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バガヴァッド・ギーター第2章第19節

2010.03.29 Monday

य एनं वेत्ति हन्तारं
ya enaṁ vetti hantāraṁ
ヤ エーナン ヴェーッティ ハンターラン
それ(個我)を殺害者だと思う者


yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】~であるもの。enam vetti hantāramを受ける関係代名詞。
enam【男性・単数・対格、指示代名詞 enad】彼を、それを
vetti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √vid】[彼は]知る、理解する、思う
hantāram【男性・単数・対格、√hanからの派生語hantṛ】殺害者を、殺人者を、破壊者を

यश्चैनं मन्यते हतम् ।
yaścainaṁ manyate hatam |
ヤシュチャイナン マンニャテー ハタム
またそれ(個我)を殺されたと信じる者


yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】~であるもの。enam manyate hatamを受ける関係代名詞。
ca【接続詞】そして、また、~と
enam【男性・単数・対格、指示代名詞 enad】彼を、それを
manyate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √man】[彼は]考える、信じる、想像する
hatam【男性・単数・対格、過去受動分詞 √han】殺された、殺害された

उभौ तौ न विजानीतो
ubhau tau na vijānīto
ウバウ タウ ナ ヴィジャーニートー
その両者は[個我の真相を]理解しない


ubhau【男性・両数・主格、ubha】両方は、両者は
tau【男性・両数・主格、指示代名詞 tad】それら両者は、彼ら二人は
na【否定辞】~でない
vijānītas【三人称・両数・アートマネーパダ・現在 vi√jñā】[彼ら二人は]知る、理解する、知覚する

नायं हन्ति न हन्यते ॥
nāyaṁ hanti na hanyate ||
ナーヤン ハンティ ナ ハンニャテー
それ(個我)は殺さず、殺されない


na【否定辞】~でない
ayam【男性・単数・主格、指示代名詞 idam】これは
hanti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √han】[彼は、それは]殺す、殺害する
na【否定辞】~でない
hanyate【三人称・単数・現在・受動活用 √han】[彼は、それは]殺される、殺害される

य एनं वेत्ति हन्तारं यश्चैनं मन्यते हतम् ।
उभौ तौ न विजानीतो नायं हन्ति न हन्यते ॥ १९ ॥

ya enaṁ vetti hantāraṁ yaścainaṁ manyate hatam |
ubhau tau na vijānīto nāyaṁ hanti na hanyate || 19 ||
それを殺害者だと思う者、またそれを殺されたと信じる者、
その両者は、いずれも理解していない。それは殺すことなく、殺されることもない。

バガヴァッド・ギーター第2章第18節

2010.03.27 Saturday

अन्तवन्त इमे देहा
antavanta ime dehā
アンタヴァンタ イメー デーハー
これらの身体は有限のもの


antavantas【男性・複数・主格、antavat】際限を有する、有限の、最終の、無常の、消滅すべき
ime【男性・複数・主格、指示代名詞 idam】これらは
dehās【男性・複数・主格】身体は、肉体は

नित्यस्योक्ताः शरीरिणः ।
nityasyoktāḥ śarīriṇaḥ |
ニッティヤスヨークターハ シャリーリナハ
と言われる、常住の個我の


nityasya【男性・単数・属格】常の、恒久の、永久の、不易の、不壊の
uktās【男性・複数・主格、過去受動分詞 √vac】言われた、述べられた、言明された
śarīriṇas【男性・単数・属格】被造物の、人間の;精神の、魂の、個我の

अनाशिनो ऽप्रमेयस्य
anāśino 'prameyasya
アナーシノー プラメーヤッスヤ
不滅の、計り知れない


anāśinas【男性・単数・属格、a√naśからの派生語anāśin】不滅の、滅びることのない
aprameyasya【男性・単数・属格、a-pra√māからの派生語aprameya】計り知れない、無限の、不可解な

तस्माद् युध्यस्व भारत ॥
tasmād yudhyasva bhārata ||
タスマード ユッディヤスヴァ バーラタ
それゆえ戦いなさい、アルジュナよ


tasmāt【男性・中性・単数・従格、指示代名詞 tad】それ故に
yudhyasva【二人称・単数・アートマネーパダ・命令法 √yudh】[あなたは]戦え、対戦せよ
bhārata【男性・単数・呼格】バラタの子孫よ。ここではアルジュナのことを指す。

अन्तवन्त इमे देहा नित्यस्योक्ताः शरीरिणः ।
अनाशिनोऽप्रमेयस्य तस्माद्युध्यस्व भारत ॥ १८ ॥

antavanta ime dehā nityasyoktāḥ śarīriṇaḥ |
anāśino'prameyasya tasmādyudhyasva bhārata || 18 ||
常住不滅であり、計り知れない個我の宿るこの身体は、有限であるといわれる。
それゆえ戦いなさい、アルジュナよ。

バガヴァッド・ギーター第2章第17節

2010.03.26 Friday

अविनाशि तु तद् विद्धि
avināśi tu tad viddhi
アヴィナーシ トゥ タッド ヴィッディ
不滅のそれを知れ


avināśi【中性・単数・対格、a-vi√naś】不滅の、不壊の、滅びないことの;腐敗しないことの;毀損しないことの
tu【接続詞】しかし、一方(虚辞としても使用)
tat【中性・単数・対格、指示代名詞 tad】それを、あれを
viddhi【二人称・単数・パラスマイパダ・命令法 √vid】[あなたは]知れ、理解せよ、気付け、学べ

येन सर्वम् इदं ततम् ।
yena sarvam idaṁ tatam |
イェーナ サルヴァム イダン タタム
この全世界に遍満するもの


yena【中性・単数・具格、関係代名詞 yad】それによって(by which)。sarvam idam以下を受ける関係代名詞。
sarvam【中性・単数・対格】すべての、一切の、各々の;全体の
idam【中性・単数・対格、指示代名詞 idam】これを、これに
→sarvam idam:このすべてに、全世界に、全宇宙に
tatam【中性・単数・対格、過去受動分詞 √tan】広げられた、伸ばされた、拡張された;(具格)に覆われた;充満された、遍満された

विनाशम् अव्ययस्यास्य
vināśam avyayasyāsya
ヴィナーシャム アヴィヤヤッスヤースヤ
この不滅のものの破壊を


vināśam【男性・単数・対格、vi√naś】消失を、中止を、喪失を;分解を、破壊を、滅亡を
avyayasya【中性・単数・属格】不滅の、不変の;慳貪の
asya【中性・単数・属格、指示代名詞 idam】これの、この

न कश्चित् कर्तुम् अर्हति ॥
na kaścit kartum arhati ||
ナ カシュチット カルトゥム アルハティ
行うことは誰もできない


na【否定辞】~でない
kaścit【男性・単数・主格、不定代名詞、kim + cit】誰か、誰かある人
kartum【不定詞 √kṛ】為すこと、行うこと、作ること
arhati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √arh】[彼は]~できる、資格がある、権利がある;価値がある、匹敵する

अविनाशि तु तद्विद्धि येन सर्वमिदं ततम् ।
विनाशमव्ययस्यास्य न कश्चित्कर्तुमर्हति ॥ १७ ॥

avināśi tu tadviddhi yena sarvamidaṁ tatam |
vināśamavyayasyāsya na kaścitkartumarhati || 17 ||
この全世界に遍満するものは、不滅であると知りなさい。
この不滅のものを破壊することは、誰にもできない。

バガヴァッド・ギーター第2章第16節

2010.03.25 Thursday

नासतो विद्यते भावो
nāsato vidyate bhāvo
ナーサトー ヴィッディヤテー バーヴォー
非有には存在はない(身体には永続はない)


na【否定辞】~でない
asatas【中性・単数・属格、現在分詞 a√as】非実在にとって、非有にとって、無有にとって;虚偽にとって、不実にとって
※非有:変化し有限なる肉体のこと(辻直四郎注)。
vidyate【三人称・単数・現在・受動活用 √vid】それはある、それは存在する、それは見られる
bhāvas【男性・単数・主格】存在は、在ることは;永続は、存続は;生成することは、生起することは

नाभावो विद्यते सतः ।
nābhāvo vidyate sataḥ |
ナーバーヴォー ヴィッディヤテー サタハ
実有には非存在はない(個我には断滅はない)


na【否定辞】~でない
abhāvas【男性・単数・主格】非存在は;壊滅は、断滅は
vidyate【三人称・単数・現在・受動活用 √vid】それはある、それは存在する、それは見られる
satas【中性・単数・属格、現在分詞 √as】存在しているものにとって、実在にとって、実有にとって;現実の世界にとって
※実有:不変にして無限なる自我、すなわち個人の本体プルシャ(辻直四郎注)。

उभयोर् अपि दृष्टो ऽन्तस्
ubhayor api dṛṣṭo 'ntas
ウバヨール アピ ドリシュトー ンタス
両者の境界は見られた


ubhayos【女性・両数・属格】両方の、双方の
api【不変化辞】さらに、また、とても(強意を示す)
→ubhayor api:双方いずれもの中に
dṛṣṭas【中性・単数・主格、過去受動分詞 √dṛś】見られた;観察された、認められた、看破された;経験された
antas【男性・単数・主格】境界は、端は、終端は、限界は;終局は、結末は

त्वनयोर् तत्त्वदर्षिभिः ॥
tvanayor tattvadarṣibhiḥ ||
トヴァナヨール タットヴァダルシビヒ
しかし、この両者の真理を知る人々によって


tu【接続詞】しかし、一方
anayos【男性・両数・属格、指示代名詞 idam】これら二つの、この両者の
tattva【中性】(それなること)、真の本質、真実の本性、真理、実在
darṣibhis【男性・複数・具格 √dṛś】見る人々によって、知る人々によって
→tattvadarṣibhis【男性・複数・具格、限定複合語】真理を見る人々によって、真理を知る人々によって

नासतो विद्यते भावो नाभावो विद्यते सतः ।
उभयोरपि दृष्टोऽन्तस्त्वनयोर्तत्त्वदर्षिभिः ॥ १६ ॥

nāsato vidyate bhāvo nābhāvo vidyate sataḥ |
ubhayorapi dṛṣṭo'ntastvanayortattvadarṣibhiḥ || 16 ||
非有(身体)には永続はなく、実有(個我)には断滅はない。
しかし、この両者の境界は、真理を知る人々によって見られる。

ラーマ・ナヴァミ

2010.03.23 Tuesday

明日2010年3月24日は、ラーマ・ナヴァミ(ラーマ誕生祭)です。

インドの家庭では、ラーマ・ナヴァミのこの日、ラーマとその妃シーターの小さな神像を並べ、結婚式の儀式を執りおこないます[1]。そしてまた、敬虔なヒンドゥー教徒は、断食をし、寺院では叙事詩「ラーマーヤナ」が詠まれます。

ラーマは、この叙事詩の主人公として、正義、寛容、忍耐、そして犠牲など、わたしたちが失いかけている美徳の大切さを示しています。
ラーマーヤナでラーマが示されている理想は、現代のわたしたちからすると、あまりにもかけ離れていて、現実味がないかもしれません。しかし、ラーマは実在の人物ともいわれていますので(およそ紀元前5000年の人物といわれています)、ラーマーヤナで語られている物語も、まったくの作り話ということではないかもしれません。

便利・快適になった今ですが、その反面、さまざまなものに囚われ、心にゆとりがなくなってきています。いじめや社会的な問題もさまざま表面化していますが、決定的な対処法がなく、何を拠り所としたらよいか分からないのが現状ではないでしょうか。

しかし、ラーマーヤナには、このような問題に対する対処法が、随所に見て取れます。
新しいものに目を向けるのは、現代人が仕事をこなし、生活していく上で必要不可欠ですが、しかし同時に、古き良き文化にも、この上ない価値が散りばめられていることを忘れてはならないかもしれません。

ラーマーヤナは、国内でも本が出版されておりますので、この機会にお目を通されてみてはいかがでしょうか。またインターネット上でも、簡約版等が閲覧できます[2]。

皆様にラーマの祝福がありますように。

[1] Wikipedia, "Rama Navami", http://en.wikipedia.org/wiki/Rama_Navami
[2] 簡約ラーマーヤナ, http://www.geocities.jp/jayramayana/

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