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インドの道端

2010.11.21 Sunday

インドでする好きなことの一つに、道端の観察があります。歩きながら、バスの窓から、ぎゅうぎゅう詰めのリキシャから、チャイ屋や、たまにはきれいなレストランから、角度や気分が変わっても、そこから見える道端には、雑然と、全てのものが存在しているように見えるんです。

インド人は何でも道端に放り投げます。牛の糞だらけの道には、お菓子の袋や生ゴミ、プラスチックの容器やサンダル、何だかわからない布切れ、本や人形、とにかく何でも落ちています。汚いなぁとつくづく思いますが、そこにはピンクや水色のどぎつい色で塗られた神様がどっしりと座り、通りすがる人々は手を合わせます。よだれを垂らした犬が死んだように眠っていて、自分の背丈を越えるほどの巨大な牛がうろついていることもあります。彼らはいつもお腹をすかせていて、野菜や果物を持って歩いていると、目がけて突撃されることもありました。生ゴミなどは牛が食べてくれるので、自炊生活で出るゴミは集めて道端にいる牛にやったりします。でも、そういう時に限ってどこにもおらず、気づけば生ゴミを持って自分がうろうろしていたりします。不思議なインドの世界にどっぷりと浸っていると感じる瞬間です。

ほうきを持って掃除をしている人も見かけますが、たいていは、時たま降る大雨があたりを一斉にきれいにしてくれます。

物乞いや死にかけた人がいて、その隣で、延々とマントラを唱えている人がいます。何かに怒っている人や、ひたすらに祈っている人もいます。洗濯をしている人や、ご飯を炊いている人もいます。聖も俗も、生も死も、いものも奇麗なものも、すべてが当たり前のようにそこにあるので、ついつい見入ってしまうのです。

生活習慣も文化も違えば珍しく映るのは当然ですが、インドは何度訪れても新しい発見を与えてくれます。活気が満ち溢れる路上に見える生活が、何も隠そうとはせず、良いものも悪いものもあるがままの姿を見せてくれるからかもしれません。あまりにもリアルに物事が迫ってくるので、疲れることも多々ありますが、インドの生活が面白いのはきっとそのせいだと思います。
(文章:ひるま)

バガヴァッド・ギーター第3章第11節

2010.11.21 Sunday

देवान् भावयतानेन
devān bhāvayatānena
デーヴァーン バーヴァヤターネーナ
これによって、神々を繁栄させよ


devān【男性・複数・対格、deva】[~に、~を]天上の者、神格者、神、神聖な者;祭官、婆羅門;王、王侯;長
bhāvayata【二人称・複数・パラスマイパダ・命令法・使役活用 √bhū】[あなたたちは~させよ等]あらしめる、ならせる;創造する、生ずる、起す、創始する;明示する、顕示する;大事にする、養う、保存する、世話をする;元気づける、生気を与える;~に献身する、実行する;自己の支配下にもたらす;(心に)思い浮かべる、空想する、想像する;繁栄させる
anena【男性・単数・具格、指示代名詞 idam】[~によって、~をもって]これ

ते देवा भावयन्तु वः ।
te devā bhāvayantu vaḥ |
テー デーヴァー バーヴァヤントゥ ヴァハ
その神々も、汝らを繁栄せしめんことを


te【男性・複数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]それら、あれら、彼ら
devās【男性・複数・主格、deva】[~は、~が]天上の者、神格者、神、神聖な者;祭官、婆羅門;王、王侯;長
bhāvayantu【三人称・複数・パラスマイパダ・命令法・使役活用 √bhū】[彼らは~させよ等]あらしめる、ならせる;創造する、生ずる、起す、創始する;明示する、顕示する;大事にする、養う、保存する、世話をする;元気づける、生気を与える;~に献身する、実行する;自己の支配下にもたらす;(心に)思い浮かべる、空想する、想像する;繁栄させる
vas【対格・複数、二人称代名詞(附帯形) yuṣmad】[~に、~を]あなたたち

परस्परं भावयन्तः
parasparaṁ bhāvayantaḥ
パラスパラン バーヴァヤンタハ
互いに繁栄させつつ


parasparam【副詞】相互に、互いに
bhāvayantas【男性・複数・主格、現在分詞・使役活用 √bhū】生じている;大事にしている、養っている;元気づけている;繁栄させている

श्रेयः परम् अवाप्स्यथ ॥
śreyaḥ param avāpsyatha ||
シュレーヤハ パラム アヴァープシヤタ
汝らは無上の幸福を得るだろう


śreyas【中性・単数・対格、śreyas】[~に、~を]よりよき状態(または)幸運;安寧、幸福
param【中性・単数・対格、para】最高の;より優れた、より高い、より良い、より悪い;最上の、卓越した、最善の;最大の
avāpsyatha【二人称・複数・アートマネーパダ・未来 ava√āp】[あなたたちは~だろう]獲得する、得る、入手する;(非難、不和、苦痛等を)被る、苦しむ

देवान् भावयतानेन ते देवा भावयन्तु वः ।
परस्परं भावयन्तः श्रेयः परमवाप्स्यथ ॥ ११ ॥

devān bhāvayatānena te devā bhāvayantu vaḥ |
parasparaṁ bhāvayantaḥ śreyaḥ paramavāpsyatha || 11 ||
祭祀によって、神々を繁栄させよ。その神々も、汝らを繁栄せしめんことを。
互いに繁栄させつつ、汝らは無上の幸福を得るだろう。

バガヴァッド・ギーター第3章第10節

2010.11.20 Saturday

सहयज्ञाः प्रजाः सृष्ट्वा
sahayajñāḥ prajāḥ sṛṣṭvā
サハヤジュニャーハ プラジャーハ スリシュトヴァー
祭祀とともに、生類を創造して


sahayajñās【女性・複数・対格、saha-yajñā】祭祀とともなる、祭式と一緒なる
prajās【女性・複数・対格、prajā】[~に、~を]生殖、繁殖、生誕;子孫、子女、家族、後裔;創造物、生きとし生けるもの;人々、民、(王の)臣
sṛṣṭvā【絶対分詞 √sṛj】創造して、造って、生んで;授けて、与えて

पुरोवाच प्रजापतिः ।
purovāca prajāpatiḥ |
プローヴァーチャ プラジャーパティヒ
かつて造物主(プラジャーパティ)は言った


purā【副詞】かつて、以前に;前の生に;昔は、昔;初めに
uvāca【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 √vac】[彼は]言った、語った
prajāpatis【男性・単数・主格、prajāpati】[~は、~が]生物の主、繁殖を司る守護神、生命の保護者;創造主;(人格化された)時間;火星;[諸人の名]

अनेन प्रसविष्यध्वम्
anena prasaviṣyadhvam
アネーナ プラサヴィッシャッドヴァム
これによって、繁殖せよ


anena【男性・単数・具格、指示代名詞 idam】[~によって、~をもって]これ
prasaviṣyadhvam【二人称・複数・パラスマイパダ・命令法・未来 pra√sū】[あなたたちは~せよ]子をもうける、子を産む、子孫を得る;生産する

एष वो ऽस्त्विष्टकामधुक् ॥
eṣa vo 'stviṣṭakāmadhuk ||
エーシャ ヴォー ストゥヴィシュタカーマドゥク
これが、汝らの如意牛たらんことを


eṣas【男性・単数・主格、指示代名詞 etad】[~は、~が]これ
vas【属格・複数、二人称代名詞(附帯形) yuṣmad】[~の、~にとって]あなたたち
astu【三人称・単数・パラスマイパダ・命令法 √as】[それは~せよ等]ある、存在する;起こる;発する;住する
iṣṭakāmadhuk【女性・単数・主格、iṣṭakāmadhuh】[~は、~が]如意牛(すべての願望を叶えさせる牝牛)

सहयज्ञाः प्रजाः सृष्ट्वा पुरोवाच प्रजापतिः ।
अनेन प्रसविष्यध्वमेष वोऽस्त्विष्टकामधुक् ॥ १० ॥

sahayajñāḥ prajāḥ sṛṣṭvā purovāca prajāpatiḥ |
anena prasaviṣyadhvameṣa vo'stviṣṭakāmadhuk || 10 ||
かつて造物主(プラジャーパティ)は、祭祀とともに、生類を創造して告げた。
「祭祀によって、繁殖せよ。祭祀が、汝らの如意牛たらんことを。

バガヴァッド・ギーター第3章第9節

2010.11.19 Friday

यज्ञार्थात् कर्मणो ऽन्यत्र
yajñārthāt karmaṇo 'nyatra
ヤジュニャールタート カルマノー ニヤットラ
祭祀のための行為を除いて


yajña【男性】(祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式
arthāt【男性・単数・従格、artha】[~から、~より]目的;原因、動機;利益、使用、利用、有用;褒美、利得;財産、富、金;物、事、事物
→yajñārthāt【男性・単数・従格、限定複合語 yajña-artha】[~から、~より]祭式の目的、祭祀のため
karmaṇas【中性・単数・従格、karman】[~から、~より]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業
anyatra【副詞】他所において、他所へ;他方においては;(従格)より他所において、~より別に、~を除いて

लोको ऽयं कर्मबन्धनः ।
loko 'yaṁ karmabandhanaḥ |
ローコー ヤン カルマバンダナハ
この世界は、行為に束縛されている


lokas【男性・単数・主格、loka】[~は、~が]空間、余地、場所;地方、地帯、国;世界、宇宙の区分;天;地;人類、一般の人民、国民;男子(複数);(複)団体、仲間;日常生活、慣例、世事、俗事;視ること
ayam【男性・単数・主格、指示代名詞 idam】[~は、~が]これ
karma【中性】行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業
bandhanas【中性・単数・主格、bandhana】[~は、~が]縛ること、結ぶこと、締めること;捕獲;禁固、投獄、監禁;阻止、抑止;束縛、足かせ
→karmabandhanas【中性・単数・主格、所有複合語 karma-bandhana】[~は、~が]行為の束縛、業(カルマ)の束縛

तदर्थं कर्म कौन्तेय
tadarthaṁ karma kaunteya
タダルタン カルマ カウンテーヤ
アルジュナよ、そのための行為を


tat【中性・単数・対格、指示代名詞 tad】[~に、~を]それ、あれ
artham【男性・単数・対格、artha】[~に、~を]目的;原因、動機;利益、使用、利用、有用;褒美、利得;財産、富、金;物、事、事物
karma【中性・単数・対格、karman】[~に、~を]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業
kaunteya【男性・単数・呼格】クンティーの息子よ。アルジュナの別名。

मुक्तसङ्गः समाचर ॥
muktasaṅgaḥ samācara ||
ムクタサンガハ サマーチャラ
執着を離れて、行え


mukta【過去受動分詞 √muc】(具格、従格)から放たれた、~から釈放された;ゆるめられた、離された、落下した;弛緩した;捨てられた、中止された;罪(または)存在の束縛から逃れた、解脱した
saṅgas【男性・単数・主格、saṅga】[~は、~が]粘着、妨害;~に執着(または)接触すること
→muktasaṅgas【男性・単数・主格、所有複合語 mukta-saṅga】[~は、~が]執着を離れること、執着から自由になること
samācara【二人称・単数・パラスマイパダ・命令 sam-ā√car】[あなたは~せよ](処格)に向かって遂行する・執行する・実行する;(処格)に向かって進む・活動する;(具格)と交際する

यज्ञार्थात् कर्मणोऽन्यत्र लोकोऽयं कर्मबन्धनः ।
तदर्थं कर्म कौन्तेय मुक्तसङ्गः समाचर ॥ ९ ॥

yajñārthāt karmaṇo'nyatra loko'yaṁ karmabandhanaḥ |
tadarthaṁ karma kaunteya muktasaṅgaḥ samācara || 9 ||
祭祀のための行為を除いて、この世界は、行為に束縛されている。
アルジュナよ、その祭祀のための行為を、執着を離れて行いなさい。


※祭祀のための行為:祭祀(yajña)はブラフマンそのもの、クリシュナそのものである。「祭祀のための行為」とは、絶対者のための行為であり、それはまた、すべての行為を絶対者に捧げる祭祀として行うことである。『ギーター』で説く、「放擲」(saṁnyāsa)に同じ。(上村勝彦注)

バガヴァッド・ギーター第3章第8節

2010.11.18 Thursday

नियतं कुरु कर्म त्वं
niyataṁ kuru karma tvaṁ
ニヤタン クル カルマ トヴァン
あなたは定められた行為を行え


niyatam【男性・単数・対格、過去受動分詞 ni√yam】(処格)に結ばれた;握りしめられた;阻止された、抑制された;確定された、確立された、固定した;不変な、一定した;~に専心する
kuru【二人称・単数・パラスマイパダ・命令 √kṛ】[あなたは]作れ、為せ、行え
karma【中性・単数・対格、karman】[~に、~を]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業
tvam【単数・主格、二人称代名詞 tvad】あなたは
※定められた行為(義務的行為):最高神は、要素(グナ)を配分して、生類の本性を定めた。(上村勝彦注)
※別の「随意的・恣意的に行われる行為」kāmya-karmanに対する概念。(宇野惇注)

कर्म ज्यायो ह्यकर्मणः ।
karma jyāyo hyakarmaṇaḥ |
カルマ ジャーヨー ヒヤカルマナハ
なぜならば、行為は無為よりも優れているから


karma【中性・単数・主格、karman】[~は、~が]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業
jyāyas【中性・単数・主格、比較級、jyāyas】より有力な、より強い;より優れた、より良い、より大きい;より老いた;より尊ぶべき、より顕著な
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
akarmaṇas【中性・単数・従格、akarman】[~から、~より]無為、無行為、非動作、無作;何もしないこと

शरीरयात्रापि च ते
śarīrayātrāpi ca te
シャリーラヤートラーピ チャ テー
あなたにとって、身体の維持さえ


śarīrayātrā【女性・単数・主格、śarīra-yātrā】[~は、~が]身体の維持、肉体の生存
api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお
ca【接続詞】そして、また、~と
te【単数・属格、二人称代名詞 tvadの附帯形】[~の、~にとって]あなた

न प्रसिद्ध्येद् अकर्मणः ॥
na prasiddhyed akarmaṇaḥ ||
ナ プラシッディエード アカルマナハ
叶わないだろう、行為しないことによって


na【否定辞】~でない
prasiddhyet【三人称・単数・パラスマイパダ・願望法 pra√sidh】[それは~だろう、それは~するべき]生ずる;成功する;成就する;結果になる、説明される
akarmaṇas【中性・単数・従格、akarman】[~から、~より]無為、無行為、非動作、無作;何もしないこと

नियतं कुरु कर्म त्वं कर्म ज्यायो ह्यकर्मणः ।
शरीरयात्रापि च ते न प्रसिद्ध्येदकर्मणः ॥ ८ ॥

niyataṁ kuru karma tvaṁ karma jyāyo hyakarmaṇaḥ |
śarīrayātrāpi ca te na prasiddhyedakarmaṇaḥ || 8 ||
あなたは為すべき行為を行いなさい。なぜなら、行為は無為よりも優れているから。
あなたが行為をしないならば、身体の維持さえ叶わないだろう。

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