カレンダー

<< April 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30
  

カテゴリー

コメント

記事一覧

Feed

ヴィジャヤ・ダシャミー(ダシャラー祭)

2014.09.29 Monday

ナヴァラートリ祭の9日間は、ドゥルガー女神(シャクティ)が悪神マヒーシャスラと戦った時であり、そしてその悪に打ち勝った時がナヴァラートリ10日目となるダシャラー祭として祝福されるものです。悪に対する善の勝利が、このナヴァラートリ祭、そしてダシャラー祭の第一の意味に他ありません。

自分自身の内が変化に囚われ乱れる時、その内は悪の性質に支配されると言われます。それらは悪神マヒーシャスラに示されるように、色欲、怒り、執着、強欲、慢心、嫉妬、自己中心、偽り、酷薄、自尊心などと言われてきました。こうした外界の変化の時においては、特に不安定な状態がその影響をより強く引き起こし、私たちはさまざまな困難や苦難を経験するとも言われます。

ナヴァラートリは、活動的で変化のエネルギーであるシャクティ(女神)の力がより強く高まる時です。その力を呼び覚ます女神のマントラを唱えること、瞑想や祈祷を行うこと、また自分自身の内を浄化する断食を行うことなどで、悪質を倒す力に繋がることが容易になると、古くから人々はその行いを実践してきました。現代においても、この時はインドの各地で祈りが捧げられ、食の節制が努められます。

変化そのものである物質という肉体をまとい、そして心の働きを持つ私たちにとって、マヒーシャスラはどんな人々の内にも存在し得るものです。それが神聖なエネルギーであるシャクティに支配される時、人々の内は純粋な質に留まります。それはまた、善の勝利に他ありません。

そして、そこに至るために誰しもが経験するさまざまな葛藤や争いも、信じる力によって容易に乗り越えられるものだということを、私たちはこの祝祭を通じ学びます。この9日間を通じた行いの後、自分自身の内が浄化されたその感覚は、何よりも清らかで美しいものであることを、忘れることができません。

古くから変わらずに受け継がれてきた大自然や神々との繋がりは、どんな時も、自分自身を幸せへと導く術を示しています。繰り返し繰り返しその意味を学びながら、自分自身を育み、豊かな日々を築いていきたいと感じています。

ナヴァラートリ祭、そして最後に迎える盛大な祝福を、皆さまが勝利と共に迎えられることを心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

※2014年のダシャラー祭は10月4日です。(一部の慣習・地域では3日となります。)

バガヴァッド・ギーター第9章第15節

2014.09.28 Sunday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

ज्ञानयज्ञेन चाप्य् अन्ये
jñānayajñena cāpy anye
ジュニャーナヤジュニェーナ チャーピ アニイェー
また他の人々は、知識の祭祀によって


jñāna【中性】知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官
yajñena【男性・単数・具格 yajña】[~によって、~をもって](祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式
→jñānayajñena【男性・単数・主格、限定複合語 jñānayajña】[~によって、~をもって]知識の祭祀
ca【接続詞】そして、また、~と
api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお
anye【男性・複数・主格 anya】[~らは、~らが]他の;~とは異なる;通常の

यजन्तो माम् उपासते ।
yajanto mām upāsate |
ヤジャントー マーム ウパーサテー
私を祀り、彼らは崇敬する


yajantas【男性・複数・主格 √yajの現在分詞】[~している]崇拝する、祭る;祭式を行う
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[~を、~に]私
upāsate【三人称・複数・アートマネーパダ・現在 upa√ās】[彼らは~、それらは~](対格)の傍らに坐す、(従属者・懇願者に)取り巻く;囲む;坐す;占める、~に住む;(対格)に加入する;(対格)に赴く、~に達する;実行する、耽溺する;経験する、蒙る蝉頃面~を固執する;期待する;尊敬する;祝福する、実施する

एकत्वेन पृथक्त्वेन
ekatvena pṛthaktvena
エーカットヴェーナ プリタクトヴェーナ
唯一のものとして、別個のものとして


ekatvena【中性・単数・具格 ekatva】[~によって、~をもって]単一;合同;同一;単数(文法)
pṛthaktvena【中性・単数・具格 pṛthaktva(=pṛthaktā)】[~によって、~をもって]別異;分離、別個;個性

बहुधा विश्वतोमुखम् ॥
bahudhā viśvatomukham ||
バフダー ヴィシュヴァトームカム
多様に(現れ)、あらゆる方向に(顔を向けた)


bahudhā【副詞】多くの方法で、多くの部分に、多くの場所において、種々に;たびたび、繰り返して;非常に
viśvatomukham【副詞】あらゆる方向に viśvatomukha【形容詞】すべての側に面を有する、あらゆる方向に面する

ज्ञानयज्ञेन चाप्यन्ये यजन्तो मामुपासते ।
एकत्वेन पृथक्त्वेन बहुधा विश्वतोमुखम् ॥१५॥

jñānayajñena cāpyanye yajanto māmupāsate |
ekatvena pṛthaktvena bahudhā viśvatomukham ||15||
また他の人々は、知識の祭祀によって私を祀り、崇敬する。
多様に現れ、遍在する私を、唯一のものとして、また別個のものとして。

バガヴァッド・ギーター第9章第14節

2014.09.23 Tuesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

सततं कीर्तयन्तो मां
satataṁ kīrtayanto māṁ
サタタン キールタヤントー マーン
常に私を称讃し


satatam【副詞】絶えず、何時も、常に、永久に
kīrtayantas【男性・複数・主格 √kīrtの現在分詞】[~している]陳述する、記載する、言う;名付ける;提示する、宣言する;暗誦する、物語る;称讃する;(対格)を(対格)と呼ぶ、断言する
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[~を、~に]私

यतन्तश्च दृढव्रताः ।
yatantaśca dṛḍhavratāḥ |
ヤタンタシュチャ ドリダヴラターハ
また誓約を堅守して努力し


yatantas【男性・複数・主格 √yatの現在分詞】[~している]立ち現れる、整列する;競う;(具格)と結合する;(処格)と結合されたいと努める、~に到達しようと試みる;~を得ようと努める、~をしようと努める、~に専念する、~を切望する;尽力する;用心する;(対格)に予め備える
ca【接続詞】そして、また、~と
dṛḍhavratās【男性・複数・主格 dṛḍhavrata】誓約に忠実な;目的の確固とした;(処格)を固持する;心から(―゜)に帰依した

नमस्यन्तश्च मां भक्त्या
namasyantaśca māṁ bhaktyā
ナマスヤンタシュチャ マーン バクティヤー
また信愛をもって私を礼拝し


namasyantas【男性・複数・主格 √namsyaの現在分詞】[~している]~に帰命する、~に敬礼する、敬意を表する、~を祝福する、崇める
ca【接続詞】そして、また、~と
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[~を、~に]私
bhaktyā【女性・単数・具格 bhakti】[~によって、~をもって]分割、分配;(あるものの)一部であること、(あるものに)属すること;付属物;分け前、部分;分界、線、条;順序、連続;愛着、献身、服従、尊敬、尊重、崇拝、帰依、誠信、信仰

नित्ययुक्ता उपासते ॥
nityayuktā upāsate ||
常に専心して、彼らは崇敬する


nityayuktās【男性・複数・主格 nityayukta】(処格)に常に従事している、絶えず傾注している・注意深い
upāsate【三人称・複数・アートマネーパダ・現在 upa√ās】[彼らは~、それらは~](対格)の傍らに坐す、(従属者・懇願者に)取り巻く;囲む;坐す;占める、~に住む;(対格)に加入する;(対格)に赴く、~に達する;実行する、耽溺する;経験する、蒙る蝉頃面~を固執する;期待する;尊敬する;祝福する、実施する

सततं कीर्तयन्तो मां यतन्तश्च दृढव्रताः ।
नमस्यन्तश्च मां भक्त्या नित्ययुक्ता उपासते ॥१४॥

satataṁ kīrtayanto māṁ yatantaśca dṛḍhavratāḥ |
namasyantaśca māṁ bhaktyā nityayuktā upāsate ||14||
彼らは常に私を称讃し、誓約を堅守して努力し、
信愛をもって私を礼拝し、常に専心して、私を崇敬する。

ナヴァラートリ祭

2014.09.22 Monday

ナヴァラートリとは、ドゥルガー、ラクシュミー、サラスワティー女神をお奉りするヒンドゥー教の三大祭典のひとつです。「ナヴァ」はサンスクリット語で9をあらわし、「ラートリ」は夜を意味します。したがって、ナヴァラートリとは、9日間の夜となります。この祭典は、春と秋の年2回、9日間にわたって行われます。ヒンドゥー教のカレンダーでは、月齢にしたがっているために毎年開催時期が多少前後しますが、2014年は9月25日から10月3日まで行われます。

ナヴァラートリの9日間は、礼拝する神さまに応じて、3日間ずつに分けられます。はじめの3日間は、わたしたちの心の中に潜む不純物や悪徳、欠点を破壊するため、強力な戦士でもあるドゥルガー女神を礼拝します。次の3日間は、すべての帰依者に尽きることのない富と幸福を授けるといわれるラクシュミー女神を礼拝します。そして、最後の3日間は、創造主ブラフマーの妻であり、学問と芸術、そして叡智を授ける女神であるサラスワティー女神を礼拝します。わたしたちは人生のさまざまな局面で、神々からの祝福を求めて、3つの側面をもつそれぞれの女神さまにお祈りを捧げます。そのために、この祭典には9日間が費やされます。

ナヴァラートリの期間中、真摯な帰依者の中には、断食をしながら、健康や繁栄を願って祈りを捧げる人々もいます。じぶん自身の日々の生活を見つめ直して、人生の向上につながる新しい習慣をはじめるには、昔からナヴァラートリはこの上ない吉祥の日であるといわれています。

10月4日に行われるナヴァラートリの第10日目は、ダシャラー(Dussehra)と呼ばれる吉日です。この日には、ラーヴァナという悪魔をかたどった像が燃やされ、ラーマに主導される善の勢力が、悪に打ち勝った日として盛大に祝われます。

ナヴァラートリは、自身の内面に潜む不浄な傾向を克服するために、非常に重要な期間とされています。この神聖な期間を活かして、かつてラーマが悪鬼ラーヴァナに勝利したように、わたしたちの内面に潜む悪魔を討ち滅ぼすことができるよう日々を過ごされてみるとよいでしょう。

参照
[1] "Navaratri" from Wikipedia, Free encyclopedia, http://en.wikipedia.org/wiki/Navratri

幸せの法則

2014.09.22 Monday

インドで過ごす日々の一瞬一瞬に映るものに、神々への礼拝や、現在も続く先祖供養など、その永遠性の中で生きる人々の姿が多くあります。古くから続く決して変わることのない法則を、人々は現代の生きる日々の中で実践し、その世界を果てしなく悠久なものとしています。そしてその根底にあるものに、「ダルマ」といわれる法があるように思います。

ダルマにはさまざまな概念があり、簡単に定義づけることはできないものとされるも、それは私たちが生きる社会の中で守り果たすべくものであり、真理や美徳、義務、正義などと伝えられるものです。

もともとの意義には、「保持」や「維持」があると言われます。この世界がさまざまな自然現象の下に一定の秩序を保ち永遠と続いている、その原理こそがダルマに他ありません。インドで人々が自然や神々を崇拝する、永遠の法則にのっとって生きるその姿には、自分自身の内なる世界と、この大きな外界との深い繋がりを感じることが多くありました。そうして生み出されるものが、秩序であり、そして幸せであるようにも感じたことを覚えています。

私たちは生きる日々において、決して止めることのできない「行い」を続けています。その根底にあるものは、幸せに生きようとするエネルギーのように思います。自分自身が守り果たすべくことは、常に幸せにあるための行いに他なく、それは他者を、そして社会を、そしてこの世界を幸せに維持するものです。そしてその繋がりは永遠の至福に世界を安住させます。その永遠性の中に生きる行いが、インドでは現代においても、決して見失われることなく続いています。

こういった法則にのっとって生きる時、自分自身が、内なる世界と深く繋がっていることを強く実感します。これから始まろうとしている女神を讃えるナヴァラートリ祭は、私たちに内在するエネルギー(シャクティ)を崇める吉兆な時でもあります。今改めて、自分自身の内なる世界と、この大きな世界を繋ぐ永遠の法則を見つめ直したいと感じています。

(文章:ひるま)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179 | 180 | 181 | 182 | 183 | 184 | 185 | 186 | 187 | 188 | 189 | 190 | 191 | 192 | 193 | 194 | 195 | 196 | 197 | 198 | 199 | 200 | 201 | 202 | 203 | 204 | 205 | 206 | 207 | 208 | 209 | 210 | 211 | 212 | 213 | 214 | 215 | 216 | 217 | 218 | 219 | 220 | 221 | 222 | 223 | 224 | 225 | 226 | 227