カレンダー

<< June 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930
  

カテゴリー

コメント

記事一覧

Feed

神と過ごす日々

2012.03.21 Wednesday

いつの時も神と共にあるインドの生活の中で、今迎えようとしているナヴァラートリ(9日間の夜)は、春と秋の年2回、その季節の変わり目に訪れるヒンドゥー教の女神を讃える神聖な9日間です。毎日のプージャ、断食、祈りなどいつも以上に人々は神聖な日々を過ごし、それは、新しい季節に向けて自分自身を見つめ直し浄化するとても大切な時とされています。

この間、特に重視されるのが断食です。地域や慣習によって異なるも、インドの断食が意味する主に「穀物を取らない食事」を、敬虔な人々はこの9日間続けます。欲を制御する行いは自我を抑え、神と通じる神聖さを生み出すだけではなく、体調を崩しやすい季節の変わり目にこのインド式断食に入ることで、体の中がリセットされ新しい次の季節へと整えられていきます。

ここでの生活には、こうして神の下で全ての物事に意味が存在します。古い時代、人々がその清らかな精神に従い自然を敬いながらとても謙虚に日々の生活を送ってきたことが、今も人々の間で受け継がれているのだということを深く感じさせられてなりません。そして、その生活から生み出される世界との一体、そして平静は、物が溢れ雑音に乱された私たちの心が見失っている物でもあると気づかされます。

この9日間の断食は、穀物以外のある特定の食物は取ることが可能であっても、想像以上に大変なものです。だからこそ、欲と向かい合いながら祈りを捧げ続けた後の自分自身は、まるで生まれ変わったかのように身も心も清らかで軽くなることを実感します。

余計なものが省かれたその体と心で感じる自然の恵みほど愛しいものもありません。太陽の暖かさ、水のある有り難味、土の匂いや風の当たる心地よさ、そしてそれらが存在するこの空間のその全てを全力で感じるこの生活には、この偉大な自然を前に、私たちの存在はとても小さなものにすぎないのだと気づかされ、感謝の念を抱かされます。

インドにある数々の行事は、それぞれの神々が持つ象徴に合わせ、この大宇宙から小宇宙である個人の肉体に至るまで事細やかに結びついています。驚くほどのその正確さに、改めて私たちが神の下で、この自然の中に生かされていることを覚えさせられなりません。世界中のあちこちがバランスを欠いている今、私たち一人一人がこの世界と自分との繋がりに気づき、目覚める時なのだとそう感じています。

(文章:ひるま)

※チャイトラ・ナヴァラートリは、今月23日から4月1日までの9日間祝われます。

実力派レスラーの出生図

2012.03.21 Wednesday

私の学生時代からの友人に実力派のプロレスラーがいます。プロレスに詳しい方ならこの男の名前をご存知のはずです。
プロレスの世界は格闘家としての実力以外にショーマンとしての要素が求められることが多い世界ですが、彼は実力主義にこだわり、プロレスの世界や総合格闘技の世界で生きてきました。そして若くして自らの団体を設立したのですが、その激しいファイトスタイルは他団体のレスラーたちから一目置かれ、熱狂的でコアなファンを生み出しました。一時は両国国技館で興行を行うなど隆盛を誇りましたが、プロレス・格闘技人気の低下には勝てず15年続けた団体を昨年解散しました。

彼の出生図を見てみますと、聖なるものに関係する木星が、戦いを表す部屋に良い影響を与えています。
この人にとって闘うことが聖なる行為になっており、かつそれが収入や財産につながることが読み取れます。たしかに彼自身、闘うことは聖なる行為だというようなことを言っていました。
闘争を表す火星は精神性の高い部屋に存在しています。またラーフという星の位置から彼がものすごい努力家であることが読み取れます。またこのラーフは同時に過去世で彼が、やはり闘うことを生業にしていたことも表してします。
自分自身を表す上昇宮は、革命的で同時に自己犠牲的でもある水瓶座です。そして本質を表すカラカムシャはリーダーを意味する獅子座です。アクと自己主張の強いレスラーたちを社長として良くまとめていました。また以前はあまりなかった他団体との交流も行い、良い関係を作ってきました。

一方太陽は損失の部屋にあり、実力は抜きんでているのに、あまり名声は得られないことを意味しています。そのような配置でありながら世にある程度名前が知られるようになったのは、彼の人間離れした努力の賜物なのでしょう。
また月は彼に鬱傾向があることを示しますが、だからこそ人一倍努力を重ねてきたと言えます。

この太陽と月のように、たとえ星の配置が良くなくても、努力次第で改善できるという見本を彼は示していると言えます。

現在、若手のころ彼と切磋しあった仲間は、アメリカのプロレス界で100万ドルプレイヤーになり、彼の弟子も現在100万ドルプレイヤーになりつつあります。
グラップリング(関節技)の世界選手権でも、彼の教えを受けた選手が世界一になりました。

彼の団体は解散しましたが、彼の運気は落ちていません。
本質的に人を育てるのが上手い彼は、現役を続けると同時に今後(おそらく海外で)素晴らしい指導者になるのではと思っています。
今後の活躍が楽しみです。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥

バガヴァッド・ギーター第4章第26節

2012.03.21 Wednesday

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

श्रोत्रादीनीन्द्रियाण्य् अन्ये
śrotrādīnīndriyāṇy anye
シュロートラーディーニーンドリヤーニ アニイェー
他の者たちは、耳などの感覚器官を


śrotrādīni【中性・複数・対格 śrotrādi】[~らに、~らを]耳やその他の器官、五感
indriyāṇi【中性・複数・対格 indriya】[~らに、~らを]神の力;支配;偉大な行為;活力;体力;精力;感官;感覚
anye【中性・複数・主格 anya】[~らは、~らが]他の;~とは異なる;通常の

संयमाग्निषु जुह्वति ।
saṁyamāgniṣu juhvati |
サンヤマーグニシュ ジュフヴァティ
抑制という火の中に捧げる


saṁyamāgniṣu【男性・複数・処格 saṁyamāgni】[~において、~のなかで]制御の火、抑制という炎
juhvati【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √hu】[彼らは~、それらは~](火の中に)注ぐ・投げ入れる、捧げる、供える

शब्दादीन् विषयान् अन्य
śabdādīn viṣayān anya
シャブダーディーン ヴィシャナーン アニヤ
他の者たちは、音などの感官の対象を


śabdādīn【男性・複数・対格 śabdādi】[~らに、~らを]音などの対象、音声をはじめとする感覚の対象
viṣayān【男性・複数・対格 viṣaya】[~らに、~らを]活動領域;範囲、限界、区域、届く範囲;感覚の対象;感官の対象;目的、標的
anye【中性・複数・主格 anya】[~らは、~らが]他の;~とは異なる;通常の

इन्द्रियाग्निषु जुह्वति ॥
indriyāgniṣu juhvati ||
インドリヤーグニシュ ジュフヴァティ
感官という火の中に捧げる


indriyāgniṣu【男性・複数・処格 indriya-agni】[~において、~のなかで]感官の火、感覚という炎
juhvati【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √hu】[彼らは~、それらは~](火の中に)注ぐ・投げ入れる、捧げる、供える

श्रोत्रादीनीन्द्रियाण्यन्ये संयमाग्निषु जुह्वति ।
शब्दादीन्विषयानन्य इन्द्रियाग्निषु जुह्वति ॥२६॥

śrotrādīnīndriyāṇyanye saṁyamāgniṣu juhvati |
śabdādīnviṣayānanya indriyāgniṣu juhvati ||26||
他の者たちは、耳などの感覚器官を、抑制という火の中に捧げる。
他の者たちは、音などの感官の対象を、感官という火の中に捧げる。

永遠の存在

2012.03.11 Sunday

「私も、あなたも、誰ひとりとして、過去に存在しなかったことはない。私たちが未来に存在しなくなることもない。それはいつの時も永遠に存在している。(バガヴァッド・ギーター2章12節)」

一瞬一瞬が重なり合い、その中で私たちは様々な出来事を経験しています。そして出会いや別れ、喜びや悲しみ、繰り返されるその瞬間の中に自分自身の姿を映し出し、始まりと終わりを繰り返すその出来事の中で、いつしか自分自身の存在も永遠ではないもののように感じてしまうことがあります。

あの未曽有の大震災を通じて、私たち一人一人の心が失ったものは、目に見えるもの、肌に触れるもの、耳に聴こえるものだけではなく、きっと言葉では表現できないほど大きなものであったに違いありません。その事実を改めて思うと、心と体が負った深い溝と向き合うにはとても長く、そしてとても短い一年であったように思います。

今ここで、移り変わる季節の中にゆっくりと佇みながら、その変化を眺める自分自身の存在を、バガヴァッド・ギーターの中でクリシュナ神が述べる言葉の意味とともに深く考えています。それは、終わりも始まりも存在しない、二度と訪れない今というこの瞬間の連続の中で、私たちは永遠の存在に他ないのだということ伝えているような気がしてなりません。

クリシュナ神は続けます。「移り変わるのは物質だけであり、魂は滅びもせず焼かれもせず切られもせず、永遠に存在している。変化を続ける物事、肉体、その不可避のことのために嘆き悲しむ必要はない。今、自分の義務を遂行しなさい。」と。(2章より抜粋)

目の前で起こる出来事、感覚に触れる小さな何か、そのあらゆる事象に、私たちは常に踊らされ続けています。それらを知覚する私たちは、移り変わる一瞬一瞬に飲み込まれることなく、いつの時も変わらない存在、それが私たち自身であるということを、今学ばなければならないと感じています。

二度と訪れないこの瞬間を全力で生きること、それがあの震災を経た今、私たちにできる唯一のことなのだと、この神聖な空間が伝えているように思います。そして、世界の至福を願う祈りは、いつの時も絶えることなく、今日もここで続いています。

(文章:ひるま)

ホーリー・フェスティバル(色の祭典)

2012.03.06 Tuesday

ホーリー・フェスティバルは、豊年祈願を祝う春の祭典で、例年パールグナ月(2~3月)に行われます。
道行く人々に、色粉を浴びせたり、色水をかけたりして、街中カラフルに染まるお祭りです。
今年2012年は、3月7日/8日に行われます(お祭りの日程や期間は地域によって異なります)。

このお祭りの起源は、さまざまな説がありますが、もっとも有名なのは悪王ヒラニヤカシプに関するものです。

彼は、苦行により、ブラフマー神から誰からも殺されないという特権を獲得しました。その権利を得た彼は、やがておごり高ぶり、人々に神ではなく、自分を崇めるように強要するようになっていきます。

そんな傲慢なヒラニヤカシプの息子であるプラフラーダは、打ってかわって、熱心にヴィシュヌ神を信仰していました。ヒラニヤカシプは、たびたび息子にヴィシュヌを信仰するのをやめ、自分を崇めるように強要しますが、息子は一向に聞き入れようとしません。

やがて彼は、息子に殺意を抱くようになり、さまざまな手段で息子を殺そうと試みます。

ある時は、息子に毒を飲ませましたが、ヴィシュヌ神の恩寵のために、毒は彼の口の中で甘露に変わってしまいました。
ある時は、巨大な象に息子を踏みつけさせましたが、驚くことに無傷のままでした。
ある時は、お腹をすかせたコブラといっしょに、牢獄の中に閉じこめましたが、何事も起こりませんでした。

さまざまな手段を試みましたが、ヒラニヤカシプは、息子を殺すことができませんでした。
そんな時、ヒラニヤカシプはプラフラーダに、薪の上に娘のホーリカーといっしょに座るように命じました。まだ小さかったプラフラーダは、ホーリカーの膝の上に座ると、ヒラニヤカシプは、彼らを殺すために薪に火を投じました。ホーリカーは、神の恩寵のため、火から身を守るショールを持っていました。しかし、このショールはひとり分しか身を守ることができません。
熱心にヴィシュヌ神に祈りを捧げていたプラフラーダは、ショールがホーリカーの身から舞い降り、火から守られました。しかし、ホーリカーは、ヒラニヤカシプの犠牲となってしまいました。

一説では、このホーリカーの犠牲を、ホーリー祭として感謝するといわれています。

また他の説では、クリシュナに関するものがあります。

いたずら好きであったクリシュナは、愛するラーダーや他のゴーピーに色粉をつけて遊んでいたといわれます。また色白のラーダーに不満を抱いた色黒のクリシュナは、母に言いつけ、母がラーダーの顔に色粉を塗ったともいわれています。
この風習が広まり、クリシュナの聖地ヴリンダーヴァンやマトゥラーでは、16日間に渡ってホーリーが祝われるようです。

その他の説では、カーマデーヴァやシヴァ、プータナーに関するものもあります。
しかし、どの説でも、善が悪に打ち克った勝利を祝うことが、このお祭りの起源になっているようです。

礼節の厳しいインドでは、唯一の無礼講が許されるお祭りとして有名ですが、色粉による健康被害も少なくないようですので、何事もほどほどにした方がよいかもしれませんね。




その他の動画

参照:
ホーリーフェスティバル http://www.holifestival.org/
ホーリー、wikipedia, http://en.wikipedia.org/wiki/Holi
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179 | 180 | 181 | 182 | 183 | 184 | 185 | 186 | 187 | 188 | 189 | 190 | 191 | 192 | 193 | 194 | 195 | 196 | 197 | 198 | 199 | 200 | 201 | 202 | 203 | 204 | 205 | 206 | 207 | 208 | 209 | 210 | 211 | 212 | 213 | 214 | 215 | 216 | 217 | 218 | 219 | 220 | 221 | 222 | 223 | 224 | 225 | 226 | 227