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バガヴァッド・ギーター第2章第15節

2010.03.23 Tuesday

यं हि न व्यथयन्त्येते
yaṁ hi na vyathayantyete
ヤン ヒ ナ ヴィヤタヤンティエーテー
これらに悩まされない


yam【男性・単数・対格、関係代名詞 yad】以下のsasを受ける関係代名詞
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
na【否定辞】~でない
vyathayanti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在・使役活用 √vyath】[それらが]揺れさせる、迷わせる;不安にする、苦しめる、悩ます、怒らせる、苦痛を与える
ete【男性・複数・主格、指示代名詞 etad】これらが(物質との接触が)

पुरुषं पुरुषर्षभ ।
puruṣaṁ puruṣarṣabha |
プルシャン プルシャルシャバ
人、アルジュナよ


puruṣam【男性・単数・対格】人;人間;霊魂;個人の本体、普遍的霊魂、最高精神
puruṣarṣabha【男性・単数・呼格】牡牛のような人よ、人中の雄牛よ、優れた人よ、王よ。一般にアルジュナを指すが、状況を報告するサンジャヤから、ドリタラーシュトラ王への呼びかけともとれる。

समदुःखसुखं धीरं
samaduḥkhasukhaṁ dhīraṁ
サマドゥフカスカン ディーラン
苦楽を等しく見る賢者


sama【副詞】等しく、同様に、同じように
duḥkha【中性】不安、心配、苦痛、悲しみ、悲哀、困難、苦しみ
sukham【中性・単数・対格】安楽、歓喜、幸福、享楽、繁栄、成功
→samaduḥkhasukham【男性・単数・対格、所有複合語】苦楽を等しく見る、幸・不幸を平等視する
dhīram【男性・単数・対格】賢明な、思慮のある、賢い、博学の、利口な

सो ऽमृतत्वाय कल्पते ॥
so 'mṛtatvāya kalpate ||
ソー ムリタットヴァーヤ カルパテー
彼は不死に値する


sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】これは、あれは、彼は
amṛtatvāya【中性・単数・為格】不死に;不滅者の世界に、天界に;最終的な解脱に
kalpate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √kḷp】彼は値する、彼は適する、彼は相応する;彼は加わる;彼はなる

यं हि न व्यथयन्त्येते पुरुषं पुरुषर्षभ ।
समदुःखसुखं धीरं सोऽमृतत्वाय कल्पते ॥ १५ ॥

yaṁ hi na vyathayantyete puruṣaṁ puruṣarṣabha |
samaduḥkhasukhaṁ dhīraṁ so'mṛtatvāya kalpate || 15 ||
これらの接触に悩まされない人、苦楽を等しく見る賢者、
アルジュナよ、彼は不死となるにふさわしい。

バガヴァッド・ギーター第2章第14節

2010.03.22 Monday

मात्रास्पर्शास् तु कौन्तेय
mātrāsparśās tu kaunteya
マートラースパルシャース トゥ カウンテーヤ
しかし、アルジュナよ、物質との接触は


mātrā【女性】要素;物質、物質的世界;財産、貨幣;家具;装飾品
sparśās【男性・複数・主格、√spṛśから派生した名詞】接触は、感触は
→mātrāsparśās【男性・複数・主格、同格限定複合語】物質との接触は
※「物質」mātrāとは、五元素(地・水・火・風・虚空)の本質的性質である香・味・色・音・触覚を指す(宇野惇注)。
tu【接続詞】しかし、一方
kaunteya【男性・単数・呼格】クンティーの息子よ。アルジュナの別名。

शीतोष्णसुखदुःखदाः ।
śītoṣṇasukhaduḥkhadāḥ |
シートーシュナスカドゥフカダーハ
寒暑、苦楽をもたらすもの


śīta【中性】寒い、冷たい、涼しい
uṣṇa【中性】暑い、熱い、あたたかい
sukha【中性】安楽、歓喜、幸福、享楽、繁栄、成功
duḥkha【中性】不安、心配、苦痛、悲しみ、悲哀、困難、苦しみ
dās【男性・複数・主格】もたらすもの、引き起こすもの、与えるもの
→śītoṣṇasukhaduḥkhadās【男性・複数・主格】寒暑、苦楽をもたらすもの

आगमापायिनो ऽनित्यास्
āgamāpāyino 'nityās
アーガマーパーイノー ニッティヤース
来ては去り、儚いもの


āgama【形容詞、ā√gam】近づく
apāyinas【男性・複数・主格、apa√i】去る、出発する
→āgamāpāyinas【男性・複数・主格】往来する;通りがかりの、暫時の
anityās【男性・単数・主格】無常の、永続しない;一時的な、はかない、束の間の;不安定の、流動的な

तांस् तितिक्षस्व भारत ॥
tāṁs titikṣasva bhārata ||
ターンス ティティクシャスヴァ バーラタ
それらに耐えよ、アルジュナよ


tān【男性・複数・対格、指示代名詞 tad】それらに、それらを
titikṣasva【二人称・単数・アートマネーパダ・命令法、意欲活用 √tij】耐えよ、堪えよ、忍耐せよ
bhārata【男性・単数・呼格】バラタの子孫よ。ここではアルジュナのことを指す。

मात्रास्पर्शास्तु कौन्तेय शीतोष्णसुखदुःखदाः ।
आगमापायिनोऽनित्यास्तांस्तितिक्षस्व भारत ॥ १४ ॥

mātrāsparśāstu kaunteya śītoṣṇasukhaduḥkhadāḥ |
āgamāpāyino'nityāstāṁstitikṣasva bhārata || 14 ||
しかし、アルジュナよ、物質との接触は、寒暑や苦楽をもたらし、
来ては去り、儚いものである。それらに耐えなさい、アルジュナよ。

バガヴァッド・ギーター第2章第13節

2010.03.21 Sunday

देहिनो ऽस्मिन् यथा देहे
dehino 'smin yathā dehe
デーヒノー スミン ヤター デーヘー
個我にとって、この身体において


dehinas【男性・単数・属格】生物にとって;人間にとって;(肉体をそなえた)精神にとって、魂にとって;個我にとって、自我にとって。
※「デーヒン」(身体をもつもの)。宇宙の本質としての普遍的なアートマン(普遍我)=ブラフマン(梵)に対して、個体の中に宿った、個体の本質としてのアートマンのこと。このアートマンは、人の死後、身体から抜け出して存続し、次の身体に宿る(服部正明注)。
asmin【男性・単数・処格、指示代名詞 idam】ここにおいて
yathā【接続詞】~のように、あたかも~のように(tathāとともに)
dehe【男性・中性・単数・処格】身体において、肉体において

कौमारं यौवनं जरा ।
kaumāraṁ yauvanaṁ jarā |
カウマーラン ヤウヴァナン ジャラー
少年期、青年期、老年期があるように


kaumāram【中性・単数・主格】子供[幼少・幼年]時代、幼少期、児童期
yauvanam【中性・単数・主格】青年時代、青年期
jarā【女性・単数・主格】老齢、老い;老年期

तथा देहान्तरप्राप्तिर्
tathā dehāntaraprāptir
タター デーハーンタラプラープティル
同様に、他の身体を獲得する


tathā【副詞】そのように、同様に;そして、また
deha【男性・中性】身体、肉体
antara【形容詞】他の;近くの;内部の
prāptis【女性・単数・主格、pra√āpから派生】達成、獲得、利得;遭遇;発生
→dehāntaraprāptis【女性・単数・主格、限定複合語】他の身体を獲得すること、他の肉体に至ること

धीरस् तत्र न मुह्यति ॥
dhīras tatra na muhyati ||
ディーラス タットラ ナ ムッヒャティ
そのことについて、賢者は惑わされない


dhīras【男性・単数・主格】賢明な、思慮のある、賢い、博学の、利口な
tatra【副詞】そこに;そこへ;ここに;それのために、その場合に、その時に
na【否定辞】~でない
muhyati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √muh】彼は迷う、彼は困惑する、彼は混乱する;彼は誤る、彼は欺かれる、彼は惑わされる

देहिनोऽस्मिन् यथा देहे कौमारं यौवनं जरा ।
तथा देहान्तरप्राप्तिर्धीरस्तत्र न मुह्यति ॥ १३ ॥

dehino'smin yathā dehe kaumāraṁ yauvanaṁ jarā |
tathā dehāntaraprāptirdhīrastatra na muhyati || 13 ||
個我は、この身体において、少年期、青年期、老年期を経るように、来世には他の身体を獲得する。
そのことについて、賢者は惑わされない。

バガヴァッド・ギーター第2章第12節

2010.03.20 Saturday

न त्वेवाहं जातु नासं
na tvevāhaṁ jātu nāsaṁ
ナ トヴェーヴァーハン ジャートゥ ナーサン
私は未だかつて存在しなかったことはない


na【否定辞】~でない
tu【接続詞】しかし、一方(虚辞としても使用)
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】私は
jātu【副詞】全然、確かに;少なくとも、概して、おそらく;今まで、かつて
→na ... jātu:決して~せず、少なくとも~せず
na【否定辞】~でない
āsam【一人称・単数・パラスマイパダ・過去 √as】私はあった、私は存在した

न त्वं नेमे जनाधिपाः ।
na tvaṁ neme janādhipāḥ |
ナ トヴァン ネーメー ジャナーディパーハ
あなたも、これらの王たちも


na【否定辞】~でない
tvam【単数・主格、二人称代名詞 tvad】あなたは
na【否定辞】~でない
ime【男性・複数・主格、指示代名詞 idam】これらは
janādhipās【男性・複数・主格】王たちは、支配者たちは
→na ... na ...:~も、~もない

न चैव न भविष्यामः
na caiva na bhaviṣyāmaḥ
ナ チャイヴァ ナ バヴィッシャーマハ
そして、私たちは存在しなくなることはない


na【否定辞】~でない
ca【接続詞】そして、また、~と
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
na【否定辞】~でない
bhaviṣyāmas【一人称・複数・パラスマイパダ・未来 √bhū】私たちはあるだろう、私たちは存在するだろう

सर्वे वयम् अतः परम् ॥
sarve vayam ataḥ param ||
サルヴェー ヴァヤム アタハ パラム
私たちすべては、これから先


sarve【男性・複数・主格】すべては、一切は
vayam【複数・主格、一人称代名詞 asmad】私たちは
atas【副詞】これより、ここより
param【副詞】それから、さらに、その後
→atas param:これから先、これから後

न त्वेवाहं जातु नासं न त्वं नेमे जनाधिपाः ।
न चैव न भविष्यामः सर्वे वयमतः परम् ॥ १२ ॥

na tvevāhaṁ jātu nāsaṁ na tvaṁ neme janādhipāḥ |
na caiva na bhaviṣyāmaḥ sarve vayamataḥ param || 12 ||
私は未だかつて存在しなかったことはない。あなたも、ここにいる王たちもそうだ。
そして、私たちはすべて、これから先、存在しなくなることもない。

バガヴァッド・ギーター第2章第11節

2010.03.17 Wednesday

श्रीभगवान् उवाच ।
śrībhagavān uvāca |
シュリーバガヴァーン ウヴァーチャ
クリシュナは語った


śrībhagavān【男性・単数・主格】栄光ある方、神聖な神、威厳ある尊者。ここではクリシュナのことを指す。
uvāca【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 √vac】彼は言った、彼は語った

अशोच्यान् अन्वशोचस् त्वं
aśocyān anvaśocas tvaṁ
アショーチャーン アンヴァショーチャス トヴァン
あなたは嘆くべきでない人々について嘆いた


aśocyān【男性・複数・対格、未来受動分詞(動詞的形容詞、義務分詞) a√śuc】嘆くべきでない人々を、悲しむべきでない人々を
anvaśocas【二人称・単数・パラスマイパダ・過去 anu√śuc】あなたは嘆いた、あなたは悲しんだ
tvam【単数・主格、二人称代名詞 tvad】あなたは

प्रज्ञावादांश्च भाषसे ।
prajñāvādāṁśca bhāṣase |
プラジュニャーヴァーダーンシュチャ バーシャセー
しかも、あなたは一見聡明な言葉を語る


prajñā【女性】識別、判断、知能、了解;智慧、知
vādān【男性・複数・対格】談話を、発言を、陳述を;~に関する言葉を
→prajñāvādān【男性・複数・対格、限定複合語】智慧の言葉を;一見聡明な言葉を、智慧のあるような言葉を、分別あるかのような言葉を
ca【接続詞】そして、また、~と
bhāṣase【二人称・単数・アートマネーパダ・現在 √bhāṣ】あなたは語る、あなたは話す

गतासून् अगतासूंश्च
gatāsūn agatāsūṁśca
ガタースーン アガタースーンシュチャ
死者たちや生者たちを


gatāsūn【男性・複数・対格】死者たちを、死人たちを
agatāsūn【男性・複数・対格】生者たちを
ca【接続詞】そして、また、~と

नानुशोचन्ति पण्डिताः ॥
nānuśocanti paṇḍitāḥ ||
ナーヌショーチャンティ パンディターハ
賢者たちは嘆かない


na【否定辞】~でない
anuśocanti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 anu√śuc】彼らは嘆く、彼らは悲しむ
paṇḍitās【男性・複数・主格】学者たちは、学問のある人たちは、賢い人たちは、師たちは

श्रीभगवान् उवाच ।
अशोच्यानन्वशोचस्त्वं प्रज्ञावादांश्च भाषसे ।
गतासूनगतासूंश्च नानुशोचन्ति पण्डिताः ॥ ११ ॥

śrībhagavān uvāca |
aśocyānanvaśocastvaṁ prajñāvādāṁśca bhāṣase |
gatāsūnagatāsūṁśca nānuśocanti paṇḍitāḥ || 11 ||
クリシュナは語りました。
あなたは嘆くべきでない人々について嘆く。しかも、一見聡明な言葉を語る。
賢者は、死者や生者について嘆くことはない。

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