カレンダー

<< May 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031
  

カテゴリー

コメント

記事一覧

Feed

私たちの今

2012.03.06 Tuesday

昨年の今頃も、こうして今と同じように冬を終えたリシケシの暖かな日々をゆっくりと過ごしていたことを深く思い出しています。それから少しして、世界中が悲しみと祈りに包まれるなどということは想像もしていませんでした。

遠く離れたここインドにいた私ですら、まるで時間が止まってしまったかのようにただただ重く苦しい日々を過ごし、日本の人々を想うと胸が破れるような気持ちを感じていたことを覚えています。あれから一年が経とうとし、あの苦しみの中で学んだ、今に留まるという究極の教えがいかに大きなものであったか、「今を生きなさい」というスワミジのただそれだけの言葉の力強さに、静かにまた想いを馳せています。

「人生には時に裏と表があって、ねじれたりまわったり、幸せだけではなく痛みも与えます。人生はあなたがその事実を学ぶまで教え続け、例え長い時間がかかったとしても、確実にあなたを在るべく場所へと導きます。」一年が経った今、スワミジが新たにくれたそんな言葉を噛みしめています。

こうして確実に時が流れているように、私たちは歳を重ね、その中で成し得なかったこと、言葉にできなかったこと、示せなかった愛のこと、その後悔に包まれることが多くあります。矢のように過ぎ去る日々を通して、過去を思い悩むよりも今日と言うこの日を、そして今と言うこの瞬間に幸せでいることを全力で努めなければならないと、あの悲劇で学んだように思います。その先の未来に後悔は伴いません。

私たちの在るべく場所とは至福そのものです。日々の生活の中で相反するものを経験しながら、その中心にいつも存在する偉大なものに気づくこと、それが今この社会に身を置く私たちの担う役割のように感じています。

あの時の痛みや苦しみを経験した人々の心から生まれた全体との一致は、世界中の人々が目にした大切な真実だったに違いありません。なぜ私たちがそれを経験し、今この時に存在しているのか、その重大さを改めて実感し、そして世界がどんな時も一つであるよう、いつも以上に強くここで祈りを捧げています。

(文章:ひるま)

コラム上ヨーガ講座・カパーラ・バーティ・クリヤー

2012.03.06 Tuesday

ハタ・ヨーガの呼吸法の1種です。クリヤー(英語のクリア―とほぼ同じ意味)という言葉がついているので、厳密にいえば浄化法ということになるでしょうか。
日本語に訳すと「頭蓋光明浄化法」という意味になります。
瞬間的に腹筋を締めて緩めることにより鼻から息の出入りをさせます。私はヨーガの師から学んだこの呼吸法を自分の納得するレベルに至らせるまでに12年ほどかかってしまいました。

呼吸法の技術というのは、指導者の考え方によって違いがあるの普通です。ですからやり方が違うといっても一般的に優劣というものはつけられません。全てのやり方が素晴らしいと言えます。
しかしながら指導者がきちんと教えたとしても、修行者の実践の仕方がまずく、優劣がつくという場合が実はあります。
それは呼吸法(に限らずヨーガの技術全般について)のやり方が1回1回大きく違う場合です。

ヨーガの達人が同じ技法を何度かやっても、厳密には1回1回必ず動きが微妙に違います。同じように見えても動きの0.2mm位や吸う息の0.3cc位は必ず違うわけです。
これはどんなに極めても残るものなので、仕方がないと思います。
全く同じに出来ると言うことは、肉体を持っている限りどんな達人でもあり得ないと思います。

しかしたとえば、体の動きが毎回2~3cmも違ったり、吸う息が20%も多かったりする場合は、1回1回が技法として違うものの性質を持ってしまいます。それは残念ながら、あまりよいことだとはいえません。

カパーラ・バーティ・クリヤーは1回1回の技法の差が特に出やすいものです。ゆえにどの師について学んだカパーラ・バーティ・クリヤーでも毎回同じようにやるというのは共通した注意点だと思います。

ちなみに私のところでは、この呼吸法に使う息は、一般にやられているものの10分の1から5分の1程度です。
1回1回のスピードはかなり早いのですが特に瞬間的に戻すところに特徴があるかもしれません。人間の体というのは瞬間的に力を入れられるものの、瞬間的に力を抜くのは相当の訓練が必要です。私が12年も時間がかかってしまったのがまさにここの部分です。そして1回1回の間には必ず1秒弱のポーズを入れます。続けると(自分に対して)1回1回の技法を誤魔化しやすくなってしまうからです。

ヒマラヤのゴームク(標高4000m)で師とともに修行していた時、現地のサドゥがこのカパーラ・バーティを教えてくれと言ってきたことがあります。
彼らは一般的にハタ・ヨーガのスペシャリストです。スペシャリストでないと厳しいヒマラヤの自然の中で生きていけないのです。
スペシャリストが惹かれる呼吸法を自分が普段練習していることが、嬉しかったです。

最後に・・理想的な呼吸法のやり方に関して書かせていただきましたが、呼吸法などの技法が厳密な意味できちんと出来なくても、ある一定の効果は期待できます。
そこがヨーガの素晴らしいところだと思います。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥

バガヴァッド・ギーター第4章第25章

2012.03.05 Monday

दैवम् एवापरे यज्ञं
daivam evāpare yajñaṁ
ダイヴァム エーヴァーパレー ヤジュニャン
他の者たちは、実に神々に対する祭祀を


daivam【男性・単数・対格 daiva】【形容詞】神々に特有な、神々から来た、神々に関する、神の;王家の;運命に関する、運命によって生じた 【男性名詞】神婚式 【中性名詞】神聖な手の一部[指先];神;諸神(を崇拝する)儀式;天命、運命、宿命;幸運
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
apare【男性・複数・主格 apara】[~らは、~らが]後方の、遙かな;後の、次の;西方の;劣る;他の;卑しい;反対の;奇異の、異常の
yajñam【男性・単数・対格 yajña】[~に、~を](祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式

योगिनः पर्युपासते ।
yoginaḥ paryupāsate |
ヨーギナハ パリユパーサテー
修行者(ヨーギン)たちは、崇める


yoginas【男性・複数・主格 yogin】[~らは、~らが]ヨーガ行者、修行者、実践者
paryupāsate【三人称・複数・アートマネーパダ・現在 pari-upa-√ās】[彼らは~、それらは~]周囲に坐す、囲む;(敵を)包囲する;(対格)へ坐す;(対格)に加入する;尊敬する、崇める;静観する

ब्रह्माग्नव् अपरे यज्ञं
brahmāgnav apare yajñaṁ
ブラフマーグナヴ アパレー ヤジュニャン
他の者たちは、ブラフマンである火の中に、祭祀を


brahma【中性 brahman】ブラフマン(最高原理)、梵天
agnau【男性・単数・処格 agni】[~において、~のなかで]火;火災;アグニ神
→brahmāgnau【男性・単数・処格、限定複合語】[~において、~のなかで]ブラフマンの火、ブラフマンである祭火
apare【男性・複数・主格 apara】[~らは、~らが]後方の、遙かな;後の、次の;西方の;劣る;他の;卑しい;反対の;奇異の、異常の
yajñam【男性・単数・対格 yajña】[~に、~を](祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式

यज्ञेनैवोपजुह्वति ॥
yajñenaivopajuhvati ||
ヤジュニェーナイヴォーパジュフヴァティ
実に祭祀によって供える


yajñena【男性・単数・具格 yajña】[~によって、~をもって](祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
upajuhvati【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 upa√hu】[彼らは~、それらは~](供物を)供える

दैवमेवापरे यज्ञं योगिनः पर्युपासते ।
ब्रह्माग्नवपरे यज्ञं यज्ञेनैवोपजुह्वति ॥२५॥

daivamevāpare yajñaṁ yoginaḥ paryupāsate |
brahmāgnavapare yajñaṁ yajñenaivopajuhvati ||25||
ある修行者(ヨーギン)たちは、神々に対する祭祀に専念する。
ある修行者たちは、ブラフマンである火の中に、祭祀によって祭祀を供える。

Trinity No.42 (2012.SPRING)

2012.03.02 Friday



インド占星術鑑定やヨーガ教室で日頃お世話になっているガネーシャ・ガンガー主宰のヨーガ行者ガネーシャ・ギリ氏の記事が掲載されています。
ご興味のある方は、どうぞ手にとってご覧ください。

Trinity No.42 (2012.SPRING)

真実の歌

2012.02.29 Wednesday

スピリチュアリティを失うことなく、現在に至るまで深くその精神世界を示すインドにも、物は確実に増え物質主義の波がしっかりと押し寄せています。そんな対照的な世界だからこそ、生きる意味や人生の目的、その究極なまでの問いにはっとさせられるような答えを得ることが少なくありません。

ここには有名なアクバルとタンセンの話があります。大帝アクバルのために音楽を奏でるタンセンは、アクバルに大そう気に入られるも、自分の師であるハリダスの方がはるかに素晴らしいと伝えます。そして、そのハリダスの歌を耳にしたアクバルはタンセンの言葉通り、強く心を打たれ涙を流し続けます。

タンセンとハリダスの違いとは何なのか。生活のために音楽を奏でるタンセンは、大帝に言います。「師は、神のためにその歌を歌うのです。」と。

タンセンの音楽は、力や賞賛、地位や名声と言った「何か」を得るために奏でられます。一方でハリダスは、自分が満たされた存在として、それは神との一体を意味し、それ以上の何を必要とすることなく、歌を歌としてただ歌います。目的のための手段ではない、あるがままのその歌には何にも代えられない真の美しさが存在しているに違いありません。

きっとそれは人生においても同じことのように思います。ここでただシンプルに生活を送る時、一つ一つの出来事がとても深みを帯び、色濃く、辛く苦しいことさえも美しいもののように思えるのは、その奥深くにある何にも動かされない確かな存在を感じているからだと思います。何かを得るための人生ではなく、既に満たされた存在として、ただ生きることに専念してみたくなる、そんな感覚に包まれるのです。

「神様に人生に喜びを与えてくださいとお願いしたら、神様は人生をくれました。」人生そのものが喜びであるという、そんなスワミジの言葉も思い出します。私たちは、自分自身の存在にあらゆる価値を加えようともがき、ただ在るというその存在の美しい真実を曇らせているのかもしれません。

ハリダスが歌を何のためでもなくただ歌として歌う時、それはまさに存在との一体を意味します。それは神と通じる瞬間、そして私たちは常にその瞬間にあるということを、あるがままにこの人生を歩みながらいつの時も気づいていたいと感じています。

(文章:ひるま)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179 | 180 | 181 | 182 | 183 | 184 | 185 | 186 | 187 | 188 | 189 | 190 | 191 | 192 | 193 | 194 | 195 | 196 | 197 | 198 | 199 | 200 | 201 | 202 | 203 | 204 | 205 | 206 | 207 | 208 | 209 | 210 | 211 | 212 | 213 | 214 | 215 | 216 | 217 | 218 | 219 | 220 | 221 | 222 | 223 | 224 | 225 | 226 | 227