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プールヴァ・バードラ・パーダとウッタラ・バードラ・パーダ

2015.02.23 Monday

インド占星術におけるプールヴァ・バードラ・パーダとウッタラ・バードラ・パーダは(表面的には異なっても、本質的に)良く似た性質をもつナクシャトラ(月宿)です。
しかし、その性質の発現の仕方は、まったく違います。この両方のナクシャトラの特徴として、よく占星術のテキストなどに「誰かに自分を捧げる(献身)」と書いてあります。
そう、師やパートナー(あるいはその他の人)などに自分を捧げるように尽くすのです。その尽くし方は、プールヴァの人は熱心に尽くすのですが、ある時期になるとその対象を変えるえることが多いです。
それに対してウッタラの人は生涯にわたり、非常に一途です。ですから、同じ先生の元で何かを何十年も学んでいるなどという方はウッタラ・バードラ・パーダの可能性が考えられます。
ちなみに、プールヴァは、大局的ですが大雑把、ウッタラは穏やかですが要領が悪いという特徴があります。

最近は、3組に1組が離婚するする時代と言われていますが、プールヴァ・バードラ・パーダの方は、離婚しても次のパートナーを見つけるのにそれほど苦労はしないでしょう。
しかし、ウッタラ・バードラ・パーダの方は、一度離婚してしまうと、2度目はなかなかありません。「次の人に尽くす」という選択肢が基本的にないのです。ウッタラ・バードラ・パーダの方が再婚する場合は、よほど魅力的な人が現れた場合に限られるでしょう。

そう、プールヴァの方は「その時最高だと思った方」にベストを尽くす、ウッタラの方は「この人生で最高だと思った方」にベストを尽くすのです。
このまったく違った表現をするナクシャトラですが、ベスト尽くして相手に捧げるという点では同じなのです。情熱的なナクシャトラなのです。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』」
http://sitarama.jp/?pid=86384490

「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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バガヴァッド・ギーター第9章第25節

2015.02.18 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

यान्ति देवव्रता देवान्
yānti devavratā devān
ヤーンティ デーヴァヴラター デーヴァーン
神々に帰依する人々は、神々に赴く


yānti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √yā】[彼らは~、それらは~]動く、いく、歩く、赴く;前進する、行進する;従う
devavratās【男性・複数・主格 devavrata】[~らは、~らが]諸神に帰依した、敬神の、敬虔な 【中性名詞】主教的戒律;神々の好む食物
devān【男性・複数・対格 deva】[~らに、~らを]天上の者、神格者、神、神聖な者;祭官、婆羅門;王、王侯;長

पितॄन् यान्ति पितृव्रताः ।
pitṝn yānti pitṛvratāḥ |
ピトリーン ヤーンティ ピトリヴラターハ
祖霊を祀る人々は、祖霊に赴く


pitṝn【男性・複数・対格 pitṛ】[~らに、~らを]父; 【両数形】両親; 【複数形】祖先;父とその兄弟、父方の親戚;先祖、祖霊
yānti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √yā】[彼らは~、それらは~]動く、いく、歩く、赴く;前進する、行進する;従う
pitṛvratās【男性・複数・主格 pitṛvrata】[~らは、~らが]祖霊崇拝者

भूतानि यान्ति भूतेज्या
bhūtāni yānti bhūtejyā
ブーターニ ヤーンティ ブーテージャ
鬼霊を供養する人々は、鬼霊に赴く


bhūtāni【中性・複数・対格 bhūta】[~らに、~らを]存在物[神・人・動物および植物を含む];被創造物;万物;世界;怪物、精霊、幽霊、魔物、鬼類
yānti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √yā】[彼らは~、それらは~]動く、いく、歩く、赴く;前進する、行進する;従う
bhūtejyā【男性・複数・主格 bhūtejya】[~らは、~らが]精霊に供物を供える

यान्ति मद्याजिनो ऽपि माम् ॥
yānti madyājino 'pi mām ||
ヤーンティ マディヤージノー ピ マーム
同様に私を崇める人々は、私に赴く


yānti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √yā】[彼らは~、それらは~]動く、いく、歩く、赴く;前進する、行進する;従う
madyājinas【男性・複数・主格 mad-yājin】[~らは、~らが]私を祀る、私を崇める、私を供養する
api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[~を、~に]私

यान्ति देवव्रता देवान्पितॄन्यान्ति पितृव्रताः ।
भूतानि यान्ति भूतेज्या यान्ति मद्याजिनोऽपि माम् ॥२५॥

yānti devavratā devānpitṝnyānti pitṛvratāḥ |
bhūtāni yānti bhūtejyā yānti madyājino'pi mām ||25||
神々に帰依する人々は、神々に赴き、祖霊を祀る人々は、祖霊に赴く。
鬼霊を供養する人々は、鬼霊に赴き、私を崇める人々は、私に赴く。

第三の目

2015.02.16 Monday

シヴァ神を礼拝する最も吉兆な夜が明日に迫っています。こうした時に改めて見つめるその姿は、日常の中で見失いがちな真実を明確にしてくれるように思います。

シヴァ神の数ある別名の中に、「トリローチャナ」という名前があります。この「トリローチャナ」は「三眼を持つ者」を意味し、実際にシヴァ神には常に第三の目が描かれます。この第三の目にもさまざまな深い意味が伝えられていますが、その中にある愛神カーマデーヴァとの神話を通じ、霊性を育む術を教えられたことがありました。

シヴァ神は最初の妻であるサティーを失くした時、ひどく悲しみ、その後深く長い瞑想に入ります。サティーがパールヴァティーとして姿を現し、再び結ばれる時を迎えるも、シヴァ神は目を閉じ瞑想に耽っていました。そんなシヴァ神を目覚めさせようと、愛神カーマデーヴァが矢を放ちます。

それに怒ったシヴァ神の第三の目が開き、鋭い閃光によってカーマデーヴァは焼き尽くされてしまいました。これは、「欲望」を焼き尽くしたのだと伝えられます。シヴァ神は心から愛する妻サティーを失くし、深い悲しみを経験しました。耐えがたい悲しみをもたらすその欲望を、シヴァ神は払い除けたのだと言われます。

こうしてシヴァ神の第三の目は、欲望を断つことを象徴するものとして捉えられることがあると言います。それはまた、真実を見つめることでもあります。私たちがこの世で経験する幸や不幸、喜びや悲しみは、欲望に基づいた幻想に他ありません。その奥深くには、決して変わることのない絶対の幸せである真実が存在しています。私たちはこの真実を、常に見つめていなければなりません。

二つの眼で見るこの世界は、幸や不幸、喜びや悲しみが溢れています。その二元を超え、絶対の真実を見るために、私たちは一瞬一瞬に気づきを持ち、第三の目を開き続けることが大切です。この第三の目は、誰しもの内に存在しているものです。その事実を、シヴァ神の姿が伝えています。

今年もまたこの吉兆な夜を迎える今、改めて真実を見つめる時を大切に過ごしたいと感じています。皆さまにとっても吉兆な夜となりますことを、心よりお祈り申し上げております。

(文章:ひるま)

※シヴァ神とカーマデーヴァの神話には、この他にもさまざまに伝えられることがあります。

マハー・シヴァラートリー

2015.02.16 Monday

2015年2月17日は、マハー・シヴァラートリーの祭日です。

シヴァラートリーとは「シヴァの夜(ラートリー)または吉兆の夜」という意味です。シヴァラートリーは、毎月、満月から13日夜/14日目にあたります。しかし、特にパールグナ月(マーガ月となる地域もあります。2月~3月)のシヴァラートリーは、マハー・シヴァラートリーと呼ばれ、一年の内でもっとも神聖な夜として知られています。

この夜、シヴァ神の信者たちは、断食をし、睡眠を絶ち霊性修行に励みます。シヴァラートリーは、月が満月から新月へと変化する境目です。充ち満ちた欲望(月)がやがて消滅していくように、満月から新月へと変化するシヴァラートリーの日に霊性修行に励むことで、欲望を滅し、解脱へと至る精神力が獲得できると信じられてきました。

シヴァラートリーの日は、シヴァ神を崇めるもっとも神聖な日です。この日には、シヴァリンガムを崇めたり、あるいは、シヴァ神の御名やルドラムを唱えたり、バジャンを歌ったり、瞑想を行うことがすすめられています。またルドラークシャを身に着けるのにもっとも適した日であるとも言われています。シヴァ・パンチャクシャラ・マントラ(オーム・ナマ・シヴァーヤ)も、この日に唱えることで、大きな功徳をもたらすといわれます。

シヴァラートリーの日には、さまざまな言い伝えが残されています。

この日、シヴァ神はパールヴァティー女神と結婚をしたと言われています。シヴァとシャクティとの永遠の合一である非常に吉兆な日です。シヴァ神はエネルギーの原始であり、シャクティと共に創造者として、そしてマハーカーラとしては破壊者でもあります。

またシヴァ神が保護と維持、そして破壊のダンス「タンダヴァの踊り」を舞い、宇宙を創造したのも、この日であると言われています。

猛毒ハーラーハラが世界を焼き尽くそうとしたとき、神々の願いに応え、シヴァ神はハーラーハラの猛毒を飲みほし、世界を救いました。ハーラーハラは、シヴァ神にとっても強大な猛毒であったため、シヴァ神の首が猛毒で青くなり、このためにシヴァ神は、ニーラカンタ(ニーラ[青]カンタ[首])と呼ばれるようになった話は有名です。

シヴァ神にはさまざまな特性があり、マハーヨーギーとして、チャンドラシェーカラとして、ガンジス河の始まりとして、そして彼こそがこの宇宙のタントラ(テクニック)を理解する唯一のアゴーラ(シヴァの別名)でもあるとして知られています。彼は、マハーデーヴァなのです。

深い献身と共に、このマハー・シヴァラートリーの夜にマハーデーヴァを崇拝する信者たちに、シヴァ神はその至福から信者たちが望む結果を与えます。従って、あらゆる面での障害や苦難を取り除くため、この吉兆な夜に、人々は信心深くシヴァ神を崇拝するべきだと言われています。

多くの人々はこの日、早朝に体を清め、シヴァ神に心を定め一日を過ごします。断食を行う人々も少なくありません。未婚の女性たちはシヴァ神のような夫を授けられるよう、また既婚の女性たちは夫の健康と至福を願い、断食を行います。人々は夜にはシヴァ神を祀る寺院を訪れ、夜通しで賛歌を捧げ、祈り、シヴァ神を讃え瞑想します。家庭においても、夜には家族が集まりシヴァ神を讃えるプージャーが執り行われます。

この最も吉兆な夜が、皆さまにとっても祝福に満ちたものとなりますようお祈りしております。

バガヴァッド・ギーター第9章第24節

2015.02.16 Monday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अहं हि सर्वयज्ञानां
ahaṁ hi sarvayajñānāṁ
アハン ヒ サルヴァヤジュニャーナーン
なぜなら、私はすべての祭祀の


aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[~は、~が]私
hi【不変化辞】なぜならば、~のために;真に、確かに、実に
sarvayajñānām【男性・複数・属格 sarvayajña】[~の、~にとって]あらゆる祭り 【複数】一切の祭式

भोक्ता च प्रभुर् एव च ।
bhoktā ca prabhur eva ca |
ボークター チャ プラブル エーヴァ チャ
享受者であり、また主宰者でもある


bhoktā【男性・単数・主格 bhoktṛ】[~は、~が]享受者、食する者;使用者、所有者、(快楽・苦痛の)経験者;支配者、王
ca【接続詞】そして、また、~と
prabhus【男性・単数・主格 prabhu】[~は、~が]主人、支配者、王;夫 【形容詞】優れた;力の強い;(従格)より力の強い、(属格)を支配する;~に匹敵した
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
ca【接続詞】そして、また、~と

न तु माम् अभिजानन्ति
na tu mām abhijānanti
ナ トゥ マーム アビジャーナンティ
しかし、彼らは私を知らない


na【否定辞】~でない
tu【接続詞】しかし、一方(虚辞としても使用)
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[~を、~に]私
abhijānanti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 abhi√jñā】[彼らは~、それらは~]了解する、悟る、知る;(対格)を(対格)と認める・見なす;記憶する

तत्त्वेनातश् च्यवन्ति ते ॥
tattvenātaś cyavanti te ||
タットヴェーナータシュ チヤヴァンティ テー
真理をもって、それ故に彼らは堕ちる


tattvena【中性・単数・具格 tattva】[~によって、~をもって](それなること)、真の本質、真実の本性、真理、実在
atas【副詞】ここから、この時から、この故に、それ故に
cyavanti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √cyu】[彼らは~、それらは~]揺れ動く、動く;(従格)より去る・逸れる;(従格)を奪取される、喪失する;消失する、滅ぶ、死す;不足する;(従格)より落ちる;壊滅させられる;(低い家系に)沈淪する;(徳性上)堕落する;活動を開始させる、動かす
te【男性・複数・主格、指示代名詞 tad】[~らは、~らが]それ、あれ、彼

अहं हि सर्वयज्ञानां भोक्ता च प्रभुरेव च ।
न तु मामभिजानन्ति तत्त्वेनातश्च्यवन्ति ते ॥२४॥

ahaṁ hi sarvayajñānāṁ bhoktā ca prabhureva ca |
na tu māmabhijānanti tattvenātaścyavanti te ||24||
なぜなら、私はすべての祭祀の享受者であり、また主宰者であるから。
しかし、彼らは真に私を知らない。それ故に、彼らは(輪廻に)堕ちるのである。
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