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アダムの橋(ラーマ・セートゥ)

2008.04.14 Monday

「王子として誕生したラーマは、神の仕事を遂行するために超人的な力を発揮し、インド洋を制御した。そして、対岸(ランカ島)に棲まう悪名高き王ラーヴァナを殺した」(シュリーマド・バーガヴァタム)

古い記事になりますが、かつてNASAが撮影した衛星写真に、ラーマーヤナの神話で登場したインドとスリランカを繋ぐ橋が、はっきりと映し出されていると話題になりました。


(出典:NASA Digital Image Collection)

以下にHindustan Times(2002, Oct.10)からの記事を紹介いたします。

NASAによって撮影された衛星写真が、インドとスリランカを結ぶポーク海峡にある不思議な古代の橋を明らかにしました。最近発見された橋は、アダムスブリッジと命名され、約30kmに渡って続いています。

橋の独特な湾曲や構造から、人工物であることが考えられます。古代の伝説や考古学的な考察から、橋の建設年とほぼ同時期の約175万年前に、スリランカに先住民が移住した証であるとされています。

これは、トレータ・ユガの時代(170万年以上前)の出来事であるとされるラーマーヤナの神話に、重大な見地を与えます。

この叙事詩では、至高神の化身であるラーマの指揮の下、ラーメーシュワラム(南インド)とスリランカの間に、橋が建築されたことについて述べられています。

この情報は、人類の起源に関心を持つ考古学者にとってはあまり重要ではないかもしれませんが、インド神話にまつわる古代史について、世界中の人々に知る機会を与え、宗教的な門戸を開いたことは確かです。
(註:橋の建築年代や長さ、また人工物か自然形成のものかなど、さまざまな議論があります)

現在は、温暖化による海面上昇で渡ることはできませんが、数百年前までは橋として機能していたという説もあるようです。ラーマーヤナに書かれているように、ラーマがハヌマーンとともにこの橋を建築し、ランカ島に渡って悪魔を退治したと想像するのは楽しいですね。

しかし2007年、このアダムの橋を横切る水路建設にともない、保守派から猛反発を受けたインド政府は、ラーマが実在した証拠はないとの見解を表明したようです。発展著しいインドですが、近代化にともなって、伝統的な宗教的価値感までが蔑ろにされるのは少し寂しい気がします。

ところで本日4月14日は、そのラーマーヤナの主人公であるラーマの誕生日です。ラーマーヤナで語られるラーマの栄光をあらためて見直してみるのもよいかもしれません。

参照:
・"NASA Images Find 1,750,000 Year Old Man-Made Bridge between India and Sri Lanka",
http://www.lankalibrary.com/geo/ancient/nasa.htm(画像あり)
・"NASA Images Find 1,750,000 Year Old Man-Made Bridge",
http://www.salagram.net/VWHIndia.html#LankaBridge
・"インドとスリランカをつなぐ7つの島",
http://www.eorc.nasda.go.jp/imgdata/topics/2003/tp031016.html(画像あり)
・"Adam's Bridge",
http://en.wikipedia.org/wiki/Adam's_Bridge(画像あり)

マントラによる瞑想

2008.04.11 Friday

音声心理学、自然原理にもとづいて数千年間に渡って実証されてきたジャパによる瞑想には、さまざまな実利的な救済があります。

西洋文化によく見られるロザリオによる祈祷は、ジャパの形式のひとつといえます。ロザリオに似たジャパ・マーラーは、マントラを繰り返し唱える際によく使用されます。これを使用することで、リズミックに繰り返し唱えることができ、集中力の強化や内的な気づきを得る助けとなります。ジャパ・マーラーは、通常108個のビーズと、他のビーズより少し大きめのメールという親玉で成り立ちます。この親玉は、ビーズ1個につきマントラを一回唱えていったときに、108回のジャパ(1マーラー)が完了したことのシグナルになります。続けて唱える場合は、指は親玉を交差してはいけません。親玉に到達したら、数珠を反対方向に繰っていきます。ビーズを繰る時は、親指と中指を使用します。人差し指は、ネガティブな意味があるので、インドでは滅多に使用されることはありません。数珠は、臍より下に垂れないようにし、使用しないときは、清潔な布に包んでおきます。

瞑想の開始前には、適切な祈りを唱えることで、感覚を研ぎ澄ますことができます。軽く目を閉じ、眉間にあるアージュナー・チャクラか、胸にあるアナーハタ・チャクラに意識を集中させ、好きな神さまや師匠を想起します。マントラは、間違えないようにはっきりと唱えます。唱えるのが速すぎても、遅すぎてもいけません。そして、その意味にも意識を向けます。心が彷徨いだしたときは、マントラのスピードをあげて、集中力を取り戻してもよいでしょう。心は時間とともに流される傾向があるので、瞑想の間は集中力を保つことが重要になります。

ジャパに変化を持たせることは、同じ音節を繰り返し唱えることによる疲労や退屈さを妨げ、集中力を維持するために必要です。しばらくの間は大きな声で唱え、それからささやき声で、最後には心の中で唱えるのもよいでしょう。心は変化を必要としていて、単調では飽きてしまいます。しかしながら、感情を排除した機械的な繰り返しでも、とても大きな効果があります。瞑想の上達に応じて、内的な変化を持たせていくことが大切です。

声に出してのジャパは、ヴァイカリー・ジャパと呼ばれます。一方、ささやき声でのジャパは、ウパームスと呼ばれます。心の中で唱えるマーナシカ・ジャパは、もっとも強力ですが、心はふらふらと彷徨う傾向にあるため、鋭い集中力が必要とされます。周囲の環境にも配慮する必要がありますが、大きな声によるジャパの利点は、世間の騒音や気をそらすものをシャットアウトし、集中力を維持しやすい点にあります。周囲の環境、心の状態、集中力や眠気など、必要に応じて方法を変えるのがよいでしょう。

この種の取り組みに慣れていないビギナーの人たちは、マントラを5分や10分繰り返しただけで、すぐに音をあげてしまうかもしれません。しかし、少なくとも30分は辛抱して繰り返すことで、意識の中にマントラが浸透し、数日の内にその恩恵を感じ取ることができるようになるでしょう。

マントラを繰り返し唱える間、好きな神さまのイメージを想起することは、ジャパの効果を大きく高めます。音と形は、お互いに強め合います。集中力と信念があれば、音波は、意識の中に対応した形をつくり出す力があります。このプロセスは、胸や眉間に神さまの姿を想起することで、非常に高められます。視覚化によって、その神さまの多様な性質に気づきます。その神さまが心に内在し、神さまが心や意識を内から浄め、マントラの力によってその存在が大きくなることを感じましょう。

例えば、シヴァ神を瞑想するとします。物理的なエネルギーは、数珠を繰ることに集中されます。そして、三つ目、三日月、コブラ、三叉矛、太鼓などのシヴァの特徴的なイメージが、心の一層を占めます。同時に「オーム・ナマ・シヴァーヤ」のマントラが繰り返され、意識の中にもう一層が形成されます。マントラの繰り返しは、蓄積的な作用があり、継続することでその効果が増大します。ジャパによる瞑想は、単なる言葉の繰り返し以上のものであることは明らかです。最終的には、三昧の境地に導くものです。

結びの祈りや、瞑想後の過ごし方も重要です。ジャパが終わった後すぐに、世俗的な活動に取り組むのはよくありません。10分ほど静かに座し、神さまを想念し、神さまの存在を感じます。日常の活動を再開した時も、神聖な波動はしばらく残っています。どのような活動に従事しようと、この傾向がいつまでも続くように心がけます。

手仕事を行うときは、手は仕事に集中し、心は神さまに捧げます。

友だちと会話を楽しみながら編み物をしている女性のような場合は、メンタル・ジャパをすることもできます。練習をすることで、手仕事は無意識のうちにこなすことができます。マントラが一日を通じて繰り返されるようになれば、神さまの意識が生活の中にまで浸透してくるでしょう。

リキタ・ジャパと呼ばれるマントラを紙に書くことは、ジャパの補完的な方法です。リキタ・ジャパでは、この目的のためだけのペンとノートを特別に用意して、マントラをノートに書いていきます。静寂と集中力をもって、30分間続けます。書いている間は、心の中で同時にマントラを唱えることで、意識下の影響が強められます。リキタ・ジャパはどの言語や字体で行っても構いません。これは、集中力を高め、瞑想状態に導く大きな助けとなります。人がどのような状態であっても、人々を守り導く神聖なエネルギーの影響を継続させる助けとなる方法です。

これ以上の高度な瞑想方法は、指導者の指示なしに行わない方が賢明です。あまり知られていないビージャ・マントラやシュリー・ヴィディヤーなどの特殊なマントラは、マントラやサンスクリット語に精通していない場合は唱えない方がよいでしょう。不適切に唱えられた場合は、精神的によくない影響がある場合もあります。高度で特殊なマントラに精通していない場合、指導者が近くにいない場合は、広く知られている一般的なマントラに集中するようにしましょう。

神々のマントラは、集中されたジャパ瞑想を長期間にわたって行うプラスチャラナに用いられます。プラスチャラナを行う際は、ジャパのために毎日数時間割り当てる必要があります。マントラは、1種類につき100万回繰り返されます。そして、規定の回数をこなすまでは、信心を込めて、正しい姿勢と心構えで挑みます。マハーマントラのジャパをゆっくり行うと、終了するまでに3年ほどかかります。実行者は、プラスチャラナに関する聖典の記述にある規則や規律を確認し、定められた食事制限などを遵守する必要があります。

アヌシャーサナは、ある精神的な目的達成のために行われる宗教的な苦行です。成功するためには、願望は霊性に関するものであり、苦行の間つねに信念を持ち続けなければなりません。苦行の厳しさはさまざまですが、実行者の体質や健康状態にも依存します。

ジャパ・アヌシャーサナでは、望む目的に応じた神さまのマントラを選択するべきです。個人的に好きな神さまがクリシュナであったとしても、心に響く音楽を作曲したいならばサラスワティー女神のマントラを唱えたり、精神的な障害を取り除きたい場合にはガネーシャのマントラを唱えるとよいでしょう。こうしたジャパ瞑想は、鋭い集中力を持った雑念のない状態で長期間にわたって行われれば、希望の目標に到達することは間違いありません。

ジャパ瞑想については他にもさまざまな形式があるかもしれませんが、一般論とテクニックに大きな違いはありません。信念と愛をもって、不屈の精神で行えば、ジャパは覚りを実現する直接的な道となります。

http://sitarama.jp/?mode=f2より

聖典より:ルドラークシャ・ビーズの栄光について

2008.04.08 Tuesday

ルドラークシャ(金剛菩提樹)については、多くの聖典によってその功徳が語られていますが、「シュリーマド・デーヴィー・バーガヴァタム」から、ルドラークシャ・ビーズの栄光についての部分を紹介させていただきます。

シュリーマド・デーヴィー・バーガヴァタム
第十一巻第三章
ルドラークシャ・ビーズの栄光について

p.1063

……ジャパムを行う為の準備として、次に行うべきことは、灰を眉間につけ、ルドラークシャ・ビーズを身につけることだ。32個のルドラークシャ・ビーズを首に、40個を頭に、6個を各耳に(両耳で12個)、24個を両手に(各手に12個)、32個を両腕に(各腕に16個)、各目に1個を、頭頂に1個を、胸に108個のビーズ(合計251個)を身につける者は、マハー・デーヴァそのものとなる。ルドラークシャは、こうして使われるべきだ。ムニ(人間)よ!あなたはルドラークシャ数個を金や銀の紐で結びつけ、それを一房の髪や耳に着けてもよい。シヴァ神の5文字のマントラやプラナヴァ(オーム)を信心込めて唱えた後、聖紐に、手に、首に、腹にルドラークシャを身につけることができる。ルドラークシャを手にすることは、シヴァ・タットヴァ(シヴァの真理)の知識を覚ることを意味する。ブラフマンよ!頭頂に置かれたルドラークシャ・ビーズは、ターラ・タットヴァ(オーム・カーラ)を意味する。両耳につけられたルドラークシャ・ビーズは、デーヴァとデーヴィーとみなされる。

22-37.
聖紐で繋がれた108個のルドラークシャ・ビーズは、108のヴェーダとみなされる(月の16の相が完成するように、完全な知識を意味する)。腕にあるものは、ディック(4分の1)とみなされる。首にあるものは、サラスヴァティーとアグニ(火の神)とみなされる。ルドラークシャ・ビーズは、あらゆる人種やカースト層によって身につけられるべきである。ブラーフマナ、クシャトリヤ、ヴァイシャは、(意識的に)マントラによって浄められた後身につけるべきだ。スードラは、マントラによる浄化をせずとも(知らずして)身につけることができる。ルドラークシャ・ビーズを所有あるいは身につけることにより、人は完全にルドラの化身となる。これには疑いの余地はない。見ること、聞くこと、考えること、嗅ぐこと、肉などを食べること、支離滅裂な会話、禁忌行為を行うことなどによって生じるすべての罪は、身につけたルドラークシャ・ビーズによって完全に浄められる。いわば、食べたり、飲んだり、嗅いだりするどのような行為であろうと、それはルドラ・デーヴァ自身によって行われるものとされる。偉大なムニよ!

p.1064

ルドラークシャ・ビーズを所有したり身につけることを恥じる者は、最高の生を受けても、このサムサーラ(輪廻)の世界から逃れることはできない。人の所有するルドラークシャ・ビーズを蔑む者は、彼の誕生に欠点を残すことになる。これについて疑いの余地はない。ブラフマーがブラフマーの境地を穢れなく維持し、ムニが真理の心に明るいのは、ルドラークシャ・ビーズを所有することによるものである。従って、ルドラークシャ・ビーズを所有することほど高貴で秀でた行為はない。ルドラークシャ・ビーズを手に持ち、人に衣類や食物を配る者は、すべての罪から自由になり、シヴァ・ローカ(シヴァの世界)へ行くことができる。ブラーフマナが篤い信仰心とともに、ネックレスや金でルドラークシャ・ビーズを所有するならば、ルドラの境地に達する。賢い者よ!信仰心や誠意を持とうと持たなかろうと、マントラを唱えようと唱えなかろうと、誰でも、如何なる時もルドラークシャ・ビーズを所有するものはすべての罪から浄められ、タットヴァジニャーナ(真理の知識)を獲得する。私はルドラークシャ・ビーズの偉大なすべてを述べることはできない。事実、すべての者は、あらゆる手段によって、ルドラークシャ・ビーズを身につけるべきである。

ここで、マハールシ・ヴェーダ・ヴィヤーサによる一万八千詩節のマハー・プラーナム・シュリーマド・デーヴィー・バーガヴァタム第十一巻第三章、ルドラークシャ・ビーズの栄光についてを終わる。


ところで、今日はお釈迦様の誕生日にあたる花祭り(灌仏会)の日です。
インドでは、昨日7日(地域によっては6日)から、ドゥルガー・ラクシュミー・
サラスワティー女神をお祝いするナヴァラートリー祭が行われています。
新年度に入って、何かと忙しい時期でもありますが、心新たによい日々を
お過ごしください。

出典:
http://www.sacred-texts.com/hin/db/bk11ch03.htm

ガーヤトリー・マントラのバリエーションについて

2008.03.31 Monday

ガーヤトリー・マントラは、聖音オームや他のマントラのコンビネーションによって、さまざまなバリエーションで唱えられています。

ガーヤトリー・マントラの本体は、リグ・ヴェーダに記されていますが、これは次の部分から成り立っています。
「タットゥ・サヴィトゥル・ヴァレーニャム・バルゴー・デーヴァッシャ・ディーマヒ・ディヨー・ヨーナハ・プラチョーダヤートゥ」(RV 3.62.10)
サーマ・ヴェーダでは、上記のマントラに次の3語が前置きされました。
「ブール・ブヴァッ・スワハ」

このように、すでに広く知られているガーヤトリー・マントラは、いくつかのヴェーダのマントラの組み合わせによって成り立っています。
The Mystique of Om」では、さらに深くガーヤトリー・マントラのコンビネーションについて述べていますので、ここに紹介いたします。

1. 「オーム」がひとつ、マントラの前に置かれる場合、このジャパは「エーカパダ」と呼ばれます。
オーム・ブール・ブヴァハ……プラチョーダヤートゥ」
このジャパは、糖尿病などの病に有効であると信じられています。

2. 「オーム」がマントラの前後に置かれる場合、このジャパは「サンプタ・ジャパ」と呼ばれます。
オーム・ブール・ブヴァハ……プラチョーダヤートゥ・オーム
このジャパは、精神的な病に有効であると信じられています。

3. 「オーム」が3回唱えられる場合は、「トリパダ・ジャパ」と呼ばれます。
オーム・ブール・ブヴァハ・スヴァハ
オーム・タットゥサヴィトゥル……
オーム・ディヨーヨーナハ・プラチョーダヤートゥ」
このジャパは、唱える人に高い霊性の力をもたらすといわれます。

4. 「オーム」が5回唱えられる場合は、「パンチャパダ」と呼ばれます。
オーム・ブーフ・オーム・ブヴァハ・オーム・スヴァハ
オーム・タットゥサヴィトゥル……
オーム・ディヨーヨーナハ・プラチョーダヤートゥ」
このマントラは、心臓疾患に有効であると信じられています。

5. 「オーム」が6回唱えられる場合は、「シャトゥパダ」と呼ばれます。
オーム・ブーフ・オーム・ブヴァハ・オーム・スヴァハ
オーム・タットゥサヴィトゥル・ヴァレーニャム
オーム・バルゴー……
オーム・ディヨーヨーナハ・プラチョーダヤートゥ」
このマントラは、血圧や身体の主要な8部分に関する病を癒すといわれます。

6. 「ナーラダ・プラーナ」には、「マハハ、ジャナハ、タパハ、サティヤム」が前置きされたガーヤトリー・マントラが記されています。

7. 「オーム」は、ガーヤトリーを拡張する場合に使われることもあります。ガーヤトリー・マントラの最後に、次のジャパが続きます。
「オーム・アポー・ジョーティ・ラソームリタム
ブラフマ・ブールブヴァハスヴァローム」

8. また「エーカパダ」に次のようなマントラが追加されて、100語のガーヤトリー(シャタークシャラ)とされることがあります。
(a)「オーム・ジャタヴェーダセー・スナヴァム・ソーママラティ・ヤトー・ニダハティ・ヴェーダハ/サ・ナハ・パルシャダティ・ドゥルガニ・ヴィシュヴァ・ナヴェーヴァ・シンドゥム・ドゥリタティヤグニヒ」
(b)「オーム・トリャムバカム・ヤジャーマヘー・スガンディム・プシュティヴァルダナム・ウルヴァールカミヴァ・バンダナートゥ・ムリティヨールムクシーヤ・マームリタートゥ」

9. アムリタサンジーヴァニ・ガーヤトリーは次のように唱えられます。
「オーム・ブールブヴァハ・スヴァハ・オーム・トリャムバカム・ヤジャーマヘー・オーム・タットゥサヴィトゥルヴァレーニャム・スガンディムプシュティヴァルダナム・バルゴーデーヴァッシャディーマヒ・ウルヴァールカミヴァ・バンダナートゥ・ディヨーヨーナ・プラチョーダヤートゥ・ムリティヨールムクシーヤ・マームリタートゥ・オーム」
ガーヤトリー・マントラが、マハームリティユンジャヤ・マントラとオームによって、再構成されているのに気がつくと思います。このマントラは、究極的な死を避けるために使用されます。

10. 「トリプラナヴァ・ガーヤトリー」では、以下のように「オーム」が3回唱えられます。
オーム・ブールブヴァハスヴァハ
オーム・タットゥサヴィトゥルヴァレーニャム
バルゴーデーヴァシャディーマヒ・ディヨー・ヨー・ナハ・プラチョーダヤートゥ・オーム

このように、ガーヤトリー・マントラは、オームやその他のマントラと組み合わされて、目的別にさまざまに唱えられることがあります。ここでは、一例を紹介させていただきましたが、どれを唱えたらよいか迷ってしまうという方は、もっとも基本的で広く唱えられている「エーカパダ」を唱えられるのがよいかもしれません。

参照:
Jayant Burde, "The Mystique of Om", p92, New Age Books, India

ジャパをするときの環境について

2008.03.24 Monday

ジャパを行う(マントラを繰り返し唱える)ことの重要性は、ヒンドゥーの聖典でたびたび強調されていますが、ジャパをする環境の重要性についても、聖典では述べられています。

ここでは、「Gayatri the Highest Meditation」から引用して、ジャパを行う時の環境の重要性について紹介いたします。
「タントラサーラ」によると、メンタル・ジャパ(心の中でマントラを唱えること)は、いつでもどこでも行うことができます。「リンガ・プラーナ」では、通常の生活環境よりも、さらに恩恵をもたらす特定の環境の重要性について次のように述べています。
あなたの家でジャパを行うとき、恩恵はジャパの数だけ与えられます。ところが、牛舎でジャパを行うならば、その恩恵は100倍となります。また聖河のほとりで唱えるならば、その恩恵は、前の2つの場所の10万倍となります。同じジャパが神の神聖なイメージ(絵、像、写真など)の前で行われるならば、その恩恵は無限大です。海岸、山、寺院、隠遁者の住処などで行われるジャパも、その恩恵は莫大なものになります。神のイメージ、またはより明るい光を放つ星を凝視してのジャパはとても効果的です。光や炎、牛の前で行われるジャパ、同様に霊的な教師や聖者の前で行われるジャパは、すばらしい恩恵をもたらします。
「タントラサーラ」によると、トゥラシー(ホーリーバジル)の植えられた庭で、あるいはシヴァ神に捧げられるビルヴァの木(ベルノキ)の側で、あるいは山頂にある神聖なイチジクの木の側で、川辺で、牛舎で、寺院で、聖地巡礼の途中で、霊性の師の前などで行われるジャパは、容易に心を統制でき、マントラを繰り返し唱えることで、精神的な満足感や、ある種の達成感が確実にもたらされるといわれます。

参照:
Sadguru Sant Keshavadas, "Gayatri The Highest Meditation", p18, Motilal Banarsidass publishers, India

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