カレンダー

<< August 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031
  

カテゴリー

コメント

記事一覧

Feed

言葉の力

2008.03.04 Tuesday

「サンスクリットは神の言語である」といわれます。このことから、サンスクリットには何か特別な力があり、祈りやマントラはサンスクリットでなければならないと思いがちです。

しかし、わたしたちが普段使っている日本語をはじめ、世界中の言葉はとても大きな力を秘めています。

心を明るくし、元気づけ、また不愉快にさせたり、争いに導くのも、すべてわたしたちの言葉です。
こうしてみると、実はわたしたちの話す言葉そのものがマントラであり、自分自身、そして人の心を動かす原動力となっていることに気づきます。

事実、マントラはサンスクリット語で「言葉」の意味があります。
そのことからも、わたしたちはすでにマントラ(言葉)の達者な使い手と言えるでしょう。

たとえば、「ありがとう」という言葉があります。
「ありがとう」と言われれば、うれしい気持ちになり、気分を害す人は少ないと思います。
「ありがとう」の意味を知らない外国人が、何も分からずに、わたしたちに向かって「ありがとう」といっても、うれしい言葉に違いありません。
言葉は、本人は意味が分からなくても、相手に通じる力があります。

インドでは、意味の理解より先に、正確な暗唱ができることを優先して教典を学んでいるようです。意味の理解は重要なことだと思われますが、暗唱ができることを重視しているのはどうしてでしょうか。

仮に日本語をまったく知らない外国人に、「私はお腹がすいています。リンゴをください」というマントラ(?)を授けたとします。これが正確に唱えられるようになれば、外国人は、その意味が分からなくても、見ず知らずの日本人から運良くリンゴを手にすることができるかもしれません。
外国人がこのマントラの意味を理解して、苦渋に満ちた表情で唱えるならば、さらに効果的でしょう(笑)。

わたしたち(外国人)が唱える外国語(サンスクリット)のマントラも、たとえ意味を知らずに唱えていても、聞き手(神々)にとっては、同様に聞こえるはずです。そこには多少日本語なまりがあったとしても、ネイティブならば問題なく聞き取ることができます。
そして、その意味を理解し、相手に伝わるように気持ちを込められるようになれば、聞き手は何とかしてあげたいと思うに違いありません。

言葉には、言語の壁を越えた、すべてに共通する力があります。
そこには、サンスクリット語も日本語も関係ありません。どの言葉でも、心を込めて唱えられた祈りには、深い意味があり、すべて相手に通じています。

追伸:
2008年3月6日は、マハー・シヴァラートリと呼ばれるインドの大祭です。この日は、夜を徹して讃歌を歌ったり、瞑想をすることが勧められています。翌日が仕事で、徹夜できない人も、普段より少し多目に祈りを捧げることで、「言葉の力」を実感してみてもよいかもしれません。
参照:マハー・シヴァラートリ http://blog.sitarama.jp/?eid=201031

シンプル占星術

2008.02.17 Sunday

だれにでもすぐに習得できて、驚異の的中率をほこる占星術(?)をお伝えします。

「明朝、太陽が東から昇るとともに、人々は活発な活動を始めるだろう」

あまりにも当たり前すぎて、これは占星術ではないとお叱りを受けてしまうかもしれませんが、太陽という星の動きをもとに、人々の活動を予測しているので、立派な占星術(?)だといえます。

さらにもうひとつ、

「月の満ちるとき(欠けるとき)、あらたな生命が誕生するだろう」

魚をはじめ、生命誕生のリズムと月の満ち欠けは、密接な関係があることが知られています。
これも、月の動きによって、未来を予測することなので、占星術(?)といえなくはありません。

占星術というと、難しいチャートをみつめて、難しい法則を駆使して導き出す難解なものというイメージがあります。しかし、古代の人々は、このような単純な法則から、星々と生命の何らかの関係を感じ取り、現在の占星術に発展させていったということは、想像に難くありません。

太陽は、莫大なエネルギーを放出し続け、わたしたちの生命活動を支える欠かせない存在であることは、誰の目から見ても明らかです。
人間、動物や植物はみな、太陽の恵みを受けて活発に活動し、生命維持に必要なエネルギーを太陽から得ています。

また月は、地上の生命のリズム維持に、重要な役割を果たしています。満潮・干潮、生物の産卵リズムなどには、月の影響が大きく関わっています。

占星術で太陽や月が重要な地位にあるのは、このような事実があるからかもしれません。
しかし、いざ占星術のチャート上で、太陽や月をもとに将来を予測しようとなると、その解釈はさまざまに変化してきます。

その解釈に一喜一憂するよりも、実はもっとも基本的なこと、太陽や月などのリズムにあわせて、日々を過ごすということが何よりも重要です。

ヴェーダでは、午前4時〜午前8時はサットヴァ(浄性)の時間帯、午前8時〜午後4時はラジャス(激性)の時間帯、午後4時〜午後8時はサットヴァ(浄性)の時間帯、そして午後8時〜午前4時はタマス(鈍性)の時間帯というように、1日24時間の中で、人々に適した活動の時間帯を定めています。

この時間の概念は、ムフールタ(ムフルタ)とも呼ばれ、吉日の選定などにも使用されています。ムフールタは、正確には48分単位で刻まれ、中でもブラフマー・ムフールタの時間帯は、ヨーガや瞑想に適した時間であるとされています。

ムフールタの名称
1 06:00 - 06:48 RUDRA
2 06:48 - 07:36 AHI
3 07:36 - 08:24 MITRA
4 08:24 - 09:12 PITRU
5 09:12 - 10:00 VASU
6 10:00 - 10:48 VARA
7 10:48 - 11:36 VISVADEVA
8 11:36 - 12:24 VIDHI
9 12:24 - 13:12 SATAMUKHI
10 13:12 - 14:00 PURUHUTA
11 14:00 - 14:48 VAHINI
12 14:48 - 15:36 NAKTANCARA
13 15:36 - 16:24 VARUNA
14 16:24 - 17:12 ARYAMA
15 17:12 - 18:00 BHAGA
16 18:00 - 18:48 GIRISHA
17 18:48 - 19:36 AJAPAD
18 19:36 - 20:24 AHIRBUDHNYA
19 20:24 - 21:12 PUSA
20 21:12 - 22:00 ASWINI
21 22:00 - 22:48 YAMA
22 22:48 - 23:36 AGNI
23 23:36 - 24:24 VIDHATR
24 24:24 - 01:12 CANDA
25 01:12 - 02:00 ADITI
26 02:00 - 02:48 JIVA
27 02:48 - 03:36 VISNU
28 03:36 - 04:24 YUMIGADYUTI
29 04:24 - 05:12 BRAHMA
30 05:12 - 06:00 SAMUDRAM
(出典:Wikipedia, "Muhurta", http://en.wikipedia.org/wiki/Muhurta)

早起きは三文の得、と昔から言い伝えられていますが、世界のどの国でも、朝の時間は非常に大切な時間であるとされています。
仕事で帰宅が遅く、早く休めない人もいるかもしれませんが、無理せず、できる範囲でこのような智慧を取り入れてみるといいでしょう。

これは、占星術のもっとも基本形である、太陽と月の動きにかなった生活術であり、心身ともに活力を得るための、重要な処方箋となります。

マントラによるメンタル・フィットネス

2007.12.29 Saturday

いま、フィットネスがブームになっています。
公園にいけば、ウォーキングやジョギングをしている人々を目にしない日はありません。
街にはスポーツジムが建ち並び、会社帰りのサラリーマン、主婦やOLでにぎわっています。
そして、家庭用ゲーム機でも、フィットネスを取り入れたゲームに人気が集まっています。

マスコミでは、近年の運動生理学によって明らかにされた、効率的な運動方法が、数多く紹介されています。またその運動効果が、体重、体脂肪率、基礎代謝などの数値として、だれでも簡単に確認することができるようになったため、万人に受け入れられる要因になっているのかもしれません。

身体と心は密接な関係があるため、適度な運動は、身体の健康のみならず、心の健康にも欠かすことができません。
ITが発達して、ディスクワークが増えつつある現代人の需要にかなっていることも、ブームの後押しになっているようです。

フィットネスの効果は、継続することで、だれでも目で実際に確認することができます。
たとえば、毎日ジョギングやウォーキングをしていれば、その効果は、体重、体脂肪率、心拍数の変化などで確認することができます。
腕立て伏せや、腹筋などの筋力トレーニングであれば、腕周りやウェストを測ることで、変化を確認することができます。

身体の変化を、納得できる数値で確認できることが、さらなる動機付けとなり、継続できる要因にもなります。

身体に関するフィットネスについては、効率的な方法がほぼ確立されている一方、心に関するフィットネスについては、カウンセリングが主であり、その手法は人によってさまざまです。

数値として具体的に確認できる身体トレーニングと異なり、抽象的でつかみどころのない「心」は、とても扱いにくい対象です。

心と身体は密接に関係しているため、脳波、心拍や体温などを計測することで、間接的にはかることはできますが、直接的な心の変化を確認する方法はまだありません。

そのため、科学的研究の対象としては、非常に難しい分野になっています。

しかし、この難しい心についての考察は、逆に言えば、科学が発達した現代でも、科学的な観察方法がなかった古代と比べて、進展の差があまりないといってもいいかもしれません。

古代から言い伝えられてきた、心、精神についての考察は、現代にとってもその威光を失うことはありません。
キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教などの聖典群は、成立年代の古さにもかかわらず、いまなお現代人の心の支えとなっています。

そのような聖典に目を通すと、少なからず「メンタル・フィットネス」を目にすることができます。

もっとも分かりやすいもののひとつの例として、「賛歌」類があげられます。
賛歌は、教会やその他の祭式の場で、日課のように毎日うたわれています。
医学的にも、賛歌はストレス解消、精神安定などの効果があるといわれています。

またマントラ(真言)は、賛歌と同様、古くから精神修養に欠かせないものとしてうたわれてきました。
マントラは、賛歌と比べると、短い呪文の繰り返しであり、単調な印象を受けます。

しかし、空海が虚空蔵菩薩の真言を100万回唱えることで、光明を得たという言い伝えがあるように、また仏教に限らず、他の宗教でも、マントラを繰り返し唱えることが、精神的な鍛錬として優れた方法であるということが、縷々述べられています。

最近は、フィットネスにならんで、脳力トレーニングがブームになっています。マントラは脳力トレーニングとしても、優れたトレーニング方法です。

空海が唱えた虚空蔵菩薩の真言は、100万回唱えると、記憶力を高め、どのような教典もマスターできるようになるといわれています。

古くから言い伝えられているマントラの多くは、記憶力や集中力などの表層的な能力開発はいうまでもなく、さらに、人間の奥深いところに存在する、心や精神という深層部を開発する方法として知られています。

ここで、多くの人は、単純な「言葉」を繰り返し唱えることによって、精神が鍛えられ、記憶力や集中力などの能力開発になり、さらには、過去の業(カルマ)解消にまでなるのかという点について、疑問に思われるかもしれません。

この点については、頭で考えるよりも、実際に実行し、体験してみないと分からない、といった方が正直なところです。

多くの身体に関するフィットネスが、単純な動作の繰り返しによって成り立っているように、心のフィットネスにあたるマントラ・ジャパも、単純な呪文の繰り返しであり、両者には少なからず共通点があります。

持久力や筋力の身体トレーニングであれば、3ヶ月も継続すれば、その成果は目に見えて明らかになるでしょう。

それと同様に、マントラによるメンタル・トレーニングについても、3ヶ月間継続することによって、その成果を実感することができると思います。

フィジカル・フィットネスによる体調の変化は、実行した本人にしか分からないように、マントラによるメンタル・フィットネスについても、実行した本人にしか成果を感じることはできません。

毎日30分間、ウォーキングやジョギングを楽しむように、心の変化という景色を楽しみながら、毎日継続してマントラの朗誦を行われてみるとよいでしょう。

ランナーが体感するランナーズハイとも対比できる、マントラによる心の高揚感が、さらなる動機付けとなって、やがては、人生のほんとうの目的地点まで到達できるといわれています。

過酷な環境に置かれている現代の人々にとって、強靱な肉体と精神は欠かすことができません。

その精神面を鍛えるメンタル・フィットネスとして、マントラによるトレーニングを取り入れてみることをおすすめします。

古くより、多くの人々が実践し、その効果が実証されてきたマントラの朗誦は、古くて新しい、究極のメンタル・フィットネスということができるでしょう。


2008年は、幸運の神さまガネーシャの乗り物である「ねずみ」年です。「ねずみ」の到来とともに、皆さまのもとにガネーシャが訪れ、幸多い年となるように、心よりお祈り申し上げます。

この一年間、弊店をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。
また来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ディーワーリー(光の祭典)

2007.11.09 Friday

本日は、光の祭典ともいわれるディーワーリー(ディーパーヴァリー)の日です。
このお祭りは、インドやネパールで祝われ、またヒンドゥー教に限らず、ジャイナ教やシーク教など、宗教の垣根を越えてお祝いされる盛大なお祭りです。
このお祭りの起源は、もともとは収穫祭だといわれておりますが、現在では、その起源にまつわる多くの言い伝えが残されています。
(参照:光の祭典−ディーワーリー(ディーパーヴァリー)
http://blog.sitarama.jp/?eid=133762)

またこのお祭りは、ラクシュミー女神と強い結びつきがあり、各地でラクシュミー・プージャーなどが行われます。
もとは収穫祭が起源のために、豊作を願ってのことだと思われますが、言い伝えでは、この日に、ラクシュミー女神が乳海の攪拌によって誕生したともいわれます。
また、別の言い伝えでは、ヴィシュヌ神の第5番目の化身であるヴァーマナ(矮人)が、神々を恐怖におとしいれたバリ王から世界を救った日であり、その妻であるラクシュミー女神が慈悲と幸福の象徴として祝われるようになったともいわれます。

ディーワーリーでは、光の祭典の名にふさわしいように、各家庭でロウソクやオイルランプに火を灯し、光に満ち溢れた時を過ごします。
また一歩外に出れば、街中さまざまなイルミネーションに彩られ、人々の目を楽しませてくれます。

自然科学から宗教まで、さまざまな分野で光は特別な存在として扱われています。
光の活用なくしては、現代社会はあり得ませんが、その基本的な性質は、今なお多くの謎に満ち溢れています。
そして聖典では、光は神そのものともいわれます。

ロウソクやオイルランプの煌めく炎を見つめながら、光に満ち溢れた生活に日々の感謝しつつ、自身の内なる光を見つめ直してみる最適な日かもしれません。

ナヴァラートリ

2007.10.12 Friday

今日12日から9日間にわたって、インドではナヴァラートリ祭が行われます。
ナヴァラートリとは、ヒンドゥー教の女神ドゥルガー、ラクシュミー、サラスワティーをたたえる9日間の夜のことです。
(参照:http://blog.sitarama.jp/?eid=119359)

ナヴァラートリは、夏のはじまりと、冬のはじまりの時期、年2回行われます。
ではどうして、夏と冬のはじめに、このような盛大なお祭りが行われるのでしょうか。

インドでは、太陽は非常に神聖なものとして崇められています。
そして、太陽が地球に与える環境の移り変わりの時期が、ナヴァラートリの時期にあたると考えられています。

太陽から降り注ぐ、莫大なエネルギーが、このナヴァラートリを境にして微妙に変化してきます。
エネルギーの移り変わりの時期は、いろいろと不安定になりがちですが、その時期にトラブルなくスムーズに移行できるように、宇宙を維持している神々に感謝の気持ちを捧げるお祭りがナヴァラートリになります。

また環境の変化は、心と身体に自然と結びつきます。
季節が移り変わるにしたがって、わたしたちの心と身体も、季節にあわせて変化していきます。
その変化の波にうまく乗れて、わたしたちの心身がともに健康に過ごせるよう、お祈りを捧げるお祭りでもあります。

このように、ナヴァラートリには、大宇宙を維持しているエネルギーに感謝し、心身ともに、無事に変化を迎えられるように神々に感謝します。

季節の変わり目で、体調を崩しやすい日々が続きますが、ナヴァラートリに倣って、自然の神々に感謝を捧げることも、健康であることの秘訣かもしれません。

参照
http://hinduism.about.com/od/festivalsholidays/a/navaratri.htm


1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179 | 180 | 181 | 182 | 183 | 184 | 185 | 186 | 187 | 188 | 189 | 190 | 191 | 192 | 193 | 194 | 195 | 196 | 197 | 198 | 199 | 200 | 201 | 202 | 203 | 204 | 205 | 206 | 207 | 208 | 209 | 210 | 211 | 212 | 213 | 214 | 215 | 216 | 217 | 218 | 219 | 220 | 221 | 222 | 223 | 224 | 225 | 226 | 227