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バガヴァッド・ギーター第3章第7節

2010.11.17 Wednesday

यस्त्विन्द्रियाणि मनसा
yastvindriyāṇi manasā
ヤストゥヴィンドリヤーニ マナサー
しかし、心によって、感官を


yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】~であるもの、~である人
tu【接続詞】しかし、一方(虚辞としても使用)
indriyāṇi【中性・複数・対格、indriya】[~に、~を]神の力;支配;偉大な行為;活力;体力;精力;感官;感覚
manasā【中性・単数・具格、manas】[~によって、~をもって]心、内的器官、知性、理性、精神、良心、思考、意向、気分

नियम्यारभते ऽर्जुन ।
niyamyārabhate 'rjuna |
ニヤミヤーラバテー ルジュナ
支配して、行う人、アルジュナよ


niyamya【絶対分詞 ni√yam】留めて;縛って;抑制して;引き締めて;阻止して、支配して、制御して;制限して
ārabhate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 ā√rabh】[彼は、それは]つかまえる、占有する;達する;~に着手する;~を企てる;~を始める;行動する;形成する、作る、産出する、組み立てる
arjuna【男性・単数・呼格】アルジュナよ

कर्मेन्द्रियैः कर्मयोगम्
karmendriyaiḥ karmayogam
カルメーンドリヤイヒ カルマヨーガム
運動器官によって、行為のヨーガを


karmendriyais【男性・複数・具格、限定複合語 karma-indriya】[~によって、~をもって]活動器官、運動器官、行為の器官
karmayogam【男性・単数・対格、限定複合語 karma-yoga】[~に、~を]行為のヨーガ、行為の道、行道;動作、活動;聖業の実践

असक्तः स विशिष्यते ॥
asaktaḥ sa viśiṣyate ||
アサクタハ サ ヴィシッシャテー
執着のない彼は、より優れている


asaktas【男性・単数・主格、過去受動分詞 a√sañj】世俗を超越した;(処格)にとらわれない;束縛のない;執着のない
sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
viśiṣyate【三人称・単数・現在・受動活用 vi√śiṣ】[彼は、それは]大いに尊重される;より優れている

यस्त्विन्द्रियाणि मनसा नियम्यारभतेऽर्जुन ।
कर्मेन्द्रियैः कर्मयोगमसक्तः स विशिष्यते ॥ ७॥

yastvindriyāṇi manasā niyamyārabhate'rjuna |
karmendriyaiḥ karmayogamasaktaḥ sa viśiṣyate || 7 ||
しかし、アルジュナよ、心によって感官を支配し、執着なく、
運動器官によって、行為のヨーガを行う人は、より優れている。

バガヴァッド・ギーター第3章第6節

2010.11.14 Sunday

कर्मेन्द्रियाणि संयम्य
karmendriyāṇi saṁyamya
カルメーンドリヤーニ サンミャンミャ
運動器官を抑制しても


karmendriyāṇi【中性・複数・対格、限定複合語 karma-indriya】[~に、~を]活動器官、運動器官、行為の器官
saṁyamya【絶対分詞 sam√yam】保持して、ひきしめて;抑止して;縛って、束縛して;抑圧して、抑制して;制止して、制御して

य आस्ते मनसा स्मरन् ।
ya āste manasā smaran |
ヤ アーステー マナサー スマラン
心によって、想起しながら坐す


yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】~であるもの、~である人
āste【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √ās】[彼は、それは]坐す、座る;住む、止まる;住居を構える;休む、留まる、横たわる
manasā【中性・単数・具格、manas】[~によって、~をもって]心、内的器官、知性、理性、精神、良心、思考、意向、気分
smaran【男性・単数・主格、現在分詞 √smṛ】記憶している、想起している、憶念している、思い出している

इन्द्रियार्थान् विमूढात्मा
indriyārthān vimūḍhātmā
インドリヤールターン ヴィムーダートマー
感官の対象を、愚かな人は


indriyārthān【男性・複数・対格、限定複合語 indriya-artha】[~に、~を]感覚の対象、感覚を刺激するもの
vimūḍha【過去受動分詞 vi√muh】~に関して途方に暮れた、当惑した、不確実な;愚かな
ātmā【男性・単数・主格、ātman】[~は、~が]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我

मिथ्याचारः स उच्यते ॥
mithyācāraḥ sa ucyate ||
ミッティヤーチャーラハ サ ウッチャテー
彼は、偽善者と言われる


mithyācāras【男性・単数・主格、mithyā-ācāra】[~は、~が]偽善的行為をする(人)、不正な行為をする(人)
sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
ucyate【三人称・単数・現在・受動活用 √vac】[彼は、それは]言われる、話される

कर्मेन्द्रियाणि संयम्य य आस्ते मनसा स्मरन् ।
इन्द्रियार्थान्विमूढात्मा मिथ्याचारः स उच्यते ॥ ६ ॥
karmendriyāṇi saṁyamya ya āste manasā smaran |
indriyārthānvimūḍhātmā mithyācāraḥ sa ucyate || 6 ||
運動器官を抑制しても、心によって、感官の対象を想起しながら坐す
愚かな人は、偽善者と言われる。

インド人とディワリ

2010.11.13 Saturday

 さまざまな民族や宗教が入り混じり、神様がたくさんいる国だけあって、インドではそのお祭りの数も半端ではありません。去る11月5日、ヒンドゥー教最大のお祭りとも言われるディワリが祝われました。これに合わせ、インドの友人からも多くのメッセージが届きました。やはり今年も凄かったようです。

 新年を祝うこのお祭りですが、さすがヒンドゥー教最大のお祭りともあって、その様子には凄まじいものがあります。大人だろうが子どもだろうが、皆あちこちで巨大な花火を打ち上げ、路上で爆竹を鳴らし合います。いつもは我が物顔であたりをうろついている牛たちも、この日ばかりは居場所がありません。ディワリの日に日本へ電話をかければ、電話口に聞こえる花火や爆竹音、人々の雄叫びから紛争が始まったのだと間違われたこともありました。でも実際、あたりはちょっとした紛争地のように様変わりします。初めてのディワリでは、巨大な花火がなんの警備もなく突然打ち上げられる中、爆竹とはしゃぐ子どもたちに追いかけられながら、アシュラムのプージャから必死の思いで帰ったのを覚えています。翌日の新聞には、手足を失ったり失明したりする人々のニュースがでるほどでした。

 インドの一年はお祭りに始まり、お祭りに終わります。そして皆お祭りが大好で、その祝いっぷりと言ったら右に出るものはいないでしょう。とにかく派手に街中を電飾で彩って、花火や爆竹を鳴らし、一晩中歌って踊ってご馳走をみなでシェアします。日常の生活を忘れ、ただがむしゃらに歌って踊る人々の姿は思わず微笑んでしまうほど。たまにはこうして、いえ、また!?というくらいのかなりの頻度で、我を忘れてはしゃげる時があるのもいいなぁなんて、恐れいていたお祭りも最近は楽しめるようになりました。そして欠かしてはならないのが、お祈りです。信仰心の厚いインドの人々だから、神様を崇拝することは最優先で、お祭りの日にはあちこちでプージャが行われ火が灯されます。ガンジス川に浮かぶろうそくの小さな灯りが、周りの喧騒とは対照的で、本当に美しいんです。そして、春の訪れ、夏の始まり、収穫といった自然の暦とも深く結についているお祭り。それぞれを祝う瞬間を通して、インドでは季節の移ろいをはっきりと感じます。
(文章:ひるま)

バガヴァッド・ギーター第3章第5節

2010.11.01 Monday

न हि कश्चित् क्षणमपि
na hi kaścit kṣaṇamapi
ナ ヒ カシュチット クシャナマピ
実に、誰であっても、一瞬たりとも


na【否定辞】~でない
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
kaścit【男性・単数・主格、不定代名詞、kim + cit】誰か、誰かある人
kṣaṇam【中性・単数・主格】瞬間;機会、暇
api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお

जातु तिष्ठत्यकर्मकृत् ।
jātu tiṣṭhatyakarmakṛt |
ジャートゥ ティシュタティヤカルマクリト
全く行為をしないでいることはない


jātu【副詞】全然、確かに;少なくとも、概して、おそらく;今まで、かつて
→na ... jātu:決して~せず、少なくとも~せず
tiṣṭhati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在、√sthā】[彼は、それは]立つ;静止する、停止する、とまる;流れが止まる;滞在する、とどまる;存在し続ける;~のままである;し続ける
akarmakṛt【男性・単数・主格】無為の、行為をしない、行動しない

कार्यते ह्यवशः कर्म
kāryate hyavaśaḥ karma
カーリャテー ヒアヴァシャハ カルマ
なぜなら、否応なく行為をさせられるから


kāryate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在・使役活用 √kṛ】[彼は、それは](対格)に(対格)を為させる・作らせる;準備させる;遂行させる
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
avaśas【男性・単数・主格、avaśa】(他人)の意志に従わない;独立の、自由な;欲しない;自分の自由意志を有しない、(他人)の嫌がることをする
karma【中性・単数・対格、karman】[~に、~を]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業

सर्वः प्रकृतिजैर् गुणैः ॥
sarvaḥ prakṛtijair guṇaiḥ ||
サルヴァハ プラクリティジャイル グナイヒ
すべての人は、根本原質プラクリティから生じる要素グナによって


sarvas【男性・単数・主格、sarva】[~は、~が]すべての人、あらゆる人、各人
prakṛtijais【男性・複数・具格、prakṛti-ja】生来の;プラクリティ(根本原質)から生じる、原物質より生じる
※プラクリティ:サーンキヤ学派では、精神的原理としてプルシャ(純粋精神)を、物質的原理としてプラクリティ(根本原質)を立てる。プラクリティは三構成要素(グナ)よりなり、それから現象界が開展する。『ギーター』においては、クリシュナに属する高次のプラクリティ(サーンキヤ学派の「プルシャ」に対応)と低次のプラクリティ(根本原質)があるとされる。(上村勝彦注)
guṇais【男性・複数・具格、guṇa】[~によって、~をもって]紐、網;灯心、弓弦;種類;要素;性質;根本的元素(地・水・火・風・空)の属性;根本的(三)原素

न हि कश्चित् क्षणमपि जातु तिष्ठत्यकर्मकृत् ।
कार्यते ह्यवशः कर्म सर्वः प्रकृतिजैर्गुणैः ॥ ५ ॥

na hi kaścit kṣaṇamapi jātu tiṣṭhatyakarmakṛt |
kāryate hyavaśaḥ karma sarvaḥ prakṛtijairguṇaiḥ || 5 ||
実に、誰であっても、一瞬たりとも完全に行為をしないでいることはできない。
なぜなら、すべての人は、根本原質プラクリティから生じる要素グナによって、否応なく行為をさせられるから。

ガーヤトリーQ&A

2010.10.31 Sunday

ヴェーダについての啓蒙をすすめる「ヴェーダマンディール」より、ガーヤトリーのQ&Aについて、スワミ・ラーマスワルーパの回答を以下にご紹介します。

バルティ・グプタは、スワミ・ラーマスワルーパにガーヤトリー・マントラについての詳しい質問をしました。


(1) マーラー(数珠の意。マントラを108回唱えること)は奇数回でなければならないでしょうか?私は、以前に、1、3、5、7、9回などの奇数回行うように言われました。
そうだとすると、朝の8時前にガーヤトリー・ジャパを3マーラー(108×3回唱える)行い、それから、夜8時前に1マーラーを行うのは正しいと言えるでしょうか?つまり、1日に4マーラーを行うことになります。ご説明お願いいたします。

スワミ・ラーマスワルーパ:最高のマーラーは、すでに呼吸器系の神によって与えられています。ガーヤトリー・マントラを唱える最も良い方法は、プラーナーヤーマ(調息法)にるものです。それはまた、ガーヤトリー・アヌスターナ(行)と呼ばれます。しかし、プラーナーヤーマは、学識のあるアーチャリヤ(師)から直々に学ばなければいけません。サーマ・ヴェーダによると、朝と晩の1日2回の行で十分です。


(2) マーラーを行うのにもっとも効果的な吉兆の時間帯はいつになりますか? また、午後にガーヤトリー・マントラのマーラーを行って良いのであれば、何時から何時の間に行うのが良いか教えてください。
スワミ・ラーマスワルーパ:朝は午前5時頃、午後は午後5時~10時頃の時間帯が適しています。


(3) ガーヤトリー・マントラを詠唱するとき、アガルバティ(お香)あるいはディーヴァ(油またはギー)を灯す必要はありますか?
スワミ・ラーマスワルーパ:アガルバティは使用しますが、それでもやはり、ヴェーダの永遠の哲学が必要です。ヴェーダでは、神聖なハヴァナやヤジュニャ(護摩供養)を行なうように述べています。


(4) ガーヤトリー・マントラを唱える前に沐浴する必要はありますか?
スワミ・ラーマスワルーパ:神は穢れとは無縁の純粋な存在なので、沐浴するのはとても良いことです。神は清浄を望みます。しかし、何らかの事情があれば、沐浴は必ずしも必要ではありません。


(5) 敷物の上に座り、足を組んで座る必要はありますか?
スワミ・ラーマスワルーパ:そうすると良いでしょう。瞑想をすると、私たちの体内に電流が走るので、熱を通しにくいアーサナをする必要があります。ヨーガ・アーサナ、シッダ・アーサナ(達人座)、スカ・アーサナ(安楽座)やパドマ・アーサナ(蓮華座)が良いでしょう。


(6) マントラを唱えた後は、毎回「オーム・シャーンティ・シャーンティ・シャーンティ」を唱える必要がありますか?例えば、3マーラーのジャパを行ったとき、3マーラーすべて終えた後に「オーム・シャーンティ・シャーンティ・シャーンティ」と唱えるべきなのか、それとも、1マーラー毎に「オーム・シャーンティ・シャーンティ・シャーンティ」と唱えるべきなのでしょうか。
スワミ・ラーマスワルーパ:オーム・シャーンティを唱える場合は、ヤジュル・ヴェーダによると、断片的であってはならず、一番最後に唱えなければなりません。アタルヴァ・ヴェーダでは、ヴェーダ・マントラの断片的な詠唱に警鐘を鳴らしています。


(7) 家事をしながら聞くのに適したガーヤトリーのCDやテープがあったら教えてください。
スワミ・ラーマスワルーパ:そのようなものは私は知りません。お店の人に聞いてみると良いでしょう。希望でしたら、ガーヤトリーのカセットを製作して差し上げますが、まずはお店に尋ねてみてください。


ジャイデーヴァ・シャルマ:ガーヤトリー・マントラをどのように瞑想したら良いでしょうか?詳しく教えていください。
スワミ・ラーマスワルーパ:ガーヤトリー・マントラとその意味は、ヴェーダ・マンディールのウェブサイトで知ることができます(http://vedmandir.com)。ガーヤトリー・マントラの瞑想には、二つの方法があります。
一つは、スカ・アーサナ(安楽座)、シッダ・アーサナ(達人座)、パドマ・アーサナ(蓮華座)などの適切なアーサナで座ります。そして、眉間にあるアージュニャー・チャクラに集中します。外界の対象に気を向けてはなりません。それから目を閉じ、意味を吟味しながらガーヤトリー・マントラを毎日唱えます。
2つ目は、アーサナで座りながら、プラーナーヤーマ(調息法)を行う方法です。息を大きく吸ってから、呼吸を止めて目を閉じ、アージュニャー・チャクラに集中します。それから、ガーヤトリー・マントラを唱え続けます。呼吸を止めることができなくなったら、できるだけゆっくりと息を吐いて、息を吐ききったところで、再びガーヤトリー・マントラを唱えます。そして、この方法を何度も繰り返します。このような3段階のプラーナーヤーマを毎日行います。このような方法は、バーヒャーンタル(内と外)とアービャンタラ(内部の)と呼ばれます。さらにガーヤトリー・マントラを用いてハヴァナ(護摩)を行うこともできます。すべては礼拝です。


引用:http://www.vedmandir.com/node/21
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