]私
nivartante【三人称・複数・アートマネーパダ・現在 ni√vṛt】[彼らは~、それらは~]~に帰る;回転する;蘇生する、再び生まれる;戻る、(水が)逆流する;(闘いに)背を向ける、逃げる;転向する、(眼を)そらされる、(心が)他に向く;(従格)から自由になる;戦闘を避ける;~を拒絶する;~を無視する;~をやめる、中止する、断つ;沈黙する;やむ、終わる、消える;(訴訟が)中止される;効力を失う;(処格)に転じる・に向けられる

मृत्युसंसारवर्त्मनि ॥
mṛtyusaṁsāravartmani ||
ムリティユサンサーラヴァルトマニ
死と輪廻の道において


mṛtyu【男性】死
saṁsāra【男性】輪廻、(生の)不断の連続、生存の循環、(あらゆる苦を伴った)現世の生存
vartmani【中性・単数・処格 vartman】[~において、~のなかで]轍、軌道;径、道、路、進路;まぶた
→mṛtyu-saṁsāra-vartmani【中性・単数・処格、限定複合語】[~において、~のなかで]死と輪廻の道

अश्रद्दधानाः पुरुषा धर्मस्यास्य परंतप ।
अप्राप्य मां निवर्तन्ते मृत्युसंसारवर्त्मनि ॥३॥

aśraddadhānāḥ puruṣā dharmasyāsya paraṁtapa |
aprāpya māṁ nivartante mṛtyusaṁsāravartmani ||3||
アルジュナよ、この正法(ダルマ)を信じない人々は、
私に到達せず、死と輪廻の道において回帰する。

バガヴァッド・ギーター第9章第2節

2014.08.27 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

राजविद्या राजगुह्यं
rājavidyā rājaguhyaṁ
ラージャヴィディヤー ラージャグヒヤン
王の智慧、王の秘密である


rājavidyā【女性・単数・主格 rājavidyā】[~は、~が]王の才知、政治的手腕
rājaguhyam【中性・単数・主格 rājaguhya】[~は、~が]王の秘密

पवित्रम् इदम् उत्तमम् ।
pavitram idam uttamam |
パヴィットラム イダム ウッタマム
これは最高の浄化具である


pavitram【中性・単数・主格 pavitra】[~は、~が]浄化の手段、篩(ふるい)、ソーマを漉す用具;供物を浄化するために用いるクシャ草の二枚の葉;浄めの(際に用いる)聖句
idam【中性・単数・主格、指示代名詞 idam】[~は、~が]これ
uttamam【中性・単数・主格 uttama】[最上級]最上の、至高の;最も優秀なる、最善の

प्रत्यक्षावगमं धर्म्यं
pratyakṣāvagamaṁ dharmyaṁ
プラティヤクシャーヴァガマン ダルミヤン
明白に理解でき、法に適い


pratyakṣa【形容詞】眼前にある、一目瞭然な、見える、知覚できる;明瞭な、明白な、顕著な;疑われない、現実の、真実の;即刻の、直接の;(属格)に関する明瞭な知識をもつ
avagamam【中性・単数・主格 avagama】了解、認知、確定
→pratyakṣāvagamam【中性・単数・主格、所有複合語 pratyakṣāvagama】明白に理解できる、明らかに分かる
dharmyam【中性・単数・対格 dharmya】合法の、適法の;普通の、慣習となっている;正当の、正直な;高潔な、有徳の、正義の

सुसुखं कर्तुम् अव्ययम् ॥
susukhaṁ kartum avyayam ||
ススカン カルトゥム アヴィヤヤム
実行しやすく、不変のものである


susukham【中性・単数・主格 susukha】非常に快適な、非常に愉快な
kartum【√kṛの不定詞】[~するため、~すべく、~すること]為す、作る、遂行する、用いる
avyayam【中性・単数・主格 avyaya】不滅の、不変の;慳貪の

राजविद्या राजगुह्यं पवित्रमिदमुत्तमम् ।
प्रत्यक्षावगमं धर्म्यं सुसुखं कर्तुमव्ययम् ॥२॥

rājavidyā rājaguhyaṁ pavitramidamuttamam |
pratyakṣāvagamaṁ dharmyaṁ susukhaṁ kartumavyayam ||2||
これは、王の智慧、王の秘密、最高の浄化具である。
明白に理解でき、法に適い、実行しやすく、不変である。

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