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バガヴァッド・ギーター第4章第2節

2011.12.21 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

एवं परम्पराप्राप्तम्
evaṁ paramparāprāptam
エーヴァン パラムパラープラープタム
このように、伝承された


evam【副詞】このように、こんなふうに、そんなふうに
paramparā【女性・単数・主格 paramparā】中断しない列、連続する系統、規則正しい連続;間接;子孫;伝統
prāptam【単数・対格 prāpta(過去受動分詞 pra√āp】得られた、獲られた、勝ち得た;到達した、達成した;遭遇した、発見された;課せられた、負わされた;到着した、来た
→paramparā-prāptam【男性・単数・対格 paramparā-prāpta】言い伝えられた、伝承された

इमं राजर्षयो विदुः ।
imaṁ rājarṣayo viduḥ |
イマン ラージャルシャヨー ヴィドゥフ
これを、王仙たちは知っていた


imam【男性・単数・対格、指示代名詞 idam】[~に、~を]この、これ
rājarṣayas【男性・複数・主格 rājarṣi】[~たちは、~たちが]王族出身の仙人、王仙
vidus【三人称・複数・パラスマイパダ・完了 √vid】[彼らは~した、それらは~した]知る、理解する、気付く、学ぶ

स कालेनेह महता
sa kāleneha mahatā
サ カーレーネーハ マハター
これは、この世で悠久の時を経て


sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[~は、~が]これ、あれ、彼
kālena【男性・単数・具格 kāla】[~によって、~をもって]時;機会;季節;食事;時間;年、時代;音律;運命;死;死の神
iha【副詞】ここで[へ・に];この世で、地上で
mahatā【男性・単数・具格 mahat】偉大な;大きな、巨大な、広い;深い;長い;たくさんの;重要な

योगो नष्टः परंतप ॥
yogo naṣṭaḥ paraṁtapa ||
ヨーゴー ナシュタハ パランタパ
ヨーガは失われた、アルジュナよ


yogas【男性・単数・主格 yoga】[~は、~が]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
naṣṭas【男性・単数・主格 naṣṭas(過去受動分詞 √naś)】失われた;消滅した;見えない;逃げた;破壊された、損ぜられた、害われた;不成功の、実を結ばない、無益の;死んだ;(訴訟に)敗れた
paraṁtapa【男性・単数・呼格 paraṁtapa】[~よ]敵を悩ます者。アルジュナのこと。

एवं परम्पराप्राप्तमिमं राजर्षयो विदुः ।
स कालेनेह महता योगो नष्टः परंतप ॥२॥

evaṁ paramparāprāptamimaṁ rājarṣayo viduḥ |
sa kāleneha mahatā yogo naṣṭaḥ paraṁtapa ||2||
このように、王仙たちは伝承されたヨーガを知っていたが、
アルジュナよ、このヨーガはこの世で悠久の時を経て失われてしまった。

【マントラ学習】オーム シュリーハヌマテー ナマハ

2011.12.20 Tuesday

ॐ श्रीहनुमते नमः
om śrīhanumate namaḥ
オーム シュリーハヌマテー ナマハ
ハヌマーン神に帰命したてまつる


om【間投詞】(聖字)、祈念または祈祷文の開始の際・ヴェーダ読誦の前後において、あるいは敬虔なる挨拶として用いられる。多くの神秘的解釈あり。
śrī【女性】光輝、美;繁栄、幸運、富;高位、栄光、威厳、王者の威厳;王のしるし;ラクシュミー女神の名(美または繁栄の女神、ヴィシュヌ神の妃);【合成語の始めに追記して】(有名な、または栄光ある)神々、人間、場所の名前、書物の表題において(特異性または卓越を表現するため)
hanumate【男性・単数・為格 hanumat】[~に、~のために]猿将の名(hanumānはhanumatの単数・主格形)、風神の子で、シーターを取り戻すためランカー島へ遠征するラーマの同盟者 【形容詞】(強い)顎を持つ
namas【中性・単数・主格 namas】[~は、~が]頭を下げること、敬礼、帰命(言葉または態度による)【漢訳】帰依、帰命、礼、敬礼、帰礼

参照:http://sitarama.info/blog/?eid=183

バガヴァッド・ギーター第4章第1節

2011.12.20 Tuesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

श्रीभगवान् उवाच ।
śrībhagavān uvāca |
シュリーバガヴァーン ウヴァーチャ
クリシュナは語った


śrībhagavān【男性・単数・主格 śrī-bhagavat】栄光ある方、神聖な神、威厳ある尊者。ここではクリシュナのことを指す。
uvāca【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 √vac】[彼は~した]言う、語る

इमं विवस्वते योगं
imaṁ vivasvate yogaṁ
イマン ヴィヴァスヴァテー ヨーガン
このヨーガを、ヴィヴァスヴァットに


imam【男性・単数・対格、指示代名詞 idam】[~に、~を]この、これ
vivasvate【男性・単数・為格 vivasvat】[~に、~のために]太陽神の名・ヴィヴァスヴァット(ヤマの父で、太陽神スーリヤの別名);太陽、太陽神 【形容詞】輝く、光をまきちらす、早朝にあらわれる
yogam【男性・単数・対格 yoga】[~に、~を]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一

प्रोक्तवान् अहम् अव्ययम् ।
proktavān aham avyayam |
プロークタヴァーン アハム アヴィヤヤム
私は説いた、不滅の(ヨーガを)


proktavān【男性・単数・主格 proktavas(proktapra√vacの過去受動分詞)にパラスマイパダの完了分詞を形成する接尾辞vasをもつ)】宣言した、教えた、記述した;言った、語った;~であると宣言した、と称した、説いた
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[~は、~が]私
avyayam【男性・単数・対格 avyaya】不滅の、不変の;慳貪の

विवस्वान् मनवे प्राह
vivasvān manave prāha
ヴィヴァスヴァーン マナヴェー プラーハ
ヴィヴァスヴァットは、マヌに告げた


vivasvān【男性・単数・主格 vivasvat[~は、~が]太陽神の名・ヴィヴァスヴァット(ヤマの父で、太陽神スーリヤの別名);太陽、太陽神
manave【男性・単数・為格 manu】[~に、~のために]人、人類;人類の始祖;思想;祈祷、呪文
prāha【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 pra√ah】[彼は~した、それは~した]言明する、宣言する、言う

मनुर् इक्ष्वाकवे ऽब्रवीत् ॥
manur ikṣvākave 'bravīt ||
マヌル イクシュヴァーカヴェー ブラヴィート
マヌは、イクシュヴァークに語った


manus【男性・単数・主格 manu】[~は、~が]人、人類;人類の始祖;思想;祈祷、呪文
ikṣvākave【男性・単数・為格 ikṣvāku】[~に、~のために]イクシュヴァーク(日種族(スーリヤヴァンシャ)の祖。人類の祖ヴァイヴァスヴァタ・マヌの子)
abravīt【三人称・単数・パラスマイパダ・過去 √brū】[彼は~した、それは~した]言う、発言する、語る、伝達する、述べる

श्रीभगवान् उवाच ।
इमं विवस्वते योगं प्रोक्तवानहमव्ययम् ।
विवस्वान्मनवे प्राह मनुरिक्ष्वाकवेऽब्रवीत् ॥१॥

śrībhagavān uvāca |
imaṁ vivasvate yogaṁ proktavānahamavyayam |
vivasvānmanave prāha manurikṣvākave'bravīt ||1||
クリシュナは語りました。
私はこの不滅のヨーガを、ヴィヴァスヴァットに説いた。
ヴィヴァスヴァットはそれをマヌに告げ、マヌはイクシュヴァークに語った。

インドのクリスマス

2011.12.19 Monday

さまざまな宗教が入り混じり、それぞれの伝統に合わせてお祝い事が欠かせないインドでは、クリスマスもまた祝福を忘れてはならない大切な一日の一つです。大都市では、年を追うごとにその盛大さも大きくなるばかりと伝えられています。

ヒンドゥー教徒が大多数を占めるインドの中で、クリスチャンの占める割合は約2.3%(外務省HPより)ほどですが、12億人を超える人口の中においてその規模は決して少なくはありません。聖トーマスが寄港したと言われる南インドのケララ州などは特にクリスチャンの人口が多く、ポルトガルの植民地であったゴアなど、街でも美しい教会をよく目にします。

クリスマスが近づくと、大都市ではまず美しい装飾がなされ、きらびやかに彩られた街の中でクリスマスマーケットが始まります。ディワリというインドの三大祭りである「光の祭典」には敵いませんが、お祭り好きなインドの人々の心がそのまま表されるかのように、このクリスマスから新年にかけてまた賑やかなひと時を迎えます。

どんなお祝い事の時でも、神様からの贈り物であるミルクを使ったとても甘いお菓子を捧げるのが恒例のインドでは、このクリスマスの日に限って、特別なケーキが振舞われたりもします。夜には教会へ出かけ、クリスマスキャロルを歌い、インドらしい楽しく賑やかな楽器部隊に囲まれて盛大な祝福を捧げ、家族が集まってひと時を過ごします。

変わらないクリスマスのようであっても、家庭から聞こえてくる讃歌がどことなくマントラのように聞こえてしまうのはインドの人々とその土地柄のせいかもしれません。しかし、神を想い祈る言葉の持つ美しさは、どんなものにも代えられない澄んだ響きを心の奥深くまで伝えてくれるものであり、あの清らかな思いの中にやはり引き込まれていくようでした。

北インドはクリスマスを迎えるころからぐっと寒さが厳しくなります。世界中から人々が集まる大きなアシュラムでは、クリスマスの催し物が行われ、人種や宗教を越え人々が一体となった温かさを体と心で感じたのも、そんな寒い夜のことでした。

世俗化し、商業主義に進んでしまう事実があるにせよ、対立が止まない宗教という垣根を越え、私たちが一体となれるその瞬間があることを大切にしたいと、今ここにいて感じます。この生活に見せられる、一つ一つの存在を自分の中の大切なもののよう抱くその穏やかな優しさが、この世界を包み込むことを、聖なる夜が近づく今、心から願ってやみません。

(文章:ひるま)

否定の先の幸福

2011.12.19 Monday

この地に足を踏み入れることは、ある意味で、自分の中のあらゆるものを消し去っていく作業のように思うことがあります。それは、ウパニシャッドの代表的な哲人、ヤージニャヴァルキャが述べる、「アートマンは否定的な概念でしか捉えられない」という言葉を、一つ一つ実践していくようなものかもしれません。

一般に社会で生活を営む中で、自分の役割はそれぞれの場面によってさまざまな顔を持ち合わせています。家庭では父親であったり、母親であったり、息子や娘として、外に出れば、勤め人であったり誰かの友人であったりと、私たちはひと時もその役目を終えることはなく、心もまた忙しなく動き続けています。

自分自身を定義するそれらのものを否定していくことは、ヨーガの修練の中で偉大なものとの合一に至るために欠かせない作業の一つです。肉体というものがただこの魂を覆うものに過ぎず、そして感情や思考が自分の姿ではないということを強く覚えさせられる修練の数々を通して、人々はここで常に至高な存在との一体を求めています。

地位や名声、立場という自分の存在や価値を見出すための手段を手放すことは、多くの恐れや不安を伴います。しかし、ここでの人々の姿が物語るように、信じるものと強い信仰があれば、自分自身が失われるような恐怖に陥ることは決してありません。

必要のないものを手放しこの地に赴き、自分は何者でもないと否定しながら、ただ偉大な存在の下にヨーガを捧げる者としてその修練に入る時、そこには、自らを解放し自由になるための、そして何者でもないただ自分の内にある偉大な存在に気づくための大切な瞬間との出会いが溢れています。

「欲しいものをどれだけ手にしても永遠に満たされることはないと気がつけば、後はそれらを恐れずに手放していくだけです。」あるスワミジの言葉が物語るように、あらゆるものを放ち否定し続けた後に最後に残るものは、どんなものにも条件づけられない永遠に不変の至福だけに違いありません。

社会の中で全てを否定することが困難であるとしても、この肉体が、そして感情や思考が自分自身ではないということ、そして、奥深くにある誰もが持つ永遠の至福にいつの時も気づいていられるよう、少しの静寂がどんな人のもとにも訪れることをここで願っています。

(文章:ひるま)
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