カレンダー

<< July 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031
  

カテゴリー

コメント

記事一覧

Feed

聖者のホロスコープ

2011.08.08 Monday

私は思うところがあり、基本的に聖者のホロスコープを自分で検証することはありません。
しかし聖者のホロスコープ自体は世の中に結構出回っています。
他のインド占星術の先生方の解説した聖者のホロスコープを拝見すると、やはり聖者は聖者らしいホロスコープをしているなと感じます。
面白いのは、同じように聖者と言われる方でも、やはりその個性によって全く違うホロスコープをしていることです。
よくサンヤーシ・ヨーガ(過去世で僧侶だったことを示す星の配置)や2重に傷ついた月などが、聖者によくみられると言いますが、もちろんそれがある方もない方もおられます。
また聖者でなくても、まるで聖者のようなホロスコープをしている方を見かけることがありますし、逆に聖者という触れ込みの方でも聖者のようなホロスコープをしていないこともあります。
これは、解釈が難しいのですが、聖者でなくても聖者のようなホロスコープをしている方はやはり本質的には聖者のような方なのでしょう。
一方聖者という触れ込みの方でも聖者のホロスコープをしていない場合は、その方が本来は聖者にはならない運命の持ち主ながら、厳しい修行を積んで聖者のレベルに達した可能性を考えることができます。また逆に残念なケースですが本質的には聖者ではない場合も考えられます。

私はある有名な聖者からホロスコープをつくっていいという許可をいただきました。
許可はいただいたものの、ホロスコープを作っただけで詳しくは調べていません。しかしぱっと見ただけで機能的に吉星化した土星が信じられない位強力に働いているのが読み取れました。さらに木星や月も特別な配置であるのもうかがえます。
土星は労働や苦労などを表し、忌み嫌われる星ではありますが、人によっては吉意をもたらします。これはある種の聖者の中にも良く見られる配置です。有名なラーマクリシュナ・パラマハンサや、先日亡くなられたサティヤ・サイババ、抱きしめる聖者アムリタ・アーナンダ・マイー・デーヴィーもそれぞれタイプが違いますが、ホロスコープ上で土星が非常に良い働きをしていると言われています。
私に許可を下さったこの聖者の方も、占星術的に見ても間違いなく聖者の範疇に入る方だと思います。

個人的には聖者は少なくともサマーディを体験しているのだと考えていますが、究極の体験といわれる同じサマーディを体験する運命にありながらながら、我々一般人と同じように、個性に大きく違いがあるのはやはり興味深いです。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥

母なる大河

2011.08.01 Monday

リシケシの街に惹かれる理由の一つに、その中心を黙々と流れるガンジス川の存在があるように思います。

濃い霧を湛えた真冬のエメラルドグリーン色の姿から、雨季には上流からの濁流に溢れ深い茶色の姿へと変化を遂げる中、そこには、訪れる巡礼者の真摯に祈る姿がいつも変わらずにあり続けます。移り変わる物事の中に存在する、忘れがちな変わらない真実をそっと見せつけられるような気がして、日々の生活を過ごしながらその瞬間を目にしていました。

ヒンドゥー教の人々にとって聖なる、そして母なる存在であるガンジス川には、その身を清めるために多くの巡礼者がインド中から訪れます。チャールダムというガンジス川の源流、そして支流への巡礼の基点であるリシケシも、インドの人々にとっては聖なる地の一つであり、人々の流れは絶えることがありません。

じりじりと焼きつけるような真夏の太陽の下、茶色く濁ったその水を口に含み身を清め祈りを捧げる人々がいるその傍らで、小さな子どもたちが裸で楽しそうに遊びまわり、濡れた女性たちの色とりどりのサリーが風になびきます。その、聖と俗がぴったりと寄り添う母なる大河のほとりに、救いを求める人々がじっと腰を据えていました。人間の持つ、誰にも言えない辛さや苦しみを、母なるガンジスは静かに受け入れ流れ続けます

ゆったりと進むその流れに惹かれるように川の側に座ると、良いこともそうでないことも全てのものが包み込まれるように、心の中の重たいものがすっと解けていく不思議な感覚に陥ります。

ある時言われたことがありました。「潰されてしまわないように、心の荷物は頭の上ではなく、足の下に置きなさい。それは踏み台としてあなたを前へと進ませ、強い支えとなるでしょう。」

精神的な文化に溢れていながらも、貧困や差別など見過ごしてはならない問題も多くあるインド。それでも人々は強く逞しく生きています。心を打ち明ける場所を持つことは、その重荷を下ろすための大切な生きる術であり、いつまでも人々の強い支えであるに違いありません。

喜びも悲しみも、すべての思いを包み込んで流れるその母なる姿が、目を瞑れば今でもくっきりと浮かんでくるような気がします。

(文章:ひるま)

ラクシャ・バンダン

2011.08.01 Monday

 インドではこの時期になると、色とりどりの紐を並べるお店で街中が溢れかえります。姉妹が大切な兄弟の手首に、彼らの幸せを祈ってその紐を結ぶ、ラクシャ・バンダンと呼ばれるお祭りが近づいてきた証拠です。兄弟姉妹の絆をきつく結ぶ大切な日のために、女性たちがラキと呼ばれるその紐を一生懸命に探している姿があちらこちらに見られます。

 一般には、ヒンドゥー暦の中でも神聖であるとされるシュラヴァナ月(7月下旬から8月にかけて)の満月の日に、ラクシャ・バンダンは祝われます。ラクシャは「守る」を、バンダンは「結ぶ」を意味するこのお祝いの日に、姉妹たちは兄弟のためにご馳走を準備し、甘いものを口へと運び、そして祈りを込めてラキを彼らの手首に結びます。家族が共に過ごすその日、ラキを贈られた兄弟たちはそのお返しとして一生姉妹を守ることを約束します。

 インドの人々にとって、家族という存在は何にも代えがたいものです。都市では核家族化が進む中でも大家族の概念がまだまだ根強く残り、大変な生活環境の中で、歳老いた祖父母、そして家族のために尽くしながらも弱い立場にある女性を守ることは、兄弟たちにとって当然の役目だとされています。そんな兄弟たちを思う女性たちの心が、ラキという神聖な紐を通して祈りとなり、兄弟たちを守ります。

 ラクシャ・バンダンの背景には様々な諸説がありますが、叙事詩マハーバーラタの中にも辿ることができます。クリシュナが負った傷からの出血を止めるために、王の妻であるドラウパディという女性が自ら着ていた絹のサリーを割いて、クリシュナの手首に巻きつけました。クリシュナはその行いに心を打たれ、彼女を一生守ることを誓ったといいます。

 ラキは家族や親せきの間だけではなく、女性たちが守ってほしいと思う男性に贈るとも言われています。大切な人々を、当然のごとく家族のように受け入れるインドの人々。一人でインドに滞在していても決して寂しい思いをしなかったのは、どんな人でも大切な存在として受け入れるその心の大きさにいつも温かさを感じていたからに違いありません。

 今年のラクシャ・バンダンは8月13日。愛情と信頼に溢れた一日が近づいています。インドではこうして、家族を愛する気持ちを表したり、それを神へと捧げるお祝いが今でも多く行われています。伝統に従いながら、見失われがちな人と人の絆をこうして深めていくことに心を捧げるインドの文化、いつまでも失われることなく続くことを願ってやみません。

(文章:ひるま)

シャクティの存在

2011.07.28 Thursday

宇宙の女性的な本質、そのエネルギーであるとされるシャクティ。それは、神に内在するエネルギーそのものであり、女神を通じてこの宇宙に現れるものだと言われています。インドの神話では女神の存在が大きく、大いなる力を生み出すものとして、その活躍ぶりは数々の伝説を残しています。

美しさと穏やかさを持ちつつも、時には荒々しく恐ろしいエネルギーを生み出す女神シャクティは、男神シヴァの対極となる母なる神、または自然の力であり、見返りのない愛情を注ぐものであると広く崇められる存在です。

また、ヨーガの中で、シャクティはクンダリニーと呼ばれる超越的なエネルギーとして、私たちの体の中に眠っていると考えられています。そして修行を続ける中でクンダリニーが目覚め、男性原理であるシヴァ神に出会うとき、完全なる力の合一がなされ解脱に至ります。女神たちの力は男神の力を引き出すために必要不可欠なものであり、決して軽視されることはありません。

それは、インドの女性たちを見ていてもはっきりと伝わります。貞節を守り、献身的に夫に尽くすことが大切であるとされる風潮の中で、子どもを産み育てることに情熱を注ぐインドの女性たちは、それだけ生と死に近い、そして偉大な力を生み出す神秘的な存在です。そして、生きるというシンプルな生活に密着する彼女たちの姿を見ていると、優しさの中に見える強さとたくましさにいつも勇気をもらい、その大きさにシャクティの力を垣間見ます。

小さな幸せに喜ぶ大きな笑顔、大変な生活環境の中でも決して歩みを止めないその強さ、時にある悲しみが人間らしく、そして、たまに起こる間違いが謙虚さを与える。男性の影で惜しみない愛情を家族に注ぎ、そして守り続ける女性はシャクティそのものです。

神のエネルギーそのものであるシャクティは、いつもそこに存在します。厳しくも優しい母を慕うように、人々がその力を真摯に求めれば、必ず与えられるに違いありません。

シャクティとは、思いやりや温さ、あらゆるものを生み出す母としての創造的な力を表す言葉でもあります。創造と破壊が繰り返されるこの世界に必要なもの、それは女神のような優しさと強さを兼ね備えたエネルギーなのだと、インドの女性たちの姿を思い出しながら今のこの社会に重ねて見ています。

(文章:ひるま)

シュラヴァナ・マース

2011.07.28 Thursday

2011年7月31日~8月29日は、シュラヴァナと呼ばれる神聖な期間に入ります(地域により、満月を月の区切りとみる場合は7月16日から8月13日となります)。

シュラヴァナ月(シュラヴァナ・マース)は、ヒンドゥー暦の5番目の月であり、もっとも神聖な月の1つです。この月は、チャトゥル・マース(4つの聖なる月)の最初の月にあたり、多くの祭典や吉兆の日で満たされています。

満月の日やシュラヴァナ月の期間は、ヴェーンカテーシュヴァラ神の誕生星である「シュラヴァナ」が天球を支配するため、この月はシュラヴァナ月と呼ばれるようになったといわれます。

特に、シュラヴァナ月の月曜日は、もっとも重要といわれます。この日は、シヴァ神に敬意を示し、多くの帰依者たちが、名高いソームヴァール・ヴラット(月曜絶食)を行います。
またシヴァ寺院では、この期間の月曜日は、一日中シヴァリンガムに聖水を浴びせ、シヴァ神を讃えます。

伝説によると、天地創造の神話であるサムッドラ・マンタン(乳海攪拌)は、この月に起きたといわれています。
シヴァ神が、世界を救うためにハラハラの毒を飲んだ結果、シヴァ神の喉は青くなってしまいました。そのため、シヴァ神は、ニーラ・カンタ(青い喉)と呼ばれるようになりました。
またその毒は、あまりに強力であったために、毒の影響を和らげるために、シヴァ神は三日月を頭に乗せて冷やしました。他の神々たちは、ガンジスの水をシヴァ神に浴びせ、毒の影響を和らげようとしました。
シヴァ神の頭に、三日月とガンジス河が描かれているのは、このような言い伝えがあるためです。

シュラヴァナ月の月曜日に、シヴァ神の象徴であるルドラークシャを身につけることはとても功徳ある行為とされています。
またシヴァ神像やシヴァリンガムに、ミルクやガンガージャルを浴びせることは、多くの功徳を積む行為とされています。

シュラヴァナ月に行うと良い行為には、以下のようなものがあります。
・ルドラークシャを身につける。またはルドラークシャ・マーラーでジャパを行う。
・シヴァ神像にヴィブーティをつける。または自身の眉間につける。
・シヴァリンガムにパンチャームリタ(ミルク、ヨーグルト、ギー、蜂蜜、ヤシ糖を混ぜた甘露)を捧げる。
・シヴァ・チャーリーサーやアーラティを唱える。
・マハー・ムリティユンジャヤ・マントラを唱える。
・月曜日に断食をする。未婚女性は、シュラヴァナ月のすべての月曜日に断食をすると、よい男性に巡り会えるといわれています。(シヴァ神はマッチメーカー(仲介役)としても有名な神様です)

またシュラヴァナはサンスクリット語で、「聴聞」の意味があるため、この期間は、グルの講話などを聞くことも大きな功徳を積む行為といわれています。

この神聖な期間を有意義に過ごしましょう。

参照:
Wikipedia, "Shravan", http://en.wikipedia.org/wiki/Shravan
Shravana Mas – Shravan Month in 2010, http://www.hindu-blog.com/2008/06/shravana-mas-shravan-month-in-2008.html
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179 | 180 | 181 | 182 | 183 | 184 | 185 | 186 | 187 | 188 | 189 | 190 | 191 | 192 | 193 | 194 | 195 | 196 | 197 | 198 | 199 | 200 | 201 | 202 | 203 | 204 | 205 | 206 | 207 | 208 | 209 | 210 | 211 | 212 | 213 | 214 | 215 | 216 | 217 | 218 | 219 | 220 | 221 | 222 | 223 | 224 | 225 | 226 | 227