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私たちの使命

2011.04.06 Wednesday

予想もしなかった大震災から二週間。残された私たちは何をするべきなのか。何もかもを失った被災者の方々を思うと、胸がはち切れそうに辛く、日本を、そして東北を再建するために何が必要で、ここにいて何ができるのか、そんなことばかり考える日々を過ごしています。

インドでの生活において欠かせないものは、祈りです。聖典・バガヴァッドギーターにも、祈りによって雨が降り、食物が生れると書かれています。食物から私たちが生まれ、そしてその私たちの行い、祈りが雨をもたらします。

「祈り、動きなさい。」先生にもそう背中を押されました。「何も恐れずに、結果を求めずに、今しなければならないことを行いなさい。眠ること、食べること、休むこと、自分を育むその力に感謝し、祈りとともに目の前にあることに専念するのです。神はいつもあなたのそばにいます。それを忘れてはいけません。」と。

震災以来、私はプージャ(祈りの儀式)にたびたび赴いています。そこから生まれるエネルギーというものは凄まじく、荒れ狂う自然を鎮めるために、司祭たちは懸命に、そして声がちぎれるほどにマントラを唱え、私たちも続いて神へと祈りを捧げます。日本へとその祈りが届くよう、強く握ったこぶしには汗がにじんでいることに気がつきました。

自分の存在は、この世界、そして自然を巡らす力の中にあるものです。自分の行いをその世界の流れに捧げるように行えば、世界は必ず答えを与えてくれます。個人とこの世界の間に距離はありません。結果を求めずに、私たちが祈り、日常の行いを正しく努めることで、この世界には変化が生まれていきます。

「何も恐れ悲しむ必要はありません。姿形がないからと言って嘆くこともありません。私たちの大本は一つです。目をつむれば、いつもそこに全てがあることを心に留めておきなさい。あなたは、今を生きるのです。」

ただ目の前にある一瞬一瞬を懸命に生きることが、今の私たちにできることであり、使命です。祈りとともに正しい行いを続ければ、今、その結果を見られなくても、必ずそれはもたらされます。私たちの日本を、そして東北を想う強い気持ちは、また明るい日々を築き上げるに違いありません。

春は必ず訪れます。

(文章:ひるま)

祈り

2011.03.20 Sunday

先日の東北地方太平洋沖地震のニュースは、インドでもトップニュースとして今も報道され続けています。テレビがなく、遅い回線のインターネットから得る情報と新聞の記事、その見えない状況というものが不安を駆り立てますが、ショッキングな映像から切り離されているのは幸いなのかもしれません。そして、遠く離れた場所にいて、何もできないもどかしさ、何が起きているのかという不安に駆られる中、インドの人々の優しさに勇気づけられる毎日です。

地震が起きた当日も、私のインドの携帯電話は知人たちからの心配の電話で鳴りやむことはありませんでした。「日本の家族やお友達は大丈夫?連絡は取れている?」「心配しないで、私たちが祈っているから大丈夫。」「日本は強い。何度も立ち上がってきた。今回だって必ず立ち上がる。」親しい友人、その家族や知人、通りすがりの人にまで、日本を心配する声と応援の力をもらっています。皆が日本を想い、祈りを捧げています。

そして、悲惨で暗いニュースが続く中でも、今、こうして世界が一つになろうとしていることには、希望を感じなければならないと、ここにいる誰もが感じています。全ては一つであるというヨーガの最も大切な教え、そしてその全体と繋がること。あまりに辛い試練ではあるけれども、大きなエゴから生み出される争い事や揉め事が溢れるこの世の中で、その真実を忘れていた私たちに、大きな気づきを与えてくれていると、人々はこの試練を自分のことのように受け止めています。

私たちはそれを乗り越えるだけの強さとエネルギーを内に秘めています。「何ができるかは考える必要はありません。とにかく、今、目の前にあることをしっかりと成し遂げなさい。暖かい布団で眠ることであっても、おいしいもの食べることであっても、負い目を感じずに、感謝し、その尊い一瞬一瞬をしっかりと生きるのです。」先生にもそう諭されました。

世界中が、日本を見守っています。日本のみなさん、どうかそれを忘れないで。

被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。そして、被災地の一日も早い復興と、皆様の安全をただただ、お祈りしております。

(文章:ひるま)

最愛の方を亡くされた方へ~クリシュナからのメッセージ

2011.03.20 Sunday

今回の震災で、最愛の家族、友人たちを亡くされた方々の悲しみは、言葉にすることができません。
このような時、いったい神はどのような言葉を投げかけるのでしょうか。

バガヴァッド・ギーター第2章では、悲哀にくれる勇者アルジュナに、至高神クリシュナは、個我(魂)の永遠不滅性を次のように語っています。

あなたは嘆くべきでない人々について嘆く。しかも、一見聡明な言葉を語る。
賢者は、死者や生者について嘆くことはない。(2.11

私は未だかつて存在しなかったことはない。あなたも、ここにいる王たちもそうだ。
そして、私たちはすべて、これから先、存在しなくなることもない。(2.12

個我は、この身体において、少年期、青年期、老年期を経るように、来世には他の身体を獲得する。
そのことについて、賢者は惑わされない。(2.13

しかし、アルジュナよ、物質との接触は、寒暑や苦楽をもたらし、
来ては去り、儚いものである。それらに耐えなさい。(2.14

これらの接触に悩まされない人、苦楽を等しく見る賢者、
アルジュナよ、彼は不死となるにふさわしい。(2.15

非有(身体)は永続せず、実有(個我)に断滅はない。
しかし、この両者の境界は、真理を知る人々によって見られる。(2.16

この全世界に遍満するものは、不滅であると知りなさい。
この不滅のものを破壊することは、誰にもできない。(2.17

常住不滅であり、計り知れない個我の宿るこの身体は、有限であるといわれる。
それゆえ戦いなさい、アルジュナよ。(2.18

それを殺すと思う者、またそれが殺されると思う者、
その両者は、いずれも理解していない。それは殺すことなく、殺されることもない。(2.19

それはかつて生じたことなく、またいつか死ぬこともない。
さらにそれが存在し、後に無くなることもない。
不生、常住、永遠、太古のそれは、身体が殺されても、殺されない。(2.20

それを不滅、常住、不生、不変であると知る人が、
誰に殺させ、誰を殺すだろうか、アルジュナよ。(2.21

人が古い衣服を捨て、他の新しい衣服を着るように、
個我は古い身体を捨て、他の新しい身体に入る。(2.22

刀剣もそれを切らず、火もそれを焼かない。
また水もそれを濡らさず、風も乾かさない。(2.23

それは切られず、焼かれず、濡らされず、乾かされない。
常住にして遍在し、堅固、不動、永遠のものである。(2.24

それは目に見えず、考えられず、変化しないと言われる。
そのために、それをこのように知って、あなたは嘆くべきではない。(2.25

またもし、それが常に生まれ、あるいは常に死ぬものと考えるとしても、
アルジュナよ、あなたはそれを嘆くべきではない。(2.26

なぜならば、生まれた者に死は必定であり、また死んだ者に生は必定であるから。
したがって、不可避のことのために、あなたは嘆くべきではない。(2.27

万物は、最初は顕現せず、中間が顕現し、最後は顕現しない。
ここに何の悲嘆があるだろうか、アルジュナよ。(2.28

ある人は、希有にそれを見る。ある人は、希有にそれを語る。
またある人は、希有にそれについて聞くが、聞いても、誰もそれを知らない。(2.29

アルジュナよ、すべての人の身体に宿るこの個我は、常に殺されることがない。
それゆえ、あなたは万物について嘆くべきではない。(2.30


そして、ギーター第8章24節に照らし合わせるならば、今回の震災において、肉体を脱した人々は、きっと天界でクリシュナに抱擁され、ブラフマンの世界を楽しんでいるに違いありません。
被災者の皆様に心よりのお見舞いを申し上げます。

死の恐怖から身を守る優れたマントラ

2011.03.17 Thursday

初めまして。今回からコラムを書かせていただくガネーシャ・ギリと申します。

初回からいきなりこんな内容で恐縮ですが11日(金)の地震は本当に酷いものでした。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、不幸にも亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
地震の瞬間、私の住む埼玉でもすごく揺れました。自宅にいた私は倒れてくる家具をよけながら、気づくと必死に「マハー・ムリティユンジャヤ」のマントラを唱えていました。ものすごい揺れだったため、無意識に唱えてしまったのだと思います。
圧倒的な自然の力の前に、人間の出来ることは限られています。マントラを唱えることはもしかしたら、そういった場合の何らかの助けになるのかもしれません。
「マハー・ムリティユンジャヤ」のマントラは死の恐怖から身を守る優れたマントラと言われています。私は過去にヒマラヤでの修行中に死にそうな体験をしたことがあります。このときも必死で「マハー・ムリティンジャヤ」を唱えました。当時私の星回りは、死を予感させるものでしたが、無事生き抜くことができました。今となってはマントラの効果かどうかはわかりませんが、私は効いたかもしれないと思っています。

この「マハー・ムリティユンジャヤ」は、自分で唱えるのが一番ですが、他のマントラと同じように聞くだけでも効果があるもと思われます。インドでは非常にポピュラーなマントラの一つですのでCDなどもたくさんの種類が出ています。またムリティユンジャヤのコンビネーションと言われる4面・5面・6面のルドラークシャを身につけるのも効果があると言われています。もちろんヤントラも効果的でしょう。

このマントラは死の恐怖から身を守るだけでなく、占星術的な意味での効果も多岐にわたります。火星や土星の問題、とくにサディサティといわれる星回りのときなどに良く処方されるようです。さらには、健康長寿や輪廻の輪からの解放に向かわせる働きもあるとされています。また、代表的なシヴァ神のマントラのひとつであるので、シヴァに興味がある方にも向いています。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

祈りの夜

2011.03.17 Thursday

少し肌寒く、リシケシでは遅くに雨も降り出す空模様だった先日のシヴァラートリ。早朝のリシケシは山からの突風が吹きぬけ、まだまだ凍えるように寒い中、多くの人々がガンジス川で沐浴をしていました。シヴァ神が祀られている寺院やシヴァリンガなど、この大切な夜に備えて色とりどりに飾りつけが行われ、いつも以上の華やかさへと姿を変えた街。そして日が暮れ、そんな街のあちらこちらでシヴァ神に祈りを捧げるバジャン(讃歌)が始まりました。

この夜、多くのアシュラムや寺院では夜を徹してシヴァ神への祈りが行われます。そして人々は夜になるとこぞって寺院などへ赴き、祈りを捧げます。マントラを唱えたり、静かに瞑想を続けたりする人々がいる一方で、さまざまな場所でダンスが繰り広げられ、賑やかで楽しい夜でもありました。

また、シヴァラートリの日は、多くの人々が断食に入ります。全く何も口にしない人、穀物だけを食べない人、果物だけを摂る人など、人によって違いはありますが、たいていの人は日中断食をし、日が暮れた後に皆で集まって食事をします。シヴァラートリの日は妻であるパールヴァティーの日でもあり、夫を持つ女性は家庭円満のために、未婚の女性は将来の夫のために断食を行うとも言われています。私の友人も、その一人でした。

私はこの日、アシュラムのプージャ(祈りの儀式)に参加した後、とても大きなお祭りが行われているリシケシの街へと友人と共に出かけました。お祭りの場はまさに黒山の人だかり。インドの軽食やスナックの屋台が立ち並び、そこらじゅうでダンスが繰り広げられ、子どもも大人も我を忘れたようにはしゃぐ姿には、いつもの事ながら微笑んでしまいます

雨が降り出したこともあり友人宅へと戻るも、バジャンは鳴り止みません。いつもならテレビを観たり、他愛のない会話であっという間に過ぎていく夜の時間。周りからバジャンや人々の歓声が聞こえるなか、その夜は皆で静かに過ごしました。シヴァ神がダンスをし、宇宙を創造したとも言われる日、この特別な夜だけは、テレビを消してシヴァ神に祈りを捧げると、友人は言いました。

インドの人々の胸にはいつも神様がいます。それでもこうして、神様だけを想う夜があります。そして何より、こうして家族や親戚が集まる時間がたびたびあること。日本にはない豊かさが、ここにはたくさん残っています。

シヴァラートリを終えれば、待ちに待ったホーリーです。次の日の朝、街の至る所で夜通しのお祈りが行われていた跡が残る中、19日のホーリーに向けてのかがり火の準備もしっかりと行われていました。何と気が早いインドの人々。ホーリーまでもう少し、私も待ち切れません。

(文章:ひるま)
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